読書『浮世の画家』(ハヤカワepi文庫)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『浮世の画家』(ハヤカワepi文庫)

カズオ・イシグロ本、追っかけ継続中です。写真は、本の内容とはまったく脈絡なく、我が家の画家の図。

『浮世の画家』。 読みながら「これ、どこかで読んだことがある」という、デジャブ=既読感を感じました。初めて読んだので、別の本で同じ気持ちになりながら読んだということです。それが昨年読んだ『充たされざる者』(カズオ・イシグロ著)だったと気づくのに時間はかかりませんでした。

『充たされざる者』の読後ブログはこちら。

『充たされざる者』の舞台はあるヨーロッパの町、『浮世の画家』の舞台は戦前(回想)から戦後の日本。『充たされざる者』の主役は音楽家、『浮世の画家』の主役は画家。『充たされざる者』は全948ページ、『浮世の画家』は278ページ。

舞台も設定も本のボリュームも、ずいぶん異なります。ストーリー展開も、もちろんまったく違います。 にもかかわらず、「読んだことがある」という気がしました。

わかりやすく似ているところと言えば、主人公が「芸術家」的職業であることぐらいでしょうか。かといって芸術家的な職業であるということに、確固たる必然性があるとも思えませんでした。芸術家的な気質であるということは前提になっていたのかもしれませんが。

この既視感の理由は、それぞれの本に書いてあった内容自体に対するものではなく、おそらく書いてあった内容からわたしが個人的に受け取ったことに共通なものがあったのだな、ということがわかるのに、少し時間がかかりました。

うーん。深いです。無意識に、ずいぶん深いところで受け止めているのかもしれないという気がします。カズオ・イシグロ作品、次もますます楽しみになってきました。

読書『異邦人』(PHP研究所)

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読書『異邦人 いりびと』 (PHP研究所)

久しぶりに原田マハさん。異邦人と書いて「いりびと」。写真は昨年訪問した京都の風景。

日本国内のアートシーンのひとつの側面を垣間見ることのできるストーリー!? 真偽のほどはわかりませんが、 ギャラリー、ギャラリスト、コレクター、アーティスト、その師弟関係など、いかにもありそうな業界的な人間関係が描かれていて、野次馬的な面白さでした。

中盤以降、書き急いでいるような感じがしたのは気のせいでしょうか。結末もなんだかあっけなく。これまでの原田マハさん作品の濃さを考えると、勝手にものすごく期待をしていたので、物足りない感じがしたというのが正直な感想でした。

もう一度、途中からじっくり書きなおしてくださったら、長くなっても、結末が変わってもいいので(笑)喜んで続きを読みたい本です。

2019英語はじめ。

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2019英語はじめ。

ダンナ・Ceramic Artist 藤吉憲典が、ついに年頭の決意で「少しは英語でコミュニケーションできるようになりたい」と言ったので、今年はその言葉尻を捕らえたその場で、知り合いの英語の先生に連絡。

写真は、英会話学習に使う教科書を「今持っている本から選んでみましょうか」という先生からのご提案に物色してきた各種英語本。

ロンドン個展台湾訪問上海個展と機会をいただくなかで、やはり少しは英語で直接コミュニケーションしたいという思いが重なってきたようです。それはわたし自身も同じ思いで、訪問するたび「もっと思うように伝えることができたら」と繰り返し感じています。

わたしが習っているのは、花祭窯から自転車で5分のところにあるブループラネット英会話スクールのカナダ人の先生。今年からダンナに教えてくださるのは、これまたご近所、自転車で5分のところにおられる、スコットランド人のご主人と日本人の奥さまのご夫妻。

多様な英語を聴くのがいいよね、ということで、あえて学び先を変えました。それが無理なくできる津屋崎。ローカルエリアでありながらその気になればいつでも「英会話を学ぶ環境」が整っている凄さ。ありがたいです。

【告知】世界史を建築家の視点で学ぶ! 第5回ロマネスク・ゴシック

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【告知】世界史を建築家の視点で学ぶ! 第5回ルネサンス・バロック

2019年福岡acad.の活動は、「世界史を建築家の視点で学ぶ! 第5回ルネサンス・バロック」でスタートです! 写真はドイツ・ミュンヘンにあるバロック期の「過剰装飾な教会」ザンクト・ヨハン・ネポムク聖堂。 あらためて、本年もよろしくお願い申し上げます。

株式会社藤井設計室の藤井昌宏さんを講師にお迎えして学ぶシリーズ。おかげさまでシリーズ5回目の開催です。

世界史を建築家の視点で学ぶ! 第5回ルネサンス・バロック

講師:株式会社藤井設計室・藤井昌宏氏

木原千利建築設計事務所を経て、藤井建築設計室を開く。店舗・住宅・病院などのほか、ハウステンボス、阿蘇ファームランド、ひらかたパークなどエンターテイメント性の高い設計管理を得意としている。2017年に全体リニューアルした「かしいかえん」の設計監理は遊園地の大規模リノベーションとして、エンターテイメントビジネス業界で注目を集めている。(https://www.facebook.com/Fujii.Design.Office/

