郷育カレッジ「ふくつ散歩 福間南編」に参加して参りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

郷育カレッジ「ふくつ散歩 福間南編」に参加して参りました。

午前中、散歩に参加して来て、お昼ご飯を食べて、今ブログを書いています。お天気が良く、風もなく、快適なお散歩日和でした。たくさん歩いてきましたので、とても眠たくなっています。

郷育カレッジ講座のなかでも定番の人気講座となりつつある「ふくつ散歩」シリーズ。なかでも「福間南編」は、シリーズが始まった当初から散歩コースをつくって協力してくださったエリアです。このシリーズはどのエリアも参加希望者が多く、抽選になることがほとんど。わたしも福間南編への参加は、5-6年ぶりかしら、というところでした。

今回は「文化財コース」と名付けられた約4.5キロの道のりを、1時間半ほどで歩きました。ところどころ名所で立ち止まり、その解説をボランティアガイドさんから聞きながらの散歩です。おおまかに、亀山神社➜鉄道引き込み線の跡➜須賀神社➜八龍(うがみ)神社というルート。ところどころで、地元の方が待っていてくださり、解説をしてくださいました。うがみ神社は「八龍」でうがみと読むのですね。前回も行ったはずなのですが、今回あらためて気がつきました。

それぞれの名所についての解説資料が事前に配られましたので、実際に歩いた後に復習すると、ちょうど良い感じになります。ウォーキングマップも配られましたので、後日自主的に歩いてみようと思ったときにも、歩けます。そして「ウォーキングの効果的な歩き方」なる冊子までいただきました。こういう資料があると、次のお散歩に向けてのモチベーションにつながります。いたれりつくせりのふくつ散歩福間南編でした。

クリエイターマッチング@ホテル日航福岡に参加して参りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

クリエイターマッチング@ホテル日航福岡に参加して参りました。

福岡商工会議所さんからご案内いただき、参加して参りました。コロナ禍下の2021年から取り組みをはじめた「藤吉憲典を地元で知っていただく機会を増やそう」の一環です。

福岡商工会議所さんが昨年トライアル的にスタートし、反応が良かったということで、今年から本格的に開催の運びとなった展示会です。会場が博多駅からすぐの日航ホテル内というところからも、力の入れようが伝わってきました。出展者は52社。バイヤー側となる参加社数は「今年は200社以上を目標としていますから!」と商工会議所の担当者さんはおっしゃっていましたが、実際には100社ほどだったかと思います。ただ、昨年から続けて参加なさっている方のお話を聞くと、一年目に比べたらかなり規模も参加者数も増え、会場の雰囲気もとても良くなっているとのことでした。

さて花祭窯としてこの手の出展型イベントに参加するのは、ほぼ初めてかも…と思いつつ、記憶を遡れば、2013年に大阪ジェトロさんの主催で開催された海外バイヤー招聘事業への参加がありました。その展示会で、ロンドンでセレクトショップを経営しているルカとの出会いがあり、彼からの激励を得て、ロンドンへの進出に本気で取り組んだのでした。そういうことがありますので、直感的に「何かのきっかけになるかもしれない!」と感じるイベントには参加するのが良いですね。

当日、花祭窯のご近所ブースは若い方ばかりでした。わたしたちとは親子ほど年が離れた方も少なからず、ちょっとドキドキ。でも、それぞれに取り組んでおられる制作物を拝見すれば、ユニークで熱意を強く持っていることが伝わってくる方ばかり。ご挨拶して言葉を交わせば皆さんとても気さくに話してくださり、まずは一安心しました。終日和やかな雰囲気で、人に恵まれた場所にブースをいただいたように思います。まったくストレスなくブース運営が出来ました。

