読書『TRANSIT』No.60、No.61(講談社MOOK)ユーフォリアファクトリー

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『TRANSIT』No.60、No.61(講談社MOOK)ユーフォリアファクトリー

2023年の、花祭窯の年間定期購読紙『TRASIT』。雑誌ですが「読書」と言ってよいのではないかというボリュームです…と、ご紹介したのは今年の春のことでした。

No.59「東インド・バングラディシュ」のあとに、No.60「メキシコ」、No.61「イタリア」と続いています。最初に手にしたのが「バングラディシュ」でしたので、なかなか手強いぞ!と構えておりましたが、メキシコ、イタリアと、次第に馴染みのある国名になって参りました。

まずは、No.60メキシコ。メキシコ=サボテンブラザーズ、タコス、フリーダ・カーロ(フリーダ・カーロの自画像に似ているね、と言われたことが少なからずなので、彼女には親近感を持っています)…ぐらいのイメージしか持ち合わせていなかったわたしにとって、色鮮やかな写真の数々は、とても刺激的でした。マヤ文明をはじめとした古代メキシコ世界、多神教世界の魅力的な偶像の数々、現代にも続く季節ごとの多様な祭礼儀式、カルト信仰にシャーマニズム…。消化しきれない大量の情報が一冊に込められています。

九州国立博物館ではこの10月から特別展「古代メキシコ」が開催中。もともと「観に行かねば!」の展覧会ではありますが、グッドタイミングに本誌を手にすることが出来ましたので、ますます楽しみになって参りました。

続いては、No.61イタリア。イタリアの特集号が手元に届いたのは、ちょうどダンナ・藤吉憲典をイタリアに送り出してホッとした翌日のことでした。個人的に、これまたグッドタイミング♪どうやら引き寄せの法則が働いているようです。

巻頭特集が、バレーボール日本代表でイタリアリーグに所属している高橋藍選手のインタビューだったのは、まったくもって意表を突かれました。小中高とバレーボール漬けだったわたしとしては、飛びつきましたが(笑)。もちろん、古代ローマに始まる栄枯盛衰の物語、芸術の話、デザインの話など、これぞイタリアという興味をそそる記事が深堀りされています。

いずれも「雑誌をパラパラとめくる」というスタンスでは、読み込み不可能な圧巻のボリューム。完全に保存版です。年4回=3か月ごとの発刊ですが、その間に少しづつ読み消化していくと思えば、ちょうど良いペースかもしれません。

『TRANSIT』ユーフォリアファクトリーの公式サイトTRANSIT Webはこちら。

ウェブサイトも写真が美しく、魅力的なコンテンツ満載です。わたし個人的には、本誌に限らず紙媒体派ですが。次号が届くのがとっても楽しみです♪