こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
海外美術館の教育普及ツール、その6。
内容が充実しているといわれる、海外美術館サイトのエデュケーションツール。海外美術館サイトから、実際に自分で試してみたものを、その都度ご紹介して参ります。その第6弾。調べるほどに楽しくなってきました。
さて今回は、ヴィクトリアアンドアルバート博物館(以下、V&A)。膨大な資料数を誇るV&AのコレクションをWeb鑑賞して参りましょう。おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさがあります。
↑「SPACES」「PERIODS AND STYLES」「PEOPLE」「FEATURED」「MATERIALS AND TECHNIQUES」「PLACES」 と6つのカテゴリーから、コレクションにアプローチすることができます。
どこから行けばよいか迷う!というときは、V&Aの特色から探す「FEATURED」から見てみましょう。「ウェディングドレス」「衣装」「メガネ」「オペラ」「靴」「家具」「壁紙」「額装」「帽子」などなど…の分類から、所蔵品を観に行くことができます。
カテゴリーを簡単に日本語にすると、「SPACES」は、V&A館内の場所による分類、「PERIODS AND STYLES」は作品の時代や流派による分類、「PEOPLE」は人物による分類、「MATERIALS AND TECHNIQUES」は素材や技法による分類、「PLACES」はその資料のルーツのあるエリアによる分類です。
実際に館を訪問してもそうなのですが、なにしろ芸術・デザイン全般ですので、守備範囲が広く、一日や二日で回れるものではありません。そんな大量の資料を、どう分類すればWeb上で探しやすいか、かなり工夫されていると思います。