商談時間がはじまると、それぞれの皆さんがどのような制作に取り組んでいるかが、よく見えました。このような機会は、これまでめったにありませんでしたので、とても新鮮で、なによりも勉強になりました。特に花祭窯の向かいのブースでは、メタバース内のキャラクター制作や空間制作、それらを通じた広告宣伝手法のプレゼンテーションなどをなさっていて、それらを来場者にご説明なさっているのを拝見するだけでも、ものすごく勉強になりました。

肝心の花祭窯にとっての商談は、即具体的な話につながるものはありませんでしたが、いくつかの面白い出会いがありましたので、まずは良しとしましょう、という感じです。

読書『私はスカーレット 下』(小学館)林真理子著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『私はスカーレット 下』(小学館)林真理子著

上巻に続き、下巻も一気に読み終わりました。上の写真は上巻のを使いまわしていますが、ご愛敬。

上下巻読了後の一言としては「ジェットコースター」。スカーレットの人生も、彼女の気質も、まるでジェットコースターです。が、下巻でも変わらずスカーレットは激しく魅力的でした。下巻でその魅力は「生き抜いてみせる」ためにはなんでもする強さとなって現れます。彼女を支えていたのは「もう絶対に飢えない」という、現実的な覚悟であり実際に味わったが故の切迫した恐怖であり。だからこそ、横暴だろうと卑劣だろうと、読みながら彼女を責める気にはまったくなりませんでした。

それにしても、毎度のことではありながらこの手の歴史小説で考えさせられるのは、「どの立場からものを見るか」によって、「真実」とされることの印象がまったく変わってしまうこと。本書の舞台となった南北戦争、奴隷解放という歴史的事実もまた、誰の目を通すか-本書の場合はスカーレットの目を通していたわけですが、によって、これまでの印象とは、まったく別の感想を残すこととなりました。そしていかに一義的なものの見方を植え付けられているかに気づき、愕然とするのです。本書のあとがきでも、そのあたりの見解について、出版する側の考えや問題提起が、しっかり丁寧に記されていました。

ところで冷静に考えると、「完」時点で彼女の年齢はまだ20代後半または30代に入ってすぐ!?あたりだろうと思われ、このあといったいどうなるのやら、とため息が出ました。「このあと」を気にかけた人は、どうやらわたしだけでなくたくさんいたのですね、『スカーレット』のタイトルでマーガレット・ミッチェルとは別の作家(アレクサンドラ・リプリー)が、続編を書いているということを知りました。それも企画公募によるものだというのですから、どれだけこの「続編」を書きたいという方々がいらっしゃったのかと、ワクワクします。新潮社文庫から出ている日本語訳が森瑤子さんというのも、興味深いですね。まだまだしばらく『スカーレット』ワールドから抜けられそうにありません。

『私はスカーレット』(小学館)林真理子

神無月の花祭窯の庭。

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神無月の花祭窯の庭。

いつまでも暑さが続くと心配していましたが、すっかり秋らしい気候になってきた今日この頃。キンモクセイの香りに気がついたのは、先週末の晩のことでした。翌朝張り切って窓を開けると、これまでにないほどたくさんの蕾がついているのを発見。これは香るはずです。

キンモクセイ 花祭窯

オレンジ色が可愛らしいキンモクセイの花。

ミズヒキソウ

紅のミズヒキソウもたくさん伸びてきました。

花祭窯の庭

ムラサキシキブも、久しぶりにまとまって花をつけています。

南天

南天の実は、これから赤く色づいてくることでしょう。

花祭窯の庭では、小さい花や実の集合体が可愛らしい植物の季節のようです。写真を撮りながら気がついたことがありました。今年は台風が少なく、潮風にやられてしまうということがありませんでしたので、枯れずにたくさん花や実をつけてくれたのだと思います。キンモクセイはその最たるものかもしれません。

