「デザイン開発ワークショップ」2日目。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「デザイン開発ワークショップ」2日目。

福岡県商工部新事業支援課さんからご案内をいただき、先月からスタートした「デザイン開発ワークショップ」。

その2回目です。前回から空くこと3週間、その間に福岡県庁の担当者さんから前回の要旨と、その場で参加者皆で共有した次回までの宿題が送られてきました。おかげさまで、次回までに課題解決案をもってゆかねばと、わたしのアンテナも伸びたようです。新しい展開をいくつか思いつくことが出来ました。

前回ワークショップが白熱して、1時間以上も予定時間をオーバーしてしまった反省を生かして、今回は皆で時間を意識しながらの2時間となりました。そのなかで感じたのは、3社の受講者それぞれが、前回の状態から大きく前へ進んでいたということ。もちろんアドバイザーの先生方もいろいろと調べて各社への提案・アドバイスをご用意してくださっていましたが、やはり当事者が自分事の意識をもって考え・動くことに勝るものはありませんね。期限(次回ワークショップ)が決まっていること、皆さんの前で公言することって大きいな、と、今更ながらに思いました。

ワークショップの時間は面白くて、たくさん気づきがあって、あっという間に時間が過ぎていきます。残りあと2回(4時間)のうちに成果を出すことが求められていますが、今回のワークショップを通して、各社とも形にできるものがありそうだと感じました。なので、わたし=花祭窯としても、なんとか成果を出すべく進めて行きたいと思います。

そもそもこのワークショップは、福岡県の商工部新事業支援課が事務局を務める「福岡県産業デザイン協議会」の主催。協議会では「福岡デザインアワード」なる賞レースを主催していて、これまでにわたしの知っている経営者の方々の会社も、何社も受賞しておられます。今回一緒にワークショップに参加している、花祭窯以外の2社さんは、デザインアワードへのエントリーと受賞も目指しておられますので、頑張って欲しいなと思いつつ。

波折神社の豆まき神事と、我が家豆まき♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

波折神社の豆まき神事と、我が家豆まき♪

週末土曜日は節分、日曜日は立春でしたね。毎年恒例、今年も地元・波折神社の豆まき神事に参加して参りました。

波折神社の豆まき。

ちょうど週末にあたったので、たくさんいらっしゃるかな?とワクワクしながら境内へ。11時のお祓い開始時にはちょっと少な目かな、と思っていた参加者が、豆まきの時間が近づいてくるにしたがって増え、空気が盛り上がってきました。

さて豆まき。わたしが神社に到着したときには、皆さん境内向かって正面に集まっていらして、横のスペースが空いていましたので、空いているところに陣取りました。今年はその位置取りが功を奏しました。宮総代さんが横の人たちに向かって投げる豆の袋がたくさん飛んできて、思いがけずたくさんゲット!

終了後、顔なじみの「津屋崎千軒なごみ」スタッフさんを発見。地域行事の写真を撮りに来たということで、「豆は取れましたか?」と尋ねたところ、2つだけとのお返事。わたしはたくさん持っていましたので、なごみスタッフの人数分に足りるよう、お裾分け=お福分けしました。

今年はゲットした豆の袋の中に、久しぶりに「当たりくじ」もあり、「波折神社謹製・御朱印帳」をいただきました。ラッキー♪御朱印帳をもって神社巡りをする趣味は今のところありませんが、紙質が良い感じなので、大切に使い方を考えようと思います。

久しぶりにお会いしたご近所さんとおしゃべりしながら、家路につきました。ご近所でもなかなか顔を合わせる機会が無かったりしますので、こんなふうに地域に根付いた行事は、とっても嬉しいものです。

読書『おいしいごはんが食べられますように』(講談社)高瀬隼子著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『おいしいごはんが食べられますように』(講談社)高瀬隼子著

連続で高瀬隼子さん。すばる文学賞受賞作『犬のかたちをしているもの』に続いては、

芥川賞受賞作『おいしいごはんが食べられますように』。こちらの主人公は、会社でそこそこ仕事ができる女性。女性であることに加えて、「無理をしてでもやろうとしてしまう、できてしまう(ある意味真面目)」気質であること、「これっていいことよね」とされる同調圧力にひそかに反感を抱いていることが、同僚女性への嫌悪を生み、その嫌な感じがどんどん澱となって溜まっていく様子が、淡々と描かれています。

