読書『おとなのOFF 絶対見逃せない2025年 美術展』(日経TRENDY)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『おとなのOFF 絶対見逃せない2025年 美術展』(日経TRENDY)

2025年読書記録の一冊目は、本というか雑誌ですが、毎年恒例の美術展情報。この手の美術展情報誌は毎年初めに数種類出ているのですが、比較的近所の本屋さんで手に入るのが「おとなのOFF」ということで、ここ数年の定番になっています。

さっそく中身を見ていきますと、まず気が付くのは、今年は京都・大阪など関西方面の美術館博物館で力が入っているなぁ、ということ。ここ数年、大阪の美術館でリニューアルのための休館をしているところが多いな、と思っていましたが、万博開催に合わせていたのですね。と、今頃気が付きました。関西に日本の国宝が大集結するようです。

今年はゴッホやら印象派やらの展覧会が目白押しのようです。日本に限らないことかもしれませんが、ゴッホも印象派も、根強い人気ですね。そんななか、本書で紹介されていたなかで個人的に気になった展覧会ベスト5(順不同)は次のとおりです。

  • 西洋絵画、どこから見るか?-ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館vs国立西洋美術館(国立西洋美術館、京都市京セラ美術館)
  • 異端の鬼才-ビアズリー(三菱一号館美術館、久留米市美術館)
  • ブルックリン博物館所蔵特別展 古代エジプト(森アーツセンターギャラリー)
  • 絵金(サントリー美術館)
  • 九州国立博物館20周年記念 特別展 九州の国宝 きゅーはくのたから(九州国立博物館)

そして、展覧会内容に関わらず、個人的に今年こそ足を運びたい館ベスト5(順不同)はこちらの顔ぶれ。

  • 泉屋博古館京都本館
  • 大阪市立東洋陶磁美術館
  • 大阪中之島美術館
  • 大阪市美術館
  • 福田美術館

足を運びたい館は、みごとに関西方面に集中しました(笑)今年は大阪での藤吉憲典の個展がありますので、それに合わせてひとつでも回ることが出来たらいいな、と。それから九州国立博物館が20周年なので、こちらもきっといろいろと企画があるはずで、楽しみです。2025年も素晴らしい展覧会と出会えますように^^

『おとなのOFF 絶対見逃せない2025年 美術展』(日経TRENDY)