ご来窯のお客さまへ♪

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆり です。

花祭窯は工房とギャラリーを併設しています。

藤吉憲典のやきものを 見たい・手に取りたい・購入したい というお客さまのお越しは、
一般のお客さまも、ギャラリーさんも、あるいは同業の方も、大歓迎です(^^)

ひとつだけ、できるだけ

花祭窯へお越しの際は、あらかじめご一報くださいませ<(_ _)>

とお願いしています。

というのも「居ない場合がある」からなんです。
ダンナとわたし、二人でやっているので、留守にすることがあります。

ここ津屋崎にある花祭窯。
通りがかりについでに寄れる場所というよりは、
目的地を目指してお越しくださる場合が多いので、
せっかくお越しくださったのに閉まっていた!なんてことがあっては申し訳なく・・・。

また、せっかく窯まで行くのだから、つくり手の話を聞きたいとお思いの方もあると思います。
そういうときも、ギャラリーは空いているけれどつくり手の藤吉憲典が居ない!
あるいは、工房にいるけれどもどうしても手が離せない仕事をしていて顔を出せない!
というケースが、少なくありません。

そんな「がっかり」を少しでもなくしたいと思っています。
お越しの際はあらかじめご一報いただけると幸いです。

というわけで、電話、メール、フェイスブックページからのお問い合わせ
いずれも遠慮なくどうぞ(^^)

https://www.facebook.com/Hanamatsurigama/

仙厓さんがやってきた!

こんにちは。花祭窯・専属キュレーター ふじゆりです。

少しづつ掛け軸にも興味がわいてきた今日この頃、

仙厓さんの墨画「指月布袋画賛」

が、我が家にやってきました。
もちろん複製の軸装です。
お茶室も出来たタイミングで、なんとも嬉しい贈りものです。感謝!

本物は仙厓和尚の国内最大コレクションを持つ出光美術館に。
「指月布袋画賛」は、出光創業者・出光佐三のコレクション第一号。
地元博多の古美術の売立でこの絵を目にしたのが、コレクションの第一歩だったそうです。

出光コレクション http://www.idemitsu.co.jp/museum/collection/index.html

わたし自身が仙厓さんの名前が気になるようになったのは、
小説「海賊と呼ばれた男」を読んでから。
つまり、数年前のごく最近からのことです。

出光佐三をモデルとしたこの小説で、主人公の生きざまに感銘を受けました。
その佐三が奉っていた宗像大社は、ここ津屋崎から車で20分ほど。
宗像大社も、その神宝館も、大好きな場所のひとつです。

宗像大社 http://www.munakata-taisha.or.jp/

佐三の生家のある赤間もすぐ近くで、地域のお祭りで開放された際に見学をしました。
こんなに身近にゆかりの地があることに、驚くと同時に勝手にご縁を感じていました。

さらに、佐三のコレクションのきっかけとなった仙厓さんは
博多にある日本最古の禅寺である博多聖福寺の住職として活動していました。
わたしがお茶を習いに行っている南方流の円覚寺は、その聖福寺の搭頭(たっちゅう)の一つです。

そんなことが少しづつわかってきて、ご縁の不思議を感じていた矢先の贈りものでした。

「美術品は人の芸術作品であり、そこには日本人として独創と美がなくてはならない」
(出光コレクションホームページより)
開館時の佐三の言葉をしっかりと心に刻みます。

それにしても、おおらかでふくふくしい布袋さんの姿。
自然と笑顔になります(^^)

茶室「徳り庵」~名前の由来

こんにちは、ふじゆりです。

そういえば、まだこちらでちゃんとご紹介していませんでした。

花祭窯の茶室「徳り庵」

「とくりあん」と読みます。
変形三畳の狭小茶室です。

お茶室の定義は「茶を目的とした空間」
「自然」と「美」を感じるたたずまいでさえあれば自由な解釈が許されるものだとわかり、
徳り庵では「茶室はこうあるべき」にとらわれずにつくりました。

徳り庵の名前の由来は、ふたつあります。

その一、徳利(とっくり)

茶室に入ってふぅっと一息、おちついたら、まず天井を見上げてみて欲しいのです。
土壁がそのまま天に向かってすぼまっていきます。
徳利のなかから上を見たら、こんな景色かしら、という感じ。

花祭窯茶室徳り庵

↑この写真は、天井をつくる過程での骨組み図。
竹の力を借りてつくったこの曲線面に、土壁を塗って完成しています。

 

その二、徳不孤必有隣

「徳は孤ならず必ず隣有り」と読みます。
論語にある孔子の言葉です。
素読を通して親しんでいる論語の言葉からなにかもらいたいな、と思っていたところに見つけました。

意味は「たくさんの人と交わるなかで徳が養われ、親しく理解しあえる仲間ができる」というようなこと。
そんな仲間を迎え、お茶を飲み、語らえる場所でありたいという気持ちをこめて。

