磁器作家・藤吉憲典

磁器作家・藤吉憲典のこと

藤吉憲典(Fujiyoshi Kensuke)

作陶理念

花祭窯(はなまつりがま)藤吉憲典(ふじよしけんすけ)。
やきものが大好きで
大好きなことを仕事にできている幸せものです。

「肥前陶磁の価値を高める仕事をし
肥前陶磁の伝統技術・文化を後世へ伝える」

肥前陶磁(古伊万里、有田、鍋島などと呼ばれるものすべてを含む)の技法は、このままでは文献のなかに眠ってしまいます。

鍋島や柿右衛門のような国が保護するものは別として、本来あるべき肥前陶磁の良さが、機械化と低価格化、なにより携わる人たち(つくる人、売る人)の勉強不足で消えていこうとしていることに危機感を持っています。

伝統とは革新の積み重ねである一方、歴史や基本を大切にしてこそ新しい文化が生まれると考えます。
先人の残してくれた正しい形、基本の絵柄を継承すべき伝統とし、そのうえに自分がつくることの意味、オリジナリティ・アイデンティティを展開していきます。

時代に流されることなく、良いものは良い。
誇るべき肥前陶磁の文化、後世に伝えるべきものを作っていきます。

「Think globally, act locally」
世界に視野を広げ、地域視点の取組を。
魂に響く仕事はどんな文化とも共鳴できると信じています。
地方から世界へ、そんな仕事を発信します。

一人の手でつくるからこそできる仕事、
画一化・巨大化の対極にあるものづくりをします。

メッセージ

わたしには師匠がありません。
わたしをこの道に導いてくれたのは、窯元勤め時代に指導してくれた先輩たち。
そして、江戸時代の陶工が遺してくれた肥前陶磁の名品の数々。
かれらこそが、わたしの師です。

分業が当たり前の磁器の世界で、
かたちづくりから絵付けまで一人でつくっています。
一人の手でつくるからこそ成し得る価値を追求し、最大限に生かした「ものづくり」をいたします。

器もアートも、特別な空間で畏まって対峙するべきものではなく
日々の生活に彩りを添えてこそ価値があると考えます。
わたしたち日本人は古来より、暮らしのなかで美を楽しんで参りました。
伝統工芸文化と現代のアートを繋ぐ仕事を展開していきます。

藤吉憲典

略歴

■1966年~
熊本県玉名市生まれ。
小学校から佐賀県嬉野育ち。
■1981年~
佐賀県立有田工業高等学校デザイン科入学。
毎日絵を描く日々。
■1984年~
東京でグラフィックデザイナーとして就職。
■1989年~
佐賀に帰省、やきもの業界へ。
有田の複数の窯でデザイン・商品開発担当。
■1997年~
佐賀県江北町に花祭窯を独立開窯。
■2012年~
福岡県福津市津屋崎に工房移転。

主な展覧会

■2016年 銀座黒田陶苑(東京都中央区銀座)

■2016~2015年 Sladmore Contemporary(UK,ロンドン)
■2015~2005年隔年 桃居(東京都港区西麻布)
■2015~2005年毎年 ギャラリー縄(大阪市中央区南船場)
■2015~2006年不定期 壺中樂(鹿児島市吉野町)
■2015~2012年隔年 うつわももふく(東京都町田市)