2016藤吉憲典展覧会ふりかえり。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

街に出ると道路もお店もなんだか人も車もたくさん。クリスマスが終わり、一気に年末モードですね。

さて2017年の予定をご紹介する前に、

2016年の藤吉憲典展覧会ふりかえり。

今年は「初めて」の多い年でもありました。


<3月>岡山・ギャラリー栂(とが)さん

やきものの里・備前からほど近い山里にギャラリーをお持ちの栂さんでの個展。オーナー栂さんが津屋崎まで足を運んでくださって、たくさんお話しをして、今回の個展が決まったのでした。藤吉憲典は栂さんではもちろん、中国地方での初めての個展でしたが、地元のお客さまがたくさんいらしてくださり、とても嬉しい出会いとなりました。

<5月>ロンドン・Sladmore Contemporary

2015年にロンドンSaatchi Galleryでのアートフェアデビューに続いて、企画展のチャンスをいただきました。展覧会“Five Ceramicists”は、ロンドン、韓国、日本からSladmoreに所属する5名の陶芸家による企画展。どんなお客さまが自分の作品を見に来てくださるのか、Sladmoreの常連のお客さまの反応を直接感じることができたようです。2017年の個展に向けて、嬉しく刺激的な機会となりました。

<6月~7月>熊本・SUNNYさん蕎麦猪口展。

今年3年目となったSUNNYさんのオープン記念展。4月の熊本地震で被災されながらも、いち早くお店を再開なさったオーナーの藤川さん。たいへんな状況のなか、少しでも熊本に元気を取り戻したいと、蕎麦猪口展も予定通り開催してくださいました。初日にはSUNNY訪問。お元気そうな姿を拝見して安心、こうして毎年お会いできることをあらためて喜びました。

<7月>銀座・黒田陶苑さん

オーナー黒田佳雄さんとお会いしてから3年を経ての黒田陶苑初個展。藤吉憲典は「原点回帰」をテーマに、あらためて古伊万里に臨みました。おかげさまで、目の肥えたお客さまがたにも楽しんでいただけたご様子で、ほっと一安心。旧知のお客さまもたくさん足を運んでくださり、ありがたい個展となりました。次回再来年に向けて、早くも意欲が高まっています。

<12月>町田・ももふくさん

3回目となるももふくさんでの藤吉憲典展。個展初日は作家が腰かける暇もないほどにお客さまがお越しになり、感謝の一日となりました。女性のお客さまが比較的多いももふくさん。「お家で日常使いの器」をテーマに掲げた今回の個展は、久しぶりに「飯碗と湯呑」がたくさん。器選びを楽しんでいただけた様子の伝わる、とても嬉しい個展でした。

<12月>神戸・壺屋さん片口展

今年はじめにオーナーの岡本さんに初めてお会いしてから1年足らず。熱狂的な器好きのお客さまを抱える壺屋さんでの、作品紹介の機会をいただきました。今回は10名の作家のなかの1人として参加。おかげさまで出展作品すべて完売という嬉しい「壺屋デビュー」となりました。2017年には初個展の機会をいただいています。また新たなチャレンジです。


書きながら、今年いただいた素晴らしい機会に、あらためて感謝の気持ちがこみ上げてきます。

個展を主催してくださったギャラリーさんに、そしてその先におられるお客さまに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

神戸のギャラリー壺屋さんで片口展。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

快晴の朝です。

町田ももふくさんの個展、無事終了とのご連絡をいただきました。2日目以降も、遠方からもたくさんのお客さまがご来展くださったとのこと。ほんとうにありがとうございました。

さて12月は実はもうひとつ

神戸のギャラリー壺屋さんで
片口展に参加します。

壺屋さんでの企画展参加は初めて。
というよりは、この片口展が壺屋さんでの藤吉憲典のお披露目になるといったほうがいいかもしれません。

10名の作家による片口展ほとんどが茶陶の作家さん。
そんななか藤吉の片口がどんな個性で調和するのか。案内状に並んだお名前を拝見し、あらためて期待が膨らみます。

藤吉は4点の片口を壺屋さんにお届けいたしました。
さっそく「他の作り手さんの作品との共鳴感もすごく良い」と壺屋さんからご連絡をいただき、ひとまずはほっとしているところです。

「作品の共鳴感」

そうなんです。藤吉憲典はソロでの個展が多く、どなたかと一緒に展示、という機会が比較的少ないのですが、ほかの方の企画展を拝見するときにいつも気になるのが、全体としての雰囲気でした。複数の作家さんが一緒に展示してあることに意味を見いだせないと感じる企画展も少なくありません。