余談ですが
この名前を決めて数ヶ月後のこと。
ダンナが急に「あーっ」と大声。
いったいなにかと思ったら「これ、親父がよく書いてたんだ!」と。

20年以上前に亡くなった藤吉憲典のお父さんは書道の先生でした。
掛け軸や色紙に文字や水墨画をたくさん残していましたが、
生前、友人などが訪ねてきたときに、色紙や短冊に書いて差し上げていたのが
この「徳不孤必有隣」であったと、急に思い出したらしく。

これを聞いてますますこのお茶室の名前が気に入っています(^^)

 

 

6月9日は花祭窯の開窯記念日です。

こんにちは、ふじゆりです。

紫陽花が咲きはじめ、6月が目の前に迫ってきました。
本日は朝から宛名書きをしています。

6月9日は花祭窯の開窯記念日。

いつを開窯日=創業日にしようかというときに「ロックの日」で決定しました。
おかげで、結婚記念日は毎年忘れていますが、開窯記念日だけは覚えています。

佐賀・花祭での開窯から15年、+津屋崎に越してきて5年目
今年2016年は19周年で、いよいよ20年目に入ります。
毎年創業記念に催しごとをしているわけではありませんが、
時間と気持ちに余裕のあるときに、できるだけ感謝の気持ちを形にしようと思い立ち。

ほんの気持ちではありますが、開窯月を記念して
2016年6月1日~6月30日ご予約のうえお越しのお客さまにお抹茶一服差し上げます
※和菓子準備の都合上、必ず前々日までにご予約くださいませm(__)m

不定休でご予約の無い日はお休みすることもありますので、
ご来窯の前にご一報をお願いいたしますm(__)m

 

20年目を目の前に思うこと。

つくづく「人」に支えられてここまできています。
地域の方々、お取引先ギャラリーさん、お客さま、勉強会仲間、友人・・・。
ありがとうございます!この場を借りて、感謝申し上げます。

1997年「こんなに(景気の)悪いときに独立するの?」といろんな方から言われました。
藤吉憲典は佐賀県有田の複数の窯元で技術を身につけました。いわば有田焼。
当時有田ではやきもののメーカー・窯元がどんどん潰れていました。
でも、その後の20年でさらにメーカー・窯元は激減。いまだ底の無い悪循環のようです。

花祭窯はといえば、とにかくコツコツ亀の歩みで進んできました。
自分達にできること・したいこと・すべきことを、「つくるもの」についてはもちろん、
「販売先・販売の方法」についても試行錯誤を積み重ねています。
金なしコネなしで出発し、間違いや失敗もたくさんしてきましたが、
「何度失敗してもあきらめなければ終わりじゃない」という気持ちで続けています。

やきものは儲かる仕事ではないとよく言われます。
たしかにそうかもしれません。
でも「やきもので食べていく」と決めて、取り組んでいます。

20年目といっても、やっとなんとかスタート地点に立ったぐらいの気持ちだというのが正直なところです。
でも少しづつ、自分達にできることで社会に還元して行けたらいいな、という気持ちも出てきました。

今年から、少しづつですが計画していきます。
ひとつには肥前磁器(有田焼・伊万里・鍋島・柿右衛門などの総称)の技術・文化継承
もうひとつには、肥前磁器文化の楽しさを知ってもらう機会づくり。
計画が整い次第、あらためてご案内してまいります。

支えてくれる方々が「藤吉を応援していて良かった」と思えるような自分達でありたいと思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

 

小学校でやきものの話をしてきました。

こんにちは!ふじゆりです。

小学校の先生から
社会科で「やきもの」の勉強をしたので、「やきもの」の話をしてもらえませんか?
というご相談をいただきました。

福岡県の地域と産業の学習で、東峰村(旧小石原村)の小石原焼について学習したそうで、
この機会に関連する話を聞くことができれば、子ども達の理解も深まるのでは、ということでした。

ここの小学校ではことあるごとに地域の大人を「ゲストティーチャー」として招いて
子ども達の学習を深める機会を設けています。
やきものの話で少しでも子ども達の役に立てるならば喜んで!です。

つくり手であるダンナの話を期待されていたいたのは重々承知のうえでしたが、
ダンナに「たくさんの人の前で話をする」ことを期待するのは厳しく、わたしが話をすることに。

うちのやきものは、何焼きかと問われれば、有田焼。
子ども達は小石原焼の学習をしたということでしたので、
ふたつのやきものを関連付けて話をするとわかりやすいかなと、いただいた45分間を組み立てました。

