こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
令和6年度デザイン開発ワークショップ最終回―今年度もお世話になりました!
福岡県の新事業支援課の事業のひとつ「デザイン開発ワークショップ」。昨年11月からスタートしたワークショップも、昨日が最終回でした。北九州のワークショップグループは、初回から、2時間の予定をほぼ毎回(ときに大幅に)超えていたのですが、最終回とあって、予想通り約1時間押しとなりました。
花祭窯としては、昨年から構想していた、シルクスクリーン作品のPR動画第一弾を完成させ、お披露目することが出来たのが、ワークショップのひとつの成果です。最終回は限られた時間を有効に使いたかったので、肝となるロゴデザインの確定に絞ってアドバイスを求めました。おかげさまで、ロゴデザインも無事決定。もうひとつ手がけていた作品紹介の小冊子制作については、前回までにたくさんのアドバイスをいただいておりましたので、それらをまとめてプロに投げることにしました。このように「どこまで自分でやり、どこから専門家に投げるか」の見極めが出来るようになったのも、ワークショップ参加の成果だと思います。
以下、今回のワークショップで得た大切なこと、備忘。
- 文章・ストーリーはできるだけ短く端的な表現で。
- どこで使うか?何に使うか?誰に伝えたいのか?によって、メディア・サイズ・カタチを決める(変える)。
- 1.ロゴ、2.キャッチコピー、3.(補足としての)文章。プラス、それぞれをつなぐためのブランドメッセージ。
- 文章で言いたいことを、図・絵・写真で置き換え。
- 伝えたいことの優先順位の高い方から、順番に目に付くように並べる(提示する)。
- 何が価値で、どこをどう見ればその価値がわかるのか。見極めるべきポイントの明確化。
最後に福岡県の担当者さんのお話を聞きながら、そういえば、そもそもこのワークショップは「福岡デザインアワード」というひとつのゴールを持っていたのだと、思い出しました。ただ、その場でオブザーバー参加していた専門家の方が「アワードを受賞するということと、売れる商品ができるということとは、まったく別のこと」だと即座に補足なさったのが、とても良かったです。県の思惑は思惑として、北九州でのワークショップは、グループをまとめる先生方が一貫して「参加する企業さんの売り上げに結びつかなければ意味がないので、そこを目指して頑張りましょう」というスタンスで場を作ってくださったため、「デザインアワードでの受賞を目指す」というお飾り的な目標に煩わされることなく議論ができたと思います。他のグループのことはわかりませんが、わたしは北九州のグループに参加して良かったと、つくづくと思いました。
コーディネーター、アドバイザーとして伴走してくださった先生方には、ほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。