フレディは伊万里の蒐集家だった!

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

フレディは伊万里の蒐集家だった!

今朝は風が涼しくて気持ちがよく、FMラジオを聴きながら仕事をしていると、なんと今日(9月5日)はフレディ・マーキュリーの誕生日だというではありませんか。気がつけばフレディが亡くなった年齢を、自分はいつのまにか越えてしまいました。

さらに、聴いてびっくり。フレディは伊万里の蒐集をしていたというのです。1600年代中期以降1700年代、中国の景徳鎮窯に代わって日本の有田焼が東インド会社からヨーロッパにたくさん輸出されました。また江戸末期から明治期にかけてもたくさんのやきものが輸出されています。骨董の世界では、前者は「古」をつけて古伊万里、後者は単に伊万里と呼び分けることがあるようです。フレディは主にどちらが好きだったのでしょうね。金襴手の華やかな明治伊万里かな。

写真は後者、江戸末から明治期にかけての有田焼の輸出ブランドのひとつ「蔵春亭」の輸出伊万里を藤吉憲典が復刻したもの。金襴手角瓶。

ここ数年ロンドンにいくたび、その時代の「日本的なやきもの」へのあこがれが、今もなおヨーロッパに根強く残っていることを感じていましたが、それにしてもフレディが好きだったとは!ファンの間では有名だったそうなのですが、全く知りませんでした。この仕事に関わるものとして、朝からなんともハッピーな気分です。

11月に公開される映画「ボヘミアン・ラプソディ」が楽しみな今日この頃です。

 

 

プレゼンテーションセミナーに行ってみた。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

プレゼンテーションセミナーに行ってみた。

FMVことフクオカベンチャーマーケット、支援機関である福岡県ベンチャービジネス支援協議会ベンチャーサポートセンターが主催するプレゼンテーションセミナーに行ってきました。名称が長くてややこしいですね(笑)

福岡県の出先機関であるベンチャーサポートセンターは、わたしがよくお世話になっている福岡アジアビジネスセンターさんとフロアが一緒の福岡商工会議所ビルにあります。お友だちの経営者の方のなかには、フクオカベンチャーマーケットでのプレゼンテーションをスタートにどんどん事業を伸ばしていった方も。

昨今はプレゼンテーションというと、TED的なイメージが強いですね。その手の「プレゼンテーション」にさほど興味の無かったわたしでも、スティーブ・ジョブスや孫正義さんのプレゼンテーションはYouTubeでいくつも見たことがありますし、TED-xに登壇された植松努さんなど、ぱっと思い浮かぶプレゼンテーションがいくつかあります。

が、大勢の聴衆を想定しなくても、プレゼンテーションの場はあちらこちらにあるわけで。わたしがセミナーを受けてみようと考えたのも、普段の仕事の場や社交の場でしばしば現れる自己紹介的なシーンを無駄にしないために、役に立つことがあるのではないかという気持ちもあり。

結果、セミナーの内容は、バリバリにTED的なプレゼンテーションのための、テクニックが中心でした。ただ、参加したことで、とても重大な発見がありました。それは、「プレゼンテーション=資金調達のため」というわたしの思い込みが非常に偏ったものであったということ。プレゼンテーションによって生み出されるものは、本人の意思次第で限りなく広範囲であるということ。

なにをいまさらと言われそうですが(笑)、この発見は大きいです。

当日の講師、ナレッジネットワーク株式会社森戸裕一さんに感謝です。ありがとうございました!

 

読書『遠い山なみの光』(早川書房)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『遠い山なみの光』(早川書房)

カズオ・イシグロさんの長編デビュー作。

写真は、一般社団法人長崎県観光連盟長崎県文化観光国際部観光振興課の公式サイト「ながさき旅ネット」https://www.nagasaki-tabinet.com より、長崎市にある平和公園の平和記念像。

ノーベル賞受賞で、図書館にあるカズオ・イシグロの本はすべて貸し出し中。という状況が少しは落ち着いてきたようで、手に取った一冊。かくいうわたしも、これまでカズオ・イシグロさんの著書を読んだことがありませんでしたので、自分の行動を省みても、ノーベル賞受賞というのはやはり大きな影響力がありますね。

物語のなかで大きな事件が起こるわけではありませんが、幾つものわだかまりがあちらこちらに点在し、そのいずれもから目を離せないような感じがして、一気に読みました。かといって強い緊張感があるわけではなく、全編が淡々とつづられていたように思いました。

わたしが手に取ったのは早川書房の文庫でした。本編を読み、続けて訳者・小野寺健さんの訳者あとがきを読み、作家・池澤夏樹さんの解説を読んで、なるほど腑に落ちるものがありました。この物語が日本人であるわたしに響くのは、物語そのものに加えて、訳の秀逸な日本語遣いにあったのですね。原文のまま読んだらどのように感じるか、いずれは挑戦したい作品です。

カズオ・イシグロ作品、続けていろいろ読んでみます。

 

