2018山笠スタート。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

2018山笠スタート。

昨日は、津屋崎祇園山笠・新町流れの「初寄り」でした。毎年6月の最初の日曜日にある集まりで、その年の山笠のスタートします。

津屋崎祇園山笠には三つの「流れ」があります。花祭窯のあるエリアは「新町」。新町は、ごりょんさんと呼ばれる奥さん方が寄り合いの際の食事作りをします。初寄りのメインメニューは、餃子。なぜ餃子なのか、理由は知りませんが、わたしが参加させていただくようになった7年前からメニューは大きくは変わっていません。今年は約800個を包みました。

7月に入ると週末ごとに山笠行事が入り、その都度、もつ鍋やらおでんやら鶏飯おにぎりやらと、大量につくります。初寄りでは、ごりょんさんは餃子を食べながらその週末ごとの担当決めや、メニューの確認を行います。例年「ゆで卵」担当を拝命して7年目を迎えるわたしは、今年も「ゆで卵」(^^)

2018年の津屋崎祇園山笠は、7月21日(土)が裸参り、22日(日)が追い山です。

 

映画「ゲティ家の身代金」

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

映画「ゲティ家の身代金」

写真は、親戚のおじさんが「ドンキで見つけた」という面白グッズ100万円札。

上映時間133分、ストーリーに引っ張り込まれてあっという間でした。この映画が公開されると知った時の「ゲティさんのことを少しでも知りたい」というある種実務的な目線は、映画が始まってすぐに、すっかり忘れ去られておりました。

ゲティさんのこと。

ジャンルとしてはサスペンスになるのですね。たしかにドキドキしながら観ていました。そしてまた、イタリアのシーンも、イギリスのシーンも、中東のシーンも、美しいシーンが多くて、その美しさにもドキドキ。

クリストファー・プラマー演じるジャン・ポール・ゲティの存在感が圧倒的でした。ジョン・ポール・ゲティ3世を演じたチャーリー・プラマーもとってもキュートでした。

ひとつだけ残念だったのが、予告編などで目にしていた映像で、本編に見つけられなかったものがけっこうあったこと。撮り直しと編集の結果なのでしょうね。133分はわたしにとっては決して長くなかったので、もっと映像を盛り込んだバージョンがもしあるのならば、ぜひ観たいなぁなどと思いつつ。

もちろん「美術品のコレクション」のもつ側面をいくつか垣間見ることもできました。J・ポール・ゲティ美術館に訪問できる日がますます楽しみになってきました。

 

梅雨入り3。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

梅雨入り3。

梅雨の季節に楽しみたい器をひとつふたつと紹介したら、どんどん紹介したいものがでてきました。我ながら、やっぱり文様の話が好きなんですね。

というわけで3つ目は、これまた蕎麦猪口です。

染付驟雨文蕎麦猪口 藤吉憲典
染付驟雨文蕎麦猪口 藤吉憲典

染付驟雨文蕎麦猪口

里芋の葉っぱと思しき大きな葉を傘代わりにした後ろ姿。驟雨(しゅうう)は、いわばにわか雨です。季節的には梅雨の後期の景色ですね。先日のブログ「梅雨入り。」でご紹介した「傘文」に描かれた雨の雰囲気に比べると、筆致の違いが面白いですね。驟雨では強い勢いを感じます。

梅雨入り。

驟雨文様も江戸時代から描き継がれてきている文様。実はこの文様に出会うまで「驟雨」という言葉を知りませんでした。季節を表す日本語は多種多様。文様を通じて学ぶことがとても多いのです。

梅雨入り2。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

梅雨入り2。

梅雨シーズンになると嬉しくなる文様は、食の器だけにとどまりません。

染錦蛙と紫陽花陶箱 藤吉憲典
染錦蛙と紫陽花陶箱 藤吉憲典

染錦蛙と紫陽花陶箱。「染錦(そめにしき)」というのは、「染付(そめつけ)」と呼ばれる藍色を出す絵具を使う絵付けと、「錦手」とか「赤絵」と呼ばれるカラフルな上絵の具を使う絵付との組み合わせで文様を描く技法です。

梅雨空の下に色とりどりの紫陽花が映えるように、この陶箱も染付の濃い藍色のなかに、色とりどりの紫陽花を描いています。そして、カエル。

花祭窯の創業の地である花祭は自然豊かで、梅雨時になるとこのような鮮やかな緑色のアマガエルが常に家の周りにおりました。

この陶箱のデザインは藤吉憲典のオリジナルですが、身の周りの自然を取り込んで描く在り方は、江戸の昔の肥前磁器の文化を踏襲しています。

 

