ロンドン6日目(1)ローマ時代の遺跡。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。ダンナ・磁器作家 藤吉憲典の個展(Sladmore Contemporary @London)に伴うロンドン滞在レポート。

ロンドンでお世話になっている、クリエイティブコンシェルジュさんがいます。仕事でここぞというときは、この方にアテンドをお願いすることにしています。今回は友人として、ロンドン郊外にあるおススメのエリアを案内してくださいました。

ロンドン6日目(1)ローマ時代の遺跡。

セント・オールバンズ・シティ St.Albance city

ローマ時代の遺跡や大聖堂に美術館、素敵な公園や英国で一番古いパブなどもある、昔の宿場町的な場所、ということで連れて行っていただきました。

ロンドン市内から電車で15分ほど。ここで古代ローマの遺跡を観ることができるなんて思ってもみなかったので、とても興奮しました。

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ローマ時代は、建物を壊したがれきを使って次の建物を建てたと言われています。

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大聖堂。この日は特別なミサが行われていて、たくさんの人が集まっていました。

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煉瓦で出来た円形の建物は美術館。

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現地に立てばつくりがなるほどと伺える円形劇場跡です。

半日では時間が足りず、また行ってみたい場所です(^^)

 

 

ロンドン5日目 サーチ・ギャラリーとウォレス・コレクション

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。ダンナ・磁器作家 藤吉憲典の個展(Sladmore Contemporary @London)に伴うロンドン滞在レポート。

学芸員技術研修会でお世話になっている九州産業大学美術館教授の緒方先生が「ロンドン市内でのおすすめ」と教えてくださったミュージアムに行って参りました。

ロンドン5日目 サーチ・ギャラリーとウォレス・コレクション

サーチ・ギャラリー Saatchi Gallery

思えば藤吉憲典の海外デビューは、このサーチ・ギャラリー。2015年に開催された美術工芸の国際アートフェア・COLLECTの会場だったのでした。アートフェア期間中は、通常の展示は一切ありませんでしたので、サーチ・ギャラリーとしての展示を拝見するのは初めて。

2008年に現在の場所にできたサーチギャラリーは、まだメジャーではない現代アーティストの作品を取り上げることで有名とのこと。今回訪問時に開催されていた企画展では過剰な難解さ(=作家の自己満足)が一切無くて、キャプション要らず、来館者を楽しませようというサービス精神あふれる写真作品やインスタレーションがたっぷりでした。それでいて、きちんと問題提起や社会批判も行っている。素直にすごいな、面白いな、と思いました。

ウォレス・コレクション Wallace Collection

個人的な感覚ですが、「〇〇コレクション」というものをみると、とても感じ入るものがあります。全体を眺めたときに、集めた人の偏愛ぶりが滲み出ているからなのだと思います。このウォレス・コレクションも、たいへん濃い内容でした。

ウォレスコレクション

建物が素晴らしい、部屋ひとつひとつの設え(家具)が素晴らしい、そして展示されているものが素晴らしい…。語彙が少なくてスミマセン。その部屋でしばらくじっとしていたくなるような、優雅で背筋の伸びる贅沢な空間でした。

 

ロンドン4日目 骨董街とヴィクトリア&アルバート博物館

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。ダンナ・磁器作家 藤吉憲典の個展(Sladmore Contemporary @London)に伴うロンドン滞在レポート。

ロンドン4日目 骨董街とヴィクトリア&アルバート博物館

ロンドンの骨董街

KENSUKE FUJIYOSHI EXHIBITION(藤吉憲典 個展)開催中のSladmore Contemporary は、文字通りコンテンポラリー(現代もの)のギャラリーです。SladmoreにはもうひとつSladmore Galleryがあり、こちらでは19世紀から20世紀初めの物故者の彫刻、つまり骨董を扱っています。

個展のオープニングでSladmore Galleryのディレクター・Edwardに挨拶することができたので、訪問してきました。「ケンスケの作品は現代ものだから、うちには置きたくても置けないんだよ。まだ生きてるし」と冗談を言っていましたが、『特別に』ウィンドウディスプレイに、藤吉憲典のキリンの陶箱を飾ってくださっていました(^^)

Sladmore Gallery

ピカデリーサーカスにほど近く、周辺にはアンティークを扱うギャラリーが軒を連ねています。すぐ近くにオークションハウスのクリスティーズがあり、中国陶磁をメインとしたオークションが公開されていたので、のぞいてきました。オークションハウス、誰でも入ることができるとは知らなかったので、ちょっとびっくりしました。

ヴィクトリア&アルバート博物館 V&A

世界最大規模を誇る美術工芸品の博物館です。足を踏み入れると、なんともゴージャスな気分になる空間。ここもまた広く、展示品の素晴らしさと多さに途中でお腹いっぱい(胸いっぱい)になります。

金属・陶磁・木工など、美術工芸品の素晴らしさを堪能したのはもちろん、今回個人的に面白かったのは、Theatre and Performance Collection。劇場模型や演劇・映画その他パフォーマーの衣装など、とても楽しめる展示でした。

