こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
読書『新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか』(講談社現代新書)川北省吾著
BBM=メールマガジン「ビジネスブックマラソン」で紹介されていた一冊です。持ち歩きやすい新書版でしたので、もっぱら電車のお伴として隙間時間に読んでいましたら、読み終わるまでにまあまあ時間がかかってしまいました。なんとなく内容に既視感があるなぁと思ったら、「あとがき」に、“本書は共同通信社が2022年3月から2025年4月にかけて配信し、加盟新聞社25紙に掲載された大型国際インタビュー「レコンキスタの時代」を全面改訂し、書籍用に書き下ろしたもの”とあり、腹落ち。福岡のローカル紙・西日本新聞にも掲載されていたので、毎回ではありませんでしたが目を通していました。
少し前に読み終わった、エマニュエル・トッド著『西洋の敗北と日本の選択』(文春新書)と重なるところも多く、以前に読んだ『オリバー・ストーン オン プーチン』で語られていた内容とも重なる部分があり、この手の本は複数冊読むことで見えてくることがあるなぁと感じました。特に『オリバー・ストーン オン プーチン』は、2015~2017年のインタビューがもとになっているものなので、その当時の状況=プーチンの語っていたことが、10年経った現在にどう結びついているのかが多少なりとも見えてきて、とても興味深かったです。
本書でも、国内外たくさんのキーマン(と思われる人たち)へのインタビューがメインになっています。語り手にはそれぞれの立ち位置がありますから、その方々の言うことや考え方、インタビューを経ての著者の論考をすべて是とするということではなく、ただ実際に何が起こった(起こっている)のか、その一端を知るのに、参考になる一冊でした。自分たちの生きている世の中の現状を少しでも理解するためにも、自分がどう考えるのかを整理するためにも、この手の本をもう少し多方向から何種類か読んだほうが良いかもなぁ、と思いました。
