釉薬の目的は、やきものの素地の表面を覆い、ガラス状の光沢を出すという装飾的な意味と、汚れを防ぎ、吸水性をなくして水への抵抗性を増すこと、うつわ自体の強度を増すことなどの実用的な意味があります。
素焼したうつわを、水で溶いて泥状にした釉薬に浸し、素地の吸水性を利用して適度の厚さに掛けます。 このとき釉薬の濃度や素地の吸水性を考慮して、均一の厚みになるよう工夫します。
うつわの高台など釉薬を剥ぐ必要のある場合は、釉施後、濡れ布などできれいにこすり剥がします。うちでは、水を含んだスポンジできれいに拭き取るようにしています。
また釉薬がつかないように、先に釉薬をはじくロウやゴムを塗っておく方法もあります。
釉薬掛けが終わったら窯に詰め、いよいよ本窯です。
使用する窯の大きさやその日の天候、窯中に詰めるうつわの量などにもよりますが、磁器ではガス窯を使った場合、1240〜1300度の温度で焚きます。
焼成時間はおおよそ13時間から15時間ですが、同じ磁器でも人によっては短ければ10時間、長く焚いて24時間という人もあります。
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