<日時>2019年1月26日(土) 18:30 – 21:30

<会場>メイトム宗像 1階101会議室

<住所>福岡県宗像市久原180 

<参加費>3000円(※学生は1500円)
※軽食と飲み物付。

<申込方法>FBイベント「福岡acad. 世界史を建築家の視点で学ぶ! 第5回ルネサンス・バロック」ページにて「参加」ボタンを押してください。追って事務局より確認のメッセージを差し上げます。
メッセージでの確認完了をもって、正式申込といたします。

※キャンセルについて:軽食準備の都合上、1月24日(木)17時以降のキャンセルは100%(3000円※学生は1500円)申込者の負担となります。何卒ご了承くださいませ。

<スケジュール>
18時~ 開場・受付開始
・お飲み物と軽食をご用意しております!(参加費に含まれています)

18時半~ スタート

・スライドショー講座スタート。
・途中休憩をはさみます。

20時半~ 交流タイム
・質疑応答&意見交換会

21時~ ・アンケート記入。自由解散。
・閉場時間まで、名刺交換等ご自由にお過ごしください。
(注意)勧誘・営業行為などは厳禁です。社会人としてのマナーを守れない方は、退場&今後の参加をお断りいたします。

21時30分 閉場

<申込方法>
FBイベント「福岡acad. 世界史を建築家の視点で学ぶ! 第5回ルネサンス・バロック」ページ にて「参加」ボタンを押してください。追って事務局より確認のメッセージを差し上げます。

福岡acad.については、こちらでご紹介しています。
https://meetmeatart.wixsite.com/f-acad

学芸員技術研修会「博物館教育」@佐賀県立博物館・美術館。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

学芸員技術研修会「博物館教育」@佐賀県立博物館・美術館。

新年最初の学芸員研修会は、佐賀県立博物館・美術館での「博物館教育」。もと宮城県立美術館教育担当学芸員・齋正弘先生による講義と演習。 写真は会場となった佐賀県立博物館のエントランスホール。

齋先生の美術館教育の講座を初めて受講したのが2016年度。3年度目の今回は、過去2回に比べてもさらに「哲学的な研修」になっていました。

以下備忘。

  • 美術家は「第一次産業家」である。
  • コンセプトを明確にして、出来るだけ単純化する。
  • 「カンディンスキー後」の発明は?
  • 「開けてはいけないところを開ける」の「美」的インパクト。
  • 美意識はその背景に積み重なったもので決まる。
  • 話を聴いてもらうには、周波数を合わせることが必要。
  • 比較・対比できる(=ものがたくさんある)のが博物館・美術館の良いところ。
  • schooling、teaching で出来ないことを「education」で行う。
  • teacher→instructor→interpreter→facilitator
  • 本来的な「ワークショップ」とは「ゴールを目指さない」で「拡散していくことを肯定」できる活動。
  • 知識を教えるのは学校でやればよいこと。
  • 文化財はいかようにも使える。
  • 地域の文化を活性化して「文化で飯が食える」ができる地域にするには、地域の美術館・博物館の役割が重大。
  • 「個別に相談にのる」の徹底。
  • 「わたし(専門家)はどう見ているか」をオープンにする。
  • 「美術家になる人」「美術を使って何かをする人」「美術を使ってより生活を豊かにする人」
  • 子どもの時どんな体験をしたら、高校生になった時にデートコースに「美術館・博物館」を入れるようになるか。
  • 「無駄なこと・ものをどれだけ見たり知ったりしているか」が肝。
  • 同じ土俵に載らない。此方の土俵を提案する。
  • 美術館・博物館の一番大きな役割は「education」。

(齋正弘先生の講座より)

とても本質的なお話とワークショップでした。館所属の学芸員さんたちにとっては、成果を現場に落とし込むには、難しさを感じる研修だったかもしれません。わたしは個人でやっているからこそ、すぐに取り入れていきたいと思います。

毎回素晴らしい研修機会をコーディネイトしてくださる九州産業大学の緒方先生に、心より感謝申し上げます。

学芸員連続講座、最終回。

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学芸員連続講座、最終回。

博物館マネジメント人材育成事業」の一環である連続講座「2025年問題に向けた高齢者の健康と博物館の役割」。第1回目「コラージュ第2回目「園芸療法第4回目「回想法第5回目「音楽療法」そして最終回は、これらを総括した考察の時間となりました。

