特別注文のご相談について。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

このところ続けてお問い合わせをいただいたので、磁器作家・藤吉憲典の

特別注文のご相談について。

特別注文への対応は、ギャラリーさんも個人のお客さまに対しても、

親しくお付き合いしている、価値観や理想のイメージを共有できるお客さまに限らせていただいています。

理由は、

それが例えば、ご注文なさる側からは「ちょっとした部分的な特注」と思われるものであっても、お客さまがイメージしておられる出来上がりと、つくり手の描く出来上がりイメージとが大きく異なってしまうことがあるためです。

つくり手側としても、お付き合いが深いお客さまであれば、どういうものを望んでおられるか、ある程度推し量ることができるのですが、そうでないと難しいのです。

またお客さまの側も、藤吉のつくるものをよく使ったりご覧になっている方であれば、それは藤吉憲典に相談すべきものか、藤吉がつくったらどういうものが出来上がってくるかを、ある程度イメージしてご相談いただけるようになると思います。

特注でつくったものは、他所に出すことはできません。かといって、買い取っていただけばそれでいいのかというと、そういうことでもありません。つくり手は、常に全力でものを作っています。お買い求めの方に喜んでいただけてこそのものづくり。お気に召さないものは、むしろ買ってほしくないというのが正直な気持ちなのです。

というわけで、特注のご相談をいただいてもお断りすることが多いのが現状です。
なにとぞご理解いただけると幸いです<(_ _)>

 

 

豆まきに行ってきました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

波折神社の豆まきに行ってきました。

小さいころから豆まき行事が大好きで、節分の豆まきは藤吉家の一大イベント。大きな声で「鬼は外、福は内」を言いながら豆をまき、そのあとに大豆を食べるだけのシンプルなものですが、テンションが上がります(笑)

ところがその節分行事が、神社で行われる神事のひとつであることを認識したのは、すっかり大人になってから。福岡に住むようになって、櫛田神社の節分祭を見て知ったのでした。

櫛田(くしだ)神社にお参りしてきました。

そして今、暮らしている津屋崎で氏神様の波折神社が毎年豆まき行事を実施してくれることのありがたさ。回覧板で節分祭の案内がまわってくると、今年も来たな、と嬉しくなります。小さな神社ですが、地元の幼稚園からと、小学校は三年生が毎年参加しています。

年男・年女は豆を撒く係になることもでき、その募集も回覧板で回ってきます。実は今年はトシオンナなのですが、手を挙げませんでした。12年後の次回は手を挙げてみようかな・・などと思いつつ。

 

本日の写真は藤吉憲典のつくる染付福鬼文蕎麦猪口。先日の「福」のなかでもご紹介しましたが、反対側にはお多福さんが描かれています。

染付福鬼文蕎麦猪口のご注文はこちら。来年の節分に向けていかがでしょうか(^^)

 

 

 

【読書】一汁一菜でよいという提案

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

土井善晴さんの
『一汁一菜でよいという提案』

いろんな方があちこちで書評を書いておられるので、今さらという感じではありますが、せっかく読んだので、そして面白かったので、こちらにご紹介。

「やきものや」として特に心に響いた部分をピックアップしてみました。


・ハレとケ。贅と慎ましさのバランス

良いものに触れ、目を肥やし、日本の文化を支えていた。

・喜んでくれる人は、わかってくれる人。

・毎日手に触れるもの、毎日見るものは、いいものが良いのです。

・よそ行きのものよりも、毎日使うものを優先して大事にして下さい。

・人間は道具に美しく磨かれることがあるのです。

・いいものというのは人それぞれにありますが、きちんと選んであげて下さい。(子どものために)

・いい器とは、なんでもない炒め物一つでもおいしそうに見せてくれるもの。

茶碗は手で触れて持ちやすいもの、唇に触れて気持ち良いものもあります。

・目で食べ、食感を楽しむという和食の大切な要素は「器」です。

(土井善晴『一汁一菜でよいという提案』より)


この本のなかの写真では、家庭料理風にざっくりとした盛り付けをしているものばかりなのですが、器についての考え方がこのようにしっかり文章にしてあったことが、とてもありがたく嬉しいところでした。日頃考えていることがいくつも重なっていて、思わず「そうそう!やっぱりそうよね」と大きくうなずきながら読んでいました。

