読書『遠い山なみの光』(早川書房)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『遠い山なみの光』(早川書房)

カズオ・イシグロさんの長編デビュー作。

写真は、一般社団法人長崎県観光連盟長崎県文化観光国際部観光振興課の公式サイト「ながさき旅ネット」https://www.nagasaki-tabinet.com より、長崎市にある平和公園の平和記念像。

ノーベル賞受賞で、図書館にあるカズオ・イシグロの本はすべて貸し出し中。という状況が少しは落ち着いてきたようで、手に取った一冊。かくいうわたしも、これまでカズオ・イシグロさんの著書を読んだことがありませんでしたので、自分の行動を省みても、ノーベル賞受賞というのはやはり大きな影響力がありますね。

物語のなかで大きな事件が起こるわけではありませんが、幾つものわだかまりがあちらこちらに点在し、そのいずれもから目を離せないような感じがして、一気に読みました。かといって強い緊張感があるわけではなく、全編が淡々とつづられていたように思いました。

わたしが手に取ったのは早川書房の文庫でした。本編を読み、続けて訳者・小野寺健さんの訳者あとがきを読み、作家・池澤夏樹さんの解説を読んで、なるほど腑に落ちるものがありました。この物語が日本人であるわたしに響くのは、物語そのものに加えて、訳の秀逸な日本語遣いにあったのですね。原文のまま読んだらどのように感じるか、いずれは挑戦したい作品です。

カズオ・イシグロ作品、続けていろいろ読んでみます。

 

宮崎・MOE展行ってきました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

宮崎・MOE展行ってきました。

さて宮崎旅。初日の宮崎県立美術館スタジオジブリ・レイアウト展につづき、二日目はみやざきアートセンタにて開催中の

MOE 40th Anniversary 5人展

観に行って参りました。

みやざきアートセンター http://miyazaki-ac.com/

5人の絵本作家さん、絵本や絵は「どこかで観たことがある!」という方々ばかりでしたが、名前は存じ上げませんでした。そんななか、わたしの個人的なヒットは、ある絵の作者が「ヒグチユウコ」という人であるとわかったこと。

このインパクトとシュールさ。どこかで見て、いいなぁ、と思っていたのをすっかり忘れていましたが、思いがけずMOE展で再会できました(^^)

原画、よかったです。こちらの展覧会でも、SNS向けのフォトスポットと小物が充実。塗り絵コーナーがあって、色鉛筆が用意してあったので、思いがけず塗り絵にハマり。グッズ販売コーナーも充実していました。絵本『ギュスターヴくん』最高です(^^)

こちらは9月2日(日)まで。

 

宮崎・ジブリ展行ってきました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

宮崎・ジブリ展行ってきました。

昨年、学芸員研修でご一緒した宮崎県美術館の学芸員さんから、ジブリ展を企画していると聞いて興味津々楽しみにしていたもの。宮崎まで電車で5時間。夏休みを利用して行って参りました。

宮崎県立美術館 http://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/

スタジオジブリ・レイアウト展特設サイト
http://www.the-miyanichi.co.jp/special/ghibli/miyazaki/

見応えがありました!

実を言えばそれほどジブリ作品が好きというわけではなく、映画館で見たのは「もののけ姫」と「千と千尋の神隠し」と、はるか昔にさかのぼって「アルプスの少女ハイジ」くらい。元来アニメ・ジブリ好きのダンナと、その影響を少なからず受けている息子が楽しんだらいいな♪くらいの気持ちでしたが、どっこい

原画の力を感じました。

モノクロあるいは色鉛筆でささっと色を付けた原画に、アニメーション以上の動きを感じました。タイトルごとに、力の入り具合までも見えてくるのが生々しくて、すっかり夢中になって観ていました。思わずダンナに「アニメより原画のほうがいいね」といってしまったものも。

SNSでの拡散を意識したフォトスポットも随所に設けられ、文字通り子どもから大人まで、ファミリーもカップルも楽しめる展覧会でした。おススメです(^^)

9月17日(月・祝)まで開催中です。

宮崎県立美術館 スタジオジブリ・レイアウト展
http://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/box/tokubetsu.html

 

持ち寄り晩ご飯の幸せ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

持ち寄り晩ご飯の幸せ。

写真は持ち寄りご飯に重宝している藤吉憲典のチューリップ大皿。

持ち寄りパーティーは英語でPotluck Partyっていうんだよ♪と、わたしの英会話の先生が教えてくれました。ここ津屋崎では「1品持ち寄り晩ご飯(あるいは呑み会)」があちらこちらで行われています。気楽に参加できて、わいわいと楽しく食事ができる。イベントというよりは日常の延長のような感じです。

昨晩は、近所に短期滞在中の留学生と一緒に晩ご飯。宗教上の決まりや文化的慣習で食べられないものはあるかしら?など考えつつ料理を考えるのもまた楽しいものです。よく集まる顔ぶれがあれば、「彼は(彼女は)なにを作ってくるかな?」と同じメニューが重ならないように予測を立ててみるのも面白さ。

めいめいがお料理を持って集まれば、バラエティに富んだ食卓の出来上がり。ふだん自分がつくらないようなお料理にも出会って、つくり方を教え合ったりもできます。昨晩は、大人7名子ども4名、わいわい楽しい食卓となりました(^^)

 

