読書『自分の仕事をつくる』(ちくま文庫)西村佳哲著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『自分の仕事をつくる』(ちくま文庫)西村佳哲著

今年の開窯記念日にも書きましたが、長年のお客さまからの「弟子はとらないんですか。藤吉(憲典)さんの、やきものの技術と哲学をきちんと遺さないと、ダメですよ。それは、磁器の文化に対する藤吉さんの責任だと思う」の言葉を受けて、模索を始めています。文化を継承する方法論を考えるのに、チャッピーと壁打ちをするなかで、参考になりそうな研究者や組織の名前、関連書籍をいくつか探して来てもらいました。そのなかにあった一冊です。

以下備忘。


  • 道具の精度によって、モノづくりの精度が規定される
  • 模倣は基本的な上達法だが、そのポイントはまず観察を通じたイメージ精度の向上
  • 本人の「解像度」の高さが、その人のアウトプットの質を決める
  • 世界を感じ取る解像度のことを思うと、そのフィルターとなる身体について考えざるを得ない
  • 技術には、それを行う身体が伴う。そして高度に調整された身体においては、感覚の中に美意識が育まれる
  • 「こんなもんでいいや」という気持ちで作られたものは、「こんなもんで…」という感覚を、ジワジワジワと人々に伝えてしまう
  • 「考えること」と「つくること」は、いつ頃から分離したのか
  • 小さくて具体的な工夫の積み重ね
  • 自分を大事にすること
  • モノを通じて、それを作った人が生きてきた経験のあり方はわかります
  • モノづくりの基本は、やはり“身体”というアンテナ
  • モノづくりは無数の判断の積み重ねだ。もし、つくり手が自らの判断力に自信を失ったら、一体何がつくれるだろう
  • モノの価値も、結局のところはそれを「つくりたい」という純粋な気持ちの品質にかかっている
  • 放っておいても自然に出るのが個性である
  • 「人は気持ちよく働いているときにいい成果を出す」という、いたってシンプルな事実

2003年9月に単行本として刊行され、2009年に文庫化、わたしが入手したのは2026年2月の第24刷。息の長い本です。帯には「働き方のバイブル」とありました。変化の激しい時代を20年以上も読まれ続けているのですから、すごいことですね。

ワークショップ第2回目-令和8年度ジャンププログラム・ビジネスコース。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ワークショップ第2回目-令和8年度ジャンププログラム・ビジネスコース。

7月のキックオフからお世話になっている、福岡県の中小企業向け施策ジャンプ・プログラム。ワークショップの第2回目に参加して参りました。前回に引き続き、公式のワークショップがはじまる前に、グループワークの時間が別途1時間半ありました。これが、とても良かったです。今回わたしは、自分の考えている新しい取り組みについて説明する時間をいただきました。グループのファシリテーションをしてくださるトーマツのスタッフさん(以下、Iさん)が、素朴な疑問と言いながら核心を突いた問いを投げかけてくださって、それに回答する形で口に出しながら、自分のなかで勝手に整理されていくものがありました。

結果、今回の事業説明用に用意した資料から、だいぶ大きな変更が加わることに。そしてその変更は、ほんとうに自分がやりたいことに近づくためものであるのは間違いありませんので、とてもワクワクしています。わたしが用意した資料に対して、Iさんが連休中に読み込んで準備をしてくださっていたのは明らかで、とってもとっても嬉しくなりました。また、同じグループ内でディスカッションをする皆さんも、「業界的によくわからない」とおっしゃりながら、鋭くも温かい意見や提案を投げかけてくださり、こういう方々との出会いこそが、こういう集まりのありがたいところだよなぁと、つくづく感じました。

さて、ワークショップのテーマは「事業計画・マネタイズモデル」で、講師は有限責任監査法人トーマツの清老 伸一郎氏。お話の合間に、自分で手を動かすワークが何度も盛り込まれ、頭を使う時間となりました。話の内容を「自分事」に引き寄せるのに、手を動かすのは最適ですね。具体的には、最初の1件から1年後の売上目標にむかって具体的な売上構成要素を考え、成長を実現するために考えられるKPIツリーを書いてみて、自分で書いたKPIツリーをもとに、またマネタイズの構成要素に戻って考え直す、というサイクルを繰り返しました。

