やきものができるまで(磁器の制作工程)・前半

こんにちは。花祭窯の番頭役・ふじゆりです。

いよいよ本日7月16日(土)が初日です。
銀座黒田陶苑さんでの藤吉憲典(ふじよしけんすけ)個展。
原点回帰=肥前磁器の伝統文化をしっかり感じていただくことがテーマになっています。

その事前知識になれば、ということで

↓肥前磁器についてこれまでに書いた記事はこちら↓

○肥前磁器(ひぜんじき)とは?

○染付(そめつけ)・赤絵(あかえ)・染錦(そめにしき)

○古伊万里(こいまり)のこと


本日は

磁器の制作工程について(前半)

染付(そめつけ)・赤絵(あかえ)・染錦(そめにしき)」でもご紹介したように、
絵付だけでも技法の分かれる肥前磁器。

今も有田焼に残る磁器制作工程の完全分業は、
作業工程を細かく分けて、専門家・職人化したものです。

「高度に専門職化することにより、効率的に質の高いものを生み出すための方法」と解釈されがちですが、
そもそもは磁器制作をはじめた佐賀藩による
「他の藩に磁器制作の技術がまとめて流出することを防ぐための政策」でした。

磁器制作の工程は、次のような流れになります。

土こね

磁器制作がはじまったのは、佐賀県有田にある「泉山」で陶石が採れたことによりますが、
現在は泉山で採取できる良質の陶石はわずかになっています。
肥前磁器の磁器土(陶石)は、現在ではほとんどが熊本県天草で採れたもの。
天草陶土」と呼ばれています。

天草で採取された陶石は「土やさん(陶土屋さん)」によって精製され、
色味など、生地のタイプによっていくつもの種類の陶土となります。
花祭窯でも、色味により数種類使い分けています。

さて土やさんから買ってきた土を、ロクロがしやすいようにこねます。
土に含まれる主に空気を抜くのが目的だそうです。

有田には「土こね三年」という言葉があり、
最初の工程である土こねを習得するのに3年かかるといわれています。

成形

土がこねあがったら、形をつくります。
現在藤吉憲典がつくっているものとしては
ロクロ、またはタタラ、あるいは彫塑の方法による成形です。

削り

形ができたら生地を自然乾燥させます。
適度に乾燥したら、高台(器の底)を削って整えます。
このとき、いかに削る量が少なくて済むかが、ロクロの腕の見せ所です。
また口縁が輪花(りんか)縁のように装飾が必要なものも、このときに削って形をつくります。

乾燥しすぎると土が固くなって作業がしづらくなり、生乾きだと触ることによって形が崩れてしまうので
「適度な乾燥度合い」の頃合がだいじです。

素焼き

生地が十分に乾燥したら、素焼きです。
素焼きは最初の焼成です。藤吉憲典は現在は電気窯を使っています。
最高温度900度くらいまで引き上げます。素焼きでは9時間程度焼成します。

 

次回は、絵付けからの工程をご案内いたします(^^)


藤吉憲典個展

2016年7月16日(土)-21(日) ※18日(月)定休日。
11時‐19時
銀座黒田陶苑 2F展示室
東京都中央区銀座7丁目8番6号
TEL03-3571-3223

地下鉄・東京メトロ銀座駅A-2出口より徒歩2分、JR新橋駅銀座口より徒歩5分
http://www.kurodatouen.com/info

古伊万里(こいまり)のこと

こんにちは。花祭窯の番頭役・ふじゆりです。

いよいよ今週末に迫ってまいりました。
7月16日(土)が初日の銀座黒田陶苑さんでの藤吉憲典(ふじよしけんすけ)個展では、
原点回帰=肥前磁器の伝統文化をしっかり感じていただくことがテーマになっています。

その事前知識になれば、ということで

↓肥前磁器についてこれまでに書いた記事はこちら↓

○肥前磁器(ひぜんじき)とは?

