こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
少し早めですが、2025下半期読書ベスト5!
2025年もたくさんの本を読むことができました。たくさん読むといっても、速読とかではないので、ふつうのペースで読める範囲ですが。1冊読むのにかかる時間は、長くて良いというのがわたしの考え方で、常にマイペース。逆にマイペースでないと、内容が頭に入ってこないということを実感する今日この頃です。
ということで、まずは今年7月~12月に読んだ本のベスト5。どれもわたしにとっては良書で、順位をつけるのは難しく、順不同です^^
上の写真はその1ページ。テレビで放映された中国ドラマを見るのに、本書を手元に置いておくことで、壮大で複雑な三国志の勢力図や人間関係を、部分的にでも理解できたのが、とても嬉しかったです。
『ジェイムズ』(河出書房新社)パーシヴァル・エヴァレット著/木原善彦訳
『ハックルベリー・フィンの冒険』とセットで読むことによって、一層考えさせられた本書。そのあとに映画『アメリカン・フィクション』を観たことで、さらに考えさせられました。こんなふうにつながっていくことが、本の良さだなぁとつくづく。
わたしが「天草四郎」とか「島原の乱」とかを認識したのは、初めて旅行で雲仙に行き「地獄」と称される景色を見た小学2年生のとき。その後ずっと、中学校の歴史の教科書程度の知識であったものを、本書によって知り直すことが出来ました。
『世紀末の光と闇の魔術師 オーブリー・ビアズリー』(パイ・インターナショナル)海野弘解説・監修
久留米市美術館で開催されたビアズリーの展覧会の興奮を、そのまま持ち帰ってくることができた図録です。見て美しく、読み物としても面白いお宝本。
帚木蓬生さんの著作追っかけを始めたのは、今年だったんですね。もう何年も前から読んでいたような気になっていました。最初に読んだ『聖灰の暗号』上下巻がきっかけでしたが、すっかりはまったのは本書『閉鎖病棟』からだったと思います。半年の間にけっこうたくさん読むことができました。
本を紹介するのも、ベスト本を選ぶのも、楽しい作業です。引き続き2025年の年間ベスト10をアップする予定です^^












