ロンドン2日目(1)Tate Modern

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。ダンナ・磁器作家 藤吉憲典の個展(Sladmore Contemporary @London)に伴うロンドン滞在レポート。

ロンドン2日目(1)Tate Modern

ロンドン2日目は個展初日でもあったのですが、初日は18時~20時のドリンクパーティーでオープンだったため、まず午前中にテート・モダンへ行ってきました。

Tate Modern

近現代美術を集め、モダンアートと印象派が充実しているといわれるテート・モダンですが、今回訪問したかった一番の理由は、少し前に読んだ『楽園のカンヴァス』。「ニューヨークのMoMAに対してロンドンのTate Gallery」という位置づけで描かれたストーリーに、行かねば!の気持ちが大きくなり、実現。

http://www.tate.org.uk/visit/tate-modern

展示もそうなのですが、建物に圧倒されました。建物は大きいですが、展示自体は半日程度で十分見て回れます。あちらこちらに体感型の仕掛けもちりばめられ、子どもも一緒に楽しめました。

テートモダン

ミュージアムショップも広く、特に美術関係の書籍が充実していました。

 

西麻布の桃居さんで「藤吉憲典 陶展」。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

5月は西麻布の桃居(とうきょ)さんで「藤吉憲典 陶展」。

毎回スタイリッシュなDMを作ってくださる桃居さん。いつもほんとうにありがとうございます!

個展案内状は、こちらからお申込みいただくことができます。ご希望のお客さまに5月初旬から郵送いたします。

藤吉憲典陶展2017桃居

今回DMの撮影用にうちからお送りしたのは、まったくタイプの異なる三種類の器でした。タイプは異なるものの「古典的テーマをきちんと現代にとらえなおす」と、今まさに、つくり手が熱中しているところなのです。

桃居オーナーの広瀬さんがどの器を案内状用に選んでくださるかは、案内状が出来上がるまでの「待つ楽しみ」のひとつです。出来上がったものを拝見して「なるほど、これを特に面白いと思ってくださったのだな~!」と、にんまりします。

個展案内状の写真に使われたのは、「柿右衛門(かきえもん)様式」と呼ばれる色絵磁器の古典的な様式のひとつ

「柿右衛門様式、藤吉憲典がつくるとこうなる」5月の桃居さんでぜひご確認ください。

 

2017年藤吉憲典個展予定の追加・変更

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

2017年藤吉憲典個展予定の追加・変更のお知らせです。

今年も個展・企画展等、貴重な機会をいただき、ありがとうございます。年初にお知らせしていた内容から、下記の通り変更と追加のお知らせです。

【変更】熊本SUNNYさんでの「蕎麦猪口と小皿豆皿展」。

会期が7月になりました!7月1日(土)~7月9日(日)開催です。

【追加】岡山ギャラリー栂さんで10月に蕎麦の器展。

そば処とギャラリーを併設なさっている栂(とが)さん。新蕎麦シーズンに合わせて開催予定の企画展「蕎麦の器展」に藤吉憲典の器も参加いたします。こちらは会期等詳細が決まり次第、あらためてご案内いたします。


2017年藤吉憲典個展予定

  • 5月3日(水)~5月24日(水)ロンドン Sladmore Contemporaryで個展
  • 5月26日(金)~5月30日(火)東京・西麻布 桃居さんで個展
  • 6月9日(金)~6月11日(日)福岡・津屋崎 花祭窯「20周年展」
  • 7月1日(土)~7月9日(日)熊本 SUNNYさんで企画展
  • 7月22日(土)~7月30日(日)兵庫・神戸 ギャラリー壺屋さんで個展
  • 10月 岡山 ギャラリー栂さんで蕎麦の器展
  • 12月14日(木)~12月28日(木)鹿児島 壺中楽さんで個展
  • 12月22日(金)~12月29日(金)福岡・津屋崎 花祭窯「暖の器展」

ぜひご来場くださいませ。

 

5月は桃居(とうきょ)さん。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

5月は西麻布の桃居(とうきょ)さんで
藤吉憲典 作陶展。

写真は最近三回の桃居さんでの個展案内状。初めて個展の機会をいただいたのは2005年でした。それから1年おきに機会をいただいています。こうしてあらためて見てみると、近年は「箱」というテーマがつくり手・藤吉憲典のなかにひとつ大きくあったのがわかります。

桃居さんのオーナー広瀬さんは、わたしが最も尊敬する方のお一人です。いつも静かにつくり手を信じて受け入れてくださる、とても大きな方です。お仕事でやり取りをさせていただくなかで、「姿勢・行動で示す」ということのすごさを毎回感じさせてくださる方です。

