蕎麦猪口倶楽部アドレスちょっぴり変更。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ネットショップ蕎麦猪口倶楽部のアドレスを、ちょっぴり変更しました。

蕎麦猪口倶楽部 https://hanamatsurigama.com

http:// → https:// に変わりました。常時SSLと呼ばれる、インターネット上のセキュリティ対策に対応しました。http://hanamatsurigama.com からも自動転送されるようになっていますので、今まで通りのアクセスでも大丈夫ではありますが、念のためお知らせまで(^^)

あわせてトップページのスライドショーに使っている写真も入れ替えてみました。

「ロクロ」「削り」が終わって「素焼き窯」に今から入ろうとしている蕎麦猪口生地の並んでいる写真や、本窯からあがったばかりの蕎麦猪口の集合写真など、蕎麦猪口好きにはたまらない(!?)写真を入れております。

これから夏に向かって、お素麵や冷やしうどんなどにも活躍する蕎麦猪口。おかげさまで、ただいまつくり手・藤吉憲典の制作状況がたいへん混んできております。「このときに使いたい」とイメージがお決まりのお客さまは、お早目のご注文をお待ちしております!

 

 

毎年三月のお客さま。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

毎年三月になると花祭窯にいらっしゃるお客さまがあります。

この方がお見えになると、そういえばもうそんな季節だと気づきます。津屋崎に移転してきてから毎年3月のことなので、もう5回目になります。今年も先日お越しになりました。

毎年、お求めになるのは蕎麦猪口。職場で年度末に退職なさる方への贈りものです。

たいていは夕方「遅くにすみません」と、お仕事帰りと思われるスーツ姿でお越しになります。蕎麦猪口の前で「どれがいいかなぁ」と迷っておられるので、男性か女性か、どんな方か、をお聞きして、在庫のあるなかから喜んでいただけそうなものをお勧めしています。

毎回、たくさんお話をするわけではありませんが、退職なさる方へ花祭窯の蕎麦猪口を贈ると決めてくださっているのだとわかり、その気持ちがとてもありがたく嬉しくなります。

地元の方が、記念の贈り物として花祭窯の蕎麦猪口を選んでくださる。

これは他所から移住してきたわたしたちにとって、ほんとうに光栄で嬉しいことです。うちは商売をとおして地元地域に貢献できる機会はなかなか少ないのですが、こんなふうに「地域にあるもので記念になる贈りもの」をお探しの時に「そういえば花祭窯があるぞ」と思っていただけるよう、心を尽くしていきたいと思います。

いつもありがとうございます。

 

 

津屋崎の甘味、上田製菓さん。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

津屋崎の甘味といえば、上田製菓さん。

毎日毎日ご主人がすべて手作りなさっているその味は、ストレートなおいしさ。しっかりとした味のあんこがたっぷり入った和菓子たちです。一律1個60円の数種類のお饅頭と大福。70円の可愛らしい桃色の求肥(ぎゅうひ)の生菓子は2種類、季節によって椿になったり鶴になったり。お抹茶を点てたいときは、もっぱらこちらにお世話になります。

幕末1850年代から続いてきたという上田製菓さん。歴史ある古道具や、菓子作りに使われていた落雁(らくがん)の型、焼印などを観ることもできます。

我が家から自転車で3分もかからないので、急なお客さまのときにも走って買いに行ける安心感。贅沢ですね。

その上田製菓さんが、もうすぐ引退なさると聞いて、とても残念なのです。昨日、大福を買いに行きがてらおばちゃんに話を聞いたら、ご主人がもう体力的にきついといっているから、と。わたしはまだやりたいんだけどね、と笑っておっしゃいました。

続けてほしい、残してほしいのはもちろんですが、それを想いだけで口にするのは無責任なことのような気がして、「おじさんの気持ちが変わって、もう少し続けてみようかな、って思ったら、ぜひまた」って言ってきました。

上田製菓さんは今年の梅雨頃までは営業予定とのこと。もうしばらく、いつもの津屋崎の味をしっかり味わうことができます。

 

 

 

小皿豆皿の愉しみ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

少し前に、日光みそのたまり漬 上澤梅太郎商店さん の食卓が雑誌『婦人之友』で特集されていたのをこちらでご紹介しました。

ごはんと味噌汁、に思うこと。

小皿豆皿の愉しみがいっぱいの食卓。

このたび、そんな上澤さんの食卓に、藤吉憲典の染付小皿豆皿も仲間入り。実は一番上の写真は、店主の上澤卓哉さんがご自身のブログでご紹介くださっていたものをお借りしました(^^)