梅雨入り。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

梅雨入り。

北部九州の梅雨入りが発表されました。5月のうちに梅雨入りしたのは、ずいぶん久しぶりのようですね。

有田・伊万里・鍋島・柿右衛門などと呼ばれる肥前磁器に描かれる文様には、季節を感じるものが数多くあります。

そのひとつ、この季節になると必ずご紹介したくなるのが、これ。

染付傘文蕎麦猪口 藤吉憲典
染付傘文蕎麦猪口:(藤吉憲典)

染付傘文蕎麦猪口

肥前磁器に描かれる文様は、現在も江戸時代から描き継がれているものがほとんどです。この傘文様も、古伊万里と呼ばれる江戸時代の骨董に描かれていたものを、藤吉憲典が復刻しているものですが、まったく古さを感じないどころか、ポップなデザイン。江戸の粋を感じます。

こんな器を使うのも、梅雨の楽しみ方のひとつです。

 

平成30年度学芸員技術研修会

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

平成30年度学芸員技術研修会

今年度も開催決定!のご案内をいただきました。写真は、この研修会がきっかけで昨年「教育普及プログラム」の在り方を学びに押しかけ訪問した宮城県美術館。

「学芸員技術研修会」は、文化庁事業「大学における文化芸術推進支援事業」の採択を受けて、九州・沖縄8県で開催される研修会です。

わたしが初めて参加したのは、2年前。この研修会の存在を偶然ネットで見つけ、ダメでもともとと事務局の先生に参加希望のメールを書いたところ、わたしの仕事・立ち位置を理解し、快く受け入れてくださったのでした。

学芸員研修に行ってきました。

「美術館・博物館の学芸員」の肩書の無いわたしにも道を開いてくださったのは、事務局を務める、九州産業大学美術館の緒方泉先生。この学芸員技術研修会のすごいところは、各研修を担当するプロフェショナルな先生方を全国各地から招聘していることと、そこを目指して意欲的な学芸員の方々が九州内外から集まって来られることだと思います。が、それが継続的に実現しているのも、ひとえに事務局の先生の熱意やお人柄によると、つくづく感じます。

平成30年度も魅力的な研修テーマがずらり。「展示グラフィック」「資料保存」「展示制作」「照明技術」「梱包技術」「博物館教育」「ユニバーサル・ミュージアム」「著作権」など…

もしこれを読んでおられる学芸員さんがいらっしゃったら、ぜひご参加をお勧めいたします!開催場所は九州ですが、例年、九州外からの学芸員さんも参加なさっています(^^)

 

長屋的ご近所づきあい。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

長屋的ご近所づきあい。

花祭窯のある福津市は、博多から電車で30分という立地であり、昨今は少子化のご時世にありながら人口流入の多い、ベッドタウン的な市。JR福間駅からバスで15分の、ここ津屋崎もまた、日に日に田んぼが宅地に変わりつつあり、小学生の人数を見た感じでは人口が増えています。

そんななかにあって、ここ津屋崎千軒というエリアは、江戸末期~昭和初期の全盛期からこちら、空き家が増え人口が減っている地域です。少しづつ、移住してくる人も増えてきたように思いますが、それでもまだ空き家の増える速度には追い付いていないかな、というところ。

ここに住まいはじめて7年目、津屋崎千軒のご近所エリアは、昔ながらの人付き合いの良さが残り、それが安心して暮らすことのできる基盤になっているのを、つくづくと感じます。

外に出れば必ずといっていいほど知っている顔に出会い、子どもも大人もあたりまえに挨拶を交わす景色、路地で日向ぼっこするおばあちゃんたち、なにかと届くお裾分けの品々…。

長屋的ご近所づきあい。長屋文化=江戸末期の文化と考えると、ここ津屋崎千軒が長屋付き合い的空気をいまだ遺しているのは、なるほど町の隆盛の歴史がこの時期に重なっていたことも大きいのかもしれないな、などと考える今日この頃です。

 

読書『黄金のアウトプット術』(ポプラ新書)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『黄金のアウトプット術』(ポプラ新書)

写真は成毛眞著『黄金のアウトプット術』(ポプラ新書)より。

文章を書くことがどんどん増えつつある今日この頃。文章を書く=アウトプットに意識が向くと、そういう本が目の前に現れるというありがたさ。

本を探す・見つけるルートというのは、人それぞれにいくつかあると思いますが、わたしがお世話になっているもののひとつは、メールマガジン「ビジネスブックマラソン」。タイトルの通りビジネス書の良書を探すのにとても重宝しています。