○染付(そめつけ)・赤絵(あかえ)・染錦(そめにしき)

 

本日は、質問されることの多い「古伊万里ってなに?」について。

古伊万里(こいまり)のこと

一般的に、1600年代~1800年代の江戸期に、佐賀県有田で作られたやきもの
=肥前磁器を「古伊万里」と呼びます。

有田で作られたやきものが、伊万里港から舟であちこちに出荷されたことから
「伊万里」の名がついています。

時代の流れによって分けられます。
「初期伊万里」「前期伊万里」「中期伊万里」「後期伊万里」。
江戸中期の伊万里は「盛期伊万里」とも呼ばれます。

初期伊万里(1600年代初期)

1610年佐賀県有田で、日本最初の磁器の焼成に成功しました。
豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に朝鮮から陶工を連れ帰り、佐賀藩のもと有田で磁器制作がはじまったのです。将軍家や諸大名への贈答品が主に作られており、「上手(うわて)もの」と呼ばれていました。

前期伊万里(1600年代中期~1700年頃)

朝鮮の技術ではじまった磁器制作は、中国の技術を取り入れることによりさらに進化していきます。
内乱によって輸出ができなくなった中国の景徳鎮(けいとくちん)窯に代わって、
東インド会社が有田から東南アジア・ヨーロッパへと輸出するようになりました。
ヨーロッパからの要望により、色絵や金襴手(きんらんで)の技術がはじまりました。

 

中期伊万里(1700年頃~1780年頃)

献上ものや輸出ものは、佐賀藩による品質の維持管理が徹底しており、
鍋島様式や柿右衛門様式の完成度が増し、豪華絢爛な金襴手も盛んになっていきます。

1757年中国景徳鎮の欧州輸出が再開されると、東インド会社との取引が終了し、
国内需要(武家向けや、庶民向け)への転換期に入っていきます。

 

後期伊万里(1780年頃~1860年ごろ)

国内向けの大量生産がはじまります。
人材の流出により肥前磁器の技術が各地に広がり、全国各地で磁器生産の動きが活発になります。
「下手(げて)もの」と呼ばれる簡素な絵付けの庶民向けの食器がつくられはじめました。

1860年代以降は、さらに印刷装飾法の普及などにより大量生産の仕組みが向上し、
価格競争も始まり、それに伴って品質の低下が著しくなりました。
このころのものは「幕末伊万里」と呼ばれますが、「古伊万里」の範囲から外されることもあります。

 

さて、今回の銀座黒田陶苑さんでの「藤吉憲典個展」
オーナーの黒田さんから「古臭いものを作ってほしい」とのご希望でした。

初期伊万里~中期伊万里の献上品のように、
つくりも絵付けも、裏も表もしっかりと丁寧に作りこんだものを、お届けいたします。


藤吉憲典個展

2016年7月16日(土)-21(日) ※18日(月)定休日。
11時‐19時
銀座黒田陶苑 2F展示室
東京都中央区銀座7丁目8番6号
TEL03-3571-3223

地下鉄・東京メトロ銀座駅A-2出口より徒歩2分、JR新橋駅銀座口より徒歩5分
http://www.kurodatouen.com/info

染付・赤絵・染錦

こんにちは。花祭窯の番頭役・ふじゆりです。

7月16日(土)が初日の銀座黒田陶苑さんでの藤吉憲典(ふじよしけんすけ)個展では、
原点回帰=肥前磁器の伝統文化をしっかり感じていただくことがテーマになっています。

そこで、そもそも肥前磁器ってなに?どんなもの?というところをしばらく書いていこうと思います(^^)

↓前回は「そもそも肥前磁器とは?」を書きました↓

○肥前磁器(ひぜんじき)とは?