各地で「小皿豆皿の使い方」を聞かれるたびに、「漬物でもなんでも、ちょこっと盛るのに便利」ということをお答えしています。ほんとうに、何も考えずに盛るだけでいい感じに決まるので、とても重宝する器なのです。

我が家では、お正月や来客時に使うのはもちろんですが、実は忙しいときや「これ」といったおかずがないときこそ、小皿豆皿が活躍しています。というのも、珍味や香の物などはもちろん、中途半端な量に思える残りもののおかずも、小皿豆皿に盛り分ければ、立派な一品になるからです。たくさんお皿が並ぶので、かえって豪華に見えるという効果も(笑)

ハレの日もケの日も、それぞれに活躍する小皿豆皿。「作家ものの器、何から揃えたらいいかわからない」とおっしゃる方に、わたしは蕎麦猪口に次いで、小皿豆皿をおススメしています(^^)

 

毎日三食のお食事の写真とメニューを拝見、上澤家の食卓の様子はこちら
http://www.tamarizuke.co.jp/uwasawa/tyousyoku.html

 

磁器作家・藤吉憲典の絵付(染付ダミ)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ロクロ、赤絵、染付(そめつけ)の線描きの様子をご紹介しました。続いては、

磁器作家・藤吉憲典の絵付(染付ダミ)。

藤吉憲典の染付の色を塗っている様子。染付の色を塗ることを、有田では「濃む(だむ)」と言っています。前回の線描きからの続き、約4分半です。絵をつけているのは定番人気の「染付波兎文蕎麦猪口(そめつけ なみうさぎもん そばちょこ)」。

呉須(ごす)と呼ばれる藍色を出す絵具の「濃淡」「筆の走り」だけでいかに表現するかが腕の見せ所です。

これまでの作陶の様子、実際の制作の順番的には次のようになります。

磁器作家・藤吉憲典のロクロ。

磁器作家・藤吉憲典の絵付(染付)。

磁器作家・藤吉憲典の絵付(染付ダミ)

磁器作家・藤吉憲典の絵付(赤絵)。

磁器作家・藤吉憲典の絵付(染付)。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ロクロ、赤絵、に続いては染付(そめつけ)の様子をご紹介。生地を素焼きしたあとに釉薬をかける前に付ける「染付(そめつけ)」と、釉薬をかけて本窯焼成したあとにつける「赤絵(あかえ)」があり、制作工程の順番的には、染付のあと赤絵です。

磁器作家・藤吉憲典の絵付(線描き)。

もちろん藤吉憲典は全行程自分自身で行っているのですが、一般的には磁器制作は基本的には完全分業で、メーカーはもちろん、窯ものも、染付の絵付工程はさらに「線を描く人」と「色を塗る人」に分かれています。実は作家さんでも、どちらかの工程を職人さんに頼んだり外注するということが珍しくありません。

藤吉憲典の染付の線描きの様子。途中からです。約3分半。定番人気の「染付波兎文蕎麦猪口(そめつけ なみうさぎもん そばちょこ)」を描いているところです。

 

手元が上手に撮れていなくてすみません<(_ _)>
もっとわかりやすい画が撮れたら、あらためてご紹介いたしますね。

次回は染付の「ダミ」と呼ばれる色塗りです(^^)

 

 

磁器作家・藤吉憲典のロクロ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

YouTubeにアップした動画をブログでご紹介することもできるのだと今更思い立ち。

磁器作家・藤吉憲典のロクロ。

これは盃(さかずき)を作っているところです。時間にして約1分。

お酒が好きで、ぐい呑み、盃、片口、徳利…
気がつけば酒器ばかり作っています。

 

ところでこの動画、もしかしたら、ロクロ専門の職人さんがご覧になったら「あれ?」と思うところもあるかもしれません。ロクロの使い方は、産地によって習慣が違うこともあるらしいのですが、そのうえ藤吉のロクロ技術はほぼ我流なんです。

もともと「絵付け」からやきものの世界に入っていることと、窯元時代は商品開発担当だったため、新作のサンプル用にちょっと作ればいい程度だったので「たくさんロクロを引く」ということが無かったのでした。

ロクロの習得は独立してから必死になって身に付けたものです(笑)注文品を数作りながら鍛錬・工夫していく一方で、当時佐賀県有田の窯業大学(現・佐賀大学芸術地域デザイン学部)のプロ向け夜間講座に通って、ロクロの伝統工芸士の方の指導を仰いだり。

 

次回は絵付の様子をご紹介しますね(^^)

