毎夏恒例、盆踊りの練習。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

先週末は、

毎夏恒例、盆踊りの練習でした。

毎年8月15日は津屋崎の盆踊り。そして、その盆踊り=本番に備えて、毎夏8月に入ると、「盆踊りの練習の日」があります。

以前にも書いたことがありましたが、

盆踊りが終わって

津屋崎の盆踊りは、小さな櫓(やぐら)に三味線、笛、太鼓の生唄生演奏。とっても贅沢な盆踊りなのです。

ところがこの踊り、一周がとても長く、覚えの悪いわたしはなかなか上達しないままに今に至ります。「博多柳町」と「須磨の浦」という二つの唄があり、6年目を迎えた今年は、なんとか「博多柳町」は見よう見まねで行けそうな気もしていますが、「須磨の浦」が難しい…。

そんな盆踊りを控えての練習日。今年は例年にも増して、ベテランのお姉さんたちが熱心に指導をしてくださいました。おかげさまでなんとなく、なんとか踊れるかなぁ…、という気もしてきた今日この頃。

ともあれ、下手でもなんでも、生演奏に合わせて、皆で踊りながら回る時間は、とても特別な時間です。

 

お待たせしております。

こんにちは、花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

お待たせしておりますm(_ _)m

今年2017年は藤吉憲典の個展が五月~七月に重なり、正月明けからその準備に入っていました。そのため上半期はご注文品のお届けがなかなかできず、お客さまにはいつも以上にお待たせをしてしまいました。

八月に入って、ようやくご注文品の制作に集中できる状態になってきました。藤吉憲典は一人でつくっているため、どうしてもこのようなかたちになります。今月末から順番にお届けしていくことができると思います。もう少しお待たせいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

お取引先のギャラリーさん、その先にいらっしゃるお客さまがご理解くださり、待つ時間も楽しみのひとつとしてくださるので、つくづくありがたいなぁ、と思います。「待ってよかった」と思っていただけるよう、ひとつひとつしっかり丁寧につくって参ります。

いつもありがとうございます。

 

 

格好いいケーキ屋さん。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

格好いいケーキ屋さん。

誕生日だったので、お気に入りのケーキ屋さんに、ケーキを買いに行ってきました。カッコよくて、もちろん最高においしいケーキ屋さんです。

幹線道路沿いにそのケーキ屋さんを見つけたのは、津屋崎に越してきて1年くらいたったころだったと思います。タルトの種類とおいしさにすっかり惚れ込みました。オーナーパティシエを中心に、何人ものスタッフがケーキ作りに取り組んでいる活気あるキッチンがガラス越しに見える人気店。

何年目かのクリスマスケーキを買いに行ったときに、オーナーパティシエのおじさんが「ここを閉めます」とおっしゃって、ビックリしたのでした。そして「別の場所に移転してこっそり小さな店を開くんです」と。

聞けば、もっとこじんまりとしたお店をつくって、自分のつくりたいものだけをつくるのだと。自分のつくるケーキをほんとうに好きだって言ってくれるお客さまだけが来てくれるお店にするのだと。

これを聞いたときに「格好いい!」と感激したのでした。

移転先の新しいお店は、ほんとうにこじんまり。ケーキのショーケースのサイズも以前の5分の1くらいに見えます。そのなかに、定番のタルト数種類と季節の生ケーキが並んでいます。お店もお客さんが一組入ったら、次のお客さんが入れないくらい。でも、不思議なほどうまいタイミングで、入れ替わり立ち替わりお客さまがやってきていました。

キッチンで忙しく手を動かしているオーナーパティシエの顔はとってもおだやかで、実は今年でお店をオープンしてから30年になり、感謝の夏祭りをするからとお誘いいただきました。

30周年を迎える前に、自分のほんとうにやりたいかたちでのケーキ屋さんを実現なさったのだなぁと、その格好良さにあらためて感激した誕生日でした。

 

 

 

読書『15歳から、社長になれる。』

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『15歳から、社長になれる。』 家入一真著

先日オープンしたばかりのカメリアステージ図書館(福津市津屋崎)で、さっそく本を借りてきました。

既に「書籍の数が少ない!」との苦情が多く寄せられているようです。たしかに書架を見ればかなり余裕のある配置で本が並んでおり、空白があちらこちらに。ビジュアル的に「本の数が足りない」感が満載なのです。

