こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
読書『異文化理解力』(英治出版)エリン・メイイヤー著/田岡恵監訳・樋口武志訳
先日参加した「福岡市の海外展開支援プログラム」で、「グローバルコミュニケーション講座」を担当してくださった講師のSPRINK株式会社の元美和氏がおススメしていた本です。原題は「THE CULTURE MAP」。タイトルになっている「カルチャー・マップ」で、国による文化の傾向(違い)を地図化(というか図表化)した説明が、ビジュアルでわかりやすく示されています。
出版元公式サイトにある本書の紹介文「本当に大切なのは、英語力よりも、「異文化理解力」だった!」が、本書の内容を端的に表しています。ただ、著者はビジネススクールの客員教授なので、ビジネス場面視点での本になっています。ビジネスマン向けであり、なかでもマネジメントにおける事例が盛りだくさん。ですので、本文内で繰り返される事例の解説は、そのような立場ではない人にとっては、少々過剰に思えるかもしれません。そして、本書内でも仮定されている「国や文化の問題だけではなく、個人の傾向もあるのでは?」という疑問に対しては、著者はしっかり反論をしていますが、わたし個人としては、すべてを額面通りに受け取らなくても良いかも…という気もしました。
とはいえ、カルチャー・マップはなかなか興味深いです。なるほどこういう傾向があるのね、ということを知っていることで、戸惑う場面を減らすことができるのは確かでしょう。それにしてもビジネスにおける「説得」「対立」「交渉」という概念が少々古いような気がしたので、あらためて確認したところ、日本国内で2015年の発刊でした。「本当に大切なのは、英語力よりも「異文化理解力」」というのは普遍的な真理だと思いますが、ビジネスにおける人間関係の在り方は、この10年で大きく変わっているような気がするので、著者の最新版の知見を聞いてみたいな、と思いました。