ムラサキシキブ

ミズヒキソウ

続・表装の楽しみ、ますますワクワク。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

続・表装の楽しみ、ますますワクワク。

表装の楽しみがひとつ形になって、ますますワクワクしていると投稿したのは、つい1カ月前のことでした。

展示した状態のビジュアルイメージがもたらす「わかりやすさ」が嬉しくて、もうひとつ、パターンを増やしました。手はじめに縦長作品・横長作品を表装しましたので、次は「全紙」です。この三種類があれば、壁面に飾ったときのサイズ感、見え方が、おおよそイメージできるのではないかと思います。頭ではわかっていたつもりのことですが、全紙を表装するとかなり大きくなりますね。やはり作品本体がポンと置いてあるのに比べると、「ここに飾ったらどんな感じになるか」が各段にイメージしやすくなります。これは額装にした場合もまったく同じことが言えますが、表装の良いところは、丸めて持ち歩けること。

藤吉憲典 円相龍図

額装にはじまり表装が続きと、このところ立て続けにお世話になっている大崎周水堂さん。スタッフの方々にも、なんとなくわたしの人となりというか、オーダーの「癖」のようなものを、少しづつ理解していただきつつあると感じます。生地の選びかた、切り替えの仕方など、あまりにもシンプルで、「掛軸の常識」から離れていることもあるので、ベテランのスタッフさんや表装職人さんからは、その都度「一般的にはこのようにするのがほとんどで、藤吉さんの希望するようにすると、このように見える可能性がありますが、ほんとうに大丈夫ですか?」の確認が入ります。ときには、作業に入る直前で電話確認が入ることも。こちらはもともと素人です。その相手に面倒がらずにひとつひとつ説明し確認してくださることを、とてもありがたく感謝しています。

アドバイスを取り入れる部分と、我流を貫く部分。掛軸という伝統的なスタイルを、現代の藤吉憲典の書画作品を見せる方法として、どのように生かせるか。今回は大物でしたので、大崎周水堂さんの店先で出来上がりを確認する際、スタッフの方が二人がかりで広げてくださいました。「こんな生地があったんですね」「初めてのことで心配しましたが、良い感じに上がりましたね」などなど、感想をつぶやいてくださるスタッフの方と一緒に出来上がりの確認ができるのは、嬉しい瞬間でもあります。

長く立体を扱ってきておりますので、平面の面白さ・わかりやすさが、とても新鮮です。展示機会に皆さんにご覧いただけるのが楽しみです。

大阪阿倍野の「暮らし用品」さんで、藤吉憲典陶展。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

大阪阿倍野の「暮らし用品」さんで、藤吉憲典陶展。

関西方面の皆さま、たいへんたいへんお待たせいたしました!ようやく大阪で藤吉憲典の個展開催をアナウンスできます。

個展を主催してくださるのは、大阪・阿倍野にある暮らし用品さん。数年前から、常設で藤吉憲典の器を扱ってくださっています。昨日、素敵な案内状が届きました。さっそく宛名書きをしているところです。今週末には発送いたしますので、案内状をご希望のお客さまには、来週中にはお手元に届くと思います。

個展を控えた昨年、オーナーの米田さんが津屋崎の花祭窯にお越しくださり、初個展に向けて方向性の確認などをしたのでした。藤吉憲典の個展は、暮らし用品さんでは初めてとなりますので、暮らし用品さんのお客さまに「はじめまして」のご挨拶をする気持ちです。アイテムを絞り込まずに、「藤吉憲典」の様々な顔をご覧いただけるように、ということで、方向性を共有しました。そのうえで、これまでに暮らし用品さんの常設でお買い求めくださったお客さまのお好みも伝わってきておりますので、期待に沿う顔ぶれもお届けしたいと思っています。

