京都のおみやげ。

こんにちは!ふじゆりです。

久しぶりに京都に行って参りました。
その日の京都は、朝から雪!しかも積もっている・・・!

ということで
あっちのギャラリー、こっちの美術館、そしてお寺さん・・・行きたいところはたくさんあったのですが
足元の悪さにへこたれて必要最小限の動きになってしまいました。

でも、そんななかでも嬉しいおみやげを持って帰ることができました。

京都みやげ、黄瀬戸の豆皿と平等院の図録。

ひとつ目(写真中央):宇治平等院の雲中供養菩薩の図録。

実は3年ほど前、博物館学芸員資格の実習で訪れたときに
この雲中供養菩薩像を拝見して、思わず涙がでてきたのでした。

そのときは平等院鳳凰堂が改修工事中だったため、
平等院ミュージアム鳳翔館内の一室に、高い壁面を利用して菩薩像が舞うように展示されていました。

美術館などで、展示されているものの迫力に足が動かなくなることがたま~にありますが
このときはまさにその状態で、しばらくその場を動けなかったのでした。

ミュージアムショップでこの図録が欲しいと思い尋ねたところ、
平成18年に出版された図録は、すでに在庫が無いといわれてしまい・・・。

先日の京都、京阪三条でふらりと入ったブックオフでそれを発見したのです!
即買いです(^^)

 

ふたつ目(写真右上):黄瀬戸の豆皿。

酒器と豆皿をテーマになさっているギャラリーうるうさんで発見。

2015年の12月にオープンなさったばかりのうるうさん。
雪の日の訪問だったので、タイミングよく(!?)他にお客さまがおられず
ゆっくりと店主の橋爪さんにお話を伺うことができました。

やわらかい黄色に緑が効いた愛らしい姿に
手にとって思わず「わぁ~!」と声の出たつくりの素晴らしさ。

実はわたしはあまり陶芸作家さんのお名前を知らないのでおたずねしたところ、
(お名前を聞いても、すぐに忘れてしまうのです(汗)
瀬戸で作陶なさっている柴垣六蔵さんということでした。

価格を伺い、またもや驚きの声がでてしまいました。
ご本人が自分は職人だとおっしゃって、価格を抑えておられるとのこと。
思わず頭が下がりました。こちらも即買いです。

うちでつくっているものは磁器なので、土ものの器は他の作家さんのものになります。
土ものも好きなので、ギャラリーに行くとついつい探してしまいますが
それでもよほど気に入らないと買いません(笑)

帰宅して豆皿を広げたところ、ダンナが
「ちょうどこの人のつくるものが気になっていたんだ~!」ということで、有名な方だったようです。
いい買い物ができたと、ますます嬉しくなったところでした。

仙太郎の「すはま」

そして、おみやげ最後は和菓子。

京都は魅力的なお店が多いので迷いに迷うのですが、
今回はこちら。仙太郎の「すはま」。

大豆と小豆の滋味をいただきました。

花祭窯で器展~見るサル・聴くサル・言うサル~

こんにちは!ふじゆりです。

歳の瀬の器展をしています。
テーマは「暖」。
気持ちが暖かくなるような器使いが出来るとうれしいな、と。

花祭窯器展

企画展のときは、和室にお膳のディスプレイをします。
毎回感じるのは「塗りもの」の力。

つい最近まで使われていたという古い塗りのお膳やお盆。
器をそのうえに並べるだけで、重厚な雰囲気が生まれるのは
やはり本物の持つ力のおかげだと、つくづく感じます。

干支申見ざる聴かざる言わざる

来年の干支は申ということで、毎年恒例の置きものも展示に間に合いました。

見ざる聴かざる言わざる に 見るサル言うサル聴くサル の組み合わせ。

個展などでお会いした方はおわかりかと思いますが
つくり手の藤吉憲典はとても話好き(=おしゃべり)なので
見ざる聴かざる言わざる では説得力が無いだろうと(笑)

お時間のある方、お近くにお越しの方
お越しをお待ちいたしております。
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花祭窯 暖の器 展
2015年12月23日(水)~12月29日(火)
福岡県福津市津屋崎4-8-20 花祭窯にて
OPEN11~19時

追伸)藤吉憲典の干支の申は、東京町田のももふくさんでもご覧いただくことが出来ます。
http://www.momofuku.jp/

お茶の本

こんにちは!ふじゆりです。

本日のタイトル「お茶の本」、そのまま本のタイトルです。

花祭窯でお抹茶

原題は「The book of Tea」、岡倉天心(岡倉覚三)が英語で書いた本です。

これは前回のブログで書いた
福原義春さんの『美-「見えないものをみる」ということ-』
のなかで紹介されていた本のなかの1冊でもあります。

The book of Tea

いくつかの出版社から出ています。
もともと英語で書かれたものなので
左頁に日本語、右頁に英語で、原文を確認しながら読めるこの本にしました。

「お茶の本」とありますが
実際には、お茶をとおして、禅(道教)の教えや、芸術のことなど
より広い視野で日本人の文化・精神性を説いた本です。

茶道に入門しているものとして学びの多い本であったのはもちろん、
個人的につぼにはまったのは、第五章の「芸術鑑賞」における岡倉天心の嘆き。

「昨今の芸術熱は上辺だけのもので、本物の感情に根ざしていないのが残念でならない」
「この民主主義という時代では、自分がどう思うかでなく、世間が良いと考えるものに人が殺到している」「人々は洗練されたものより値段の張るものを、美しいものより流行のものを求める」
「作品の質よりも芸術家の名前ばかりが重要視されている」
「収集家は(中略)分類することに必死になり過ぎて、芸術を少しも楽しんでいない」
「われわれは生活のなかの美を破壊することで芸術をも破壊している」