そしてもうひとつ。巻末に「きれいに生きる日本人―結びに代えて―」として、著者が特に影響を受けた方のエピソードが載っています。

このなかに、奈良の生駒にあった器ギャラリー「やきものいこま」のオーナー箱崎典子さんが紹介されていました。実は、いこまさんには、お店をお閉めになるときまで、藤吉憲典もたいへんお世話になりました。この本のなかにも記されているのですが、箱崎さんは若手の陶芸家の良いところを見出して、大事に扱ってくださる方でした。

藤吉もまた、いこまさんに器を見ていただこうと奈良の生駒に器をもって行き、いろいろと扱っていただきました。朝からアポイントを取って伺って、お昼時にかかると箱崎さんが二階に上がってお昼ご飯を出してくださったという話を、この本を読んで思い出しました。息子が誕生したときに箱崎さんからお祝いにいただいた、繭で出来た十二支のお人形は、今でも我が家に大切に飾ってあります。

と、個人的にも共感しながら読んだ『一汁一菜でよいという提案』でした。

 

 

取り扱いご検討のギャラリーさんへ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
今週末はまた寒くなるという予報。暖かくして過ごしたいですね。

さてこのところ立て続けにお問い合わせのお電話をいただきましたので、

花祭窯・藤吉憲典の器・作品
取り扱いをご検討のギャラリーさんへ。

花祭窯では、こんな考え方をしています。

1997年の独立創業当初から一貫して、商社を通さずギャラリーさんとの直接お取引をしてきています。最終的にお買い上げして使ってくださるお客さまのお顔・ご要望がきちんと見えているオーナーさんとお付き合いしたいという思いからです。

ギャラリーさんとの関係で重視しているのは、お互いに敬意をもってお付き合いできることと、その結果として生まれる信頼関係です。

そのため、具体的な商談の前に必ず、オーナーさんとつくり手・藤吉憲典がきちんとお話をできる場をもつようにしています。最近は工房にお越しくださる方が増えてまいりましたが、こちらからお店にお伺いすることも多いですし、その両方を経たうえでお話を進めることが少なくありません。

ものづくりに対する考え方、価値観、理念、目指している方向など、いろいろなことをお話しさせていただいて、「なにを大切にしているか」ベクトルが合いそうな場合に、お付き合いがはじまります。

これもまた創業当初から一貫している考え方です。

そもそも花祭窯は藤吉憲典が一人でものを作っているため、数をたくさんつくることはできません。その分ひとつひとつのものにしっかりと力を注いでいます。それを理解して、愛情をもって扱ってくださる方に託したいと思っています

どんなに有名であったり販売力のあるギャラリーさんでも、基本的な価値観のところですれ違っていたり、愛情をもって扱ってくださらない節が見えた場合には、お断りしています。つくり手である藤吉憲典と、売ってくださるギャラリーオーナーさんとの間での信頼関係が築けなければ、長いお付き合いは無理なので、そのようにしています。

逆にいうと、きちんとお話をしたうえでお互いに敬意をもってお付き合いできることが確認できれば、規模の大小や実績などは問わずにお取引をしています。

独立当初、なんの実績も後ろ盾もなくても「つくったもの」と「つくり手の姿勢」だけを評価して藤吉のつくるものを扱ってくださったギャラリーオーナーさんたちに救われました。そういう方々とお会いできたからこそ、こうしてやきものの仕事を続けることができています。わたしたちもずっとそういうスタンスでありたいと思っています。

このように商売上手ではありませんが、いただいたお仕事・かけてくださった期待に対しては、全力で応える用意があります。単純に売れたらそれでいいという考え方ではないので、もしかしたらほかの作家さんに比べたら面倒くさいかもしれません。それでも藤吉のつくるものを扱いたいと思ってくださる方、ぜひお問い合わせくださいませ<(_ _)>

 

 

蕎麦猪口と小皿豆皿。

おはようございます。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

先日、藤吉憲典の2017年の個展予定をご紹介しましたが

花祭窯・藤吉憲典2017個展予定など。

詳細の決まっていなかった熊本SUNNYさんでの企画展の内容が決まりました!

