福。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

あちらこちらで節分の恵方巻の宣伝を見かけます。そろそろ我が家でも豆まきの準備が気になってきました。

豆まきといえば

鬼は外、は内。

この「福」の字、やきものの文様として古くから親しまれ、好まれています

やきものの文様については、中国文化の影響を大きく受けている肥前磁器。中国でも「福」の文字はたいへん喜ばれる文字なのですね。

一例として、中国ではコウモリが「福を呼ぶ」としてたいへん人気で、コウモリ文様がおめでたい吉祥文様として定着しています。その理由は、

コウモリを漢字で書くと「蝙蝠」 で「蝠」が「福」の字に似ているから。

それほどに「福」という字に愛着があるのですね。

 

赤絵蝙蝠文蕎麦猪口(藤吉憲典)
赤絵蝙蝠文蕎麦猪口(藤吉憲典 作)

蝙蝠(コウモリ)の字だけでなくデザインそのものが吉祥文様となっています。上の写真は古伊万里の時代から人気の古典文様。もともとは中国磁器の人気文様を写したものです。向かい合わせの蝙蝠も福々しさに魔除けの赤。現代でも通の間で根強い人気です。

染付福鬼文蕎麦猪口(藤吉憲典)
染付福鬼文蕎麦猪口(藤吉憲典)

こちらは、藤吉憲典オリジナル文様の「福鬼文」。お多福さんの反対側は、鬼の絵になっています(^^)

 

取り扱いご検討のギャラリーさんへ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
今週末はまた寒くなるという予報。暖かくして過ごしたいですね。

さてこのところ立て続けにお問い合わせのお電話をいただきましたので、

花祭窯・藤吉憲典の器・作品
取り扱いをご検討のギャラリーさんへ。

花祭窯では、こんな考え方をしています。

1997年の独立創業当初から一貫して、商社を通さずギャラリーさんとの直接お取引をしてきています。最終的にお買い上げして使ってくださるお客さまのお顔・ご要望がきちんと見えているオーナーさんとお付き合いしたいという思いからです。

ギャラリーさんとの関係で重視しているのは、お互いに敬意をもってお付き合いできることと、その結果として生まれる信頼関係です。

そのため、具体的な商談の前に必ず、オーナーさんとつくり手・藤吉憲典がきちんとお話をできる場をもつようにしています。最近は工房にお越しくださる方が増えてまいりましたが、こちらからお店にお伺いすることも多いですし、その両方を経たうえでお話を進めることが少なくありません。

ものづくりに対する考え方、価値観、理念、目指している方向など、いろいろなことをお話しさせていただいて、「なにを大切にしているか」ベクトルが合いそうな場合に、お付き合いがはじまります。

これもまた創業当初から一貫している考え方です。

そもそも花祭窯は藤吉憲典が一人でものを作っているため、数をたくさんつくることはできません。その分ひとつひとつのものにしっかりと力を注いでいます。それを理解して、愛情をもって扱ってくださる方に託したいと思っています

どんなに有名であったり販売力のあるギャラリーさんでも、基本的な価値観のところですれ違っていたり、愛情をもって扱ってくださらない節が見えた場合には、お断りしています。つくり手である藤吉憲典と、売ってくださるギャラリーオーナーさんとの間での信頼関係が築けなければ、長いお付き合いは無理なので、そのようにしています。

逆にいうと、きちんとお話をしたうえでお互いに敬意をもってお付き合いできることが確認できれば、規模の大小や実績などは問わずにお取引をしています。

独立当初、なんの実績も後ろ盾もなくても「つくったもの」と「つくり手の姿勢」だけを評価して藤吉のつくるものを扱ってくださったギャラリーオーナーさんたちに救われました。そういう方々とお会いできたからこそ、こうしてやきものの仕事を続けることができています。わたしたちもずっとそういうスタンスでありたいと思っています。

このように商売上手ではありませんが、いただいたお仕事・かけてくださった期待に対しては、全力で応える用意があります。単純に売れたらそれでいいという考え方ではないので、もしかしたらほかの作家さんに比べたら面倒くさいかもしれません。それでも藤吉のつくるものを扱いたいと思ってくださる方、ぜひお問い合わせくださいませ<(_ _)>

 

 

龍とか鳳凰とか赤の意味とか。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

このところ中国とご縁のある方とお話をする機会が立て続けにありました。そのなかで「これ、いいですね」と言われたのが、写真のコーヒーカップ&ソーサー。赤絵で龍と鳳凰を描いたものでした。