でも、並んでいる本をよくよく見ながらぐるりと一周してみると、個人的にはけっこう面白いと思えるタイトルが並んでいて、分野によりかなり癖のあることが感じられる本揃え。聞けば紀伊國屋さんが本の選択などのコンサルで入っているということで、もともと紀伊國屋さん大好きのわたしとしては、ますます期待大なのです。

ということで、今回借りてきたなかで特に面白かった一冊が、これ。


序章にある、このセリフにつきます。(以下引用)

“そもそもこの時代、どんなに有名な大企業でもいきなりぺシャント倒産しかねないし、「安定」の代名詞みたいな公務員の立場だって、どうなっていくかわからない。
(中略)そんな時代を生きていくために、何が必要なのか。
それは、「自分で仕事をつくって、稼いでいける力」を身につけることだと僕は思う。”(『15歳から、社長になれる。』家入一真 より)

現役の小中高生・大学生はもちろん、「気持ちは15歳」の大人にも楽しんでもらえると思います。

 

Potluck Partyという名の呑み会。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

Potluck Partyという名の呑み会。

Potluck Partyというとなんだかおしゃれな響きですが、実態に合わせて翻訳すると「1品持ち寄り呑み会」です。場所も花祭窯の座敷なので畳座で、Potluck Partyの言葉とはイメージがかけ離れていそうにも思えますが、英会話の先生が「それは英語で言うとPotluck Partyだね」とおっしゃったので、間違い無いでしょう。

家族ぐるみのお付き合いで集まって開催することもあれば、気の合う仲間に声をかけておっさんばかりで開催することもあり、はたまた息子のサッカー親子で集うことも。うちで開催することのメリットは、なんといっても、子連れでも遠慮が要らないこと。

1品持ち寄りは、参加者の個性でいろんなものが集まる楽しさが魅力。とはいえ、手づくりにこだわってはいないので、気楽です。手料理を持ってくる方もあれば、お気に入りのものを買って来られる方もあり、それぞれに楽しめます。

幸い、器は売るほどにある花祭窯(笑)
大皿や大鉢に盛ったお料理が食卓に並ぶと、とっても嬉しい気分になります。

 

ラスコー展でクロマニヨン人について考えた。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ラスコー展でクロマニヨン人について考えた。

事前情報で「複製」「復元模型」の展示物が多いと聞いていましたが、「複製」「復元」だからこそ伝えられることもあるということを、学芸員資格課程のなかで学んでいたのを思い出し、「クロマニヨン人が見た世界」を体感しに行って参りました。

パネル展示・復元模型・復元画・レプリカ・再現展示・映像などなど、さまざまな展示技術・工夫を体感できる特別展でありました。

「ラスコー洞窟への招待」とタイトルのついた再現洞窟を楽しみにしていたのですが、期待していたより距離が短くあっという間に通り抜け。模型や映像資料では洞窟の規模がとても大きい(長い)のがわかるだけに、残念でした。ひとつよかったのは、再現洞窟なので、写真撮影OKだったこと。上の写真が、再現洞窟の内部です。

また、紹介されている壁画がごく一部に限られているのも、少々拍子抜けでした。あれだけの壁面があるのですから、おそらくもっとたくさん、さまざまなモチーフが描かれていたのではないだろうかと想像できるのですが、紹介されているものは、ウシ・ウマ・シカ・バイソン・トナカイ・マンモスなど、非常に限られていたように思います。

どのような顔料を用いて、どのように描いていたのかなど、その当時に思いをはせることのできる展示ではありました。

現在、ラスコー洞窟は限られた研究者以外立ち入りができません。いろいろと制限のあるなかで展示をつくりあげるのは、とても大変だっただろうな、と感じました。

 

福津市エコショップ認定。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

福津市エコショップ認定。

今年も認定証が届きました。福津市には、環境保全関連の業務を行う「うみがめ課」という課があり、そこで「福津市エコショップ」の認定を行っています。リサイクル・リユース・グリーン購入などなど、取り組みに関する項目があって、一定数の取り組みがある事業者が、福津市エコショップに認定されます。

花祭窯では特別なことはしていませんが、BtoBでのお取引での梱包材の再利用や、来窯なさったお客さまがご自宅用にお買い上げくださった際の簡易包装、事務用品購入におけるグリーン購入、事業所で出たゴミの分別回収などに取り組んでいます。