藤吉憲典陶展 暮らし用品

藤吉憲典 陶展

暮らし用品

【会期】2023年10月28日(土)~11月7日(火)※水・木曜休み

【時間】11:00~18:00

【場所】大阪市阿倍野区阪南町1-45-15

【電話】06-6628-2606


関西方面ではほんとうに久しぶりの個展になります。楽しみにご来場いただけると幸いです。

有朋自遠方来(友有り遠方より来る)、2023秋。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

有朋自遠方来(友有り遠方より来る)、2023秋。

このタイトルを、わりと最近つけたような気がする…と思ったら、今年の2月でした。今年に入ってから人の移動が再開したのだということを、あらためて感じます。

上海からの嬉しいお客さまでした。前回上海でお会いしたのは、2019年11月のことでしたので、まるっと4年ぶりです。

今年に入ってコロナ禍下の様々な制限が続々と解除に向かうなか、思うように人の動きが戻らなかった中国‐日本間。国の政治レベルの話だからどうしようもないとは思うものの、中国で仕事をしている方々とそのご家族は、この3年ほんとうに大変だったと思います。

今回は一か月を日本での商談や視察、スタッフの研修にあてているという料理人さんは、彼がまだ10代で大阪の料理屋さんで修業をなさっていたころからのお付き合い。ここ津屋崎の花祭窯に遊びにいらしたのは、6‐7年ぶりになるでしょうか。「器のご相談で伺います」「宴会希望です」ということで、楽しみにお待ちしていたところでした。

到着して開口一番「今日は作りますよ!」。たくさんの食材を持ち込み、我が家の古く狭い台所で次々と料理を作ってくれました。うちにいらっしゃると、いつもそうなのです。「調味料揃ってないよ~」と言えば「大丈夫です!あるものでつくりますから!」と。「なつかしいな~」と言いながら。

料理する姿を後ろから拝見しつつ4年分の近況とこれからの展望を伺い、料理のお仕事への情熱がますます強まっているのを感じました。上海に渡ってからのお仕事ぶりを傍目から見ると、かなりの成功を収めておられます。謙虚で丁寧な取り組み姿勢は独立当初、独立以前からまったく変わらず、むしろ、より際立ってきたかもしれません。「もう32(歳)になったんですよ!」と聞き、まだ32歳かぁと、ますます楽しみになるのでした。

おかげさまで気持ちもお腹も満腹。たくさんおしゃべりし、たくさん笑いました。今後のご発展に向けて、器や設えで藤吉憲典ならではの力を発揮できそうなご相談もいただき、とても嬉しい再会となりました。

いつものカメリアステージ図書館が、本日からしばらくお休みなので。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

いつものカメリアステージ図書館が、本日からしばらくお休みなので。

ちょっとまとめて本を借りてきました。図書システムの更新ということで、福津市内にふたつある図書館の両方が、10月末まで休館です。図書館が長期でお休みになるのは、コロナ禍下で一度体験していますが、今回は期限がちゃんとわかっていますので、安心です。いつものカメリアステージ図書館の司書さんによると、新しいシステムが入ることで、利用者にとっても、これまでよりももっと使いやすい図書館になるはず!ということですので、楽しみにして待つことにいたしましょう。

その一方で、福津市電子図書館は休みなく稼働しています。今年度、わたしは福津市立図書館協議会の市民委員を務めているのですが、そういえば前回の協議会では、電子図書館の利用用途や想定している利用者・利用場面についてもっと市の意見を聴きたいと思いつつ、時間がなくて持ち越していました。

福津市電子図書館のオープンは2022年2月。1年半以上が経った現在の電子書籍の内訳は、利用できる書籍の契約数が予算で限られるなか、小中学生がブックレットで閲覧することを想定したものに、特に重点を置いているとのことです。

実際に電子図書館サイトを覗いてみると、確かにトップページでは、そのような顔ぶれが目に留まります。ただ、実際に探して見れば、大人が読みたい本ももちろんあるわけです。今回のように図書館が休館で利用できないときにこそ、代替手段としての電子図書館の利用をどんどん呼びかければ、認知度もあがりそうですね。