このサイクルは、実際に事業を進めるうえで同じことをすることになるわけです。ワークでは、最初から正解を目指すのでは無く、というか決まった正解というものは無いので、より自分の理想の状態に近づけていくために、繰り返しこの要素を分解して再検討する作業に慣れていくことを、目的としていたのだと思います。間違えて良い、まずは机上でたくさん間違えて、修正していくことの意味を感じました。紙に書きだす手が止まりがちな部分は、マネタイズのイメージが自分の中で出来ていないということであり、自分が避けて通ろうとしている部分・苦手意識のある部分に気づかされる作業となりました。なかなか難しいワークでした。

「事業計画は、仮説と根拠を編集したもの」「現状と目指すべき将来像とのギャップに気付き、それを埋めるためにはどうしたらよいか?」「無形のノウハウもまた資産である」を、ワークの形で体感できた、良い時間でした。

インプットツアー in 佐賀県武雄市。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

インプットツアー in 佐賀県武雄市。

花祭窯の創業地は佐賀県江北町花祭。花祭に居たときは武雄市は生活圏でした。窯業産地である有田に、材料の仕入れや資料の勉強などに足を運ぶのに、通り道である武雄市は必ず通る場所。図書館や宇宙科学館などの公共施設があり、品質の良いものが集まる農産物直売所があり、泉質の良い日帰り温泉もあって、とってもお世話になった場所でもあります。そんな、馴染み深い武雄温泉エリアですが、津屋崎に移転してからは、「通過する場所」になってしまっていました。この連休中に、武雄に行く用事ができましたので、この機会にインプットツアー^^

まずは佐賀県立宇宙科学館へ。子どもが小さいころによく連れて行きました。連休中とあって、朝一番から、家族連れや子どもを主体とした団体がたくさんでした。まずは各フロアの展示を拝見。基本的なフロア構成は20年近く前から変わっていませんでしたが、相変わらず充実しているなぁ、これは子どもを連れてきたいと思うよなぁ、という感想です。参加型・体験型の設備がより充実していたり、展示の色使いに工夫が凝らされていたり、さりげない心遣いによる改善が、あちらこちらに見えました。今回は、今まで行ったことの無かったプラネタリウムも初体験。プラネタリウムの番組もいろいろありますね。久しぶりのプラネタリウムは、人気があるのかなぁと心配していましたが、なんとほぼ満席でした。

佐賀県在住時に武雄市内で一番よく通ったのは、図書館です。武雄市図書館といえば、蔦屋書店でお馴染みのCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)が指定管理者に入り、大きく変貌したのが2013年からのことでした。全国から図書館関係者が視察に押し寄せ、一躍有名になりましたので、覚えていらっしゃる方も多いかもしれません。花祭窯が津屋崎に移転した1年後のことでしたので、わたしたちが馴染んだ武雄市図書館は、変化する前の図書館でした。10数年を経て、ようやく訪問。わたしがよく知っていたあの同じ空間が、こんなふうに変わるなんて!とある種の感慨がありました。店舗設計の力を感じました。図書館エリアも本屋さんエリアもカフェも、地元民に愛されていることがよくわかる賑わいぶりで、楽しい視察となりました。

最後は、御船山エリアにある陽光美術館へ。「日中文化交流の懸け橋になることを願い、日本磁器発祥の地である佐賀において、そのルーツである中国陶磁器を展示しています」とある通り、中国磁器の名品を所蔵しておられます。ずっと気になっていましたが、今回が初めての訪問でした。ちょうど、陽光美術館開館30周年記念展ということで、所蔵名品展のうち『青と赤-鉄と銅と炎の世界-』と題したテーマ展を観ることができました。展示スペースはこじんまりとしていて、観ることのできる点数は決して多くはありませんが、良いものを拝見できて大満足。隣接する日本庭園「慧洲園」を、ゆっくり眺めることができたのも良かったです。上の写真は、陽光美術館の休憩エリアから眺めた庭園。

いずれも武雄温泉駅から車で5分以内にある施設。丸1日で、ゆっくりじっくり楽しむことができました。わたしは車で動きましたが、武雄温泉駅内にある武雄市観光協会で、電動自転車のレンタサイクルもあります。お天気にも恵まれ、大満足のインプットツアーになりました^^