つくり手各々が素晴らしいものを出してこそ、違和感なく共鳴する空間が出来上がり、そこに複数の作家が関わる企画展の意味が生まれる。

そんな上質な空間を、壺屋さんで体験していただけることと思います。

―――――――――――――――――――

片口展
2016年12月17日(土)~12月25日(日)
午前11時~午後6時【期間中無休】

ギャラリー壺屋
神戸市東灘区御影本町6-2-25
TEL078-843-5288

壺屋さんの詳細はこちら。
http://www.tsuboya.co.jp/

12月10日(土)まで藤吉憲典展@町田ももふく

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

おかげさまで好評をいただいております。いよいよ今週末までとなりました

町田ももふくさんでの藤吉憲典展。

今回の個展に合わせて、ももふくさんが藤吉憲典の記事を書いてくださっています。ありがとうございます<(_ _)>

実は初日の晩、お食事をご一緒しながらオーナーの田辺さんがまずおっしゃったのは

「作品全体の雰囲気が、変わったような・・
なんだか、やわらかくなりましたよね!」

ということでした。
前回の個展からは約2年ぶり。
常設でもいろいろと扱ってくださっているので、常にリアルタイムの藤吉の器をご覧なのですが、それでもやはり個展というかたまりで眺めると、あらためて感じられるものがあるようです。

工房を津屋崎に移転して、山から海へと制作環境も大きく変わりました。
また、「ものづくり」に真摯に取り組む異分野のプロフェッショナルな友人が近所に増えました。・・そんなようなことが、作品にも反映されているようです。

同じ文様を同じ作家が絵付しても、描いた環境や本人の状態によって雰囲気が少しづつ変わります。技術の創意工夫・熟練も、もちろんあります。こうした変化を見つけやすいのも、個展の面白さかもしれません。

いわば作家の成長を一緒に感じることができるのも、作家ものの器を使う面白さのひとつ。

ともあれ、ももふくさんが書いてくださった連続記事。
個展訪問前の予習にも、個展訪問後に手に入れた器を眺めながらの復習にも、これを読むと「藤吉憲典の器」をより楽しんでいただけると思います(^^)

藤吉憲典さんの工房を訪ねました

藤吉憲典さん 器に描かれる文様の秘密

藤吉憲典展 0

藤吉憲典展 1

藤吉憲典展 2

藤吉憲典展 3

藤吉憲典展 4 干支の酉と動物たち

ももふくさん、ありがとうございます<(_ _)>

根津美術館に行ってきました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

根津美術館に行ってきました。

先日の東京出張の帰り、飛行機の時間まで少し余裕があったので、
いつもお世話になっている西麻布のギャラリー・桃居さんへご挨拶に。

表参道駅から桃居さんまでの散歩から根津美術館へ寄り道。
そう、根津美術館は桃居さんから歩いて10分足らず!なのです。

わたし個人的には、リニューアル後の初訪問。
晴れの日曜日とあって、入り口からすでに列ができていました。
当日のメイン展示は丸山応挙。
ですが、なによりも紅葉の庭園が美しく、もっぱら外を楽しみました。

根津美術館

17,000㎡を超える敷地とあって、入り口では混雑を感じたものの、一歩庭園に出てみると人の多さは全く気にならないくつろいだ空気でした。
(庭園にあるカフェNEZUCAFE前は長蛇の列でした^^;)

この立地にこの空間。
庭園・カフェ・展示…丸一日遊べる場所ですね。

2017年5月は西麻布桃居さんで藤吉憲典展。

個展のついでに根津美術館、
あるいは根津美術館のついでに藤吉憲典展。

おすすめのコースです(^^)

藤吉憲典個展@町田ももふく

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

町田のうつわ ももふくさんでの
藤吉憲典展、個展初日に行って参りました。

穏やかな晴れの天気に恵まれました。
12時のオープンすぐに最初のお客さまがお越しになり、ありがたいことに、ずっとお客さまが続きました。

おかげさまで、気が付けば19時前。
「インスタグラム見てます」「フェイスブックチェックしてますよ」
そんな声をかけてくださるお客さまもたくさんあり、とても嬉しい一日でした。
ほんとうにありがとうございます。

今回つくり手の藤吉憲典は、初日一日の在廊でしたが
たくさんのお客さまとお話しすることができ、こちらもたいへん喜んでおりました。

当日の様子は、ももふくさんのブログでもご紹介くださっています。

藤吉憲典展 1

お正月に向けて、新しい器、いかがでしょうか。
12月10日(土)まで藤吉憲典展、開催です(^^)


藤吉憲典展
2016.12.3(土)-12.10(土)
12時~19時(最終日は17時まで)
うつわ ももふく
東京都町田市原町田2-10-14-101
TEL042-727-7607

