読書『ああ、ウィリアム!』(早川書房)エリザベス・ストラウト著/小川高義訳

大きな事件が起こるではなく、結婚・離婚・親子や家族の問題を中心に進みます。背景には、アメリカならではの州による格差や、帰還兵の問題などがじっと潜んでいて、ついにはロードムービー的な展開に至るわけですが、「ああ、○○!」という場面が随所に出てきて、タイトルとシンクロ。