はじめて短期スタッフをお願いしてわかったこと―人材ビジネスの価値・ありがたさ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

はじめて短期スタッフをお願いしてわかったこと―人材ビジネスの価値・ありがたさ。

今回の博多阪急さんでの個展で、半日だけ単発で会場に在廊するスタッフをお願いすることになりました。知人に相談してみたところ、人材派遣や紹介を手掛ける福岡の会社で、福岡市内の百貨店への人材派遣に特化したところがあるということで、会期のひと月ほど前にお話を聞いてみました。

営業担当の方が、すぐに必要な時間帯で動いていただける人材を探してくださいました。今回は単発の短時間ですので、派遣ではなく紹介。一点だけ確認されたのが「年齢層のご希望、上限などはありますか?」ということ。まったくありませんでしたので、何歳の方でもしっかり仕事さえしていただければ大丈夫です、とお返事しました。サービスを利用する側としては、まず「百貨店に派遣されている人」ならば、接客マナー・ビジネスマナーの点である程度安心できるだろうという期待がありました。そしてもし年配の方であれば、年相応の落ち着きや経験値から来る安定感があるだろうな、と。

たった半日の勤務ですが、軽い面接というか、スタッフさんに事前にお会いしました。服装、話し方、控えめながら言葉の端々に現れる意欲が好感を持てて、即決。わたしより一回り以上年上の方で、百貨店への派遣歴も長く、どんどん進化するレジなど売り場でのあれこれに対応するため、自発的に各種研修に出かけているということでした。お会いした日も、これから新しいレジに対応するための研修に出かけるところでした、と。おかげさまで、スタッフさんの勤務日当日は滞りなく運び、わたしも安心してその日を務めることが出来ました。

実はわたしの社会人経験は、法人人事部へのサービスを展開する会社で、人材採用・教育・評価・人事制度構築などのコンサル的な仕事でした。ですので、人材ビジネスを供給する側としては、じゅうぶんに仕組みや価値、使い勝手を理解していたつもりでした。30年を経て、今回初めて逆の立場でその仕事を眺めたときに、役に立つ仕事をしていたことを実感することができ、そんな意味でもとても良い経験となりました。今回の経験のおかげで、今後はもっと気楽に人材サービスのサポートを使っていけるように思います。何事も経験と勉強ですね。