「作らない人」にとって、表装選びは貴重で愉しい創造的機会。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「作らない人」にとって、表装選びは貴重で愉しい創造的機会。

「作らない人」であるわたしにとって、表装=額装や軸装を選ぶ仕事は、貴重かつ愉しみな美術的創造力発動の機会です。今回もお世話になったのは、博多中洲川端・大崎周水堂さん。額装にしても軸装にしても、毎回「一般的ではないオーダー」を繰り出すわたしに対して、スタッフの方々が我慢強く付き合ってくださいます。最近では、よくみかけるパターンでセレクトをすると「その組み合わせは、ふつうっぽいですよね」とご指摘いただくほどになりました(笑)。

額装選び@大崎周水堂さん

フレーム(枠)と、マットの組み合わせは果てしなく、まずは予算やテーマで絞り込むことが必須です。今回は「400×800mmの定型パターンのある、細めでシンプルなフレーム」を、スタッフの方に出していただきました。出てきたフレームは10種類以上。

額装選び

マットの種類もたくさんです。実際に作品を載せてみて、イメージを確認。この作業が面白くて、放っておくと延々と続けてしまいます。

額装選び

今回の表装テーマは、これまでに作ったことのあるパターンではない組み合わせを選ぶことでした。同じものに対して、表装を変えるとどのように見え方が変わるか、遊び心が試されます。これが気軽にできるもの、シルクスクリーン作品ならではですね。めちゃめちゃ楽しいです。

決まるまで、いろいろな素材を引っ張り出してきて、お付き合いくださるスタッフの方々に、心より感謝です。