学芸員研修-著作権の基礎を勉強してきました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

「学芸員研修に行ってきました」シリーズ、第3回の今回は長崎県美術館にて

「4時間で学ぶ博物館/図書館と著作権」

ということで、日本・ニューヨーク州の弁護士であり日本大学芸術学部客員教授の
福井健策 先生の講義を受けてまいりました。

福井先生の骨董通り法律事務所のブログはこちら
様々な芸術活動を支援する法律事務所です。

あっという間の4時間(質疑応答が白熱して少々時間オーバー^^)でした。
主に、そもそもの「著作権とは?」というところを、事例を交えた解説と質問の投げかけで考えさせながらの講義。法律素人のわたしでも、大切な部分=考え方を理解することができました。

なかでも、わたしが個人的に特に「なるほど、そうか!」と思ったのは次の三つのテーマに関わるお話でした。


著作権で守るものと商標権で守るもの。

「著作物」と、そうでないもの。
著作物は著作権で守られるけれど、著作物と認められないものは商標登録で守ることになる。
ということ。

作品の所有権は移転しても著作権は移転しない。

「著作権の譲渡」が行われない限り、誰が所有していても、著作権は作った本人にある、ということ。

知財のオープン化。

著作権による保護の裏で、名品が権利者不明により死蔵してしまうリスクがあるということ。
今後の世界的な流れのなかで、この「知財のオープン化」をスムーズに進めていくことが、とても大切である、ということ。


なんとなく自分のなかで曖昧にわかっているつもりでいたことを修正することができたり、世の中がいまだかつてないスピードで変化していることを「著作権」というフィルターを通して眺めることができた4時間でした。

ところで

長崎県美術館、初めて訪問しましたが、周辺環境も含め、とても気持ちの良い空間でした。
https://www.nagasaki-museum.jp/
研修メインの訪問だったので、館内をゆっくり回ることはできませんでしたが、空き時間にミュージアムショップとカフェに足を運ぶことができました。
あらためて時間をとって観て回りたい場所です。

博多ライトアップウォーク2016

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

11月23日(木)から11月27日(日)まで、
博多祇園から呉服町周辺の11の寺社で

博多ライトアップウォーク2016 開催中。

南方流茶道の道場である円覚寺でも、お庭がライトアップ。
今年もこのシーズンがやってきました。

円覚寺では26日(土)27日(日)両日に限り、18時から20時まで、
お抹茶をいただきながらお庭を眺めることができます。

今年はお点前はありませんが、
夜のお寺でお抹茶をいただきながらお庭を愛でる
なかなかレアな体験です。

なお、入場には博多ライトアップウォークの入場券と、
当日円覚寺にて販売の呈茶チケット(500円)が必要です。
詳しくは、博多ライトアップウォーク2016公式サイトでご確認くださいね。
博多ライトアップウォーク2016 http://hakata-light.jp/

「見た」「聞いた」を考えてみた。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

「アート教育」についての学芸員研修を受講した、その事後アンケートのフィードバックがありました。
事務局の先生の細やかなフォローに感謝です<(_ _)>

学芸員研修に行ってきました。

当日講師をしてくださった、宮城県美術館の教育プログラムに長年取り組んでおられる
齋先生の著書にもあった問題提起

美術の使い方。

「見る」というとき、人は「どこで見ているのか」「何を見ているのか」。

鑑賞する=見るというのは、とても個人的なこと

だということ。
これはわたしにとって、とても大切な確認事項となりました。

普段「見る」というのは、「目」で見ていることを指しますが、
同じものを同じ時に見ていても、同じようには見えていない、ということ。
「その人」というフィルターを通すと、視界に入っているのは同じものであったはずでも
見え方は人それぞれ違い、同じ人でも見るときによって違うということ。

フィルターとなっているのが、脳であるのか、心であるのか、物理的な視野の広さの違いもあるでしょうね・・そのあたりの細かいことは専門家にお任せしますが、
とにかく見えているものは人それぞれ違うということが現実にある
そんなことを「アート教育」の研修では学びました。

そして、それを学んだ研修の事後アンケートへのフィードバックを通して、
同じことが、「聞く」についてもいえることを実感しました。

上の写真は、学芸員技術研修会の参加者に配られた事後アンケートのフィードバックなのですが、同じ質問に対して、受講者のそれぞれがいろんな返事をしています。
そのなかで、
えっ!先生そんなこと言っていたかしら!?
という、わたしにはまったく聞こえていない部分があったことが明らかに。

居眠りをしていたわけではありません(笑)

この研修はわたしにとって刺激的だったので、とても集中して(自分比)、話を聞いていました。
にもかかわらず、約1か月半経って振り返った時に、記憶にほとんど残っていない内容が、他の受講者の方の感想に書かれているという現実。

これはつまり、耳で聞こえていた先生の話は同じ音で聞こえていたはずなのだけれど、
それを「わたし」というフィルターを通したことで、
ある受講者の方とはまったく別の解釈をして内容を受け取った、ということなんですね。