蕎麦猪口と小皿豆皿。

2017年熊本・SUNNY 4周年記念展は、蕎麦猪口と小皿豆皿。

期間は、6月24日(土)~7月2日(日)の9日間です。

蕎麦猪口と小皿豆皿は、花祭窯・藤吉憲典の定番ロングセラーな蒐集もの。いまやライフワークの一つとなっています。

藤吉憲典の蕎麦猪口・小皿豆皿が一覧できる 蕎麦猪口倶楽部 には、全国の蕎麦猪口好き、小皿豆皿好きの皆さまからご注文をいただいておりますが、たくさんの種類を実際に手にとってご覧いただける機会が、実はそう多くはありません。

SUUNYさんでは、昨年の3周年まで「蕎麦猪口展」として150種前後の蕎麦猪口をご覧いただくことのできる機会となっていましたが、今年は「小皿豆皿も見たい!」というお客さまのご要望にお応えすることになりました。

それぞれどれくらいの数の展示になるかは、これからの検討になりますが、2017年、藤吉の蕎麦猪口と小皿豆皿の実物をその目と手でご確認いただける一番の機会になることはまちがいないでしょう。

・・というのも、津屋崎の花祭窯にお越しになられたことのあるお客さまならお気づきかと思いますが、工房兼ギャラリーである津屋崎でも、蕎麦猪口や小皿豆皿の在庫が少ないことが多いのです。

ネットからのご注文ももちろんとても嬉しくありがたいですが、この機会にぜひ熊本にいらっしゃいませんか?まだ半年ほど先ですので、ぜひ今から日程をキープしてくださいね(^^)


熊本・SUNNY 4周年記念展 藤吉憲典の蕎麦猪口&小皿豆皿
期間:6月24日(土)~7月2日(日)
場所:熊本市中央区水道町4−39

※日程が近くなりましたら、ご希望の方にはご案内状をお送りいたします。

 

 

 

 

 

 

花祭窯で祝の器展。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

近所の店先に「柚子」をみつけました。
もうすぐ冬至ですね。

2016年の展示の締めは

花祭窯で「祝の器 展」。

毎年12月には感謝の気持ちを込めて、ここ津屋崎の花祭窯で藤吉憲典のうつわ展示を、と思っています。個展の日程やあれこれでできない年もありますが、今年は、やります!

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花祭窯 祝いの器 展

2016年12月22日(木)~12月29日(木)
午前11時~午後5時
期間中無休

花祭窯:福津市津屋崎4-8-20にて
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展示期間中は無休ですので、営業時間内であれば事前の連絡無しにお越しいただいても大丈夫です(^^)

江戸時代から現代にかけて使われていたという塗りのお膳に、藤吉憲典の器を並べてセッティングいたします。楽しい展示になるよう、いろいろ考え中。もちろん気に入った器はお買い上げいただくことができます。

忙しい年末、ちょっぴり息抜きに花祭窯へいらっしゃいませんか。お待ちいたしております。

12月10日(土)まで藤吉憲典展@町田ももふく

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

おかげさまで好評をいただいております。いよいよ今週末までとなりました

町田ももふくさんでの藤吉憲典展。

今回の個展に合わせて、ももふくさんが藤吉憲典の記事を書いてくださっています。ありがとうございます<(_ _)>

実は初日の晩、お食事をご一緒しながらオーナーの田辺さんがまずおっしゃったのは

「作品全体の雰囲気が、変わったような・・
なんだか、やわらかくなりましたよね!」

ということでした。
前回の個展からは約2年ぶり。
常設でもいろいろと扱ってくださっているので、常にリアルタイムの藤吉の器をご覧なのですが、それでもやはり個展というかたまりで眺めると、あらためて感じられるものがあるようです。

工房を津屋崎に移転して、山から海へと制作環境も大きく変わりました。
また、「ものづくり」に真摯に取り組む異分野のプロフェッショナルな友人が近所に増えました。・・そんなようなことが、作品にも反映されているようです。

同じ文様を同じ作家が絵付しても、描いた環境や本人の状態によって雰囲気が少しづつ変わります。技術の創意工夫・熟練も、もちろんあります。こうした変化を見つけやすいのも、個展の面白さかもしれません。

いわば作家の成長を一緒に感じることができるのも、作家ものの器を使う面白さのひとつ。

ともあれ、ももふくさんが書いてくださった連続記事。
個展訪問前の予習にも、個展訪問後に手に入れた器を眺めながらの復習にも、これを読むと「藤吉憲典の器」をより楽しんでいただけると思います(^^)

藤吉憲典さんの工房を訪ねました

藤吉憲典さん 器に描かれる文様の秘密

藤吉憲典展 0

藤吉憲典展 1

藤吉憲典展 2

藤吉憲典展 3

藤吉憲典展 4 干支の酉と動物たち

ももふくさん、ありがとうございます<(_ _)>

藤吉憲典個展@町田ももふく

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

町田のうつわ ももふくさんでの
藤吉憲典展、個展初日に行って参りました。

穏やかな晴れの天気に恵まれました。
12時のオープンすぐに最初のお客さまがお越しになり、ありがたいことに、ずっとお客さまが続きました。

おかげさまで、気が付けば19時前。
「インスタグラム見てます」「フェイスブックチェックしてますよ」
そんな声をかけてくださるお客さまもたくさんあり、とても嬉しい一日でした。
ほんとうにありがとうございます。