わたしはといえば、電子図書館はいざという時の手段としてキープしつつ、休館前に分厚めの本を借りて参りました。返却期限が延びるこのタイミングで、1冊でも多く「長編」を読むことが出来るといいな、と思います。

そうそう、カメリアステージ図書館はお休みですが、1階にあるカフェと歴史資料館は、通常営業です。人出が減ってしまいそうなこのタイミングで、たまにはカフェ利用も良いかもしれません。

香椎宮献茶式と報恩寺の野点茶会、2023。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

香椎宮献茶式と報恩寺の野点茶会、2023。

前日の準備とお掃除は、雨で思うように進まず「出来るところまで」で散会でした。「明日は止むといいですね」と心配された当日は朝から雨もなく、予定通りに報恩寺のお庭で野点が出来ました。

まずは香椎宮での献茶式。わたしは今年はお点前が良く見える場所に座ることが出来て、所作のひとつひとつを拝見しながら献茶式を体験することが出来ました。香椎宮での献茶は76年目ということで、来年が人の人生に例えれば喜寿(77歳)にあたるという宮司さんのお話。なるほどそのように例えると、その年月の長さをあらためて感じさせられるなぁと拝聴しました。南方流茶道はもちろんそれ以前から続いているのですが、「献茶式」という儀式があることで、後に続く人たちがその歴史を知る機会となるのだと思いました。

献茶式が終わり、お弁当を食べたら、いよいよ野点です。今年は50名ほどの参加者があり、25名づつの2席で開催。3年ぶりに再開された昨年は、当日が雨でお堂内でのお茶でしたので、実質的には4年ぶりの野点でした。

久しぶりにお庭でいただくお茶は、開放感を感じるとても良い時間となりました。枯れ葉が頭上から降ってくるし、御座の上を歩く蟻は気になるし、土のうえに座るので人もお茶碗も不安定にならないよう気を配る必要もあります。けれども、そんなことすべてを含めて、外ならではの風情がとても面白く有難く、貴重な機会となりました。

今年のお茶会は、あとは来月11月の実山忌です。こちらも楽しみです。

アート作品の新作撮影-@abc pictures赤司さん。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

アート作品の新作撮影-@abc pictures赤司さん。

2023年も早くも10月。今年も、ロンドンSLADMOREでの11月~12月恒例のクリスマス・ショウに参加いたします。その作品の撮影をお願いしてきました。ギャラリー側でも撮影してくださるのですが、やはり手元にも持っておきたいもので。ロンドンへは、Animal Boxesシリーズを中心に10点前後の作品をお届けする予定です。

SLADMORE :Sladmoreの公式サイトも、この秋リニューアルされたばかりです♪

撮影をお願いしたのは、今回もabc pictures 赤司憲壕さん。雑談しながらこちらの意向を確認し、撮影する作品の顔ぶれを確認し、セットを用意し、試し撮りと確認を2~3回繰り返して、納得のいく環境が整うまでにかかった時間は15~20分ほど。ここ数年「白背景」の写真が続いたので、「ちょっと変えてみますか?」とのご提案で、今回は「グレー背景」にしてみることに。

一度環境が決まってしまえば、あとはサクサクと撮っていくばかりです。シャッターを切るごとにディスプレイで見え方を確認するのですが、ほとんどがワンカットでばっちりOKなのは、いつものことながらさすがです。またこれも毎回感じていることですが、技術の高さが素晴らしいのは大前提として、被写体である作品に対する理解や敬意を持ってくださっているからこそ、写真を通して伝わってくるものがあり、そこが一番有難いところです。

撮影をお願いしたのは10数点でしたが、スタジオに入ってから約1時間で完了。もちろん早ければ良いというものでもありませんが、時間をかければ良いものが撮れるというわけでもなく、期待以上の成果物をサクッと仕上げてくださるので、たいへん助かります。

最新の作品写真は、藤吉憲典公式インスタグラムでもご紹介して参ります。

藤吉憲典公式インスタグラム