春は変化の季節ですね―新天地でのご活躍を祈りつつ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

春は変化の季節ですね―新天地でのご活躍を祈りつつ。

ここ津屋崎に工房を構えてからずっと=10年ほどお世話になってきた方がお二人、新天地へ向かわれることになったとお知らせくださいました。お一人は、うちが海外展開を考えるようになって以来、ことあるごとに相談に乗ってくださっていた、公的支援機関の方。支援機関の規模縮小に伴い、キャリアチェンジすることになったとのこと。その支援機関がオープンしたのが2012年で、彼女は民間から採用された生え抜きのスタッフでした。わたしがそこに初めて足を運んだのが2013年で、干支を一周するほど長年にわたってお世話になったことになります。

年度末の退職を控えて、ひと月近く残っていた有給休暇の消化に入ったという彼女を誘い出して、ランチをご一緒してきました。これまでもずっと親身になって相談に乗ってくださっていましたが、立場上ある程度の線引きがありました。退職によって役割を離れたからこそ話せることもあり、ランチと称し2時間以上食べておしゃべり。とっても楽しい時間でした。たぶん年齢が近いんだろうな、とお互いに思いながらもそのような話題を口にしたことはなかったのですが、同い年だということが判明。これからも、立場にかかわらず長いおつきあいをしていけたらいいな、と心から思いました。

ところでランチは、日航福岡内にある中国料理の鴻臚(コウロ)さんで席を予約。ランチタイムメニューで、ホテル内のレストランとしてはリーズナブルな価格で、おいしいお料理を堪能できました。個室は取りませんでしたが、テーブルとテーブルの間にゆとりがある配置で、席もゆったり。急かされる雰囲気もまったくなく、周りをあまり気にせずおしゃべりに興じることができたのが良かったです。これは、軽いミーティングにも使えそう。博多エリアはランチタイムとても混むところが多く予約も取りにくいので、穴場発見です。

新天地へ向かわれるもうお一方は、地元の商工会の経営指導員さん。我々零細企業にとって、地域の商工会さんや信用金庫さんというのは、まっさきに頼りにしたい機関です。その両方ともで、ここ津屋崎にきてすぐに信頼できる職員さんとお会いできたことは、わたしたちの強運なところだと思っています。少し前にお会いした時に「そろそろ異動あるかもしれませんね~」なんておしゃべりをしていたら、それが本当になってしまいました。

彼が花祭窯に異動の挨拶に来てくださった数日後、彼の上司が、彼へのはなむけに花祭窯の器をご購入にいらっしゃいました。彼の上司は、経営指導員をなさってた時に一番最初にうちを担当してくださった方で、定年退職後にまた商工会に局長として戻ってこられた方です。とってもお世話になっている方々が、その関係性のなかに花祭窯の器を位置づけてくださったこと、その気持ちがとっても嬉しい出来事でした。

この春が、新しい一歩を踏み出すすべての方にとって、良い春でありますように^^