秋が来て、お茶のお稽古がはじまりました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

秋が来て、お茶のお稽古がはじまりました。

博多の禅寺・円覚寺で、南方流の茶道に入門しています。毎年八月の一カ月間はお稽古が夏休みで、九月から気持ちも新たにスタートします。お茶の世界では、風炉から炉に代わる十一月に、新茶の封を切る「口切の茶事」を行い、「お茶のお正月」と呼んでいますが、南方流ではそのような茶事は行っていません。なので、わたしの気分的にはこの夏休み明けの九月と、お正月一月の初釜茶会が、ひとつの区切りのような気がしています。

さて久しぶりのお茶のお稽古は、やっぱりいいですね♪お休みの間に作法をすっかり忘れているのはいつものことで、そうだった!と言いながらのお点前は、なんとも楽しく。この九月は、暑い時期にしかできないお点前を習うことにして、平茶碗(ひらじゃわん)と呼んでいる浅いお茶碗、それも片口型のものでお稽古をしました。形が変われば扱い方が変わるのは、お茶碗もお棗も同じこと。なぜそのように扱うのか、ちゃんと理由があるのですね。

年に一度のシーズンものなので、せっかく習ってもまた来年は忘れていますよね~と笑いながらのお稽古でした。今この季節だけ、というのもまた、お茶のおもてなしの楽しさです。来月は、これまた恒例の野点の茶会がありますので、楽しみです^^

最近の英語学習状況。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

最近の英語学習状況。

再び、英字新聞「The Japan Times Alpha」で英語学習♪と書いていたのは、ずいぶん前のことのように思っていたのですが、ブログを遡ってみたら昨年の11月のことだったと判明。ということは、再開してから止めることにするまで、半年もかからなかったようです。はい、止めました。理由は、以前とっていたときよりも、現在の政治や経済についての記事が多くなっていて、結果として悲観的な内容というか、読んで嫌な気持ちになるニュースも増え、読むのが楽しくなくなったから。まあ「新聞」ですし、世相を反映しているだけ、ということではあるのですが。わたし個人的に「読みたい!」と思える内容が少なくなってしまったので、残念ですが、というところでした。

というわけで、現在は週1ペースに戻したリアルでの英会話レッスンが、英語学習の柱となっています。英会話レッスンは、しばらく月1ペースの個人レッスンを受けていましたが、数年ぶりにグループレッスンに戻しました。個人レッスンに変更したのがたしかコロナ禍前後だったと思いますので、5-6年ぶりというところですね。その前は5-6年グループレッスンを受けていたと思うので、10年以上通っていることになります。…と考えると、うーん、そのわりに上達していないなぁというのが正直なところですが(笑)、これは自己責任。とりあえず、英会話レッスン中の1時間は英語オンリーになりますので、「今よりもしゃべれなくならないように」キープするための策になっています。

個人レッスンに切り替えたときの主な理由は、自分が発話する時間を集中して持ちたかったから、でした。数年間その状態でやってみて、それはとても良い時間ではありましたが、どうも自分の話しやすい内容だけで終わってしまうなぁ、と反省しだしたのが、グループレッスンに戻すことにした理由です。グループとはいえ少人数。そして、自分よりもちゃんと話せる人と一緒に学ぶことが、「もっとちゃんと勉強しなきゃ」という刺激にもなります。参加人数分、話題が広がるのも、利点ですね。グループでの学びがとても良い感じですので、しばらくはこの形を続けようと思います。

先日、たまたま友人が紹介していた英会話関連のYouTube動画があって、わたしはYouTubeでの英語レッスンをしたことは無く、今後もやるつもりはないのですが、試しに見てみました。そのなかでユーチューバーの方がおっしゃっていたことのひとつが、とっても腑に落ちたので、あらためて実践することに。それは、ざっくりいえば「英文法のパターンを体に覚えこませる」というようなことでした。そこで、わたしが覚えたい文章例がたくさん載っている『英語のお手本』を、あらためて引っ張り出すことに。というか、引っ張り出すまでも無く、本書はほんとうに良く使うので、常に仕事机、目の前に置いてあります。