本日は、絵付の種類について。

 

染付(そめつけ)・赤絵(あかえ)・染錦(そめにしき)

うえの写真は
染錦(そめにしき)梅に鶯文(うめにうぐいすもん)蕎麦猪口。

肥前磁器で用いられる絵付の三つの技法「染付・赤絵・染錦」を説明するのに
ちょうど良い文様だったので登場してもらいました。

染付(そめつけ)

染付とは、呉須(ゴス)と呼ばれる絵具で描かれたものを指し、色は色です。
現在は色呉須と呼ばれる、青以外の色の呉須もいろいろと開発されていますが、
一般に「呉須」というと、昔からあるコバルトを原料に含む青の発色をする絵具を指します。

その呉須を用いて描かれた青色の絵付が「染付」
うえの写真でいうと梅の枝が伸びるふもとの「青色」で描かれた部分です。

染付は別名「下絵付(したえつけ)」とも呼ばれます。

「下絵付」は染付の工程から来た呼び方。
ロクロやタタラなどで形ができた磁器は、まず「素焼き(すやき)」の窯に入ります。
この素焼き窯から出てきた状態に絵を付けるのが、染付。
染付で絵がついたら、釉薬(ゆうやく)と呼ばれるガラス質を上からかけて
「本窯(ほんがま)」と呼ばれる窯に入ります。

釉薬の下に描かれているから「下絵付」なんですね。

赤絵(あかえ)

本窯から出てきたあと、釉薬のうえに施される絵付けが「赤絵」です。

写真でいうと赤・緑・黄色・黒などの色で描かれている部分
釉薬のうえなので「上絵付(うわえつけ)」とも呼ばれます。
また色とりどりの絵具が使われるところから「錦手(にしきで)」とも呼ばれます。

染付と赤絵(錦手)を組み合せた絵付けが「染錦(そめにしき)」。
写真の染錦梅に鶯文蕎麦猪口の名前は
絵付技法の「染錦」文様名の「梅に鶯文」そして器の形状である「蕎麦猪口
この三つが組み合わされているのです。

 

染付と赤絵は絵付でもまったく技法が異なり、
江戸の昔から、染付の職人さんと赤絵の職人さんは、完全に分けられていました。
現代でも、染付と赤絵の両方に熟練している人はとても少ないのです。

 

さて、染付も赤絵も大好きだという藤吉憲典の個展では、
文様の楽しさを存分に味わっていただけることと思います。

今回の銀座黒田陶苑さんでは、季節柄、染付中心。
染付のなかに赤絵がぽっと色をさす楽しさも見出していただけると幸いです。


藤吉憲典個展

2016年7月16日(土)-21(日) ※18日(月)定休日。
11時‐19時
銀座黒田陶苑 2F展示室
東京都中央区銀座7丁目8番6号
TEL03-3571-3223

地下鉄・東京メトロ銀座駅A-2出口より徒歩2分、JR新橋駅銀座口より徒歩5分
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銀座黒田陶苑 藤吉憲典個展

ぜひご来場くださいませm(__)m

肥前磁器とは?

こんにちは。花祭窯の番頭役・ふじゆりです。

7月16日(土)が初日の銀座黒田陶苑さんでの藤吉憲典(ふじよしけんすけ)個展では、
原点回帰=肥前磁器の伝統文化をしっかり感じていただくことがテーマになっています。

そこで、そもそも肥前磁器ってなに?どんなもの?というところをしばらく書いていこうと思います(^^)

 

肥前磁器(ひぜんじき)とは?

