家庭内社会科見学。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

家庭内社会科見学。

3月中旬からはじまり、もうすぐ約二か月になるお休みを満喫中の息子。とはいえ勉強のこと、お友だちのこと、部活のことなど、気にならないはずはなく、不安もあるでしょう。それでも不機嫌になることなく、うまく折り合いをつけている様子に、親としては助けられています。

我が家は仕事場兼住居の自営業なので、もともと「親の働いている姿」をあたりまえに目にする環境にはあります。今回のお休みは「日中家に居る時間」が強制的に長いので、なおのこと。思いがけず、家庭内社会科見学の時間となっています。

ダンナ・藤吉憲典の仕事ぶりは「ロクロを引いているところ」だったり「絵付けをしているところ」だったり「個展で作品を発表しているところ」と、一目瞭然にわかりやすいのですが、母親(わたし)の仕事は漠然と「いろいろ」です。

「今、何してるの?」と聞かれては、「何を、何のためにしているか」答えることを繰り返すうちに、少しづつ、どんな仕事があるのかを理解してくれているようです。今はパソコンに向かっている時間が一番長いですが、そのほかにも動画や写真を撮っている時間、展示場でなにやらガサゴソしている時間、スマホで情報をアップしている時間などなど…。「作品をつくる」の周りに、いろいろな仕事があることを、知ってもらう機会になっているようです。

子どもが「働く」ことに興味を持つのは、「勉強する」のためにもとても良いこと。そのスタートとして、自分の身近にいる大人がどんな仕事をしているかを知ることは、とってもいい教材になる(はず!)と、あらためて感じています。