『英語のお手本 そのままマネしたい「敬語」集』(朝日新聞出版) マヤ・バーダン 著

この本に出てくる文章を暗記するまで何度も読みこむ、という方法です。何度も繰り返し読んではいますが、「暗記するまで」というか「自然に出てくるようになるまで」は、まだ身についていません。2015年に出た本で、発刊後わりとすぐに購入していますので、もう10年は使っていることになります。うん、書き込みやら、めくり跡、折り跡などで、だいぶ姿がくたびれています(笑)が、もうひと頑張りしていただきましょう。マヤ・バーダンさんは、このあとに続編的な本をもう1冊出していらっしゃったので、そちらもチェックしてみようかな、とは思いつつ。

DVDとBBCによる英語耳強化は、機嫌良く継続中です。やっぱり自分の「好き」や「やりたい」につながっているほうが続きますね。今更ですが。あ、この機会に、いつの間にか自然消滅していた「3行日記」を復活しようかな。今日から復活します!と、ここで宣言^^

本棚の整理整頓=頭のなかの整理整頓。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

本棚の整理整頓=頭のなかの整理整頓。

お店をやっているお友だちが、お客様向けにオープン日のカレンダーをアップしているのですが、そのなかに3日間「環境整備のためお休み」という表記があるのを見つけました。図書館に行ったら、馴染みの司書さんから「10月初めに図書資料点検で5日間ほど休館します」とお知らせをいただきました。整備や点検のためにまとまった時間を取って、宣言して実施する。これって実は大切なことだよなぁ、と、あらためて思いました。涼しくなってきて、秋に向かって動き出すのにも、今のタイミングで整理整頓をするのが良さそうです。

ということで、ちゃんと時間を取って本棚の整理整頓をすることにしました。まずは、不要になった本をどうしようかな、というところから。以前にも使ったことのある、古本を活用した寄付サービスを利用することにしました。探してみたら、いくつもそのような仕組みができているのですね、そのなかから今回は、寄付先を指定できる「チャリボン」を使うことにしました。買取の値段がつかなかったものも、できるだけ「本」の形で活用する道を模索してくださっているようなのも、決め手となりました。

いざ本棚に手を伸ばしますと、予想に反して「これはもう要らない」とサッと決まっていくのに、我ながら少し驚きました。取捨選択の軸が、前回の本棚整理時より鮮明になっている感じです。デスク周りからスタートし、仕事場内3カ所にある棚をチェック。二重にして並べている棚では、後ろの列のタイトルはしばらく目にしていないものもありますので、「そういえばこの本があった!」という発見ができるのも、この整理整頓の良いところです。買ったとき以来読んでいない本でも、これはまだ手元にあった方がいい、と迷わず判断するものが少なからず、ここは直感的な判断に委ねます。

結果、さほど時間をかけずに取捨選択が済みました。手を動かして本棚と一緒に頭のなかも整理整頓、スッキリです。あとは宅配業者さんが回収に来てくださるのを待つばかり。居ながらにして本を無駄にしない道を選べる、そしてほんの少しでも寄付金の形で誰かのサポートになる喜びを感じることができる、ありがたいサービスです^^

花祭窯の小さな畑の近況報告-2026年9月11日。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯の小さな畑の近況報告-2026年9月11日。

前回畑の近況報告をアップしたのは7月のことで、そのときは呑気に「すくすくと育ってくれています」なんて書いていたおりました。が、その後の過酷な猛暑。定期的に水やりには出かけておりましたが、暑さに負けて畑作業を後回しにしてしまい、ちゃんとお世話をすることができませんでした。その間に、あれもこれも、枯れてしまいました(涙)。念願のカボチャも、花が咲くところまでは行ったのですが、その後が続かず…。

暑さが厳しかったので、周りの草を取り過ぎると、土が保水しにくくなったり、陽射しが直接当たって良くないよなぁ…という判断で、草を残していましたが、それが果たして良かったのか悪かったのか。ピーマンの収穫はわずか2つにとどまり、カボチャと地這いキュウリは枯れてしまいました。この夏の収穫に関しては、惨敗です。

一方で、サトイモは、葉っぱが枯れたりまた出てきたりを繰り返しているので、この間に土の下で芋の子が育っていることに期待です。ニラは大きくは伸びなかったものの、しっかり根付いてくれました。分葱も全部とはいきませんでしたが、なんとか残ってくれています。ナスは涼しくなってきてからまた花が付き始めましたので、しばらく様子を見ることに。シソも強いですね。そしてサツマイモが葉っぱをたくさん伸ばしてくれているのが、なによりの希望です^^