初めてお伺いしたころ、桃居さんでは磁器の作家はほとんど扱っておられませんでした。それでも常設で扱いながら、つくり手の成長・変化を見守ってくださっていました。そんなこともあって、藤吉憲典にとって桃居さんでの個展は、毎回「どれほど成長したかをご覧いただくための機会」なのです。

もうすぐ、2017年5月の個展案内状が出来上がる予定です。出来上がり次第、こちらでもご紹介いたします。

桃居さんでの藤吉憲典作陶展は、
2017年5月26日(金)~5月30日(火)です。

 

 

 

藤吉憲典の作陶の様子。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

藤吉憲典の作陶の様子を撮った動画が完成しました。

昨年の夏から撮りはじめて、ようやく完成しました。今回の撮影・編集をすべて担当してくださったFilmmaker日浦さんのおかげで、藤吉憲典の磁器制作のイメージがわかりやすく伝わるものができあがったと思っています。ありがとうございます。

藤吉憲典のつくったものをお手元に持ってくださっている方々、これから手に取ろうとしてくださっている方々、皆さんに、そのモノの背景を少しでもお伝えし、楽しんでいただけるといいな、と思っています。

 

蕎麦猪口倶楽部アドレスちょっぴり変更。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ネットショップ蕎麦猪口倶楽部のアドレスを、ちょっぴり変更しました。

蕎麦猪口倶楽部 https://hanamatsurigama.com

http:// → https:// に変わりました。常時SSLと呼ばれる、インターネット上のセキュリティ対策に対応しました。http://hanamatsurigama.com からも自動転送されるようになっていますので、今まで通りのアクセスでも大丈夫ではありますが、念のためお知らせまで(^^)

あわせてトップページのスライドショーに使っている写真も入れ替えてみました。

「ロクロ」「削り」が終わって「素焼き窯」に今から入ろうとしている蕎麦猪口生地の並んでいる写真や、本窯からあがったばかりの蕎麦猪口の集合写真など、蕎麦猪口好きにはたまらない(!?)写真を入れております。

これから夏に向かって、お素麵や冷やしうどんなどにも活躍する蕎麦猪口。おかげさまで、ただいまつくり手・藤吉憲典の制作状況がたいへん混んできております。「このときに使いたい」とイメージがお決まりのお客さまは、お早目のご注文をお待ちしております!

 

 

ロンドン・クラフト・ウィークで紹介していただいています。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ロンドン・クラフト・ウィークで、藤吉憲典を紹介していただいています。

2017年5月の藤吉憲典ロンドン個展は、美術工芸の祭典ロンドン・クラフト・ウィークに合わせてSladmore Contemporaryギャラリーで開催されます。

ロンドン・クラフト・ウィークは、世界の革新的で優れた美術工芸の価値を高めることを目的に、毎年ロンドンで開かれています。期間中はロンドン市中のギャラリーや高級メゾンで世界各国のクリエイターが紹介されます。

美術工芸にスポットを当て、古のノウハウと、革新的な職人技術とを浮かびあがらせるロンドン・クラフト・ウィーク。

いよいよワクワクしてきました(^^)

 

ジェトロさんが来た。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ジェトロさんがいらっしゃいました。

先日、ジェトロさん主催の英語でプレゼンテーションの講座を受けてきたご報告をしましたが

「英語でプレゼン」お勉強。

今回はそのフォローで、津屋崎の花祭窯までお越しくださいました。

2013年に海外展開を模索はじめたとき、ジェトロさんのサービスにもたいへんお世話になりました。直接的な成果(商談)に結びつくものではなかったものの、当時まったく伝手を持っていなかった私たちにとって、とても心強いものでした。

当時お世話になった内容は、

  1. 海外バイヤー招聘事業でのプレゼン参加。
  2. ロンドン・パリ・ニューヨーク各地での市場可能性を探る現地の専門家によるレポート。
  3. デザインの展示会NY NOW(ニューヨークナウ)視察での事前相談、当日の案内。

1.の海外バイヤー招聘事業で出会ったロンドンのセレクトショップのオーナーが、藤吉憲典の商品(作品)は「ハイエンドギャラリー」に持っていくべきものだと、大絶賛してくれたのが、そののちのロンドンへの大きなモチベーションとなりました。

このセレクトショップのオーナーであるルカとは、その後も良き友人としてロンドンに行くたびに会っています。ギャラリーとの契約が決まった時、個展が決定した時、我がことのように喜んでくれています。

2.の現地市場のレポートは、現地のジェトロの専門家が数週間かけて市場可能性を調べてくれるもので、A4用紙換算で5~6枚も作ってくれた方もありました。三か所お願いして感じたことは、同じ場所でも調査をする人の力量や嗜好によって報告内容が変わる可能性があるな、ということでしたが、それでも具体的に参考になるポイントがいくつもありました。このまま鵜呑みにするのではなく、これを下敷きとして自分で現地に向かうことで、いい展開に結び付けることができました。