龍とか鳳凰とか、赤の色の意味とか。

花祭窯・藤吉憲典のつくる肥前磁器は、1600年代初頭に朝鮮半島からもたらされた技術ではじまり、中国・景徳鎮(けいとくちん)窯の磁器技術などをお手本に発展してきたといわれており、中国の窯業技術・文化の影響を大きく受けています

その影響が見た目にわかりやすいのが、絵付です。中国の文化・思想を背景にした文様の題材がとても多いのです。なかでも龍や鳳凰(ほうおう)や麒麟(きりん)といった霊獣(れいじゅう)文は、中国で吉祥文様として古くからやきものにもしばしば描かれ、いまだに根強い人気を誇っています。

中国で神聖視された想像上の巨大な霊獣。特に龍は中国では皇帝の象徴であり、官窯(皇帝のお抱え窯)では、皇帝用の器に描く龍だけは爪を5本で描くことが許されるという決まりがありました。一般的には爪は4本で、今でもやきもの好きの間では、龍の文様を見ると真っ先に「4本ですね」などと爪の数を確認することが話題のひとつになったりします。

さらに赤は魔除けの色、転じておめでたい色とされています。「赤絵万暦」と呼ばれる絵付は、中国は明の時代に流行ったものでした。いまもなお赤絵で龍や鳳凰を描いたものは、中国にご縁のある方々にとって、とても吉祥の意味の強いおめでたいものとなることが、いろいろなお話をするなかで実感として伝わってきました。

あらためて、わたしたちが生業としている「やきもの」と中国との縁の深さを感じる年初めとなっています。

 

 

蕎麦猪口と小皿豆皿。

おはようございます。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

先日、藤吉憲典の2017年の個展予定をご紹介しましたが

花祭窯・藤吉憲典2017個展予定など。

詳細の決まっていなかった熊本SUNNYさんでの企画展の内容が決まりました!

蕎麦猪口と小皿豆皿。

2017年熊本・SUNNY 4周年記念展は、蕎麦猪口と小皿豆皿。

期間は、6月24日(土)~7月2日(日)の9日間です。

蕎麦猪口と小皿豆皿は、花祭窯・藤吉憲典の定番ロングセラーな蒐集もの。いまやライフワークの一つとなっています。

藤吉憲典の蕎麦猪口・小皿豆皿が一覧できる 蕎麦猪口倶楽部 には、全国の蕎麦猪口好き、小皿豆皿好きの皆さまからご注文をいただいておりますが、たくさんの種類を実際に手にとってご覧いただける機会が、実はそう多くはありません。

SUUNYさんでは、昨年の3周年まで「蕎麦猪口展」として150種前後の蕎麦猪口をご覧いただくことのできる機会となっていましたが、今年は「小皿豆皿も見たい!」というお客さまのご要望にお応えすることになりました。

それぞれどれくらいの数の展示になるかは、これからの検討になりますが、2017年、藤吉の蕎麦猪口と小皿豆皿の実物をその目と手でご確認いただける一番の機会になることはまちがいないでしょう。

・・というのも、津屋崎の花祭窯にお越しになられたことのあるお客さまならお気づきかと思いますが、工房兼ギャラリーである津屋崎でも、蕎麦猪口や小皿豆皿の在庫が少ないことが多いのです。

ネットからのご注文ももちろんとても嬉しくありがたいですが、この機会にぜひ熊本にいらっしゃいませんか?まだ半年ほど先ですので、ぜひ今から日程をキープしてくださいね(^^)


熊本・SUNNY 4周年記念展 藤吉憲典の蕎麦猪口&小皿豆皿
期間:6月24日(土)~7月2日(日)
場所:熊本市中央区水道町4−39

※日程が近くなりましたら、ご希望の方にはご案内状をお送りいたします。

 

 

 

 

 

 

2016ふじゆりブログ・ベスト5

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

今年は後半になってようやくコンスタントな更新ができるようになってきた「ふじゆりスタイル」。自分の記録用に書いている記事も多く、なかなか「お役立ち情報」的なものが発信できておりませんが、それでもチェックしてくださる皆さまに、心より感謝しています。ありがとうございます!

一年のまとめ。「いいね!」をいただいた数のランキングを出してみました。

2016ふじゆりブログ・ベスト5

1位)蕎麦猪口倶楽部のホームページアドレスが変わりました!(8月24日)

URL変更のお知らせと合わせて、藤吉憲典のライフワークでありエントリーモデルである蕎麦猪口・小皿豆皿の使い勝手をちょっぴりお伝えしました。

蕎麦猪口倶楽部のホームページアドレスが変わりました!