宮崎・MOE展行ってきました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

宮崎・MOE展行ってきました。

さて宮崎旅。初日の宮崎県立美術館スタジオジブリ・レイアウト展につづき、二日目はみやざきアートセンタにて開催中の

MOE 40th Anniversary 5人展

観に行って参りました。

みやざきアートセンター http://miyazaki-ac.com/

5人の絵本作家さん、絵本や絵は「どこかで観たことがある!」という方々ばかりでしたが、名前は存じ上げませんでした。そんななか、わたしの個人的なヒットは、ある絵の作者が「ヒグチユウコ」という人であるとわかったこと。

このインパクトとシュールさ。どこかで見て、いいなぁ、と思っていたのをすっかり忘れていましたが、思いがけずMOE展で再会できました(^^)

原画、よかったです。こちらの展覧会でも、SNS向けのフォトスポットと小物が充実。塗り絵コーナーがあって、色鉛筆が用意してあったので、思いがけず塗り絵にハマり。グッズ販売コーナーも充実していました。絵本『ギュスターヴくん』最高です(^^)

こちらは9月2日(日)まで。

 

宮崎・ジブリ展行ってきました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

宮崎・ジブリ展行ってきました。

昨年、学芸員研修でご一緒した宮崎県美術館の学芸員さんから、ジブリ展を企画していると聞いて興味津々楽しみにしていたもの。宮崎まで電車で5時間。夏休みを利用して行って参りました。

宮崎県立美術館 http://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/

スタジオジブリ・レイアウト展特設サイト
http://www.the-miyanichi.co.jp/special/ghibli/miyazaki/

見応えがありました!

実を言えばそれほどジブリ作品が好きというわけではなく、映画館で見たのは「もののけ姫」と「千と千尋の神隠し」と、はるか昔にさかのぼって「アルプスの少女ハイジ」くらい。元来アニメ・ジブリ好きのダンナと、その影響を少なからず受けている息子が楽しんだらいいな♪くらいの気持ちでしたが、どっこい

原画の力を感じました。

モノクロあるいは色鉛筆でささっと色を付けた原画に、アニメーション以上の動きを感じました。タイトルごとに、力の入り具合までも見えてくるのが生々しくて、すっかり夢中になって観ていました。思わずダンナに「アニメより原画のほうがいいね」といってしまったものも。

SNSでの拡散を意識したフォトスポットも随所に設けられ、文字通り子どもから大人まで、ファミリーもカップルも楽しめる展覧会でした。おススメです(^^)

9月17日(月・祝)まで開催中です。

宮崎県立美術館 スタジオジブリ・レイアウト展
http://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/box/tokubetsu.html

 

陶芸作家の裏方仕事。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

陶芸作家の裏方仕事。

陶芸作家であるダンナは「つくること」に徹しています。その他もろもろ全般を請け負っているのは、わたし。ふだん超マイペースで仕事をしているのですが、ここ数日、珍しく締め切りのあるものが立て込んで、バタバタしていました。

写真はそのバタバタを癒す、小城羊羹とお気に入りのガラス器でいただく麦茶。

初見の方とのやりとりで「奥さんは作らないんですか」と聞かれることがよくあります。そんなときは「つくること以外全般担当です」とお答えすることが常なのですが、しばしば「ふ~ん、この人は仕事していないんだ」という心の声を含んだリアクションをされることがあります。もし悠々としているように見えているならば、それはそれで嬉しいこと!?かも知れませんね。

自営業をなさっている方なら、業種に関わらず、わき役の仕事とが意外とたくさんあることを分かっていただけると思いますが、これをちゃんと説明しようとするとけっこう面倒ですし、説明して欲しいと思っている人もそんなにいません(笑)

そこで思いつき、ここ数日の「バタバタ」が、具体的に何をしているのかを書き出してみることにしました。


  • ギャラリーオーナーさんとの電話連絡。
  • ネットショップの受注業務。
  • 個人のお客さまとの電話連絡、メール連絡。
  • 国内注文品の梱包、出荷手配。
  • 桐箱屋さんとのやりとり。桐箱の準備。
  • 作家ポートフォリオの作成(日本語版、英語版)。
  • アワード応募書類の作成(日本語版、英語版)、写真データ・動画データの作成。
  • 名刺の出稿。印刷屋さんとのやりとり。
  • 経理帳簿入力。
  • 雑誌掲載依頼への対応。コメント等準備。
  • SNSでの藤吉憲典ならびに花祭窯の情報発信。
  • 今後の事業に向けての事業計画作成。
  • サイトリニューアルへの骨子づくり。

ここ1週間でやっていたのは、こんなところ。まあまあ仕事してますよね(笑)

こうして見てみると、こまごましたことが多いですね。そんななかでも楽しいのは、今後に向けて仕掛けを考えて、その準備を整えていく仕事です。新しいことを手掛けてみても、しっかりと実を結ぶのはそのうちいくつあるかどうかですし、結果が見えるまで時間がかかることが多いです。でも事業を継続していくために必須の仕事であり、いわば生活が懸かっているわけで(笑)

それにしても新しいことを考えていくのは楽しいものです(^^)

 

