もう9月ですが…2025上半期読書ベスト5。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

もう9月ですが…2025上半期読書ベスト5。

『くまのプーさん』の誕生秘話を描いた本を読みながら、唐突に思い出しました。そういえば、上半期のベスト5を出していない…ということで、遅ればせながら2025年上半期(1月1日~6月30日)読書のベスト5。

と、文章にすると簡単な感じがしますが、この上半期もおかげさまでたくさん良い本に出合うことができていて、このなかから5冊を選ぶというのは至難の業…ぜいたくな悩みというやつですね。ともあれブログ記事から抜き出してきた「これは!」という本が、数えたらちょうど10冊ありましたので、急遽ベスト10にすることにしました(笑)。

順位をつけるのがまた難しい。仕方がないので、2025年1月以降読んだ順に並べています。上の写真は、唯一ランクインしたビジネス書『エフェクチュエーション』の、ポップでかわいらしい表紙。


『モナ・リザのニスを剝ぐ』(新潮社)ポール・サン・ブリス著/吉田洋之訳
『美学への招待 増補版』(中央公論新社)佐々木健一著
『降りていこう』(作品社)ジェスミン・ウォード著/石川由美子訳
『血の魔術書と姉妹たち』(早川書房)エマ・トルジュ著/田辺千幸訳
『Effectuation エフェクチュエーション』(ダイヤモンド社)吉田満梨・中村龍太著
『パンダパシフィカ』(朝日新聞出版)高山羽根子著
『天までのぼれ』(ポプラ社)中脇初枝 著
『六条御息所 源氏がたり』(小学館)林真理子著
『そこに工場があるかぎり』(集英社文庫)小川洋子著
『帰れない山』(新潮社)パオロ・コニェッティ著/関口英子訳

ここ数年の傾向と変わらず「小説」の数が多くなっています。読む冊数が多ければ、ランクインする数もおのずと多くなりますね。そのなかに、ビジネス書『エフェクチュエーション』、学術書『美学への招待 増補版』、ルポエッセイ『そこに工場があるかぎり』が入ったのも嬉しいです。邦書洋書の区別はほぼ半々。長年気になっていた「林真理子版源氏物語」を読破することができたのは、大きな成果でした。

いやぁ、あらためて、良書との出会いに感謝!という並びです。お友だちからのおススメや、本屋さんでの偶然の出会い、メディアでの書評からの選書などがありますが、一番多いのは「いつものカメリアステージ図書館新刊棚」で手に取ったものです。このような環境が身近にあるということは、とても恵まれていることだと思います。