2位)更新:2016年藤吉憲典の予定。(2月5日)

1月7日にアップした個展予定に追加更新。
皆さまが個展予定をチェックしてくださったことがわかって、とても嬉しい2位ランクインです。

更新:2016年藤吉憲典の予定。

3位)ぐるりと一周~知ると楽しい文様のこと(6月29日)

6月下旬~7月初旬に熊本のSUNNYさんで開催した蕎麦猪口展に合わせて、蕎麦猪口の文様についてのウンチクを6回シリーズで語った最終回。文様の由来や意味に興味をお持ちの方がたくさんおられることがわかり、とっても嬉しくなりました。

ぐるりと一周~知ると楽しい文様のこと

4位)2016年花祭窯・藤吉憲典の予定。(1月7日)

2016年の初めにアップした藤吉憲典の予定です。そろそろ来年の予定もアップしますね。

2016年花祭窯・藤吉憲典の予定。

5位)お酒を飲みながら建築のお勉強その3(8月4日)

「お酒を呑みながら建築のお勉強」シリーズ。この回のテーマは「古代の建築」でした。この勉強会も2016年に新たにいただいたご縁でスタートしたもの。とてもありがたい出会いでした。

お酒を飲みながらお勉強・その3

皆さまにお伝えしたいホームページアドレスの変更や、藤吉憲典の年間個展予定といった大切な「お知らせ」を見ていただけたことがわかって、嬉しくなりました。来年への課題としては、ウンチクものももっと読んでいただけるように、「わかりやすくて中身の濃いもの」を目指していきたいと思います。

花祭窯の年内の営業は12月29日まで。あと数回、ブログをアップできそうです(^^)

 

 

花祭窯で祝の器展。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

近所の店先に「柚子」をみつけました。
もうすぐ冬至ですね。

2016年の展示の締めは

花祭窯で「祝の器 展」。

毎年12月には感謝の気持ちを込めて、ここ津屋崎の花祭窯で藤吉憲典のうつわ展示を、と思っています。個展の日程やあれこれでできない年もありますが、今年は、やります!

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花祭窯 祝いの器 展

2016年12月22日(木)~12月29日(木)
午前11時~午後5時
期間中無休

花祭窯:福津市津屋崎4-8-20にて
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展示期間中は無休ですので、営業時間内であれば事前の連絡無しにお越しいただいても大丈夫です(^^)

江戸時代から現代にかけて使われていたという塗りのお膳に、藤吉憲典の器を並べてセッティングいたします。楽しい展示になるよう、いろいろ考え中。もちろん気に入った器はお買い上げいただくことができます。

忙しい年末、ちょっぴり息抜きに花祭窯へいらっしゃいませんか。お待ちいたしております。

神戸のギャラリー壺屋さんで片口展。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

快晴の朝です。

町田ももふくさんの個展、無事終了とのご連絡をいただきました。2日目以降も、遠方からもたくさんのお客さまがご来展くださったとのこと。ほんとうにありがとうございました。

さて12月は実はもうひとつ

神戸のギャラリー壺屋さんで
片口展に参加します。

壺屋さんでの企画展参加は初めて。
というよりは、この片口展が壺屋さんでの藤吉憲典のお披露目になるといったほうがいいかもしれません。

10名の作家による片口展ほとんどが茶陶の作家さん。
そんななか藤吉の片口がどんな個性で調和するのか。案内状に並んだお名前を拝見し、あらためて期待が膨らみます。

藤吉は4点の片口を壺屋さんにお届けいたしました。
さっそく「他の作り手さんの作品との共鳴感もすごく良い」と壺屋さんからご連絡をいただき、ひとまずはほっとしているところです。

「作品の共鳴感」

そうなんです。藤吉憲典はソロでの個展が多く、どなたかと一緒に展示、という機会が比較的少ないのですが、ほかの方の企画展を拝見するときにいつも気になるのが、全体としての雰囲気でした。複数の作家さんが一緒に展示してあることに意味を見いだせないと感じる企画展も少なくありません。

つくり手各々が素晴らしいものを出してこそ、違和感なく共鳴する空間が出来上がり、そこに複数の作家が関わる企画展の意味が生まれる。

そんな上質な空間を、壺屋さんで体験していただけることと思います。

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片口展
2016年12月17日(土)~12月25日(日)
午前11時~午後6時【期間中無休】