今回つくり手の藤吉憲典は、初日一日の在廊でしたが
たくさんのお客さまとお話しすることができ、こちらもたいへん喜んでおりました。

当日の様子は、ももふくさんのブログでもご紹介くださっています。

藤吉憲典展 1

お正月に向けて、新しい器、いかがでしょうか。
12月10日(土)まで藤吉憲典展、開催です(^^)


藤吉憲典展
2016.12.3(土)-12.10(土)
12時~19時(最終日は17時まで)
うつわ ももふく
東京都町田市原町田2-10-14-101
TEL042-727-7607

個展の準備・藤吉憲典展@町田ももふく

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

昨日は終日個展の準備でした。

12月3日(土)~12月10日(土)
東京・町田 ももふく で藤吉憲典展

つくり手が忙しいのは、この個展に向けての制作からお届け完了まで。
なにより、個展を主催してくださるギャラリーさんに、無事に作品を送り届けることです。

朝、今回の個展に向けての最後の窯があがりました。
早めに仕上げようと言いながら、ギリギリまでいいものを作りたいと欲が出るので、個展会場に並ぶ顔ぶれが揃うのは、毎回直前になります。

さて、個展の準備。

  1. 窯から上がった器は、器の底の、釉薬がかかっていない部分がざらついているので、手で触って引っかからないくらいに、サンドペーパーできれいに仕上げます。
  2. それから、連番をつけてそれぞれに張ります。
  3. 連番と、品名と、価格をリストにします。
  4. それぞれの器を割れないように厳重に梱包します。
  5. そして、発送。

おおよそここまでが、昨日一日かけた個展準備仕事。
もちろん、一番時間をかけるのは、

その前にある、制作時間です(^^)

梱包作業が順調に進むと、少し安心。
あとは、運んでくださる業者さんと、届け先のギャラリーさんに、信頼してゆだねます。

今年度〆の個展。
皆さまのご来場お待ちしております!

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藤吉憲典展
12月3日(土)〜10日(土)
12時〜19時 会期中無休
※最終日17時まで
ももふく
〒194-0013 東京都町田市原町田2-10-14-101
Tel/Fax 042-727-7607
地図 http://www.momofuku.jp/map/

糠漬(ぬかづけ)ブーム。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

蕪(カブ)がおいしい季節になりました。
基本的に我が家の食卓は、旬の地場野菜ばかり使っています。

というわけで、ここ数日我が家では

蕪(カブ)の糠漬けがブームです。

先日、一汁一菜の朝食について書いたところでしたが、

一汁一菜(いちじゅう いっさい)。

それを支えているのが、糠床(ぬかどこ)

糠床、管理がたいへんでしょう?

と聞かれることがありますが、自他ともに認める大雑把な性格のわたしでも続いています。ということは、それほどたいへんではないかも。
あ、正直に言いますと、ダメにしてしまったこともあります。
そのときは、また糠床を作り直すのです(^^)

野菜を投入すると翌日にはお漬物になっている

って、すごいことですよね。

カブは葉っぱのついたまま、軽く塩をしてぬか床に投入。
カブが大きいときは、半分に切ることもありますが、そのときも葉っぱ付きのまま。
あ、大根を入れるときも、葉っぱも使います。

最近あらためてすごいな~と思ったのは、

蕪の葉っぱも大根の葉っぱも、
糠床に仕込むときれいな緑のままであること。

カブや大根の葉っぱ、そのままにしていると黄色くなってしまいますよね。
これが、糠床に付け込んでいるときれいな緑色で漬物に仕上がる。
これは糠漬けに限らず、ほかのお漬物でも同じことではありますが。

この「新鮮な状態の色が維持されている」現実を見るだけでも、
糠って、体に良さそう!な感じがします。

もうひとつ、すごいな~と思うのが、
もとになる糠床を他所からいただいてきた場合でも、自分の手で仕込み続けていると次第に

我が家の糠漬けの味になってくること。

これは、混ぜる人の手が持っている菌がそれぞれ違うから、
家によってそれぞれの味になっていくという話を聞いたことがあります。
おもしろいですよね。

手軽でおいしい「我が家のぬか床」。

おススメです(^^)