九州北部地方の肥前国=現在の佐賀県で確立されてきた、磁器の伝統的な陶芸技法・文化です。
陶器の原材料は土。磁器の現在量は石。

日本の磁器発祥の地といわれている
佐賀県有田を中心に発展してきたもの「肥前磁器」と呼んでいます。

一般的には「有田焼」「伊万里焼」「鍋島」「柿右衛門」などと呼ばれるものを含めた総称です。

1610年、朝鮮から連れてこられた陶工・李参平(りさんぺい)が
佐賀有田の泉山陶石を使って焼いたのがはじまりといわれています。

朝鮮半島からもたらされた技術ではじまった磁器作りは、
その後、中国・景徳鎮(けいとくちん)窯の磁器技術などをお手本として進化、
さらに日本独自の技術・文化・職人気質が加わりながら発展してきました。

その歴史、おおよそ四百年
その歴史のなかで陶工たちが遺してくれた数々の名品は、
現在も肥前磁器に関わる者にとって大きな宝であり、
藤吉憲典にとっては、これ以上ない師匠です。

写真は
染錦花鳥文(そめにしきかちょうもん)大鉢  作・藤吉憲典

これもまた伝統的な文様のひとつです。
染付の藍色と、色とりどりの上絵(赤絵)。
ハレの日に嬉しい吉祥文様は時代を経ても色あせません。

ということで次回は、たびたび登場する「染錦」「染付」「赤絵」について書きますね♪

 


藤吉憲典個展

2016年7月16日(土)-21(日) ※18日(月)定休日。
11時‐19時
銀座黒田陶苑 2F展示室
東京都中央区銀座7丁目8番6号
TEL03-3571-3223

地下鉄・東京メトロ銀座駅A-2出口より徒歩2分、JR新橋駅銀座口より徒歩5分
http://www.kurodatouen.com/info

銀座黒田陶苑 藤吉憲典個展

ご来場を心よりお待ちいたしておりますm(__)m

7月は銀座黒田陶苑さんで個展です。

こんにちは。花祭窯の番頭役ふじゆりです。

7月に入りましたね。

熊本ビストロ&カフェSUNNYさんの3周年記念「藤吉憲典蕎麦猪口展」
先週末をもちまして、おかげさまで無事終了いたしました。

期間中ご来場くださいました皆さま、ほんとうにありがとうございました!
地震のあとの難しい状況のなか、蕎麦猪口展決行のご決断をなさった藤川さんに心より感謝しています。
ありがとうございました。

 

7月は銀座黒田陶苑さんです。

銀座黒田陶苑さんでの個展は、これが初めて。

3月の岡山のギャラリー栂さんといい、今年は初めての場所での個展機会に恵まれています。
ほんとうにありがとうございます。

本日個展案内状を発送いたしましたので、ご希望の方には今週中にお手元に届くと思います。

 

さて、銀座黒田陶苑さん。
きっかけは数年前にさかのぼります。

銀座黒田陶苑 藤吉憲典個展

案内状にもメッセージをいただいているとおり、
藤吉憲典にとっての「やきもののルーツ」である「肥前陶磁」へ原点回帰する機会をいただきました。
肥前陶磁の師匠と位置づける九州陶磁文化館の「柴田コレクション」はじめ、
江戸の陶工の残した名品に、あらためて感謝と敬意をこめての個展になります。

黒田さんのおっしゃった「古臭いもの」と、藤吉が理想とする温故知新がどう共鳴するのか、
とてもワクワクしています。

初めて藤吉憲典のやきものに出会う方々ももちろんですが、
これまで長く藤吉の器を愛してくださっている方々にも、ぜひご覧いただきたい個展です。

銀座黒田陶苑 http://www.kurodatouen.com/


藤吉憲典個展

2016年7月16日(土)-21(日) ※18日(月)定休日。
11時‐19時
銀座黒田陶苑 2F展示室
東京都中央区銀座7丁目8番6号
TEL03-3571-3223