持ち寄り晩ご飯の幸せ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

持ち寄り晩ご飯の幸せ。

写真は持ち寄りご飯に重宝している藤吉憲典のチューリップ大皿。

持ち寄りパーティーは英語でPotluck Partyっていうんだよ♪と、わたしの英会話の先生が教えてくれました。ここ津屋崎では「1品持ち寄り晩ご飯(あるいは呑み会)」があちらこちらで行われています。気楽に参加できて、わいわいと楽しく食事ができる。イベントというよりは日常の延長のような感じです。

昨晩は、近所に短期滞在中の留学生と一緒に晩ご飯。宗教上の決まりや文化的慣習で食べられないものはあるかしら?など考えつつ料理を考えるのもまた楽しいものです。よく集まる顔ぶれがあれば、「彼は(彼女は)なにを作ってくるかな?」と同じメニューが重ならないように予測を立ててみるのも面白さ。

めいめいがお料理を持って集まれば、バラエティに富んだ食卓の出来上がり。ふだん自分がつくらないようなお料理にも出会って、つくり方を教え合ったりもできます。昨晩は、大人7名子ども4名、わいわい楽しい食卓となりました(^^)

 

続・読んでいなかった名作を

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

続・読んでいなかった名作を

読みたくなってくる周期が、どうやらあるようです。

前回この周期がやってきたのは昨年の11月。現在、また自分のなかでブームがきています。前回はシェイクスピアにはじまり、シェイクスピアを読破しないままに終わっていますが、モームの『月と6ペンス』モーパッサンの『女の一生』など、自分にとって特にインパクトが大きく考えさせられる古典に向き合うことができました。

今回も写真のような名古典を読み漁っています。チェーホフ『かもめ』、ヘミングウェイ『日はまた昇る』、スティーブンソン『ジキルとハイド』、ボーモン婦人『美女と野獣』。ヘミングウェイは、シェイクスピア同様「そういえば、全然ちゃんと読んでいなかった!」類のもの(汗)このタイミングで1冊でも多く読みたいものです。

そして、今回とても衝撃的だったのが、ガストン・ルルー『オペラ座の怪人』。ミュージカルとしてタイトルを知っていましたが、きちんと本で読んだことがありませんでした。

引き込まれて一気に読みました。頭のなかに次から次へとイメージが沸き上がりました。自分のイメージで勝手に映像をつくることができるのが、読書の良いところですね。巨大なオペラ座の内側に入り込んだような気分になりました。

アマゾンなどの書評を見ると、ミュージカルのストーリーでは異なる部分も少なくないようでしたが、それにしても原作であるこのストーリーの面白さ。劇団四季の再演があったらぜひ観に行きたいな~、と思っています。

 

津屋崎盆踊り2018。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

津屋崎盆踊り2018。

海にクラゲがたくさん出だし、無事に盆踊りが終わって、津屋崎の夏もそろそろお終いです。

これまでにこのブログでもたびたびご紹介している津屋崎の盆踊り。今年もやっぱり紹介したくなるような盆踊りなわけです。その理由は踊りの難しさ。今年も数日前に恒例の「盆踊りの練習」がありましたが、多少練習したくらいでは習得できないのです(笑)

津屋崎の盆踊りは「博多ヤナギマチ」と「スマノウラ」という2曲がメインです。やぐらのうえで三味線に太鼓の生演奏。これを延々と踊り続けるわけですが、「ヤナギマチ」はともかく「スマノウラ」はいまだ歯が経ちません(汗)

津屋崎生活も7年目、そろそろ盆踊りの常連として華麗な踊りを披露したいものですが、グダグダでした。年々気になるのは、ベテランの華麗な踊りを披露してくださる方々のご参加が、じわじわと減っているところ。

例年「あの人について行けば大丈夫!」という方を見つけて、その方の後ろについて真似しながら踊っていくわけですが、昨年あたりから「あれ、あのおばちゃんが(おじちゃんが)今年はいらっしゃらない!」という寂しさが…。

ともあれ約1時間半、思い残すことなく踊ってまいりました。

 

書道部@花祭窯、部員追加募集。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

書道部@花祭窯、部員追加募集。

この春からはじまった毎月1回の書道部@花祭窯。

  1. 来れる時だけの参加でOK。
  2. 道具も教科書もいろいろあるので手ぶらでOK。
  3. 自分の書きたい字をお稽古できる。

と、ゆる~く自由な感じで楽しんでいただいています。

現在4名の部員の皆さんがわりとお忙しくて、毎回ほぼ誰かがマンツーマンレッスンを受けている状態(笑)それはそれで喜んでいただいているのですが、やはり一緒にお稽古する人がもう一人ぐらいいたほうが気持ちにハリが出る!ということであり、このたび部員を追加募集することに。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせくださいませ(^^)


書道部@花祭窯

【日時】原則として毎月第2月曜日19-20時半
【場所】花祭窯
【会費】2000円(来たとき、その都度。子ども無料)

【道具・消耗品・テキスト】
*こちらですべてご用意いたしますので、手ぶらでOKです。
*ご自身のものを使いたい場合は、もちろん持ち込んでいただいてOKです。
*テキストは、かな・漢字・各種書体いろいろあります。順序だてて練習するもよし、その都度書きたい字を練習するもよし。