写真は、会場となった九州産業大学。

この連続講座の大きな目的のひとつは、博物館が地域で果たす役割を来たるべき「高齢化社会」に紐づけしたときに、各館・各学芸員がそれぞれの地域でどのような案を見出し、どうすれば実現できるかを考えていくことにありました。

それをより現実に照らして考察するための最終回は、「高齢者の医療とケア」の実態を千鳥橋病院(福岡市博多区)の有馬泰治先生から、「2025年問題に向けた福岡市の取組み」を福岡市保健福祉局の木本昌宏氏から、教えていただくことからはじまりました。

5回の連続講座を振り返ってのワークショップでは、自治体の博物館・美術館学芸員の方々はもちろん、医療・福祉系の専門家・経営者、大学の先生、芸術を専攻する学生さんなどなど、さまざまな立場からの考えをお聞きすることができました。

この連続講座で得たものを、わたし個人としては、生涯学習のプログラム内容への反映という方法で、地域に還元していくことができそうだと考えています。実地で生かしてこその学び。どのような成果が出せるか、ワクワクしています。

事務局の九州産業大学の緒方泉先生はじめ九産大の先生、準備などで動いていらっしゃった学生さんたち、各講座で講義を担当してくださった先生方、一緒に学びを深めてくださった参加者の皆さんに、心より感謝いたします。ありがとうございました。

読書『わたしたちが孤児だったころ』(早川epi文庫)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『わたしたちが孤児だったころ』(早川epi文庫)

カズオ・イシグロブーム、続行中のふじゆりです。発刊された順番を考えずに読んでいたのですが、直前に読んだ『充たされざる者』のイメージとの既視感を覚え、思わず順番を確認していました。

『充たされざる者』が1995年、その次作が2000年の『わたしたちが孤児だったころ』で、偶然ですが、わたしの読んだ順番と合っていました。なるほど納得です。

『わたしたちが孤児だったころ』の訳者あとがきで「語り手でもある主人公が嘘をつく」というような解説があり、それが独特の世界観を生み出しているのですが、この世界観は『充たされざる者』で極端にしつこく(笑)描かれていたもので、その名残が『わたしたちが孤児だったころ』にもあったなぁ、という感じでした。

「語り手でもある主人公が嘘をつく」 。そのために物語のあちらこちらに矛盾やほころびが生まれ、読み手は違和感に苛まれます。この違和感に対峙しながら読み進めるのは、モヤモヤを楽しむ余裕が無いと難しいかもしれません。これは『充たされざる者』のほうが顕著ですが。

語り手でもある主人公が嘘をつくのは、「嘘をついてやろう」という意図のもとではありません。もちろん語らせているカズオ・イシグロさんには大いなる意図があるのですが(笑)。いわば語り手の「記憶の取り違え」や「思い込み」をベースに話が進む。決して本人には嘘をついているつもりはない。だからこそ読者は袋小路に迷い込む…。

でも、これは実は、自分の人生を見つめる自分の目線そのものだということに、気づかされてハッとしました。実際どうであったか、ではなく、その時自分はどうとらえていたか、ということ。そのことが自分にとっては事実よりも最も重要であったということ。

過去の事実は変えることはできないけれど、その事実をどう認識するか、捉え方・解釈を変えることはできる。そんなことも考えさせられる本でした。

2018 読んだ本ベスト5!

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

2018 読んだ本ベスト5!

「2018 一番使っている英語本」ベスト3を出したので、まだ何冊か2018年中に読む本は有りそうですが、とりあえず現時点での振り返り。当初こちらも「ベスト3」にしようと思っていたのですが、あらためて年初からの記録を見直すと、「あ!そうだ!あの本も!」とどうしてもタイトルを紹介したい本が増え…結果としての「ベスト5」です(^^)

第5位『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)前野ウルド浩太郎著

本書を「勢い余って1冊余分に買ってしまった」お友だちが分けてくださった本(^^)表紙のインパクトに膨らむ期待感を裏切らない面白さでした。笑いながら読みましたが、「好きなことを仕事にする」とはどういうことなのか、実は哲学的な葛藤も含んだ本です。

第4位『英語でアート』(マール社)佐藤実・宮本由紀共著

「2018 一番使っている英語本」では使用頻度という意味で第2位でしたが、全ジャンルの「本」として見たときに、唯一ベスト5に入った英語本です。ほんとうにお世話になりましたし、とっても勇気づけられました。

第3位『イギリスと日本ーその教育と経済ー』(岩波新書)
森嶋通夫著

直方谷尾美術館の古本BOXで偶然出会った1冊。思いがけず子どもの成長を見守るうえで、一つの指針になった本です。

「教育とは個人の持っているいろいろの資質を耕す(カルティベイト)ことであって、型にはめることではないと考えているようです。その結果、教育と文化(カルチュア)が直結する」(本書より)

