中学生職場体験@花祭窯2019。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

中学生職場体験@花祭窯2019。

今年も男子中学生2名が来てくれて、はじまりました。7年目。ということは、最初に受け入れた子どもたちが成人している!ということ。のべ受け入れ人数は14名になります。

5日間。毎年思うのは、せっかく縁あって花祭窯に来てくれた彼らに、「やってもらう仕事」をどれだけ準備できるか。この準備をしっかりしないと、お互いに時間が無駄になってしまいます。

学校から「職場体験の機会提供ありがとうございます」と言われる以上に、こちらが「中学生が職場体験に来てくれたおかげで仕事がはかどりました」とお礼を言える5日間をつくるのが、理想です。

1日目の本日は、例年通り駐車場の「草むしり」からスタート。上の写真は初日の仕事ぶり。これも毎年思うことですが、草むしりや掃除はほんとうに性格が出ますね。最初にこれをすることで、その後の指示の出し方を考えることができます。

外での清掃仕事、室内での事務仕事、図書館での調べものと、場所を変えながらいろいろと取り組んでもらいました。思いのほかサクサクとこなしてくれて、準備した仕事の進み具合も予想を上回るスピード。

明日以降も楽しみです。

上海での仕事には、We Chat 。

こんにちは。花祭窯・おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

上海での仕事には、We Chat 。

必須!ということで、春先に現地打ち合わせをしたあとアプリを入れ、さぁこれで個展の打ち合わせがいつでもできる!と思った矢先、片手で数えられるほどの回数しかチャットをしていない段階で、「アカウントブロック」にあったのでした。

ただでさえドキドキしながらインストールしたのに、スマホ使いこなせないなかビジネスツールだからと頑張っているのに、この仕打ち(笑)

ウィチャットを使いこなしている日本人の友人数人に聞いてみても、アカウントブロックされたことも無ければ、ブロックされたという話を聞いたこともないということで、がっくりしながら情報集め。

ありました!「We Chat アカウントブロック解除法」。こういうことがあるたびに、さまざまな分野で最新サービスを使う方々が、ご自身が体験したトラブルを解決策と一緒に公開してくださっていることに感動します。ネット上でのこのような善意の側面は、20年前から変わっていないなぁ、と思います。ほんとうに何度「名も知らぬ先人」の知恵に助けられたことか。

まず目を通したマニュアルの「アカウントブロックされるわけは?」の項目には「わかりません」と書いてあり、深くうなずきました。わたし自身、なぜブロックされたのか、まったく心当たりがなかったので。

ともあれブロック解除法に導かれ、上海に住む友人の力も借りて、本日ようやくブロック解除に成功。時間をかけすぎてしまい、新しくアカウント作ったほうが早いよね?と自問しつつ、なんとかクリア。ホッとしました。

これで、この11月から12月にかけての上海個展と企画展に備えることができます。気がつけばあと2か月足らず。展示内容については、ダンナ藤吉憲典の作品制作も目途がたってきました。事務方の仕事はここからスピード上げてまいります!

「面白そうか」という判断基準。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「面白そうか」という判断基準。

おそらく仕事柄、あるいはダンナやわたしの対外的な印象によるものかもしれませんが、たまにユニークなご相談をいただきます。

我が家は商売をしていますので、いただいたご相談に対してまず考えることは「それはうちの仕事にとってプラスになるか、少なくともマイナスにならないか」ということ。仕事と直接的に関係のない内容であっても、まずそこを考えます。それも、短期的な影響よりも、長期的に見たときの影響を重視して考えることが多いです。

それから、そのご相談を持ってきた方が「信頼できる方か、共有できる価値観を持っているか」ということ。これは、同じ人でも、ある分野では価値観が共有できるけれど、別の分野では全然違う!ということもあり、ひとつひとつ分けて考えるのが難しいところですが、とても大切。「全面的に信頼していたのに」というのは、自らの勝手な思い込みによるものだと、歳を重ねてわかってきたところです。

そしてもうひとつ大切なのが「面白そうか」ということ。どんなに「信頼できる方が持ってきた」「商売的にも良い話」であっても、「それはわたしにとって面白いのか?」という判断基準が、今更ながらに大きくなってきたような気がします。

この「面白い」のなかには、単純ではないニュアンスが含まれていて、「あなたの言う面白いってどういうこと?」を言葉で説明するのにはかなり骨が折れますし、きっととても伝わりにくい。10人いれば10人それぞれの「面白い」があり、それは各々の生きてきた道から導き出されるものなのだと思います。

というわけで、先日某所からもたらされた「ちょっと面白そうな話」少し検討してみます。

作品撮影でした。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

作品撮影でした。

8月最終日、12月に開催される藤吉憲典ロンドン個展に向けて、カタログ用の写真撮影。いつもお願いしているabcフォトの赤司さんに、今回も託しました。

これまでの経験で、磁器作品を撮るのはプロのカメラマンでもなかなか難しいとわかっているので、毎回安心してお任せできるありがたさは格別です。

撮影の様子を毎回拝見していて頭が下がるのは、赤司さんの撮影技術・腕前の凄さの前に、作り手の「どう撮って欲しいか」の意を汲んでくださる繊細な感性。

一言でいえば「作品をカッコよく撮る」に尽きるのですが、「なにをもってカッコいいと言うのか」お互いに理解しあえているからこそ、作り手が満足する写真が撮れるのだと、つくづく思います。

今回も、最初のセッティングが決まってからは、サクサクと気持ちよく撮影が進みました。いつもありがとうございます!

降りてきた!?