豆まきに行ってきました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

波折神社の豆まきに行ってきました。

小さいころから豆まき行事が大好きで、節分の豆まきは藤吉家の一大イベント。大きな声で「鬼は外、福は内」を言いながら豆をまき、そのあとに大豆を食べるだけのシンプルなものですが、テンションが上がります(笑)

ところがその節分行事が、神社で行われる神事のひとつであることを認識したのは、すっかり大人になってから。福岡に住むようになって、櫛田神社の節分祭を見て知ったのでした。

櫛田(くしだ)神社にお参りしてきました。

そして今、暮らしている津屋崎で氏神様の波折神社が毎年豆まき行事を実施してくれることのありがたさ。回覧板で節分祭の案内がまわってくると、今年も来たな、と嬉しくなります。小さな神社ですが、地元の幼稚園からと、小学校は三年生が毎年参加しています。

年男・年女は豆を撒く係になることもでき、その募集も回覧板で回ってきます。実は今年はトシオンナなのですが、手を挙げませんでした。12年後の次回は手を挙げてみようかな・・などと思いつつ。

 

本日の写真は藤吉憲典のつくる染付福鬼文蕎麦猪口。先日の「福」のなかでもご紹介しましたが、反対側にはお多福さんが描かれています。

染付福鬼文蕎麦猪口のご注文はこちら。来年の節分に向けていかがでしょうか(^^)

 

 

 

ごはんと味噌汁、に思うこと。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

昨年の秋に「朝食は一汁一菜」という話で

一汁一菜(いちじゅう いっさい)。

ごはんと味噌汁の偉大さを思っていたら

年が明けて「一汁一菜」の言葉をあちらこちらで耳にするようになりました。その理由のひとつが土井善晴さんの著書 『一汁一菜でよいという提案』

また、時を同じくして、日光みそのたまり漬 上澤梅太郎商店さん の朝食のご様子が『婦人之友』2月号で特集されているのを拝読。

どちらも、味噌汁が日本人の食生活のまんなかにあることを、しみじみと考えさせられる内容でした。ごはん、味噌汁、お漬物。ごはん、味噌汁、常備菜。たくさんの知恵とヒントがありました。

 

実は藤吉家には、ごはんと味噌汁にまつわる面白い話があります。

息子が4歳ぐらいの時、珍しく外食の機会がありました。家では和食がほとんどのため、普段あまり作らないものを食べよう、ということでイタリアンレストランへ。パスタやハンバーグをおいしく食べました。もちろん息子もご満悦。ところが家に帰り着くやいなや、息子に「今日の夜ご飯は?」と聞かれたのでした。

「え?もうお腹すいた?さっき食べたのが夜ご飯だよ」と言うわたしに、幼い彼は「だって、ごはんと味噌汁がなかったから、夜ご飯じゃないよ」と応えたのでした。そして「ごはんとお味噌汁食べないと眠れない」と。それからご飯を炊いてお味噌汁を作り、無事「夜ご飯」が完了したのでした。

ほのぼのとした笑い話ではありますが、このときに「ごはんと味噌汁」の偉大さを、身をもって感じたのでした。そんなわけで、今でも藤吉家の食卓は、ごはんと味噌汁がメインなのです。

本 『一汁一菜でよいという提案』の読後感想は、また次回(^^)

 

 

福。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

あちらこちらで節分の恵方巻の宣伝を見かけます。そろそろ我が家でも豆まきの準備が気になってきました。

豆まきといえば

鬼は外、は内。

この「福」の字、やきものの文様として古くから親しまれ、好まれています

やきものの文様については、中国文化の影響を大きく受けている肥前磁器。中国でも「福」の文字はたいへん喜ばれる文字なのですね。

一例として、中国ではコウモリが「福を呼ぶ」としてたいへん人気で、コウモリ文様がおめでたい吉祥文様として定着しています。その理由は、

コウモリを漢字で書くと「蝙蝠」 で「蝠」が「福」の字に似ているから。

それほどに「福」という字に愛着があるのですね。

 

赤絵蝙蝠文蕎麦猪口(藤吉憲典)
赤絵蝙蝠文蕎麦猪口(藤吉憲典 作)

蝙蝠(コウモリ)の字だけでなくデザインそのものが吉祥文様となっています。上の写真は古伊万里の時代から人気の古典文様。もともとは中国磁器の人気文様を写したものです。向かい合わせの蝙蝠も福々しさに魔除けの赤。現代でも通の間で根強い人気です。

染付福鬼文蕎麦猪口(藤吉憲典)
染付福鬼文蕎麦猪口(藤吉憲典)

こちらは、藤吉憲典オリジナル文様の「福鬼文」。お多福さんの反対側は、鬼の絵になっています(^^)