台風への備えは毎回神経を使います―なかなか「これで安心」とはなりませんね。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

台風への備えは毎回神経を使います―なかなか「これで安心」とはなりませんね。

昨日から今日にかけて、北部九州では今年最初の台風でした。おかげさまで、花祭窯の人も工房も大きな被害はなく、無事にしております。ご心配くださった皆さま、ありがとうございました。

毎年来るものだと思っていても、いざ台風が発生すると、気持ちがざわざわします。早め早めに備えようということで、食料や水の確保、防災リュックの中身のチェックなどはあらかじめできるのですが、例えば窓の保護などは、あまり早くしてしまうと仕事や生活に支障が出るので、やはり直前になることが多いです。

初めて市が用意してくれた「避難所」を使ったのは、2020年の台風の時のことでした。

「避難所」初体験の印象は「おかげさまでとても助かった!」で、その後は「今回は不安だな」と思ったときには、避難所にお世話になることを早めに検討しています。「避難所に行く」を大前提とした準備になると、なお「早めの準備」が必要になり、結果、台風への備えから、過ぎたあとの後片付けまで、丸二日間以上が「台風対策」に費やされます。

非効率なところも多々あるだろうなと思いつつ、万一被害が出たときに「もっとああすればよかった」と悔やむことが、出来るだけ少ないようにと思うのです。うちは磁器作品=ワレモノが仕事ですので、桐箱のあるものはすべて桐箱に入れたり、展示棚の一番上=屋根が無い棚に並んでいるものは下の段に並べ直すなどの仕事も発生します。

今回の台風もそうですが、年々規模が大きくなっているような気がします。台風が来ると分かったときからの短期的な防災準備だけでなく、長期的に考える防災計画も必要だな、と思う今日この頃。例えば「雨戸」を全面作り直すなど、より根本的な解決を検討することも必要ですね。