Meet Me at コラージュ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

Meet Me at コラージュ。

コラージュを使ったお試し講座を実施しました。「Meet Me at コラージュ」というのはわたしの造語で、「コラージュ作品をつくることで自分の内側と向き合う」というほどの意味です。

コラージュは、誰でも気軽にできるアートの表現技法のひとつです。絵が下手でも、手先が不器用でも関係なく楽しめるのが、コラージュ制作の良いところ。雑誌やカタログやチラシなど、不要な印刷物のなかから自分の気分にフィットするビジュアルイメージを切り抜いて好き好きに貼っていくだけで、その時の自分を表す作品が出来上がります。

「なんだか、すごくすっきりした」

今回のご参加者の感想の一言が、コラージュという表現によって内側を解放した効果をストレートに物語っていました。

一番の魅力は、そうして出来上がった自分の作品に向き合うことで、自分自身の状態が確認できたり、課題を整理できたりという、副次的な効果が得られることです。また一緒に作業をする仲間から感想を聞くことによって、自分では気づかなかった「作品の意味」が広がっていきます。

学芸員研修のなかでコラージュの可能性を感じて以来、そんなコラージュの魅力をどう伝えていくかをずっと考えてきました。今回のお試し講座では、解説や解釈を広げていくタイミングで、どのようにアプローチするのがより望ましいか、参加者の方から具体的な助言をいただくことができました。

ご協力くださったお友だちに、心より感謝です!

 

 

読書『日本美術全史』(講談社学術文庫)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『日本美術全史』(講談社学術文庫)

『日本美術全史 世界から見た名作の系譜』田中英道 著。

写真上段は、我が家にある「日本美術史」の教科書『小学館ギャラリー 名宝日本の美術』シリーズ。

このところ西洋史や西洋美術史の本ばかり読んでたので、では日本の美術史は?と思ったときに、「日本美術史の本、全然読んでない!」。というよりは、「美術史」のなかに登場すべき分野が、それぞれ別のものになっていたことに気づきました。

わたしの場合、例えば「仏教美術」であったり「陶芸の歴史」であったり、「考古学的遺物」であったり「民俗学的遺物」であったり。日本の美術、つまり絵画や彫刻や建築などを学ぶときに、「日本美術史」というまとまった形ではなかったことに思い至りました。

そんなとき、タイミングよく目に留まったこの本、『日本美術全史』。その「はしがき」と「はじめに」を読んで、なるほど納得。日本の古代からの「美術史」は、日本史の時代区分のなかだけで論じられることが多く、西洋美術史を語る場合の方法とはずいぶん異なるのですね。

あとがきまで含めて559ページの分厚い文庫本ですが、巻末に「作品索引」と「作者索引」が載っているため、美術館巡りや寺社仏閣めぐりの際の解説本として、強い味方にもなりそうです。

 

並べるということ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

並べるということ。

6年目となった中学生職場体験も本日が最終日。今年も「陳列棚の掃除と器並べ」をお願いしました。器を一度すべて別の場所におろし、棚を拭き上げ、器も拭き上げて、また棚に戻してもらいます。

ワレモノなので、最初に扱い方の注意をします。両手で扱う、低い位置で扱う、など。「拭く」作業では緊張している中学生ですが、棚も器もきれいになって、「並べる」作業になると嬉々とした表情になります。

たかが「並べる」、されど「並べる」なのだと思います。色も形も様々な器を、制約無しに「思うように並べていいよ」と伝えると、ただ折り目正しく並べるという以上に、創造性を働かせた並べ方をしてくれるのが、見ていて楽しいです。

染付の器 藤吉憲典

藤吉憲典 干支の酉

藤吉憲典 カブトガニ

単調になりそうな仕事も、思い入れようで楽しくなる。そんな仕事ぶりを見せてもらいました(^^)

 

気がつけば、半獣半人。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

気がつけば、半獣半人。

ダンナ・磁器作家の藤吉憲典の作品解説シリーズ。

もともと「半獣半人」というテーマを決めていたわけではなく、シリーズ化する意図もまったくなかったけれども、思うままにつくっていたら増えていた。というのが実際のところのようです。無意識に惹かれるものがあるのでしょうね。

タイガーファミリー 藤吉憲典
タイガーファミリー 藤吉憲典
サイの戦士 藤吉憲典
サイの戦士 藤吉憲典
ドラゴンキッズ 藤吉憲典
ドラゴンキッズ 藤吉憲典
藤吉憲典 RED WOLF
レッドウルフ 藤吉憲典
ドラゴンキング 藤吉憲典
ドラゴンキング 藤吉憲典
人魚 藤吉憲典
人魚 藤吉憲典

古代遺跡の壁画に残っていたり、神話に登場したり、妖精であったり、悪魔の化身であったり。古今東西を問わず、畏怖すべき対象として存在する「半分、人」というモチーフは、想像力・創造力を働かせる仕事をする人にとっては、見過ごすことのできない魅力的なテーマのようです。

 

 