この本が出版されたのは1906年。
100年以上も前に、すでにこのような憂いがあったとは・・・。

懐石茶会

こんにちは!ふじゆりです。

3月最後の日曜日、入門している茶道南方流の懐石茶会に参加してまいりました。

炭手前、懐石、濃茶、薄茶という流れをすべて行う、
おおよそ四時間にわたる贅沢な茶会です。
南方流では年に一度この懐石茶会が行われますが、
お稽古を積んでいき、この亭主をつとめることができるようになることは
たいせつな節目のひとつとなっています。

わたしは今年が2回目の参加。
まだまだ初心者レベルのわたしにとって、お茶会は毎回が貴重な学びの場です。
一席目ではお台所手伝いと給仕、そして二席目で客としてお茶室に入りました。
給仕のお手伝いも、客としての立ち居振る舞い方も
先輩方のご指導をあおぎながら、ひとつづつ学んでいきます。
普段のお稽古とはまた異なる臨場感と緊張感です。

前日の準備から始まり、お茶席が終了した後片付けまで。
亭主をおつとめなさる方の緊張感と周りへの配慮、
その亭主を全力でサポートする周囲の方々の動き。
お茶会当日の一日が終わると、なんともいえない満足感に包まれ、
あらためて、この流派に入門したことのご縁のありがたさを感じます。

20年後、30年後、先生方のように美しく振舞える自分でありたいと思いつつ、
今日もお茶を一服。

花祭窯でお抹茶

懐石茶会。

こんにちは!ふじゆりです。

昨日は入門している南方流茶道会の懐石茶会でした。

毎回お茶会の前日は、準備のお手伝いに入ります。
境内内の掃除、設えなど。
準備を手伝うこと自体にたくさんの学びがあります。
今回はさらに、懐石料理の下ごしらえの様子を拝見することができました。

南方流茶道の懐石茶会で供されるお料理は
すべて茶道会員による手づくり。
丁寧に作られたお料理が朱色の膳に並ぶのを想像するだけでもわくわくします。

お茶会当日は、茶室の水屋はもちろん、お給仕も大切な役目です。
先生方の指導に従い、ひとつひとつ覚えていきます。

さて、懐石茶会。
客としても裏方としても、初体験のワタクシ。
先生方に「長丁場になるから、がんばろうね」と言われておりました。

果たしてその実態は
一席が四時間に及ぶ贅沢な茶席の体験となりました。

炭手前にはじまり
別室で懐石料理をゆるりといただき
あらためて茶室に通されれば
そこには見事に炭が熾り
濃茶、淡茶と美しい手さばきのお手前に感動。

四時間というと長そうですが
客としてその場におりますと
まったく長く感じられません。

目の前で行われていること一つ一つに集中する贅沢。
すべて終わり時計を見て
あら、いつのまにか四時間も経っていたのね!
というのが正直なところでした。

それでも視点を転じてみれば
亭主をつとめあげる方の集中力に
ただただ敬意がこみあげます。

このように贅沢に時間を使ってのお茶会は
南方流独自のもので
代々受け継がれてきたものだということです。

そんな和尚さまのお話に
あらためてここにご縁をいただいた幸運を深く感じた一日でした。

花祭窯、2014年ごあいさつ。

こんにちは!ふじゆりです。

花祭窯、おかげさまで津屋崎で二度目のお正月を迎えることができました。
ほんとうにありがとうございます。

1月12日、入門している南方流茶道会の初釜がありました。
正式なお茶会に出席するのは、実はこれが初めて!
厳かで華やかな、気持ちの引き締まる席を体験してまいりました。

当日は先生方のご指導の下、着物を着て出かけました。
というわけで、記念撮影(笑)

花祭窯2014新年のご挨拶

お客さまを日ごろから和服姿でおもてなしするところまでは
実際のところ、まだまだ至っておりません。
ご訪問くださった皆さまには、偽装表示といわれるかもしれませんが
気持ちだけはこのように近づけていこうと。

2014年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

お稽古再開。

こんにちは!ふじゆりです。

やっとお茶のお稽古を再開しました。
気がつけば、なんと8年ぶり。

錦赤玉文茶碗(藤吉憲典作)
錦赤玉文茶碗(にしきあかだまもんちゃわん)

ひとつだけ残念だったのが
津屋崎でお茶の教室を見つけることができなかったこと。
月に2回ほど、電車に乗ってお出かけします。

まずは見学。
まあ、忘れていること忘れていること(笑)
拝見しながら、ああ、そういえば!ということばかりで
おのれの日頃の所作の無作法を再認識することとなりました。

礼の仕方、歩き方、戸の開け閉めから
お作法と精神、習い直しです。