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

降りてきた!?

ものづくりをする人=ダンナ・藤吉憲典がときどき言うことばです。現在、11月からの上海個展と、12月のロンドン個展に向けて「創造脳」フル回転中のダンナ。

あきらかに手が動いているときは「仕事をしている」感じがありますが、仕事中なのだか休憩中なのだかわからないような状態も多々。でも、この(傍から見ると)ぼんやりした時間も必要な時間なのだと、20年以上一緒に仕事をしてきて、慣れてきました。

そんな「ぼんやりした時間」がスパッと切り替わるのが、「降りてきた」とき。手の動き方、集中の仕方がまったく変わるので、「降りてきたんだなぁ」と思っていると、案の定「降りてきたから」と。

写真は今朝「降りてきた」後に、グンと制作が進んだシマウマのレリーフ。 何ものかが降りてきて、いろいろなことがしっくりくると、どんどん進むようです。出来上がりが楽しみです。

夏休みスタート。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

夏休みスタート。

近所の小中学校の夏休みが、いつもより約1週間早くスタートしました。昨年の猛暑を受けて、エアコン設置工事のためだそうです。今年は梅雨入りが遅く、それほど暑くなる前にお休みに入ったのでなんとなくピンと来ません。

昼間、近所に子どもたちの気配があるのは、やっぱりいいですね。最近の子どもは忙しすぎると聞きますが、ここ津屋崎では、多少はゆっくりできているように感じ、ホッとします。

花祭窯の今年の夏は、ひたすら「つくる」夏です。11月から12月にかけて、上海、ロンドンと海外個展が続くので、そこに向かっての制作期。すでに現地でのプロモーション準備はスタートしているので、提供する写真の準備や、和文・英文でのアーティストステイトメント作成、レセプション案の相談など、わたしの裏方仕事も少しづつ緊張感が高まってきています。

磁器作家の仕事を取り巻く仕事。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

磁器作家の仕事を取り巻く仕事。

やきもの(陶芸)の仕事をしていて、よくいただく質問のひとつは「土はどこでとってくるのですか?」というもの。

やきものには「陶器」と「磁器」があります。陶器は「土もの」とも呼ばれるもので、文字通り土なのですが、磁器は「陶石」と呼ばれる石が原料になります。土の場合は、あちこちの山で採ってきた粘土質のものを混ぜたり寝かせたりして、陶芸家が自ら作ることがありますが、磁器の場合は「陶土やさん」で磁器土を仕入れてくるのが一般的です。花祭窯でも、創業時から佐賀(塩田町)の陶土屋さんにお世話になっています。

石を砕いて精製し、陶芸家が扱えるような粘土状に仕上げていく「陶土やさん」の存在無しには、磁器産業は成り立ちません。佐賀有田の周辺には、磁器産業を支えてきた陶土やさんが何件もあり、ほとんどは熊本天草の「天草陶土」を原料としています。江戸時代は、有田の泉山で陶石を算出していましたが、現在はほとんど掘り出されていません。

写真は、お世話になっている陶土やさん・渕野陶磁器原料さんが発行するニュースレター。A4サイズ両面の情報のなかには会社のご様子や、経営者の方が考えておられることなどが載っていて、勉強になることが多々。花祭窯のおかみになって20年以上が経ちますが、支えてくださる業者さんのお仕事について、まだまだ知らないことも多いと気づかされます。

ネコに猫じゃらし。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ネコに猫じゃらし。

モデルは友人の愛猫だった「ジークフリート」さん。赤いスカーフがトレードマークです。

ネコに猫じゃらし陶箱 藤吉憲典
ネコに猫じゃらし陶箱 藤吉憲典

そういえば、過去にはこんなのもありました。

ネコに毛糸玉陶箱 藤吉憲典
ネコに毛糸玉陶箱 藤吉憲典

猫じゃらしといい、毛糸玉といい、猫との相性抜群の組み合わせ。遊び心がデザインを面白くしますね。

野兎とレンゲ草。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

野兎とレンゲ草。

環境が創作活動に与える影響には、目に見えやすいもの、目に見えにくいもの、いろいろあるのですが、こうして作品のモチーフになるとわかりやすいですね。どのような景色がつくり手の目に映ったのか、イメージが浮かびます。

創業地である佐賀の花祭は、「里山」と呼ぶのがピッタリの場所です。目にするウサギと言えば、その辺を走る野で、田んぼや畑や空き地には、春になるとレンゲ草がたくさん。

野兎とレンゲ草陶箱 藤吉憲典
野兎と白詰草陶箱 藤吉憲典

陶芸家・藤吉憲典の仕事は、自分が愛する美しい風景を形に遺すことができる仕事です(^^)

カバとロータス(蓮)陶箱

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

カバとロータス(蓮)陶箱。

最初の1頭目のカバを作ってから、もう何頭目でしょうか。 これも藤吉憲典の定番スタイルとなった「カバとロータス文様」の組み合わせです。

カバとロータス陶箱 藤吉憲典

MET、ニューヨーク・メトロポリタン美術館の人気者、カバのウィリアムさんが我が家にやってきたのは、13年前。友人が、息子の1歳の誕生日祝いに、ウィリアムさんのリュックを贈ってくれたのでした。

エジプトピラミッドの副葬品として発掘されたカバの置きもの。同様の出土品は、大英博物館でも観ることができます。

「藤吉憲典がカバのウィリアムさんをつくると、こうなる」。古代の造形美術の魅力に、息子の成長という個人的な想いをつなげて、作品に昇華することができる仕事なんですね。