カバのウィリアムさん。by藤吉憲典

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

カバのウィリアムさん。by藤吉憲典

つい先日、お友だちがニューヨーク土産・カバのウィリアム君の絵葉書の写真をフェイスブックにアップしていました。そこで我が家の「カバのウィリアムさん」の話を。

The Metropolitan Museum of Art ニューヨーク・メトロポリタン美術館。昨今大きな美術館のミュージアムグッズはますます充実しています。William the Hippo はもうずいぶん長いこと、メトロポリタン美術館の「顔」で、ニューヨーク土産のひとつとしても大人気のようです。

もともとは古代エジプトの副葬品としてつくられ、発掘されたお墓から出てきたもの。厄災を封じ込める縁起物としての役割があったようです。描かれているのはロータス(蓮)の文様で、古代エジプトから現代の仏教にもつながる、文化の流れを感じさせてくれます。ロンドンの大英博物館でも、同様のカバの姿を見ることができます。

我が家にこのウィリアムさんが初めてやってきたのは、かれこれ10数年前。息子の1歳の誕生日に、お友だちがニューヨークから「ウィリアムさん型の子ども向けリュック」を贈ってくれたのでした。その愛嬌に、家族一同一目惚れ。で、できあがったのが、上の写真のような藤吉版カバのウィリアムさん。

藤吉憲典の手から生まれたカバは、これまでに8頭か9頭。それぞれ、コレクターさんのもとで愛されています(^^)

Hippo Pot, gazing

 

【開催報告】福岡acad.住まいづくりのセンスアップ建築講座「アール・ヌーヴォー」

こんにちは。Meet Me at Art 藤吉有里です。

【開催報告】福岡acad.住まいづくりのセンスアップ建築講座「アール・ヌーヴォー」

福岡acad.の建築の歴史講座、福岡市内・天神での初開催となりました。

(※福岡acad.はアート、工芸、建築、デザインに効く勉強会を企画するプロジェクトです)

平日、水曜日の午後とあって、住宅関係のお仕事をなさっている方や、フリーで仕事をなさっている方、経営者の方などが参加してくださいました。

以下、備忘。


  • アーツアンドクラフツ運動→アール・ヌーヴォー。
  • 日本文化の影響。
  • 小紋、連続文様、浮世絵。
  • 構造+装飾。
  • 絵画と立体装飾の連続性。
  • 貴族のための装飾ではなく、産業革命以降生まれた富裕層のための装飾。
  • 建築における「鉄」の出現。
  • 石造りから鉄・コンクリート造りへ。
  • 量産できる装飾、機能のある装飾、構造とは関係のないところでの装飾。
  • アカデミックに反する創作風潮。
  • 新しいものと古典的なもの。
  • 時代背景‥チャップリン、アインシュタインの相対性理論、アンリ・ルソー、ピカソ、クリムト、フォードのモデルT、ルイ・アームストロング、カラヤン、ゴッホ、マネetc…
  • バウハウス。
  • 現代にアール・ヌーヴォーが好きな人が多い理由=手仕事へのあこがれ?
  • わたしたちが見ているものは、運良く遺っているもの。

暑いなか足を運んでくださいました皆さま、ほんとうにありがとうございました。そして、会場を提供してくださいました、にしてつ住まいのギャラリー天神サロンさん、ありがとうございました!

 

宮崎・MOE展行ってきました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

宮崎・MOE展行ってきました。

さて宮崎旅。初日の宮崎県立美術館スタジオジブリ・レイアウト展につづき、二日目はみやざきアートセンタにて開催中の

MOE 40th Anniversary 5人展

観に行って参りました。

みやざきアートセンター http://miyazaki-ac.com/

5人の絵本作家さん、絵本や絵は「どこかで観たことがある!」という方々ばかりでしたが、名前は存じ上げませんでした。そんななか、わたしの個人的なヒットは、ある絵の作者が「ヒグチユウコ」という人であるとわかったこと。

このインパクトとシュールさ。どこかで見て、いいなぁ、と思っていたのをすっかり忘れていましたが、思いがけずMOE展で再会できました(^^)

原画、よかったです。こちらの展覧会でも、SNS向けのフォトスポットと小物が充実。塗り絵コーナーがあって、色鉛筆が用意してあったので、思いがけず塗り絵にハマり。グッズ販売コーナーも充実していました。絵本『ギュスターヴくん』最高です(^^)

こちらは9月2日(日)まで。

 

宮崎・ジブリ展行ってきました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

宮崎・ジブリ展行ってきました。

昨年、学芸員研修でご一緒した宮崎県美術館の学芸員さんから、ジブリ展を企画していると聞いて興味津々楽しみにしていたもの。宮崎まで電車で5時間。夏休みを利用して行って参りました。

宮崎県立美術館 http://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/

スタジオジブリ・レイアウト展特設サイト
http://www.the-miyanichi.co.jp/special/ghibli/miyazaki/

見応えがありました!