これからも、できることを続けて行きます(^^)

 

『#9』(原田マハ)に現代アート市場を垣間見る。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

久しぶりの本紹介。

『#9 ナンバーナイン』(原田マハ)に現代アート市場を垣間見る。

『キネマの神様』『楽園のカンヴァス』からスタートした、わたしの原田マハさん追っかけ。その後も、少しづつ読んでいます。期待通り面白いものもあれば、「あれ?」というものもあり。一人の作家を追いかけて読むのはとても久しぶりなので、そんな「わたしにとってのあたりはずれ」も楽しんでいます。

今回の『#9』は、あっという間に読みました。お話の面白さに加え、少し前に読んでいた『巨大化する現代アートビジネス』(紀伊國屋書店)で解説されていた「中国におけるアート市場・現代アート」のイメージを小説のなかで味わうことができたのが、なんともタイムリーでした。

読書『巨大化する現代アートビジネス』(紀伊國屋書店)

これもまた少し前に読んだ『僕らが毎日やっている最強の読み方』(東洋経済新報社)で、良質な小説は「疑似体験」や「代理体験」を積むのに役立つ、ということが書いてありましたが、まさにそのような感覚だったのかもしれません。

読書『最強の読み方』。

ところで『#9』のなかに出てきたセリフに、なるほどと頷く一節がありました。いわく、

発信側(=アーティスト)に必要なのは、感性(センス)・技術(テクニック)・独自性(オリジナリティ)・情熱(パッション)。受信側(=鑑賞者)として美術を極めるのに必要なのは、感性(センス)・知識(ノウレッジ)・照合(リファレンス)・表現(ディスクリプション)。【『#9』(原田マハ)より】

受信側に問われる「感性」「知識」、ここまでは分かりやすいにしても、「照合」「表現」というのがどのようなことを指しているのかは、この本を読むことで明らかになりました。

鑑賞者として美術を極めるには、まだまだ道のりは遠そうです。

 

波折神社で輪越し神事。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

地元の波折神社で輪越しの神事がありました。

ここ津屋崎に越してきてから、喪中の年を除いて毎年必ず参加してきている季節の行事。波折神社の鳥居につくられた大きな茅の輪を、神職さんを先頭にぞろぞろと三回くぐり歩きます。

夕方になるとぽつぽつと境内に地域の方々が集まってきます。今年は例年にも増してたくさんの方が集まっていたように思います。輪越しが終わると、神殿で代表の方々が玉串を捧げ、神事が終わると紅白の饅頭がふるまわれます。帰り際には、先ほどくぐった茅の輪の茅を何本か頂き、自分で輪を編んで、家の玄関に飾ります。

上の写真、向かって右の緑色の残る輪が今年のもの、向かって左の茶色の輪が昨年作り一年間我が家の玄関で守ってくれたものです。

「茅の輪くぐり」「夏越し祓い」「輪越し祭」いろいろと呼び方があるようですね。新年が明けてから夏に入る前の半年の間の無事を感謝し罪(穢れ)を祓い、その先の半年の健康と無事を祈る神事です。

 

七月のお干菓子は七夕。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

七月のお干菓子は七夕でした。

お隣の町、宗像市にある和菓子の名店、このわさん。オープンなさってすぐのころから、特に豆大福のおいしさに、すっかりファンになっていました。豆大福以外の生菓子も、もちろんとってもおいしくて、早い時間に売り切れてしまうことが少なくない人気店です。

ご縁があって、このわの大将とお会いしお話しする機会があり、何度目かお会いした際に思い切ってお干菓子のご相談をしたのが今年の四月。それから毎月、季節感のあるお干菓子をご提案いただいています。

七月は、和三盆糖の軽やかなお菓子。短冊を思わせる白い長方形に、笹を思わせるやわらかいグリーンが涼やかで、見た瞬間に「七夕ですね!」と嬉しくなりました。

花祭窯にお越しのお客さまに、お茶と一緒にお出ししています。七月は緑にお抹茶を感じたので、重ならないよう番茶や紅茶とあわせて。

七月も残り一週間、八月のお干菓子はどのようなご提案をいただけるのか、今からワクワク楽しみにしています。