続々・台湾訪問。寺社の華やかさ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

続々・台湾訪問。寺社の華やかさ。

台湾には寺社がたくさんあって、信仰心の篤い人々が多く、たいていは自由にお参りできると聞いていました。実際に街を歩いてみると、朝市の軒を連ねたなかにいきなり華やかなお寺が現れたり、乾物街を通り抜けた先にお寺が見えたり。そしてどこのお寺も、お線香の煙が立ち上り、お参りをする方々の姿が見えました。

2日目の晩、夕食場所への散歩途中に華やかにライトアップされたお寺さんを発見!宿泊先からすぐ近くでしたので、翌朝あらためて行ってみました。

京福宮。

立派な門構えに三階建てのきらびやかな建物。この辺りはビジネス街でもあるらしく、スーツ姿の男性がお参りをしていました。わたしたちもさっそく真似てお参りです。お線香をあげ手を合わせて旅の安全を感謝。

なかに入ると、日本語で簡単な案内をしてくださる方がいらして、3階まで自由に見学可能・写真撮影もすべてOKですよ、と教えてくださいましたので、さっそくカメラを取り出しました。

台北京福宮

台北京福宮

台北京福宮

台北京福宮

台北京福宮

明るい雰囲気のお寺もいいですね。厳かながらとっても刺激的な空間でした。

 

続・台湾訪問。故宮のお宝。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

続・台湾訪問。故宮のお宝。

数時間で観ることができたのは展示内容の極々一部。でも大満足だった故宮博物院から、特にお気に入り(フラッシュ禁止で撮影)をお届けします。

台北故宮博物院

台北故宮博物院

台北故宮博物院

台北故宮博物院

台北故宮博物院

台北故宮博物院

台北故宮博物院

台北故宮博物院

美術館で展示物の写真を撮るという行為は、自分の現在を確認するひとつの手立てになると感じています。自分の本来好きなものの傾向がつかめたり、その時々の興味の方向性がわかったり。

日本のミュージアム施設も、もちろん展示物の保護には十分に留意をしたうえで、撮影OKの場所が増えるといいな、とまたまた思ったのでした。

 

 

久しぶりの九州国立博物館。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

久しぶりの九州国立博物館。

九州国立博物館に足を運んだのは…約2年ぶり。久しぶりに足を運んで感じたことがいろいろと。そのひとつめは

写真禁止。

日本の美術館・博物館では、いまだにこれが一般的だとは思いますが、ロンドンの美術館内で写真を撮りまくってきた身としては、「ああ、そうだった」と少々がっかりしました。もちろん特別展では、他館からお借りしているものへの配慮として当然だと思いますが、せめて平常展の「文化交流展」だけでも写真OKだと良いのになぁ、と。

たしかに自分自身写真禁止の習慣が身についていたので、ロンドンでも毎回監視員の方に「写真OK?」を確認していたのでした。返事はすべて「もちろん、ノーフラッシュでね」というものでした。

模写禁止。

鉛筆以外の筆記用具を使ってはいけないというのは、学芸員の研修でもきっちり習ってきているところなのですが、鉛筆を使っての模写ならOKにしたらよいのになぁ、というのが、ふたつ目のがっかり。

これまた特別展では来場者が多すぎてジャマになる、ということも考えられますが、せめて平常展の「文化交流展」だけでも模写OKだと良いのになぁ、と。

 

いずれも「全面的に禁止」にせざるを得ない状況や事情があるのだろうとは思います。でも、写真OK・模写OKになったら、もっと美術品や文化財など博物館内にあるモノと、鑑賞者との距離がぐっと縮まるのになぁ、とわたしには思えてなりませんでした。

 

ところで

九州文化博物館の誇る平常展「文化交流展」。少し前に大きな展示替えが行われてから初めての訪問でしたが、新しい展示内容も、ワクワクするものがたくさんありました。個人的には、息子が大好きだった「銅鼓」の部屋が無くなってしまっていたのがとても残念でしたが、また新しい「お気に入りの部屋」を見つけるのが楽しみでもあります。

特別展だけでなく、九州文化博物館は平常展「文化交流展」もおすすめです!

 

博物館と地域について考えた。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

昨日は放送大学が開催した公開講演会に行ってきました。タイトルは

「博物館の新たな魅力を探る」。

学芸員研修でお世話になっている、九州産業大学美術館教授の緒方泉先生の講演でした。

サブタイトルに「2020年東京五輪に向けた取り組み」とあり、東京五輪に向けた国の動きに合わせて、博物館に関わる人たちがなにを大切にしていくべきか、という視点での課題がいくつも提示された講演会でした。

2020年に向けて、文化庁では「文化芸術の振興に関する基本的な方針」なるものを掲げ、文化芸術の振興を図ろうとしています。文化庁ホームページから関連資料を見ることができます。

例えば、文化プログラムの実施に向けた文化庁の基本構想(PDF)。

五輪を機会に文化芸術立国を目指す。2020年は日本の博物館にとって良い転換期になる(しなければならない)はずなのです。期待したいですね。

それはそれとして(笑)

今回の講演を拝聴して、個人レベルでも博物館的施設やアートが地域に対してできることがまだまだあると、あらためて実感したのでした。そのひとつが、博物館施設やアートと、地域・市民との間にある敷居を取り払う・あるいは低くしていくための努力。

国の調査によると、現在、日本では国民の博物館訪問回数は平均して年間に1.1回。何回も何十回も行く人がいる一方で、平均するとそんなに少ない回数になってしまうのですね。なんとももったいないことです。

この回数が増えていくようになるには、なにより「美術館・博物館にあるもの・ことは、他人事ではなくて自分事」と、意識と観方が変わるような働きかけが必要だと感じました。オリンピックのような何かがあるから、ということではなく、地に足をつけて日常的に美術・芸術にできることを考え、できることから取り組んでいきたいと思います。