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 やきものや ふじゆり お店と作家のご紹介

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やきものや ふじゆり ショップコンセプト

作り手のご紹介


やきものや ふじゆり ショップコンセプト「暮らしを彩る色とかたち」

店主のダンナ藤吉憲典の磁器を中心に、「人となり」「つくり」の見える作家ものの器をお届けします。それぞれの器は、弊店だけでなく各地の和食器店、ギャラリーでの常設、個展などで手にとってご覧いただく機会もあります。

◆器選び・作家選びの基準

「丁寧な仕事」

「手に馴染むつくり」

「仕事に対して適正・良心的な価格のついているもの」

「心から自信を持って説明しお薦めができるもの」

 

◆ふじゆりの「作家もの」は「作家本人の手で作ったもの」

やきものや ふじゆり は「作家本人の手で作ったもの」にこだわっています。

皆さん「あたりまえのことでしょう」とおっしゃるかもしれません。

あまり知られていないのかもしれませんが「作家もの」のなかにも

分業の仕組みが取り入れられているところ、少なくありません。

これはひとつでも多くの器をお客様に届けようとして、辿り着く方法のひとつです。

作家が一人でつくることのできる数はたかが知れています。

そこで、自分のつくるうつわの意図、特徴、技術を職人さんやお弟子さんに伝え、

しっかり浸透させることにより、協業の集合体として「作家もの」を作りあげるわけです。

作家の名に対するお客さまの期待にこたえるものを作りあげる、

そのための人材育成や組織作りの努力は並大抵のものではないでしょう。

いわば作家がプロデューサー的な仕事もこなす。これは今にはじまったことではなく

たとえば北大路魯山人などもお抱えのろくろ師が何人もいたそうです。

やきものや ふじゆり で扱うのは、「自分の手で作ること」にこだわる作家ものです。

これは単純に作り方のスタイルの違いであって、良し悪し、ではありません。

器選びについても究極は「自分の好きな器=良い器」であるのと同様、好みのもの。

どうもわたしは「自分でやらないと気がすまない!」という頑固者のつくる器が好きなようです。

弊店で扱う作家ものは、作家本人がろくろを引き、カタチを作り、絵を付け、窯を焚いている

文字通り「作家本人の手で作ったもの」です。

というと聞こえはいいですが、

ひとつでも多くのうつわをお客さまの手元に届けたいという想いはあるものの

器をつくることに関しては、人にゆだねることの出来ない

腕は確かで器への想い入れも人一倍強いけれども(が故に?)

頑固というか、融通が利かないというか、商売不器用というか、そんな作家ものです。

以前、尊敬する和食器店のオーナーさんから

「誰が作ったかという先入観にとらわれずいい器を選んでいただきたいし、お薦めしたいから

あえてディスプレイには作家名を出さない」と聞き、とても感銘を受けました。

「作家ものだから良い」のではなく「いいな、と思ったら作家ものだった」

そんな器をお薦めできる やきものや でありたいと思っています。


作り手のご紹介

藤吉 憲典(ふじよし けんすけ)

佐賀県有田の窯元で約7年主に商品開発を担当ののち、1997年「花祭窯」を開窯。

古伊万里の伝統である、白磁に染錦のデザインを基本に現代生活に合わせて楽しめる器を提案。

藤吉憲典のうつわのこだわり このページ下方により詳しくご紹介しています。

※個展案内状送付(無料)をご希望の方はお申込ページからどうぞ

 

豊増 一雄(とよます かずお)

京都の八世高橋道八に師事したのち、1994年に佐賀県有田町で「陶房七〇八」を開窯。

伝統をきっちりと受け継ぎ、確かな技術で独創的なデザインの美しさ、新しさを併せ持つ器を作成。

※現在豊増さんの器は新入荷しておりませんが、問合せ対応いたします。

 

橋本 正弘(はしもと まさひろ)

長崎県波佐見に「はしんたん窯」を構える。茶陶づくりの心得ももつ土もののプロ。

土も釉薬も自分で研究、調合しているため唐津、志野、粉引、萩と顔ぶれも賑やかな作品を生み出します。

窯はガスと薪の組み合わせで焚き時間は24時間から30時間以上。

釉薬は生地への生がけをするほか、扱いの難しいものについては200度程度で素焼きをしたうえで本窯に入れる場合もありと、土の性質や形により細かい気配りがなされています。

橋本さんのうつわのこだわりは「はしんたん窯の土ものページ」でもご覧いただくことが出来ます。

 


花祭窯 藤吉 憲典 うつわの特徴

藤吉憲典の個人ページが出来ました。ぜひのぞいてみてくださいね!