土井英司さんのBBM(ビジネスブックマラソン)
http://eliesbook.co.jp/review/

『黄金のアウトプット術』もこのメルマガで(わたしにとって)タイムリーに紹介されていた本です。

著者はマイクロソフト日本法人社長だった成毛眞氏。もちろん現在の肩書はいろいろとお持ちなのですが、どうも、成毛さん=マイクロソフト、のイメージが強いもので…。現在は自ら書評サイトも開設なさっているのですね。

さて『黄金のアウトプット術』、表紙で『「勉強と教養」はもういらない!』、はじめに、で、『インプットの時代はもう終わっている。(中略)お勉強はもう十分だ。』とあります。

ここだけ読むと、この本を読んでいる(=インプットしている)時点で既にアウトです(笑)が、読了後の感想としては、著者の主張は「アウトプットをすることが、よりすぐれたインプットにつながる」というものであって、決してインプットを否定するものではなく。まあ当然といえば当然ですね。

おっしゃっていることのもうひとつに、「公開されないアウトプットは意味が無い」ということがあるのですが、これはほんとうに共感するところで、陶芸家やアーティストを目指しているという若い人が相談に来た時、まず質問するのが「ものをつくったのか?」と「誰かに見せたのか?」なのです。

本書ではアウトプットの在りようについて「文章を書く」「話をする」を中心に展開していますが、もちろん「モノをつくる」もアウトプットなわけであり、外見(服装など)もアウトプットなわけであり、そのあたりも面白く触れられています。

一気にサクッと読めました(^^)

読書『風姿花伝』(岩波文庫)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『風姿花伝』(岩波文庫)

世阿弥(ぜあみ)著。野上豊一郎、西尾実(校訂)

写真は博多の聖福寺。『風姿花伝』とは関係ありませんが、なんとなく。

さて『風姿花伝』恥ずかしながら、ついこの前まで、「そういえば学生の頃に教科書に出てきたなぁ」「能の本だよね」というぐらいの認識でした(汗)。

「古今東西にわたる、すぐれた芸術論」であるとは、本書巻末の「校訂者のことば」にある、西尾実氏のことば。まずこの「校訂者のことば」を読んで、『風姿花伝』の重要性を知らされました。

もとはといえば、新聞だったか雑誌だったかの書評で『高田明と読む世阿弥』(日経BP社)を見つけ、「へぇ~!」と思ったのが、今回この本を読むに至ったきっかけでした。高田明さん、ジャパネットたかたの創業者の高田さんです。

その書評で興味が湧き、せっかく読むなら原著に近いものを、と辿り着いたのが、岩波文庫の『風姿花伝』。ところが読みやすく校訂してあるとはいうものの、読みなれない身としては、「字を読む」(あるいはなぞる)ことに必死になってしまって、なかなか内容が頭に入ってきません。

そこで、開き直って「声に出して読む」に挑戦してみたら、これがなんとも面白く。本文100ページほどの薄い文庫本なので、まず音を楽しむところから始めることにいたしました。繰り返し読むうちに「すぐれた芸術論」が自然と身体に入ってくると良いな、と。いわば「不朽の著」ですから、長い目で取り組みます。

きっかけをくださった高田明さんの本はまだ読んでいません(ごめんなさい)。そのうち手に取ることがあるだろうと思いつつ。

 

福岡acad. はじめます。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

福岡acad. はじめます。

福岡acad.は、福岡を拠点にArts, Crafts, Architect and Design.に効く勉強会をシリーズ展開していくプロジェクトです。

記念すべき第1回目の勉強会は来たる6月30日(日)。

建築の勉強会シリーズ 第1回建築の歴史

建築の歴史を学びながら、知識・知見を広げ、仕事の基盤となる美意識を鍛えます。詳しくは、フェイスブックのイベントページで。参加者募集中です(^^)

さて、福岡acad. 名前の由来。

arts

crafts

architecture

design

の頭をとっていろいろと並べかえていたら、

acad

となったもので、面白いかな、と決定。

思わず「アカデミーかぁ…」と笑ってしまいました。というのも、立ち上げメンバーは、アートの世界で一般的に使われるところの「アカデミー」あるいは「アカデミック」的なものとは対極にある立ち位置で仕事をしてきている面々なので。

ただ、academyの意味や語源をいろいろと読んでみても、「学ぶ場である」という位置づけは揺らがないようなので、わたしたちが使っても良いでしょう(笑)

この会の一番の特長は、生業としている人たちが、現場で培ったもの、生業としているからこそ見える大切なことをともに学び伝えていくことにあります。いわば「学校では教えてくれない(教えることのできない)」内容。

継続的に勉強会を展開していきます。