第2位『15の夏』(上・下)(幻冬舎)佐藤優著

まだ読み終わったばかりですが、わたしにとって質・量ともにボリュームの大きな本でした。いろいろなことを考えさせられました。教育のこと、仕事のこと、政治のこと、「国」というもののこと、国際交流について、哲学的なこと、教養とはなんぞや…

第1位『日の名残り』(早川書房)カズオ・イシグロ著

今年はわたしにとって「カズオ・イシグロ元年」でした。『遠い山なみの光』『わたしを離さないで』『日の名残り』『充たされざる者』『わたしたちが孤児だったころ』…。

今年は思いのほか「分厚い本」を読破することができました。気持ちに余裕が無いと後回しになりがちな「分厚い本」。今年は読書時間を確保できたということですね。ありがたいことです。

一番使っている英語本 2018。

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一番使っている英語本 2018。

ここ数年、毎年3冊以上は購入してきたと思われる英語関連本。書評に釣られてついポチっとしたり、本屋さんで衝動的に購入するのはそろそろやめにしようと思います(笑)そのためにもまずは手元に持っている本のなかで、自分が実際に使っている英語本を確認してみようと思いました。ちなみに「2018」というのは、わたしが2018年に一番使った、という意味であって、刊行された年とは必ずしも一致しませんので悪しからず<(_ _)>

「一番」というからには1冊を選ぶべきなのでしょうけれど、ふじゆり的ベスト3はこちら!

第3位:『会話もメールも 英語は3語で伝わります』(ダイヤモンド社)中山裕木子 著

主に日常的に海外の方とおしゃべりするときの会話で役に立っています。流暢な英語をしゃべることができなくても、ちょっとした視点の切り替え=「3語で組み立てる」を意識することで、少し楽に伝えることができると実感しています。これが習慣としてしっかり身につけば、もっと会話がスムーズになるだろうな、と思います。

第2位:『英語でアート』(マール社)佐藤実・宮本由紀 共著

アーティストのポートフォリオを作成したり、そのポートフォリオをメールや手紙で送ったり、という、まさに実践的なところで役に立っています。「こういう本が欲しかった!」をかなえてくれた本です。

下の画像は、この本に倣ってつくった藤吉憲典のアーティストポートフォリオ。A4で1枚にまとめることを意識してつくったものです。この1枚に「なにを入れるのか、どう入れるのか」。英語での表現ということだけでなく、海外に向かうアーティストにとって必要な基本もおさえることができます。

Ceramic artist Kensuke Fujiyoshi portfolio
Ceramic artist Kensuke Fujiyoshi portfolio

第1位:『英語のお手本 そのままマネしたい「敬語」集』(朝日新聞出版) マヤ・バーダン 著

英文メールを書くときに手放せない本です。現在、仕事上もっとも英文メールを送る頻度が高いのは、ロンドン宛。メールは書くのに時間をかけることができる分、内容がわかりやすいようにはもちろん、出来るだけ丁寧に、失礼にならないように、を意識しています。この本で紹介されている、英語での敬語の使い方を駆使してメールの文章を作成しています。

おかげで、実際に会って話をすると「メールの英文はいつもとても素晴らしいけれど、ほんとうに自分で書いているの?」と、あまりにも会話英語が拙いことに驚かれてしまいます(汗)良いやら悪いやら…だからやっぱり、会話力ももっとつけて行かないといけませんね。

読書『サピエンス全史』(河出書房新社)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『サピエンス全史』(河出書房新社)ユヴァル・ノア・ハラリ著

『サピエンス全史』上下巻。副題は「文明の構造と人類の幸福」。2016年初版の発行時からずっと気になっていた本を、やっと読みました。

人類の進化の歴史と、その結果起こっていること、起ころうとしていることを説き・問題提起しています。人類史・文明史を生物学的な側面、科学技術的な側面から眺めるだけでなく、哲学的にも社会学的にも考察することを求められる本。

わたしが上巻で引っかかったキーワードは「虚構」。そして「客観的現実」と「想像上の現実」。下巻では、章題にもなっている「文明は人間を幸福にしたのか」。そして最終章で提起される「私たちは何を望みたいのか?」。

上巻を読みはじめて気がつけば、つい先日聞いてきたダライ・ラマ法王の法話の内容が、ずっと頭に浮かんでいました。「空(くう)である。すなわち、すべてのものには微塵たりとも実体性が無い。実体があると勘違いするから、そこに執着その他が生まれる」というお話。

背筋が寒くなるような示唆もありましたが、事実そのような危惧のある現代に生きている者としては、読むべき本、読んでよかった本だと思いました。ボリュームがあり消化しきれなかった感があるので、また時間をおいて繰り返し読もうと思います。