●有田焼と小石原焼の違い・・実物鑑賞、つくっている場所の確認、材料(原料)・つくり方の違い
●焼き物の歴史のなかでの有田焼と小石原焼のつながり
●制作工程のお話・・ロクロ、絵付けの線描き、絵付けの色塗り(ダミ)の様子の動画

120人ほどの小学校4年生。
実物を手にとって観てもらうときには、やきものはワレモノであることを最初に強調。
割れないようにするにはどう扱えばよいかを説明すると、皆そのとおりに扱ってくれていました。

九州の地図と朝鮮半島・中国大陸との位置関係を見てもらいながら、やきものの歴史を説明し
最後に、作っている様子の動画を見てもらいました。

やはり、実際に作っている様子を見るのが一番インパクトがあったようで
あっちこっちから「すげー!」という声が上がりました。

終わってみれば45分はあっというま。
子ども達がおしゃべりしたり、騒がしくなることもあるかもしれないな、という事前の予想は裏切られ、
みんな最後まで集中して静かに話を聴いてくれたのが印象的でした。

おかげさまで楽しい経験でした(^^)

更新:2016年藤吉憲典の予定。

こんにちは!ふじゆりです。

一昨日は節分、昨日は立春。
桜の開花予想も発表されましたね。
まだまだ寒い日が続きますが、春の足音が近づいています。

さて、現時点で決まっている2016年の藤吉憲典の予定。
日程決定などがありましたので、あらためてご紹介です。

※5月の予定を追加しました(2/8)

<3月>
岡山のギャラリー栂(とが)さんで個展。
3月1日(火)~3月13日(日)
・・栂さんでの個展が初めてなのはもちろん、実は中国地方での初個展!とても楽しみです。

●3月~4月はこのほか
JR新宿駅周辺でルミネがオープンする新しい複合施設NEWoMan内に入るAKOMEYA TOKYOさんの期間限定ショップでも蕎麦猪口を中心にご覧いただける予定です。

<5月>
ロンドンSladmore Contemporary にて exhibition ”Ceramic Sculptors”
5月5日(木)~5月30日(月)
・・Sladmore所属の ”Ceramic” アーティスト作品のエキシビジョンです。

<6月~7月>
熊本SUNNYさんでの蕎麦猪口展。
6月18日(日)~7月10日(日)
・・SUNNYの3周年記念。蕎麦猪口展も3回目でじわじわと蕎麦猪口好きさんが増えています。
今回も前期と後期で蕎麦猪口を入れ替え、100種以上の文様をご覧いただける予定です。

銀座黒田陶苑さんで個展。
7月16日(土)~7月21日(木)(※18(月)は店休日)
・・黒田陶苑さんで初めての個展です。窯を開いて19年。原点回帰で取り組みます。

<11月>
SladmoreContemporary50周年。
・・Ceramic Sculpture Artist(磁器彫刻家)として2年目を迎えます。

<12月>
町田ももふくさんで個展。
・・2年ぶりのももふくさんでの個展。「藤吉憲典入門」をテーマに構想中です。

今年も各地で一人でも多くの皆さまとお会いできることを楽しみにしています。

 

そして花祭窯での予定は次の通りです。

2月17日(水)~2月27日(日):お茶室お披露目

4月未定:オープン呈茶

6月9日(木):開窯記念

10月未定:オープン呈茶

12月中~下旬予定:祝の器展

少しづついろんなことが決まってきています。
さらに詳細がわかり次第、案内状をお出ししたりフェイスブックページで告知したり、
このブログでもお知らせするようにいたします。

花祭窯で器展~見るサル・聴くサル・言うサル~

こんにちは!ふじゆりです。

歳の瀬の器展をしています。
テーマは「暖」。
気持ちが暖かくなるような器使いが出来るとうれしいな、と。

花祭窯器展

企画展のときは、和室にお膳のディスプレイをします。
毎回感じるのは「塗りもの」の力。

つい最近まで使われていたという古い塗りのお膳やお盆。
器をそのうえに並べるだけで、重厚な雰囲気が生まれるのは
やはり本物の持つ力のおかげだと、つくづく感じます。

干支申見ざる聴かざる言わざる

来年の干支は申ということで、毎年恒例の置きものも展示に間に合いました。

見ざる聴かざる言わざる に 見るサル言うサル聴くサル の組み合わせ。

個展などでお会いした方はおわかりかと思いますが
つくり手の藤吉憲典はとても話好き(=おしゃべり)なので
見ざる聴かざる言わざる では説得力が無いだろうと(笑)

お時間のある方、お近くにお越しの方
お越しをお待ちいたしております。
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花祭窯 暖の器 展
2015年12月23日(水)~12月29日(火)
福岡県福津市津屋崎4-8-20 花祭窯にて
OPEN11~19時