地下鉄・東京メトロ銀座駅A-2出口より徒歩2分、JR新橋駅銀座口より徒歩5分
http://www.kurodatouen.com/info

小皿豆皿のこと

こんにちは、ふじゆりです。

北部九州、梅雨入りのニュース。
小雨のなかに紫陽花があざやかです。

さて

小皿豆皿のこと

手塩皿とも呼ばれる径3~4寸ほどまでの小さいお皿。
写真のように、ままごとのような実用品です。

わたしが蕎麦猪口に次いで魅入られたのが、この小皿豆皿。
見て楽しい、使って便利、手のひらにのる愛らしさ。
蕎麦猪口同様、蒐集心をくすぐる小品です。

「こんなに小さくて、なんに使えるの?」という声を何度もお聞きしたことがありますが、
そのたびにお返事しているのが、「実はとっても使い勝手がいいんですよ」ということ。

刺身の醤油皿であったり珍味皿であったり、というのが一番簡単な説明の仕方ですが、
小皿豆皿でわたしが一番助かっているのは、来客時やちょっとした行事の食卓での使い方です。
塗りのトレーや重箱に豆皿を配置して、少しづついろんな料理を盛っていくだけで
あら不思議。華やかで贅沢な雰囲気になるんです。

小さなお皿ですから、盛り付けにたくさんの量は要りません。
料理というよりも、珍味や箸休めになるようなものでいいんです。
ありあわせのものをちょっとづつ盛れば、それだけでなんとなく格好がつく。

「準備の時間がないけれど、おもてなしの気持ちを表したいとき」に最適・最強だと感じています。
わたしは大雑把な性格なので、繊細で美しい盛り付けをするのは苦手。
なので、お皿に任せてしまおう、というわけです。

 

小皿豆皿を探す

小皿豆皿と聞いて、京都の「てっさい堂」さんを思い浮かべる骨董好きの方も多いと思います。
古伊万里も数多く扱っておられるてっさい堂さんは小皿豆皿など小品の充実も有名な名店で、
○○画報はじめ、さまざまな媒体で小皿豆皿の提供や、取材記事を目にします。

わたしも数回行ったことがありますが、毎回その品揃えに圧倒されます。
普段資料として写真でよく見ているものが、そのままたくさんあるというのはすごいことですね。
江戸時代の古伊万里の豆皿を手に入れることができます。

古伊万里の小皿豆皿を見たいならば、もう一箇所、おすすめはやはり
佐賀県の九州陶磁文化館にある柴田コレクションです。
美術館ですから、収蔵品の購入はもちろんできませんが、閲覧には最適です。

柴田コレクションには、江戸時代のさまざまな形・絵付の小皿豆皿があります。
時代を網羅した膨大な数のコレクションは、肥前磁器の宝です。
常設で専用の展示室があり、定期的に展示品が入れ替えられるので、何度でも足を運ぶ楽しみがあり。
骨董屋さんのようにその場で手にとって見ることは出来ませんが、生きた資料だとつくづく思います。

(補足)九州陶磁文化館では、収蔵品を手にとってご覧になりたい場合は、事前申請により、
その理由により許可がおりた場合には、学芸員さん立会いのもと手にとることもできます。

 

そして、最後にちょっとだけ宣伝(笑)

藤吉憲典の小皿豆皿は、こうした肥前磁器の歴史から学んで、復刻したり、あらたに作り出しています。
現在その数約40種。これからもまだまだ増殖しそうです。

台湾とのご縁。

おはようございます。ふじゆりです。

九州と台湾の経済文化交流の勉強会に参加してきました。

今年2016年に入ってから、台湾のギャラリーさんからお問合せがあったのがきっかけで、
台湾とのご縁が強まってきていると感じています。

台湾にはやきものの歴史的宝・故宮博物院があり、常々「行こうね~」と話していたものの、
「これ」というきっかけをつくれず後回しになってしまっていました。
「台湾のギャラリーさんからの問い合わせ」という絶好のきっかけに、つくり手は台湾へ。

初訪問の台湾。そこでつくり手がギャラリーの方々とお話をしてわかったのは
お茶や書など、日本と似たような文化的な基盤があること。
そのうえにやきもの文化が培われてきたのですね。

台湾の文化・食・親切な人々。

つくり手であるダンナは、すっかり魅了されて帰ってきました(^^)

