藍の家で貝。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

藍の家で貝。

津屋崎浜で採れた貝を中心に展示しているよ、と誘われて観てきました。

藍の家は、福津市津屋崎千軒にある国登録の有形文化財。明治34年に建てられたというその建物だけでも一見の価値がありますが、定期的にちょっとしたイベントが開催されています。

さて貝。ただ貝を見るだけでしたら、我が家にもダンナが拾ってきた大量の美しい貝殻がありますが、きちんと分別され、名前やちょっとしたコメントがついているのが、「展示」を観に行く楽しみでもあります。

ふだん名前を気にせず見ていた貝にも、いろいろな名前がついていて、それぞれにエピソードもあり。なかには江戸時代には黒田藩に献上されたというようなものもあって面白かったです。

夏休み企画で8月1日から31日まで展示中です(^^)


藍の家
〒811-3304  福津市津屋崎4丁目14番20号
午前10時~午後4時(日曜日は午前10時~午後5時)
休館日:お盆、年末年始

問い合わせ:津屋崎千軒民俗館「藍の家」0940-52-0605

 

 

中学生職場体験2017スタート。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

中学生職場体験2017スタート。

5年目となる職場体験がはじまりました。今年も地元の中学校から二年生の二人が来てくれています。

毎年恒例の駐車場の草むしりからスタート。続いてお願いしたのは「陳列棚のお手入れ」。普段なかなかできないこと・後回しにしがちなことを、中学生の手をお借りしてやってしまおう!という魂胆です。

上の写真がその棚ですが、6年前に棚を制作して以来、掃除はするもののきちんとした「手入れ」ができずにおりました。今回は、一旦すべてのうつわを移動して、棚板を滑らかにするため「やすり掛け」を中学生に依頼。地味な作業ですが、歌を歌いながら楽しんでやってくれた結果、思いのほか短時間で仕上がりました。ありがたい限りです。

そして今朝は、これまた恒例の「デッサンと成型のための貝殻拾い」で、ダンナと浜辺を散歩。干潮時を見計らって浜に出るのですが、今日は貝殻が少なかったとのこと。それでもめいめいに拾って帰ってきました。

午後は、その貝殻のデッサン。デッサンの仕方のコツは、ダンナが簡単に教えてからスタートしますが、同じ中学2年生でも毎年反応が異なるのが興味深いです。それが個性なのかもしれませんが、「個性」という一言で表現してしまうにはもったいないような、多様性。

明日は干支の資料集めと、デッサンした貝殻を陶土を使って形にしていく作業です。楽しんで取り組んでくれるといいな、と思いつつ。

 

 

 

文様の話、津屋崎の貝。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

文様の話、津屋崎の貝。

ありがたいことに、「藤吉憲典といえば、貝の箱」と覚えてくださっている方も、少しづつ増えてきているようです。

藤吉憲典・錦貝尽くし文陶箱

この貝尽くしの文様は、ここ津屋崎に越してきてからのオリジナル文様。数日前のブログ「文様の話、古典とオリジナル(2)」でもご紹介したように、作り手・藤吉憲典は、日々の暮らしのなかで目にする自然から題材を得て文様を生み出すのが得意です。「貝の箱」は、その代表例といえるかもしれません。

ここに描かれている貝殻は、すべて実物が手元にあります。ダンナ・藤吉憲典が毎朝の散歩で拾ってくるのが、貝殻と陶片。広々とした海を目の前にしているのに、下ばかり向いて歩いています。その結果として、これが生まれたということで(笑)

文様の話、古典とオリジナル(2)

 

 

続々豆皿。貝に青海波。

こんにちは!ふじゆりです。

津屋崎っぽい、貝の豆皿。

染錦青海波文貝型豆皿

文様は青海波(せいがいは)。

染錦青海波文貝型豆皿

ひっくりかえすと、フジツボの高台。

染錦青海波文貝型豆皿

色違いも。

月の満ち欠けとともにある生活。

こんにちは!ふじゆりです。

月の満ち欠けとともにある生活・・・なんていうと
もしかしたら占星術的なイメージ、
ロマンティックなイメージを思い浮かべる方もあるかもしれません。

が、なんてことありません。

月の満ち欠け=潮の満ち引き

そう、海の様子が気になるのです。

津屋崎に来て最初の海遊びは潮干狩りでした。

新月や満月に伴う「大潮」の日には
潮が最大に引き、干潟や砂浜が広く顔を出すので
いろいろな海の生物に出会うことができるのです。

という言い方もまた、美しいですね。

本音は、例えば、今のシーズンならば、そう

「潮干狩り日和」

といったところです(^^)

本日は初夏の新月を迎えたばかりの大潮で
ちょうど今ごろの時刻は、潮干狩りに最適!

というわけで、我が家のダンナももちろん、お出かけしました。
今日はなにを持って帰ってくるかしら。

津屋崎的、海の達人。

こんにちは!ふじゆりです。

津屋崎の海はとっても豊かなので
浜辺を歩いていると、いろいろなものに出会うらしく
これまでにダンナが海から持って帰ってきたものは

・貝殻(観賞用)
・貝(食べる用)
・ソデイカ
・カガミダイ
・ワカメ
・ナマコ
・カブトガニの抜け殻
・古伊万里の陶片

・・・その他にもあったような。

釣竿やら道具を持って出かけるわけではないため
この収穫方法を「拾い漁」と名づけました。

「拾い漁」のなかでも大ヒットの、ソデイカ。
「拾い漁」のなかでも大ヒットの、ソデイカ。昨年末のこと。

先日はご近所のお友達に
「こんなに津屋崎をエンジョイしてる人、はじめて見た!」
と言われました。

確かに、もともと収集癖はありますし自然を楽しむ方法も普通の人よりは知っているかもしれません。

でも、実はこれらの収穫は
津屋崎の地元のおじさんたちに教えていただいた
「海辺に暮らす知恵」のおかげなのです。

いつごろ、なにが浜辺に上がってくるのか、
どんな気候のときにあがってくるのか、
どうやって獲ったらいいのか、などなどなど。

そう、津屋崎に暮らすおじさま方は海の達人揃い。

海暮らしようやく1年を超えたばかりのダンナなど
まだまだ足元にも及びません。
目指すべき「海マスター」への道程は、まだ始まったばかりです。

春休みの一日。

こんにちは!ふじゆりです。

4月1日新年度スタート。
春休みも折り返しです。

息子とお友達と一緒に、津屋崎浜で貝殻ひろいをしてきました。

津屋崎葉まで拾った貝殻
津屋崎浜で拾ってきた貝殻たち。

もともと津屋崎に住んでいる子どもたちは
海が身近にあることがあたりまえすぎてか
あんまり浜に降りていなかったりします。

海、久しぶり~!と喜んで
両手に抱えきれないほど集めてくれました。

きれいに洗った貝が乾くのを待ってます。
きれいに洗った貝が乾くのを待ってます。

砂まみれの貝をきれいに洗って乾燥中。
自転車でお買い物帰りのご近所さんが立ち止まって
「あそこの浜に行ったら、もっと面白いのが採れるよ!」と
貝拾いの穴場を教えてくださいました。