一番上の写真のように、実際に手に触れて技術のすごさを知ることができるような仕組みがあったり、来館者がスケッチを作成して投稿できる仕掛けがあったり、子どもと一緒に楽しめる要素もたくさん。

すべてを回ることはできませんでしたので、また次回の愉しみです。

 

 

ロンドン3日目 ナショナル・ギャラリーと交通博物館

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。ダンナ・磁器作家 藤吉憲典の個展(Sladmore Contemporary @London)に伴うロンドン滞在レポート。

ナショナル・ギャラリーと交通博物館

ロンドン訪問の愉しみは、ミュージアム巡りです。ミュージアム巡りは仕事でもあり趣味でもあり。入場料無料(志による寄付制)のところがとても多いので、気軽に何度も足を運ぶことができます。

前日の個展オープニングのときにも、お話していたご婦人から「ロンドンをたくさん楽しんで好きになってほしいから、『London Free』で検索して情報をゲットしてね!」と言われたのでしたが、まさにそのひとつがミュージアム。

この日はコヴェント・ガーデンから徒歩圏内のナショナル・ギャラリーと、交通博物館(こちらは大人は有料です)へ行ってきました。

ナショナル・ギャラリー National Gallery

2,300点を超える西欧絵画コレクションを所蔵するギャラリー。ルネサンス期の宗教画が豊富なイメージがありますが、印象派~19世紀の名画も揃っています。とても広く、1日で観終わる気がしませんので、今回は半日と時間を決めて回りました。

ロンドンのミュージアムではよく見かける景色なのですが、今回もたくさんの小学生が美術館で学習していました。アンリ・ルソーのトラの絵の前に陣取った低学年と思われる子どもたち。先生の問いかけに対して、我も我もと絵の解釈を発表する子どもたちの姿の楽しそうなこと。こんなふうにあたりまえに鑑賞を楽しむ習慣が身についていく環境があるのが、素晴らしいなと思いました。

交通博物館 London Transport Museum

ロンドンの地下鉄やバスの歴史がわかる博物館です。歴代の2階建てバスが実物そのまま展示される広い空間。地下鉄の運転シュミレーターも数種あって、順番待ちのできる人気ぶり。乗り物好きの文化は日本の鉄ちゃんに限らないのですね。

こちらは大人は入場料を取られますが、子どもは無料。ということで、やっぱり小学校から学習に来ている団体がありました。馬車から地下鉄・バスへの変遷を体感できるだけでなく、展示空間内に交差点があって信号の渡り方のレクチャーがさりげなく織り込まれてあったり、子ども向けの工夫が随所に。ミュージアムショップは入場券を買わなくても入ることができます。

 

ロンドン2日目(2)KENSUKE FUJIYOSHI個展初日

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。ダンナ・磁器作家 藤吉憲典の個展(Sladmore Contemporary @London)に伴うロンドン滞在レポート。

ロンドン2日目(2)
KENSUKE FUJIYOSHI 個展初日

今回のロンドン訪問の最大の目的は、個展初日のご挨拶に伺うことでした。夕方18時からのオープニングには次々とお客さまがお越しになり、ややパニックになりながら(笑)なんとか応対。あまり英語が得意でないとわかると、皆さんこちらに合わせてゆっくりわかりやすい言葉を選んで話してくださり、頭が下がりました。

sladmorecontemporary KENSUKE FUJIYOSHI exhibition

お話をしていて驚いたのは、日本文化に造詣の深いお客さまの多いことでした。根付(ねつけ)をコレクションしているという紳士、刀剣のコレクションで特に鍔(つば)にこだわっているというご婦人、古九谷調の色使いが大好きだと喜んでくださったご婦人、桜が好きで来年日本に桜を観に行く予定だという紳士…。

ご来場くださった皆さんが、とても楽しそうに作品を眺め、作品について話をし、つくり手であるダンナに声をかけてくださったことが、ほんとうに嬉しくありがたい時間でした。

わたしとしては、もっと気を利かせてたくさんの方にきちんとご挨拶してご来場のお礼を言うことができたはずと、自分の気の回らなさと英語力不足を痛感したオープニングでもありましたが、ギャラリーオーナーの「Thank you for being so helpful on the night !」の言葉に救われました。

この場を作ってくださったSladmore Contemporary のGerryとスタッフ、そして足を運んでくださったすべての皆さまに感謝です。

 

ロンドン2日目(1)Tate Modern

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。ダンナ・磁器作家 藤吉憲典の個展(Sladmore Contemporary @London)に伴うロンドン滞在レポート。

ロンドン2日目(1)Tate Modern

ロンドン2日目は個展初日でもあったのですが、初日は18時~20時のドリンクパーティーでオープンだったため、まず午前中にテート・モダンへ行ってきました。

Tate Modern

近現代美術を集め、モダンアートと印象派が充実しているといわれるテート・モダンですが、今回訪問したかった一番の理由は、少し前に読んだ『楽園のカンヴァス』。「ニューヨークのMoMAに対してロンドンのTate Gallery」という位置づけで描かれたストーリーに、行かねば!の気持ちが大きくなり、実現。

http://www.tate.org.uk/visit/tate-modern

展示もそうなのですが、建物に圧倒されました。建物は大きいですが、展示自体は半日程度で十分見て回れます。あちらこちらに体感型の仕掛けもちりばめられ、子どもも一緒に楽しめました。