■目指しているところ

古伊万里、特に初期〜中期伊万里のうつわの雰囲気を理想とし

白磁に染付、染錦のデザインを中心に現代の食生活に似合う器を提案します。

 ・無機質でない磁器

 ・テーブルのアクセントになる赤絵

 ・持ちやすく、手にしっくりなじむ丁寧な作り

 ・身近な自然を取り入れた季節感のあるデザイン

■作り方の特徴

・原材料(磁土)

磁器の生地を作る磁土は、有田をはじめとした磁器産地の多くと同じ熊本県の「天草陶土」を使用しています。

磁土はその精製度合いにより、土っぽい雰囲気のものから真っ白のものまで何種類もに分けられます。そのなかで主に2種類を器のデザインに応じ使い分けており、そのひとつがやや鉄分を多めに含んだもので仕上がりが真っ白というよりはややグレーがかった色に上がり、ときどき鉄粉の色が表面に出てくることがあります。

食卓で土ものや漆器との組み合わせもなじみやすい、落ち着いた雰囲気のうつわを作ることができます。

・原材料(呉須、釉薬)

呉須は染付の青を出す絵具です。釉薬(ゆうやく)との相性、磁土との相性、また焼成方法によっても発色が微妙に異なってくるものではありますが、理想である古伊万里の雰囲気を出すために、鉄分のやや多い「唐呉須(とうごす)」と呼ばれるものを使用しています。

釉薬は「柞灰釉(ゆすばいゆう)」という、焼成の加減により変化しやすい不安定な釉薬を使用しています。

一般的に有田などの産地では「白釉(石灰釉)」を使用しているところが多く、これは焼成の加減に関わらず一律にきれいに仕上がるので短時間で焼き上げる大量生産を前提とした窯元やメーカーでは便利です。明るいコバルト色になり、きれいではあるものの、イメージする古伊万里の雰囲気とは趣が違っているので使用していません。

柞灰釉を使うことにより唐呉須との相性で初期伊万里のような雰囲気、色味を出すことができます。ときどき呉須の「焦げ」や「にじみ」が出てしまいますが、うつわ全体の雰囲気を重視しているので、むしろ味わいととらえていただけると嬉しいところです(もちろん程度問題ではありますが)。

【焦げ】
絵付けのときに染付の絵具である呉須が多めに溜まってしまった部分でおこります。焼成の際、釉薬と呉須が反応して染付の藍色を発色しますが、呉須の溜まった部分が釉薬を吸収したりはじいてしまったりして絵の部分が表に出ると直接火があたるので焦げてしまい、表面にピンホール状の穴があいたようになることがあります。

【にじみ】
釉薬をかける作業の際、やや多めに釉薬がかかってしまった部分でおこる現象です。焼成の際、釉薬は生地に定着してガラス質になり美しい呉須の藍色を実現しますが、定着すべき量より多めにかかっていると、その分溶けて流れ出し、絵がにじんだ感じになってしまいます。骨董好きの方はその景色を「泣き」という言い方で表現したりするようです。

 

・焼成方法

本窯は最高約1260℃程度の高温で15時間以上かけています。一般的に行われている短時間での強還元焼成では、白くきれいに仕上がりはしてもなかはナマ焼け、ということがあるので、「弱還元焼成」で時間をしっかりかけています。これも上に書いている呉須と釉薬の反応具合による「焦げ」や「にじみ」の原因となるひとつですが、しっかり焼くことで発色に深みが出て、そのうえ硬質な丈夫なうつわが出来上がります。

磁器なので炎のコントロールが可能なガス窯を使用しています。磁器の場合、温度と時間を設定して自動焼成する仕組みの窯が多いですが、実際は外の気候により微妙に温度の上がり具合や窯内の気圧が異なってくるので、30分〜1時間おきにガス圧や温度、気圧を調整しながら焚いています。

 

磁器制作工程についてはこちらで詳しく解説しています。

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