9月に入ってようやく涼しくなってきましたので、畑仕事仕切り直しです。枯れてしまったところをきれいにして、次の季節に向けての準備を始めています。

現在の畑の顔ぶれは以下の通り。

(サトイモ) サツマイモ
(サトイモ) サツマイモ
      ナス  ニラ  分葱
         シソ ローゼル

サトイモ、サツマイモは9月下旬から10月ごろかな、と思いながら、見守り。手前の畝二つに空きスペースができましたので、ジャガイモを植えるのは確実として、そのほかに何を植えようか、昨年の実績を見ながら検討です。

わたしは行ってないけれど、インド出張手配からあれこれ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

わたしは行ってないけれど、インド出張手配からあれこれ。

「インド」が降って湧いてきた…と書いていたのは、約一月前のことでした。まあそれからダンナの出発までの約1カ月のあわただしかったこと。まず声をかけていただいたことがとっても嬉しく、またインドでの婚礼行事というなかなか稀な慶事であり、美術を生業とするダンナにとって、これは願ってもないインプットの機会であることは明白でした。迷わず「行く」という、この好奇心があるからこその、作り手です。あとは、手配するわたしの問題…想定していなかった海外出張、しかも初インドを1カ月で手配(できるのか!?)というところだけ。

はい、頑張りました(笑)。まずは渡航先のイメージを少しでも明らかにするために情報集めをしました、というのは前回のブログでのお話。そのあとは具体化です。インド入国にはビザ的なものが数種類必要で、しかもインド国内線での移動もあり、わたしの英語力・ネット活用力ではさまざまな手配情報を集めにくい…ということがすぐに判明しました。そこで、既に航空券を自力で手配したという強者のお友だちに話を聞いたうえで、今回は迷わず旅行代理店さんに依頼することにいたしました。

お願いしたのは、旅の漫遊さん。『日本一面白い旅行を提供できる』会社を目指しておられ、なかなか思いつかないような海外ツアーや、マニアックな個人旅行を組むことでコアなファンに愛されているという旅行代理店さんです。2年ほど前、中国・北京へのビザが必要になったときに、旅の漫遊さんに相談し、漫遊さんが提携している中国の旅行代理店さんをご紹介いただいて、ビザの申請から受け取りまで、とてつもなくすんなりと手配していただいたのでした。今回はインド。依頼してすぐに「お願いしてよかった~!」と実感しました。ビザの申請と航空券の手配だけでなく、インド国内でのトランジットで考えうるリスク回避などのアドバイスやご提案もいただき、百人力。プロフェッショナルなお仕事に心より感謝!でした。

実務的な手配が済んだら、次はインドでの婚礼行事に参加するための、いろいろな準備が必要です。二日間にわたって開催される複数の祝祭行事、それぞれについてドレスコードが指定されているのはもちろん、文化的に暗黙のマナーなどもあるだろうと考え、「少なくとも失礼にだけはならないように」色の確認などに神経を使いました。最後はもう実際に着用する姿の写真を撮って送り、「こんな格好で参加しようと思うんだけど大丈夫かな?失礼にならない?」の確認をとって、「パーフェクト!」の返事をもらい、ようやく安堵。

ここまでお膳立てが済めば、あとは実行部隊であるダンナに託すのみです(笑)。ダンナはダンナで、インドに仕事で何年も赴任していたというご近所さんにお話を聞きに行ったり、旅行でインドに行ったことある人から情報を仕入れたりと、できるだけ安心して渡航できるように、工夫をしていました。さてそして先月末、いざインドへ。で、おかげさまで無事元気に(お腹もこわさず!)戻ってまいりました^^。出国前から、旅の道中、現地滞在中、帰国まで、それぞれのタイミングでサポートしてくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

ダンナ実際に足を運んでみて…短期ではありましたし、限られたエリアではありましたが、イメージを大きく上回るカルチャーショックを、いろんな意味で受けてきたようです。これだから、やはり「足を運ぶ」のはだいじなのですね。ここで見たもの、体験したいろいろなものが、本人のなかで熟成して作品に投影されるのは、また先のことだと思いますが、とってもとっても楽しみです。