ギャラリー壺屋
神戸市東灘区御影本町6-2-25
TEL078-843-5288

壺屋さんの詳細はこちら。
http://www.tsuboya.co.jp/

お客さまからの手紙。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

お客さまから嬉しいお手紙をいただきました。

町田ももふくさんでの藤吉憲典展初日にお伺いしたとき、少しお話することができた方でした。
自分の好きな作家もののうつわを少しづつ選んで食器棚に並べ、楽しんでいらっしゃるということで、器ひとつひとつ、とても丁寧にご覧になられていたお客さまでした。

そのお客さまから、丁寧なお手紙をいただきました。
お客さまの感性に響く個展であったことが伝わってきて、ダンナともども、嬉しくなりました。

あちらこちらで個展におじゃましたとき毎回思うことなのですが、藤吉の個展を開いてくださるギャラリーにお越しになるお客さまは、とても丁寧にうつわをご覧になってくださいます

じっくり丁寧に。ときには何時間もかけてご覧になられます。

それぞれのお客さまが器に対する愛情を持ってくださっていること。
そして、ギャラリーのオーナーさんが愛情をもって作家の器をお客さまにご紹介してくださっていることが伝わってきます。

つくり手と使い手の間の橋渡しをしてくださるギャラリーさん。
お客さまからのお手紙をとおして、藤吉憲典はギャラリーのオーナーさんにとても恵まれているとあらためて感謝の午後でした。

12月10日(土)まで藤吉憲典展@町田ももふく

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

おかげさまで好評をいただいております。いよいよ今週末までとなりました

町田ももふくさんでの藤吉憲典展。

今回の個展に合わせて、ももふくさんが藤吉憲典の記事を書いてくださっています。ありがとうございます<(_ _)>

実は初日の晩、お食事をご一緒しながらオーナーの田辺さんがまずおっしゃったのは

「作品全体の雰囲気が、変わったような・・
なんだか、やわらかくなりましたよね!」

ということでした。
前回の個展からは約2年ぶり。
常設でもいろいろと扱ってくださっているので、常にリアルタイムの藤吉の器をご覧なのですが、それでもやはり個展というかたまりで眺めると、あらためて感じられるものがあるようです。

工房を津屋崎に移転して、山から海へと制作環境も大きく変わりました。
また、「ものづくり」に真摯に取り組む異分野のプロフェッショナルな友人が近所に増えました。・・そんなようなことが、作品にも反映されているようです。

同じ文様を同じ作家が絵付しても、描いた環境や本人の状態によって雰囲気が少しづつ変わります。技術の創意工夫・熟練も、もちろんあります。こうした変化を見つけやすいのも、個展の面白さかもしれません。

いわば作家の成長を一緒に感じることができるのも、作家ものの器を使う面白さのひとつ。

ともあれ、ももふくさんが書いてくださった連続記事。
個展訪問前の予習にも、個展訪問後に手に入れた器を眺めながらの復習にも、これを読むと「藤吉憲典の器」をより楽しんでいただけると思います(^^)

藤吉憲典さんの工房を訪ねました

藤吉憲典さん 器に描かれる文様の秘密

藤吉憲典展 0

藤吉憲典展 1

藤吉憲典展 2

藤吉憲典展 3

藤吉憲典展 4 干支の酉と動物たち

ももふくさん、ありがとうございます<(_ _)>

藤吉憲典個展@町田ももふく

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

町田のうつわ ももふくさんでの
藤吉憲典展、個展初日に行って参りました。

穏やかな晴れの天気に恵まれました。
12時のオープンすぐに最初のお客さまがお越しになり、ありがたいことに、ずっとお客さまが続きました。

おかげさまで、気が付けば19時前。
「インスタグラム見てます」「フェイスブックチェックしてますよ」
そんな声をかけてくださるお客さまもたくさんあり、とても嬉しい一日でした。
ほんとうにありがとうございます。

今回つくり手の藤吉憲典は、初日一日の在廊でしたが
たくさんのお客さまとお話しすることができ、こちらもたいへん喜んでおりました。

当日の様子は、ももふくさんのブログでもご紹介くださっています。

藤吉憲典展 1

お正月に向けて、新しい器、いかがでしょうか。
12月10日(土)まで藤吉憲典展、開催です(^^)


藤吉憲典展
2016.12.3(土)-12.10(土)
12時~19時(最終日は17時まで)
うつわ ももふく
東京都町田市原町田2-10-14-101
TEL042-727-7607