こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
冬らしい寒さのなか、今年も初釜茶会@南方流円覚寺に参加できた嬉しさ。
新年のお稽古のスタートは、初釜茶会から。前日のお茶室の準備・お掃除で、お茶会がはじまります。当日の天気予報に雪マークがついていましたので、少し心配していましたが、なんとかお天気がもってホッとしました。着物を着るので、雨やら雪だとちょっとたいへんで、やはり晴れてくれた方が嬉しいのです。
南方流の初釜は、師匠である和尚さんのお点前をじっくり拝見することのできる、貴重な機会です。今年はコロナ禍下前までの初釜の習慣=薄茶を頂いた後にお屠蘇をいただきお弁当とぜんざいを頂く、が復活しました。そういえば、こんな風にしていたなぁと、思い出しつつ。
今年は参加者が50名ほどおられたようで、1席20名超で二席。「広間の茶会」とでもいうのでしょうか、大勢で楽しむお茶会もまた楽しかったです。わたしの席は、和尚さんのお点前がすぐ近くに見える場所でしたので、その幸運にも感謝。手の動き、身体の動きの美しさに、我が身を反省しつつ拝見しました。
久しぶりの方々にお会いできることも、お茶会の嬉しいところ。お稽古の曜日が異なると、会いする機会も年に数回となりますので、お元気そうなお顔を拝見してホッとしたり、それぞれに近況報告して時間の流れに驚いたり、ということができるのも、嬉しく貴重な機会です。
初釜に限らず、お茶会ではいつも「写真を撮る」という気持ちの余裕が生まれず、そのことに気づいて、帰り際に玄関で撮った写真がこちら。
このように、門から玄関から廊下、待合、お茶室に至るあちらこちらに、お花やら縁起物が飾られています。このようななかでお茶会に参加できることのありがたさ。今年も精進いたします。