どうもわたしは高瀬隼子氏の著書を表する際に「淡々と」という言葉を使い過ぎているようにも思うのですが、読中・読後に湧き上がってくる感触が、そのものなので仕方ありません。そして、「淡々と」の下には登場人物のどろどろとした感情がある。その描き方こそが、わたしが彼女の著書に惹かれる部分なのだと思います。

それにしても、わたしには主人公の「ムカつく」が手に取るようにわかりました。わかるけれど、その感情がいまや時代遅れであり、現代ではそれを口に出してしまうと、嫌な人・常識外れな人になってしまうということも。小説のエンディングでは、結局、「弱い人」が勝ちます(勝つという表現が正しいかどうかは別として)。読みながら、弱いって最強だよね?と悪態をつきたくなる自分の性格の悪さに向き合わされる一冊でした。

けれども、本書が芥川賞を受賞し、たくさん読まれているということは、主人公のような感情を持つ読者がまだまだいるのかもしれません。そう考えて、なんだか少しホッとしている自分がおかしくなりました。

『おいしいごはんが食べられますように』(講談社)高瀬隼子著

読書『犬のかたちをしているもの』(集英社)高瀬隼子著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『犬のかたちをしているもの』(集英社)高瀬隼子著

先日初めて読んだ著者の『うるさいこの音の全部』が面白かったので、いつものカメリアステージ図書館で、既刊本をまとめて予約。ありがたいですね、図書館♪

『犬のかたちをしているもの』は、すばる文学賞受賞作。主人公は卵巣手術を経験した女性。そのことに加え、心理的な要因もあって、ふつうのカップルのようになれない自分の状態を客観的に眺める在りようが、不思議なほど淡々と描かれていました。「愛情」とはなにかを自分のなかで問答していくその基準が、愛犬に対して抱いていた無条件の(と思える)愛との比較で繰り返されるのは、犬と暮らしてきたことのある身には、なんとなく理解できるものでもありました。淡々と描かれているのですが、彼女とその彼氏との関係性のなかで起こることは、ちょっと尋常ではないことで、その尋常ならざる出来事に、これまた淡々と巻き込まれてしまう感じが、シュールです。

読み終わって思ったのは、ふつうってなんだ?ということ。どんどん変化していく世の中にあって、愛情の在り方に対してもいろいろな選択肢があるはずで、あるいは夫婦や家族の在り方にだって、正解はない。そのはずなのに、相変わらず何かに勝手に縛られている自分たちを「あるある!」と感じる小説でした。女性であること、妊娠・出産という事柄が起こりえることをテーマにしていて、かつ不思議なアプローチが、昨年読んだ『空芯手帳』とを思い出させました。

高瀬隼子さん、面白いです。次は直木賞受賞作品を読んでみます^^

『犬のかたちをしているもの』(集英社)高瀬隼子著

このところ、インプット>アウトプットでしたので。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

このところ、インプット>アウトプットでしたので。

2月からは、アウトプットを意識して参ります。わたくしごとですが、幼少の頃から「学ぶ」ことが好きだったのだと思います。気がつけば新年スタートの一か月は、本に映画に美術館にと、インプット満載=至福の時間を満喫いたしました。

ところがインプット>アウトプットだな、と感じてくると、本棚に並んでいる成毛眞著『黄金のアウトプット術』が目につくようになってくるのですから、不思議なものです。本書を最初に読んだのは2018年のことですから、もう6年近く前ということになりますが、そこで問いかけられていることはまったく色褪せません。

毎日のブログはすっかり習慣になっていますので、常に一定量のアウトプットはしてはおりますが、インプット量に対してぜんぜん足りていない。もっと言えば、それらが『私』という媒体を通して成果・実績に化けているかどうかが定かではない。「もっと成果として外に出さねば!」の思いが自分の内側から聞こえてくるのは、面白いことです。成毛眞氏によれば「アウトプットをすることが、よりすぐれたインプットにつながる」のであり、これは常々体感していることでもありますから、2月以降もおおいに本や映画や美術館を楽しむためにも、まずはアウトプットです。

実のところ、企み中のアウトプットは、いくつかあるのです。まず力を入れていこうとしているものは次の三つ。それぞれ、カタチになり次第ご紹介して参ります。

  • 藤吉憲典のアートを増殖・拡散させる。
  • アートエデュケーションプログラムのリリース。
  • 出版物制作。

2024年の春節は2月10日からということですが、そのまえに節分と立春がありますので、新しいことのスタートに最適です。皆さんもこの2月、アウトプットに力を入れてみませんか。レッツスタート!