 

さて

台湾での個展を検討するにあたり、先方との実務的なやりとりはわたしの仕事になります。
さっそく詳しく話を伺ってみると、いろいろと検討事項のあることもわかってきました。

そこで、いろいろな方々にお話を聞いて情報集め。
九州・福岡は地理的に近いこともあって、台湾に親しい方々も多く
情報提供してくれる場所も多いことがわかりました。

そもそも台湾のことをどれくらい知っているかというと、
ほとんど知らない自分があり。
ギャラリーさんとお取引をするしないということ以前に、
どんな国なのかを知ることが先だと気づきました。

それで、参加してきたのが今回の勉強会。

そこで学んだのは、台湾と日本・九州の強い結びつきでした。
もちろん、貿易取引高がどうだとか、観光客数の伸びがどうだとかという数値的なものもありますが、
むしろわたしにとって大きかったのは、その根本にあるものへの示唆でした。
歴史のなかで培われてきた、目には見えないけれど、確かにあるお互いの信頼関係と敬意でした。

そんな背景を得て、あらためて思ったこと。
台湾での個展を成功させよう!
民間レベルでの文化交流のひとつとして、少しでも役割を果たせたら嬉しいな、と思っています。

皆さんに一日も早く良いご報告ができるよう、でもあせらずじっくり取り組んで参ります。

個展の準備‐案内状のこと。

こんにちは。ふじゆりです。

今日は朝から発送仕事でした。
銀座黒田陶苑さんに、個展案内状の写真撮影用の器を送りました。

個展の準備ってたいへんでしょう?

と、聞かれることがあります。
基本的には、つくり手の仕事としてはとにかく個展に出すためのものを一生懸命つくる
それに尽きます。

個展案内状は、主催のギャラリーさんで準備してくださるので、
その案内状に載せる写真を撮るための器をいくつか送ります。
それがだいたい会期の2ヶ月前くらい。

なので、案内状用のものをつくるのに、少し早めに取り掛かります。
藤吉の場合、写真撮影用にひとつを決めて送るのではなく、5~6種送ります。
開催してくださるギャラリーさんにすべてお任せしているので、
ギャラリーさんのイメージに合わせて少しでも選んでいただけるように、と思っています。

 

個展案内状の役割はとても大きいです。

案内状がどんなふうに出来上がってくるのか、毎回とても楽しみです。

どの器を、どんなふうに撮って使ってくださるか。
ギャラリーさんによっては、オーナーさんがつくり手について文章を書いてくださる場合もあります。
その文章にどのようなことを書いてくださるか。

出来上がった案内状を拝見し、ここでまたつくり手のモチベーションが更に上がります。
なぜなら、案内状にはギャラリーさんの期待が込められているからです。
これがだいたい会期の2週間~3週間前。

この時点で出展するものがおおよそ出来上がっていると、スケジュール的には余裕なのですが、
実際には、ぎりぎりまで作り続けています
できあがった案内状を見て、案内状のコンセプトに添ったものをもっと多く持って行きたいと、
さらにもうひと窯焚く、なんてこともあります。

さてつくり手がそうやってぎりぎりまでつくっている間に、
「つくる以外の仕事全般」担当のわたくしの一番の仕事は、案内状の宛名書きと発送です。
これまでに個展にいらしてくださった方や、花祭窯に訪問なさった方
ホームページから個展案内状の送付をご希望くださった方などに案内状をお送りしています

宛名書きは、字は下手なのですが、手書きで書いています。
手書きにする一番の理由は、お客さまのお名前を少しづつでも覚えたい、という想いからです。
というのも、お顔とお名前を覚えるのがとても苦手なもので・・・。

ちなみに個展会期終了後には、ギャラリーさんが芳名録をこちらにくださる場合には、
芳名録に記入してくださった方に宛てて、お礼状を差し上げています。
お礼状の中身の文は、つくり手が筆をとって書いています。
そして宛名は、わたしが書いています。