実を言えばそれほどジブリ作品が好きというわけではなく、映画館で見たのは「もののけ姫」と「千と千尋の神隠し」と、はるか昔にさかのぼって「アルプスの少女ハイジ」くらい。元来アニメ・ジブリ好きのダンナと、その影響を少なからず受けている息子が楽しんだらいいな♪くらいの気持ちでしたが、どっこい

原画の力を感じました。

モノクロあるいは色鉛筆でささっと色を付けた原画に、アニメーション以上の動きを感じました。タイトルごとに、力の入り具合までも見えてくるのが生々しくて、すっかり夢中になって観ていました。思わずダンナに「アニメより原画のほうがいいね」といってしまったものも。

SNSでの拡散を意識したフォトスポットも随所に設けられ、文字通り子どもから大人まで、ファミリーもカップルも楽しめる展覧会でした。おススメです(^^)

9月17日(月・祝)まで開催中です。

宮崎県立美術館 スタジオジブリ・レイアウト展
http://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/box/tokubetsu.html

 

【開催報告】福岡acad.建築の勉強会シリーズ 第2回エジプト・ローマ

こんにちは。Meet Me at Art 藤吉有里です。(Meet Me at Artは「アートを使って自分に出会う」をテーマにさまざまなサポートを展開いたします)

【開催報告】福岡acad.建築の勉強会シリーズ第2回エジプト・ローマ

当日は夏休み最後の週末でもあり、集客が思うようにいきませんでしたが、少人数ならではの、ざっくばらんで濃い勉強会となりました。

以下、備忘。


  • 原始~古代。どこからが「建築」か?ストーンヘンジ?
  • 古代エジプトでピラミッド等の建築現場で働いていたのは、奴隷ではなかった。
  • 余剰→インフラ整備→王様の権力の象徴物の制作
  • 過剰さ。どうしてそんなものをつくるのか?
  • 具象と写実。使い分け。
  • アルカイック=はじまりのもの
  • エジプト・メソポタミア→ギリシャ→エトルリア・ローマ
  • セブンワンダーズ
  • 王家の谷は撮ってはいけない。
  • 写し、真似の文化。
  • 「てっぺんに何か載せる」
  • 縦に伸びるイメージ→男性。横に広がるイメージ→女性。
  • 現代の発想で考えても仕方のないこと。
  • きれい・美しい→残そうとする。遺る。(運もある)

この日の最大の個人的トピックスは、「ネフェルティティ」に似ていると言われたこと。なんとも光栄なことです。どなたかネフェルティティ仕様の帽子(冠?)をつくってくださったら、謹んで被らせていただきます(笑)

写真はWikipediaより拝借した、ネフェルティティの胸像(ベルリンの国立博物館所蔵)。紀元前1345年に制作された彩色石灰岩彫刻ということで、このようなきれいな状態で残っているのは、すごいことだと思います(贋作の議論もあるということです)。

ともあれ、大笑いあり、マニアックな情報提供ありの、濃密な時間でした。お忙しいなかご参加くださいました皆さま、ほんとうにありがとうございました!

 

福岡acad.住まいづくりのセンスアップ建築講座「アール・ヌーヴォー」

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

福岡acad.住まいづくりのセンスアップ建築講座Ⅰ
~アール・ヌーヴォー~

写真は、ベルギー・ブリュッセルにあるオルタ邸。

メイトム宗像でスタートした、福岡acad.の建築講座シリーズ。福岡市内でも別シリーズをスタートすることになりました。

福岡市内では、第1回目の開催場所として「にしてつ住まいのギャラリー天神サロン」をお借りすることになったため、場所にちなんで「住まいづくりのセンスアップ建築講座」をテーマとして、よりカジュアルな内容を予定しています。どなたでもご参加いただけます。

第1回目のテーマは、アール・ヌーヴォー。講師を務めてくださるのは、株式会社藤井設計室・藤井昌宏氏です。


福岡acad. 住まいづくりのセンスアップ建築講座Ⅰ
~アール・ヌーヴォー~

歴史的な建築物を写真スライドを見ながら学びませんか。今回のテーマは「アール・ヌーヴォー」。世界各地の名建築をその目で見てきた、株式会社藤井設計室・藤井昌宏さんによる解説です。

講師:藤井昌宏さん‥‥木原千利建築設計事務所を経て、藤井建築設計室を開く。店舗・住宅・病院などのほか、ハウステンボス、阿蘇ファームランド、ひらかたパークなどエンターテイメント性の高い設計管理を得意としている。昨年(2017年)全体リニューアルした「かしいかえん」の設計監理は遊園地の大規模リノベーションとして、エンターテイメントビジネス業界で注目を集めている。

日時:8月29日(水)14時~2時間程度(受付13時半より)

参加費:1000円当日受付でお支払いください。

会場:にしてつ住まいのギャラリー天神サロン
福岡市中央区天神2-11-2ソラリアステージM2F


アクロス福岡おでかけナビでもご案内しています(^^)
福岡acad. 住まいづくりのセンスアップ建築講座Ⅰ~アール・ヌーヴォー~https://acros-info.jp/events/15851.html