ブッダとガンジーを生んだ国であるインド。帰ってきてすぐは、面白かったけど疲れた(神経疲れ)…と言っていたダンナですが、もうすでに、もしまた機会があれば、今度は寺社をたくさん観に行きたいと申しております。うん、このアンテナがあってこその作り手ですね。

花祭窯の工房(旧・井ノ口邸)は築100年を超えました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯の工房(旧・井ノ口邸)は築100年を超えました。

花祭窯の工房は、昭和元年に建てられた商家であった、別名「旧・井ノ口邸」にあります。ここ津屋崎に移転して15年目。入るときに、まあまあ大掛かりな修繕をしましたが、できるだけ「古い部分は古いままに」を心掛けましたので、追加で手を入れなければならない場所が毎年いくつも出てきます。本来、家というのは、手を入れながら住み継いでいくものなのだなぁと、あらためて思いつつも、伝統的建造物を維持するというのはどういうことかを、体感しています。

仕事・生活をしていくのに、必要最低限に手を入れることを意識していますが、このときに毎回頼りになるのが、地域の信頼できる設計士さん、工務店さん、職人さんたち。「ここが困っているんだけれど」と相談すれば、「それなら○○さんがいいよ」とご紹介していただける信頼関係があるのは、ほんとうに心強いことです。お話を聞いていると、建築物を作る中で、それぞれに強みをお持ちの方々が、お互いに敬意をもって仕事をなさっていることがわかります。

さて今回お世話になるのは、大工さん、電気工事屋さん、建具屋さん、サッシ屋さん。プロフェッショナルな方々のお仕事ぶりを拝見するのは、興味深く面白いものです。あまり見られてはやりにくいだろうな、と思いつつ、ついつい作業の様子に目が行ってしまいます。これまでに拝見していて、皆さんに共通しているのは、丁寧ながらもスピーディーに作業をしてくださることと、工事後のお掃除をきちんとしてくださること。

出来るだけ古いものを遺しながら、全体の雰囲気を損ねないようにしながら、少しづつの修復・整備です。

一人会議のテーマは、いかに仕事をシンプルにしていくか。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

一人会議のテーマは、いかに仕事をシンプルにしていくか。

9月になりました。8月は自分の誕生月で、今後の仕事の仕方を考えるのに、ちょうど良いタイミングでした。というか、定期的に時間確保してちゃんと考えなきゃダメよね!という感じ。会社勤めの友人たちを見ていると、ここ数年でセカンドキャリアに進んだ人もいれば、そろそろ定年後を見据えて次を考えようかな、という人もあり。定年退職後は仕事をしないという選択を、少なくともわたしの周りではほとんど聞かないのは、時代なのだろうなぁ、と思います。年齢に応じて働き方を考えるのは、自営業者だろうと、会社勤めであろうと、経営者であろうと同じですね。

わたしにとって最大の検討事項は、花祭窯のおかみとしての仕事を、いかにシンプルにするか。まずは、まとめられるところはまとめ、省けるものは省き、簡潔にすること。そして、いざというときに、どこに(誰に)、どのように頼れば安心か、を整えていくことが必要です。そのための「他力本願!」であり、これを言いはじめて数年が経ちますが、ここから3年以内には目途をつけたいところです。と、ここで宣言^^

というわけで、集中して考えるために、一人ショートトリップ会議をして参りました(笑)。会社員だった頃、社員研修や特別な会議といえば、どこぞの研修所やらホテルやらに場所を移すのが当たり前で、最初はどうしてわざわざ時間とお金をかけてと思ったものでした。ですが実際にその場に身を置けば、場所を変えることには大きな意味があることがわかります。それは、職住一致の自営業者となった今では、尚更強く感じるところです。

片道約1時間のショートトリップでしたが、これが、期待以上に良かったです。集中してものを考えたいときに、たった一日でも、要らぬ気を使わなくてよい、安定した環境に入り込むのは、なによりも効果のあることかもしれません。ふだんの仕事やら、生活が入り込んでこないのがGOOD。これは、年に1回といわず定期的に実施したほうが良いかもしれないなぁ、と思いました。ここからしっかり成果を上げて行きたいと思います^^