追伸)藤吉憲典の干支の申は、東京町田のももふくさんでもご覧いただくことが出来ます。
http://www.momofuku.jp/

中学生職場体験@花祭窯

こんにちは!ふじゆりです。

花祭窯では、普段「陶芸体験」なるものは一切受け入れていませんが
毎年1週間(実質5日間)の中学生の職場体験を受け入れています。

津屋崎中学生職場体験@花祭窯
初めての年はすべてのことが試行錯誤でした。

今年は3年目。
1年目、2年目と経験してわかってきたことを反映しながらの取り組みです。

中学生が来てくれている時間を無駄にしないよう、
いろんな仕事があるのだと知ってもらうことが出来るよう、
そして、出来れば陶芸の仕事のおもしろさを感じてもらえるよう。

受け入れる側のこちらの度量が試される5日間です。

今年はゴールを「箸置きの生地づくり」において
少しづつ、慣れていってもらうことを意識。

お客さま用駐車場の草むしりにはじまり
海散歩で貝殻を拾い、デッサン(平面図)→カタチ(立体)にしていく作業を入れてみたり

中学生職場体験@花祭窯

来年の干支に向けて、図書館で「サル」の資料を集めてもらったり

視覚から平面へ、平面から立体へと
目と手、視覚と触覚(皮膚感覚)をつかっていく練習のよう。

「人に教える」ことの難しさと面白さ。

中学生職場体験@花祭窯

そして、おそらくうちで一番カタチの単純な箸置きの生地をつくってもらいました。

もちろん、ここから多少の手を加えてカタチを修正していかなければ
お客さまにお出しできるものは出来上がりませんが、
かなり頑張ってくれました。

職場体験も本日が最終日。
将来の仕事を考えるきっかけのひとつになると嬉しいな、と思いつつ。

わたしたち自身の5日間のあり方もしっかり省みて
また来年、中学生が来てくれるといいな、と期待しています。

ひさびさに、書道。

こんにちは!ふじゆりです。

ここ津屋崎では、夏休みが明けて小学校がはじまりました。

昨日は息子の夏休みの宿題に便乗して、久しぶりに書道。

息子が「風道」と難しそうな課題に取り組む横で
さて、わたしはなにを書こう???

普段から、書きたい文字や言葉があって筆を持つということはあまりなく
そのときぱっと思いついたものを書くことが多く
でも、その文字はそれなりに、そのときの自分の頭のなかにあることだったりするのですが

今回ばかりはなかなか思い浮かばないわたしの目に飛び込んできたのは
書き終わった半紙を並べるために用意してあった新聞紙の記事文字。

そして、書いたのは、こちら。

花祭窯で書道

ホークスファンの方ならわかっていただけるかと・・(汗)

気が向いたときだけのお稽古なので、なかなか上達いたしませんが
それでも半紙に向かい、筆を持つと背筋がピシッとして気持ちよく
「特別なことではなく筆を持つ」を実践すべく楽しんでおります。

ちなみに我が家の書道の先生は、ダンナである藤吉憲典。
藤吉の父親が書道教室をしていたので
息子である藤吉もきれいな字を書きますし、指導方法もなかなかです。

本人曰く、子どものころは父親のきびしい指導が嫌で嫌で仕方がなかったようですが
筆を持つのに慣れていたのは、やきものの絵付にも役立ったようです。

わたしの書道のお稽古はまだまだ道半ばです(^^)

藤吉憲典2015下半期の予定。

こんにちは!ふじゆりです。

藤吉憲典の2015年下半期の予定が出揃いました!
機会をくださいました皆さまに、心より感謝申し上げます。
すべての場所で全力投球すべく、しっかりスケジューリングしてまいります。

  • 開催中~7月12日(日) 熊本 SUNNY 蕎麦猪口展
  • 7月18日(土)~8月1日(土) 豊橋 ギャラリー濫觴 個展
  • 9月25日(金)~9月29日(火) 福岡アジア美術館 つやざき工藝倶楽部企画展
  • 10月9日(金)~10月17日(土) 大阪 ギャラリー縄 個展
  • 12月3日(木)~12月13日(日) 鹿児島 壺中樂 個展

※当初8月に予定していたギャラリー縄さんでの個展が10月に変更になりました!

9月の福岡アジア美術館は、アート作品メインの企画展になりますが、
そのほかは、食器を中心とした個展となります。

新たに個展案内状の送付をご希望の方は、こちらからお申し込みください。
個展案内状申し込みhttp://sobachoko.fujiyoshikensuke.com/?pid=12577563

SUNNY蕎麦猪口展
7月12日(日)まで開催中の蕎麦猪口展の案内状。