津屋崎盆踊り2018。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

津屋崎盆踊り2018。

海にクラゲがたくさん出だし、無事に盆踊りが終わって、津屋崎の夏もそろそろお終いです。

これまでにこのブログでもたびたびご紹介している津屋崎の盆踊り。今年もやっぱり紹介したくなるような盆踊りなわけです。その理由は踊りの難しさ。今年も数日前に恒例の「盆踊りの練習」がありましたが、多少練習したくらいでは習得できないのです(笑)

津屋崎の盆踊りは「博多ヤナギマチ」と「スマノウラ」という2曲がメインです。やぐらのうえで三味線に太鼓の生演奏。これを延々と踊り続けるわけですが、「ヤナギマチ」はともかく「スマノウラ」はいまだ歯が経ちません(汗)

津屋崎生活も7年目、そろそろ盆踊りの常連として華麗な踊りを披露したいものですが、グダグダでした。年々気になるのは、ベテランの華麗な踊りを披露してくださる方々のご参加が、じわじわと減っているところ。

例年「あの人について行けば大丈夫!」という方を見つけて、その方の後ろについて真似しながら踊っていくわけですが、昨年あたりから「あれ、あのおばちゃんが(おじちゃんが)今年はいらっしゃらない!」という寂しさが…。

ともあれ約1時間半、思い残すことなく踊ってまいりました。

 

書道部@花祭窯、部員追加募集。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

書道部@花祭窯、部員追加募集。

この春からはじまった毎月1回の書道部@花祭窯。

  1. 来れる時だけの参加でOK。
  2. 道具も教科書もいろいろあるので手ぶらでOK。
  3. 自分の書きたい字をお稽古できる。

と、ゆる~く自由な感じで楽しんでいただいています。

現在4名の部員の皆さんがわりとお忙しくて、毎回ほぼ誰かがマンツーマンレッスンを受けている状態(笑)それはそれで喜んでいただいているのですが、やはり一緒にお稽古する人がもう一人ぐらいいたほうが気持ちにハリが出る!ということであり、このたび部員を追加募集することに。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせくださいませ(^^)


書道部@花祭窯

【日時】原則として毎月第2月曜日19-20時半
【場所】花祭窯
【会費】2000円(来たとき、その都度。子ども無料)

【道具・消耗品・テキスト】
*こちらですべてご用意いたしますので、手ぶらでOKです。
*ご自身のものを使いたい場合は、もちろん持ち込んでいただいてOKです。
*テキストは、かな・漢字・各種書体いろいろあります。順序だてて練習するもよし、その都度書きたい字を練習するもよし。


 

手前味噌。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

手前味噌。

お盆の前に、今年一月に仕込んだ味噌を引っ張り出してみました。

2018味噌仕込み。

当初、夏を越したら開けてみようと考えていましたが、もしやこの猛暑で熟成が進んでいるのではないかと思って開けてみたら…上の写真(ブレブレですが)のとおり。我が家は麦味噌なので、食べ始めは通常白っぽくて麹臭さの残る状態であることが多いのですが、今年は既にその状態は通り越していました(笑)

ともあれ、予定より早く食べはじめることができるのは、ちょっと得した気分です。今日から新味噌が食卓にのる嬉しさ。

 

 

 

花火大会でした。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

花火大会でした。

毎年恒例の地元の花火大会は、海の上に打ちあがるので、海岸線がぐるりと客席。いつもは花祭窯から1分かからない最寄りの防波堤からのんびり眺めるのですが、お友だちに誘われて、より打ち上げ地点に近い砂浜で鑑賞。

大輪の花火の華やかさもさることながら、音と振動の臨場感がたまりませんでした。この近さなら自分のスマホでもきれいに撮れるかも!?とチャレンジ。初めて、花火の写真が花火とわかるように撮ることができて喜び倍増。

福間花火2018

福間花火2018

福間花火2018

来年も楽しみです(^^)

 

藍の家で貝。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

藍の家で貝。

津屋崎浜で採れた貝を中心に展示しているよ、と誘われて観てきました。

藍の家は、福津市津屋崎千軒にある国登録の有形文化財。明治34年に建てられたというその建物だけでも一見の価値がありますが、定期的にちょっとしたイベントが開催されています。

さて貝。ただ貝を見るだけでしたら、我が家にもダンナが拾ってきた大量の美しい貝殻がありますが、きちんと分別され、名前やちょっとしたコメントがついているのが、「展示」を観に行く楽しみでもあります。

ふだん名前を気にせず見ていた貝にも、いろいろな名前がついていて、それぞれにエピソードもあり。なかには江戸時代には黒田藩に献上されたというようなものもあって面白かったです。

夏休み企画で8月1日から31日まで展示中です(^^)


藍の家
〒811-3304  福津市津屋崎4丁目14番20号
午前10時~午後4時(日曜日は午前10時~午後5時)
休館日:お盆、年末年始

問い合わせ:津屋崎千軒民俗館「藍の家」0940-52-0605

 

 

誕生日だったので。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

誕生日だったので

ちょっぴり贅沢。小さな金の小槌の洋菓子にしようか、このわの和菓子にしようか、さんざん悩んだ末に、今年は和菓子に軍配があがりました。

写真は、菓乃実と名前のついた、宗像大島産甘夏を葛寄せにした夏の和菓子です。地元の旬を採り入れた菓子をいただくことのできる贅沢。もちろんこのひとつだけで終わるわけはなく(笑)、麩の餅、本葛桜、それに定番の塩豆大福もいただきました。

おかげさまで、いいお誕生日になりました(^^)

菓子器に用いた小皿は、藤吉憲典の創業時からのロングセラー、浅葱楕円小皿