前回までの工程でうつわを成型しました。 下絵付けをする前に、これらを「素焼き」する工程があります。 素焼きすることによって、生の状態よりも割れにくくなり、作業がしやすくなります。 本窯を焚く際には、釉薬というガラス質の上薬をかけますが(次回詳しく!)、その薬かけの作業や、窯詰の作業をしやすくするのが、素焼きの主な目的です。
ろくろなどで仕上げたうつわを自然乾燥したのち、素焼きをします。乾かないまま窯に入れると、焼成の途中で土が破裂してしまうことがあるからです。 おおよそ、土ものは700度から800度で約7〜8時間、磁器は800度から900度で7〜8時間焚きます。ただしこの温度や焼成時間は、窯の大きさや焼くもののサイズによっても異なります。
ゴスとは主にコバルトを原料とした絵の具で、乳鉢でよくすりつぶし水で溶いて使用します。
左は素焼きした小鉢に下絵付けをしているところです。 円形のものに線描きをするときには、このように「手ろくろ」といわれる台を使う方法があります。 ゴスを含ませた筆を持った手を固定し、台を回転させることによって、まっすぐにきれいな線をひくことができます。
線描きが済んだら次は「ダミ」です。線描きのときよりも水を加えて薄くしたゴスを、太い筆にたっぷりと含ませ、筆の根元部分を押さえながら、たらしこむような感じで色をつけていきます。
このように下絵付けをした後、次回の「釉施」があり、本窯を焚いて、左のような状態に仕上がります。
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