テートモダン

ミュージアムショップも広く、特に美術関係の書籍が充実していました。

 

ロンドン1日目・宿のこと。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。ダンナ・磁器作家 藤吉憲典の個展(Sladmore Contemporary @London)に伴うロンドン滞在レポート。

ロンドン1日目・宿のこと。

ロンドンには夕方到着。宿について最初の仕事は、近所のスーパーマーケットへの買い出しです。約1週間の滞在、気楽に(そしてお得に)過ごせるよう、個室にキッチン付きのゲストハウスを借りています。

今回お世話になったのは、ハムステッドグリーンヒル・ゲストハウス。前回お世話になって、宿自体も立地もとても過ごしやすかったので、2回目の利用です。

ちなみにダンナが一人で行くときは、ロンドン中心部にあるゲンダイゲストハウスにお世話になることが多いです。どちらも日本人経営のゲストハウスで、管理人さんも日本人の方なので、英語に不安があっても安心なのです。

滞在中、毎食外食だとお金がかかるのはもちろん、胃にも負担がかかることが多く、また毎回どこに食べに行こうかと考えるのがわたし的にはあまり得意ではなく、キッチン付きで好きなときに適当に料理ができる環境は、とても快適です。

ハム、ベーコン、レバーパテなどの肉加工品、チーズをはじめとした乳製品が豊富でおいしく、日本に比べて安いのは欧州という土地柄なのでしょう。専らそういう食材を買い込んできて料理するので、コストパフォーマンスが高いです(^^)

この「ゲストハウスを利用する」という方法、旅慣れたお友達から教えてもらったのが最初でした。ネットで調べてみたら結構いろんなところがあるのですね。便利ですね。

 

アートの海外発送のこと。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

アートの海外発送のこと。

最近ときどき質問を受けます。とは言っても、質問なさる方がアートの海外発送の事態に直面しているということではないようなので、純粋に興味がわくのかもしれませんね(^^)

今回は「花祭窯からロンドンのギャラリーに作品を送る場合はこうしています」の一例をご紹介。

配送業者さんはFedEx(フェデックス)を使っています。

最初にロンドンのギャラリーさんから、国際配送では通常FedExかDHLを使っている(=お互いによくわかっている)というお話を聞き、現地に到着した際の入国・税関その他手続きがスムーズにいくということで、どちらかを選ぶことに。

FedExもDHLも日本語に対応したサイトがもちろんあります。で、単純に自分にとってネット上での操作性が良かった、という理由でFedexに決定。(これが2014年のことですので、もしかしたら現在はDHLもわかりやすくなっているかもしれません。)

FedExでは出荷に必要な書類・インボイスがネット画面から出力できるだけでなく、段ボールなどの梱包材が発注できたり、コストと時間の見積りが出せたり、集荷の予約ができたりします。もちろん出荷後の追跡、配送状況報告のメール登録もできます。文字通りの「ワンストップ」ですね。

配送料は、それなりに高いです。配送料に保険を合わせるとさらに高いです。一度小さめの荷物で国際郵便のEMSと比較したら、2.5倍以上の料金でした。ですが、安心には変えられませんので、納得して使っています。

必携書類Works of Art Declaration」。

アート作品の荷物を出すときは、英国向けの場合、出荷伝票(インボイス)以外に「Works of Art Declaration」という書類を作成します。これは、この荷物が単なる商業的取引のものではなく、「輸入関税の免除対象になるアート作品」であることを証明する書類になります。

この書類も、FedExのシステムでインボイスを出力する際に、「今回の荷物に、インボイス以外に必要な書類」として画面から出力することができます。

わたしも実際にお取引を始めてから知ったのですが、このような「アーティストから直接発信するアート作品の取引への配慮」がイギリスにはあるのですね。北米や欧州のその他の国でも同様のルールがある国があるようで、こういう配慮があるかないかでも、その国の芸術に対する価値の置き方が垣間見えるなぁ、と感じました。

 

海外発送、なかなか慣れず、毎回ドキドキの連続です。

 

 

ロンドン・クラフト・ウィークで紹介していただいています。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ロンドン・クラフト・ウィークで、藤吉憲典を紹介していただいています。

2017年5月の藤吉憲典ロンドン個展は、美術工芸の祭典ロンドン・クラフト・ウィークに合わせてSladmore Contemporaryギャラリーで開催されます。

ロンドン・クラフト・ウィークは、世界の革新的で優れた美術工芸の価値を高めることを目的に、毎年ロンドンで開かれています。期間中はロンドン市中のギャラリーや高級メゾンで世界各国のクリエイターが紹介されます。

美術工芸にスポットを当て、古のノウハウと、革新的な職人技術とを浮かびあがらせるロンドン・クラフト・ウィーク。

いよいよワクワクしてきました(^^)