3.は、ニューヨーク訪問がちょうどデザインの展示会NY NOWとあっていたため、視察できるかどうかをジェトロに相談してみたところ、ニューヨーク事務所を紹介してくださり、現地でも職員の方がいろいろと相談に乗ってくださいました。

そして、2017年度が始まろうとしている今。

昨日お話を伺ってみて、国をあげての「新輸出大国コンソーシアム」事業で、ジェトロさんのサービスがますます強化されているのを感じました。海外商談会、展示会への出展だけでなく、いろいろなサービスがあります。無料で使えるサービスをうまく活用することによって、海外展開に向けての動きが加速できるだろうな、と感じました。

既に海外展開なさっている方も、これからなさろうとしている方も、なにか気にかかることがあったら、ぜひジェトロさんにもあたってみてください。たくさんの専門家を用意しているということでした。

おまけ・・・海外展開でのサービス+補助金は、中小機構さん(こちらは法人登記をしているところが対象になりますが)にも、使えるメニューがあります(^^)

 

OSMCにお世話になりました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

OSMCにお世話になりました。

といっても、ご存じない方からしたら、何のグループ?という感じだと思いますが。

OSMC(オンラインショップマスターズクラブ)は、1999年ネットショップ創生期に始まった、森本繁生さんが主宰するネットショップの会員制勉強会組織です。「ECで発展する」ための勉強会やイベント、ネット上のサービス・場作りをしてくださいました。

わたしが参加したのは、ネットショップをオープンした2000年~2001年のすぐあとからだったと思います。当時、佐賀の山のなかで、まったく手探りの状態からホームページを立ち上げることにしたとき、藁をもつかむ思いで「信頼できる情報元」を求めてたどり着いたのがOSMCでした。

このOSMCが無ければ、今の自分たちの仕事のスタイルはありませんでした。ネットの黎明期からここに参加することができたことは、わたしにとって、花祭窯の事業にとって、とてつもないラッキーでした。

常に時代を先読みし「OSMC会員さんにとって何が良いのか」を最優先に考えてくださった森本繁生さんのおかげで、佐賀の山のなかにいても、「自分たちは次にどう考え動くべきか」を意識し、情報を取捨選択することができました。

そしてなんといっても、OSMCを通じて素晴らしい志の高い方々と繋がることができたのが、一番の宝物です。うちは夫婦二人の一代個人事業ですが、百年企業と呼ばれる老舗、従業員をたくさん抱えておられる会社、次々と多角化展開するベンチャーなど、業種も規模も様々な方々とフラットに語り合う機会がたくさんありました。皆さんがあたたかく、なにかあるといつも誰かが励まし手を差し伸べてくれました。

2017年3月末でOSMCのサービスが終了します。「会員制組織」という枠組みが外れることになり、そういえば自分たちは業界団体などには所属していないと思っていたけれど、OSMCにだけはずいぶん長く居たのだなぁ、と今更気づきました。

今回のサービス終了もまた、常に時代を先読みし「会員さんにとって何が良いのか」を最優先に考えてくださった森本繁生さんの出した結論なので、実はこの先の展開も楽しみである、というのがほんとうのところです。この機会を好機として生かせるか、それは自分自身にかかっています。

OSMCを通じて関わりのあったすべての皆さまに、心より感謝しています。ありがとうございました。そして今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

ふるさと納税、返礼品。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

このところ是非を問われる側面もでてきていますが…

ふるさと納税、返礼品。

福岡県福津市の返礼品に、花祭窯も参加しています。

ふるさと納税サイト ふるまる

数年前に福津市が取り組みをはじめた当初からお話をいただいていましたが、人気のあるものは、その地域の特色のある肉・魚・野菜といった生鮮品の産地直送もの。どうかな~、と思っていました。

そんななか、市からの提案は「高額返礼品としてどうですか?」というもの。なるほど。巷で高額納税への返礼品として工芸品が話題になったこともあり、実際に返礼品としてのご希望があるかどうかは別として(笑)、話題の一つとして多少は協力できるかな、と思いました。福津市の使い道のひとつとして【文化財保護や伝統文化の継承に関する事業】も挙げられているので、それを信じて参加しています。

というわけで、現在、福津市への納税で藤吉憲典のうつわをお求めいただくこともできます。

通常のご注文と同様、ご希望いただいてからの制作となりますので、2~3か月お待たせいたしますが…。

先日、ふるさと納税サイトで見つけてくださったお客さまから「どうして教えてくれなかったの」というお声がありましたので、遅ればせながらお知らせまで(^^)

ふるさと納税サイト ふるまる