これを続けていると、毎回来てくださるお客さま、各地の個展に足を運んでくださっているお客さまのこと、
いつもネットから注文を入れてくださっているお客さまがお見えになっていることなど、
自然に気づくことができるので、わたしにとって、とても大切な仕事です。

皆さま、藤吉の個展で芳名録のあるところでは、お名前を書いていただくと嬉しいです(^^)

ギャラリー栂さんで藤吉憲典作品展。

こんにちは!ふじゆりです。

春っぽいDMに思わずワクワクしました。
岡山・和気のギャラリー栂さんで、藤吉憲典の作品展です。

蕎麦+ギャラリー栂
2016年3月1日(火)~3月13日(日) (*3月7日(月)はお休みです)
10時~17時
岡山県和気郡和気町清水288-1
TEL0869-92-9817

ギャラリー栂にて藤吉憲典作品展

栂さんでの藤吉憲典の個展は初めて。
そして実は中国地方での個展も初めてです。

染付も赤絵もいろんな顔を楽しんでいただけたらと、
手にとりやすい小皿豆皿から徹底的に手の込んだ祥瑞まで
さまざまな器をお送りしています。

新作もたくさん。

お蕎麦屋さんを併設しているので、お蕎麦を食べる楽しみも兼ねて
ぜひ足を運んでいただけると嬉しいです。

更新:2016年藤吉憲典の予定。

こんにちは!ふじゆりです。

一昨日は節分、昨日は立春。
桜の開花予想も発表されましたね。
まだまだ寒い日が続きますが、春の足音が近づいています。

さて、現時点で決まっている2016年の藤吉憲典の予定。
日程決定などがありましたので、あらためてご紹介です。

※5月の予定を追加しました(2/8)

<3月>
岡山のギャラリー栂(とが)さんで個展。
3月1日(火)~3月13日(日)
・・栂さんでの個展が初めてなのはもちろん、実は中国地方での初個展!とても楽しみです。

●3月~4月はこのほか
JR新宿駅周辺でルミネがオープンする新しい複合施設NEWoMan内に入るAKOMEYA TOKYOさんの期間限定ショップでも蕎麦猪口を中心にご覧いただける予定です。

<5月>
ロンドンSladmore Contemporary にて exhibition ”Ceramic Sculptors”
5月5日(木)~5月30日(月)
・・Sladmore所属の ”Ceramic” アーティスト作品のエキシビジョンです。

<6月~7月>
熊本SUNNYさんでの蕎麦猪口展。
6月18日(日)~7月10日(日)
・・SUNNYの3周年記念。蕎麦猪口展も3回目でじわじわと蕎麦猪口好きさんが増えています。
今回も前期と後期で蕎麦猪口を入れ替え、100種以上の文様をご覧いただける予定です。

銀座黒田陶苑さんで個展。
7月16日(土)~7月21日(木)(※18(月)は店休日)
・・黒田陶苑さんで初めての個展です。窯を開いて19年。原点回帰で取り組みます。

<11月>
SladmoreContemporary50周年。
・・Ceramic Sculpture Artist(磁器彫刻家)として2年目を迎えます。

<12月>
町田ももふくさんで個展。
・・2年ぶりのももふくさんでの個展。「藤吉憲典入門」をテーマに構想中です。

今年も各地で一人でも多くの皆さまとお会いできることを楽しみにしています。

 

そして花祭窯での予定は次の通りです。

2月17日(水)~2月27日(日):お茶室お披露目

4月未定:オープン呈茶

6月9日(木):開窯記念

10月未定:オープン呈茶

12月中~下旬予定:祝の器展

少しづついろんなことが決まってきています。
さらに詳細がわかり次第、案内状をお出ししたりフェイスブックページで告知したり、
このブログでもお知らせするようにいたします。