そうすると、聞くということもまた同じ問題提起ができます。
「どこで聞いているのか」「何を聞いているのか」。

鑑賞する=聞くというのは、とても個人的なこと

と言えるのだなぁ、と。

そんなのあたりまえじゃない!という方もあると思います。
それが頭だけの理解でなく実感できた、ここ数日の出来事でした。

12月は東京町田で藤吉憲典展。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

12月は町田のももふくさんで藤吉憲典展。

2016年の藤吉憲典個展の〆は、町田のももふくさんです。

町田ももふく2016藤吉憲典展

毎回スタイリッシュな案内状を作ってくださるももふくさん。

今回の個展の主役はごはん茶碗。と、お湯呑みです。

和食器の超基本アイテム、ごはん茶碗とお湯呑み。

「自分のお茶碗」を持っている人はずいぶん増えてきたように思います。
そこで、ごはん茶碗の次は

「自分のお湯呑み」持ってますか?

煎茶・中国茶・紅茶・ハーブティーなど、いろんなお茶文化がありますが
「お茶の時間」と、あらためて淹れ方に気を配って飲む特別なお茶ではなくて、
「おーい、お茶」的に、仕事の合間や食事の後などに普通にさっと入れて呑むお茶。

そんな、
日常生活のなかにある「なんてことないお茶呑み風景」が
お気に入りの湯呑みを使うだけで、手軽に特別に楽しみなお茶になる!

というシーンを広げたい!というのが今回の個展の企みです。

我が家では、お茶を飲むのに蕎麦猪口もよく使いますが、
温かいお茶にはやっぱり「お湯呑み」が似合ます。

手のひらに気持ちよく収まる形、温かさを守る形。
「お湯呑み」である理由を体験しに、ぜひ個展会場にお越しくださいませ。

個展の詳細は、ももふくさんのブログでもご確認いただくことができます(^^)

 

 

学芸員研修に行ってきました。その2

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

学芸員の専門研修に行ってきました。

佐賀県立美術館にて開催された学芸員の専門研修

に行ってまいりました。
今回のテーマは

文化財、なかでも陶磁器の修復方法のひとつカラーフィル技法の技術研修。

実は最初、「やっぱり陶磁器の修理は漆よね~」という思い込みで
カラーフィル技術の研修に興味を持てずにいたのですが、
今回の学芸員研修の事務局をなさっている先生から直々に
「別の技法もちゃんと知ったうえでこそ、漆の良さも見えるのでは?」と問われ、
己の考えの浅さにハッとしたのでした。

もともとイギリスには日本の陶磁器の「修理」とは全く異なる「修復」の技法があることを、
日本で修理修復の実際をオープンにした第一人者
ユスタ・ルフィナの甲斐美都里さんの著書やお話で知っていましたので、

これは修復の技術を自分の目で実際に見ることのできる素晴らしいチャンスでした。

今回ご指導くださったのは、陶磁器修復家の佐野智恵子さん
英国流の陶磁修復法カラーフィルをイギリスにある専門の大学で学び、
大英博物館や師匠の修復工房で修業ののち帰国。
現在は名古屋と東京に工房をお持ちです。
代表的なところで、東京都庭園美術館の誇るアール・デコの名品「香水塔」の修復をなさっています。

午前中は座学の講義、午後は修復の実習を行いました。

講義と実習を経てわかったことは、
カラーフィルの修復技術の考え方と、日本の金継の考え方の根本的な違い。
頭で知っていたつもりでしたが、しっかりと腑に落ちました。

そして、美術館・博物館での展示を前提とした名品には
このカラーフィル的な修復の基本的なスタンスが重要であるとわかりました。

具体的には、
まず第一に修復は鑑賞のジャマをしないほうが良い、という考え方に基づくこと。
日本の金継は、継いだ部分さえも景色としてトータルで眺めるという考え方が基本にあります。
ですが、もともとの芸術品の美しさをそのまま伝えるためには、修復の箇所が主張してはいけないのです。

そして「可逆性」が大切であること。
カラーフィルの技法は合成樹脂と顔料を混ぜて作ったパテを使います。
接着材料は、割れをくっつける接着剤と、欠損を埋めるパテ。
そして接着剤やパテはどんどん技術の進歩で改良されていくので、
「その美術品にとって、もっと良い修復方法」が現れたときに、
きれいに修復し直すことができることが、
そこから先の未来にも名品を遺していくために大切なのです。

というわけで、自分のなかでの結論がしっかり出ました。

飲食に使う陶磁器には本漆を使った日本の継ぎの技法、
飲食に用いず鑑賞用として重視する場合はカラーフィル

※カラーフィルの技法は、飲食に用いる物には使わないほうが良いこと、
耐熱温度が80度のため、高温になるケースには適さないこと、などの特徴があります。

それぞれ目的に応じて使い分けたらよいのですね。

たいへん勉強になった一日でした。
機会をご提供くださった先生方に心より感謝。ありがとうございました!