『新しい分かり方』(中央公論新社)

読書『新しい分かり方』(中央公論新社)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『新しい分かり方』(中央公論新社)

「a new way of understanding」。

表紙とタイトルに引き寄せられて手に取った一冊です。

わたしがここ数年考え続けているテーマの一つが「『見る』とはどういうことか」なのですが、本書では「『分かる』とはどういうことか」を投げかけています。「見る」つまり「ものの見方」=「分かり方」といえるので、ここでは「見る」「分かる」「知る」などをほぼ同じ意味で使えると思います。

このように書いてくると、なんだか高尚なテーマのように見えなくもありませんが、実のところ、ページを開けば面白い実験が次々に繰り出されます。読むための本というよりは、取り組んで楽しめる本。自分がいかに日頃から固定観念に縛られて「分かっている」かを、ゲーム的に突き付けてくれます。頭を柔らかくしたい人にお薦め。

巻末の著者紹介文のなかに、「NHK教育テレビ『ピタゴラスイッチ』」という文字が入っているのを見て納得(^^)

※福津市カメリアステージ図書館の選書ツアーで本書が館の蔵書に選ばれました。カメリアステージ図書館でも借りることができます(^^)

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯(はなまつりがま)の内儀(おかみ)であり、Meet Me at Artを主宰するアートエデュケーターでもある、ふじゆり のブログです。