グラフィックデザインツール「Canva」その後-楽しんで活用中。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

グラフィックデザインツール「Canva」その後-楽しんで活用中。

「ゆる~い勉強会でした」と投稿していたのは、10月初めのこと。yukottoのデザイナー大鶴さんにいろいろと教えていただいた、その後の約一カ月のあいだに「外注でプロにお願いするほどではない制作物」を作らねばという場面が立て続けに発生したため、学んだことをフル回転で生かす機会となりました。

イベント関連のチラシ、ポスター、ランディングページ(ウェブサイト)、商品紹介のパンフレットやカードなど、今までならキャパオーバーと思われる制作物の数々を、短時間で作り上げることができました。制作に入るまでに素材や構想がある程度できていたのももちろんあるのですが、それにしても「構想を形にする」のがこれほどスムーズにいくと、気持ちがいいものですね。

懸案であった「紙の制作物のデザインが完成した後、どこにどのように印刷を発注するか」についても、データ入稿の仕組みが秀逸な印刷会社さんを新たに教えていただき、その簡便さと印刷の仕上がりに大満足。「Canvaで作って、ダウンロードデータを入稿」がストレスレスに出来るようになり、これからしばらくはこの流れで行けそうです。

もとはといえば「これまで使っていたソフトが使えなくなった!」という困りごとからのスタートでしたが、おかげさまでツールの見直しだけでなく印刷会社さんの見直し機会にもなりました。これまで使っていたところも良い印刷会社さんで満足していましたので、このようなこと(データ入稿に支障をきたすようになった)が無ければ、見直すことも無かったと思います。おかげさまで、かなりの省力化・省時間化ができるようになりました。

12月は、ご近所の国宝・豊村酒造さんで「藤吉憲典個展-酒の器、祝の器」。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

12月は、ご近所の国宝・豊村酒造さんで「藤吉憲典個展-酒の器、祝の器」。

花祭窯がある津屋崎千軒のご近所には、歴史的な建造物がいくつか遺っています。豊村酒造さんの旧醸造場施設が国の重要文化財に指定されたのは、2024年1月のこと。国宝に認定されると、保存の義務が生じるとともに、近年では活用の義務も大きくなってきているようで、その一環としてお声がけいただきました。

重文豊村酒造活用事業 藤吉憲典個展―酒の器、祝の器-特設サイト

展示での活用は今回が初めてということで、その一発目になるということで、とてもありがたいことです。酒蔵ですから、酒器との組み合わせが最適。最初にお話をいただいたときから、展示イメージが沸いてきました。今回、控えの間と奥座敷を使わせていただけるということで、とてもワクワクしています。


重文豊村酒造活用事業 藤吉憲典個展―酒の器、祝の器-

会期:2025年12月19日(金) – 12月21日(日)
時間:10時 -16時
場所:豊村酒造 福岡県福津市津屋崎4-14-18

重文豊村酒造活用事業 藤吉憲典個展―酒の器、祝の器-

重文豊村酒造活用事業 藤吉憲典個展―酒の器、祝の器-特設サイト

12月下旬の週末三日間。皆さまご多忙とは存じますが、豊村酒造さんの奥座敷まで入ることができる貴重な機会です。ぜひお立ち寄りくださいませ。

新たなチャレンジはイメージ通りに進むばかりではないけれど、イメージのズレから生まれるものもある。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

新たなチャレンジはイメージ通りに進むばかりではないけれど、イメージのズレから生まれるものもある。

思えば昨年2024年11月、イタリアに出張したダンナ・藤吉憲典がミラノのギャラリーから「ケンの書画作品を、より気軽に楽しめる普及版があるともっといいのだけれど」という提案をもらって帰ってきたのが、事のはじまりでした。

運よく熱意あるシルクスクリーン職人さんと出会うことができ、書画作品から最初のふたつをイメージ通りにシルクスクリーン作品に仕上げることができたのは、ほんとうにラッキーでした。スタート時にこの小さな成功体験があったからこそ「GO!」と突き進めることができたと思います。

そこから福岡デザインワークショップでのブレストや、シルクスクリーン職人さんとの対話を通じて、台紙(和紙)の選定や「見せ方」の検討、どのようにブランディングしていくかなどを考え続けてきたこの一年。ほんとうにまる一年かかったなぁという思いです。が、一年でここまで構想が進み、具体化に至っているというのは、案外早かったのかもしれません。年明け早々に、いつもお世話になっている信金さんから誘われて、初めての「地元BtoB展示商談会」なるものへの参加を決めたのも、新規事業お披露目のタイミングを決める契機になりました。

まだまだ先だと思っていたその展示商談会はいよいよ来週。商談会で発表予定の作品ができあがったということで、シルクスクリーン職人さんの元へ出かけてきました。新たに出来上がった作品群は、原画の墨の濃淡のニュアンス表現の難しさ、台紙となる和紙の取り扱いの難しさを技術でカバーし、かなりの完成度で仕上がっていました。が、頭のなかにあった出来上がりイメージとは少々ずれているところも。その裏には、シルクスクリーン技術に関しては素人のわたしたち自身はもちろん、大量の作品制作経験を積んでいる職人さんでも予期できなかった難しさもあったようです。

そうした「難しさ」を踏まえて、ではどうするか。そこからが、アーティスト・藤吉憲典の創造力の見せ所であり、作品の魅力をアップするアイデアにつながるのですから、面白いところです。難しいからこそ、ほかの人にはできない(あるいはやろうと思わない)ことができるわけで、独自の表現になります。おかげで、最初のイメージからさらにナナメ上をいくような作品群を作り出せそうです。

藤吉憲典シルクスクリーン作品

読書『ジートコヴァーの最後の女神たち』(新潮社)カテジナ・トゥチコヴァー著 、阿部賢一訳 、豊島美波訳

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『ジートコヴァーの最後の女神たち』(新潮社)カテジナ・トゥチコヴァー著 、阿部賢一訳 、豊島美波訳

いつものカメリアステージ図書館新刊棚から。今回は目を引く洋書がいくつもあって、どれから読もうか迷いました。そういう時は表紙買いならぬ表紙借り。このような選び方をしていると、借りるときに勝手に抱いた「こんなお話かな?」のイメージが、読み始めて大きく覆されるということが、しばしばあります。本書はまさにそんな本でした。

舞台はチェコとスロバキアの境にある辺境の地。それまでチェコスロバキアと呼んでいた国が、チェコとスロバキアに分かれたのは、1992年のことでした。その少し前、ベルリンの壁が壊される様子をテレビのニュース映像で見た記憶は、わたしにはわりと鮮明に残っています。ソ連邦も崩壊し、学校の教科書で学んだ世界地図・地球儀の表示がどんどん変わるのを体感していた時期で、そんなことがあるんだと感じたものでした。本書の主人公はそのほんの少しあとの時代に生きています。

いわば現代の「魔女狩り」が語られるストーリー。本書では魔女ではなく「女神」ですが。「つい最近のこと」であるのに、まず驚かされました。新潮社の公式サイトで、著者が「あえて言えば7割以上は、実際の資料(史料)に基づいている」と書いていらっしゃいましたので、もしかしたらノンフィクションとして出す方法もあったのかもしれないと思うと、なお興味深くなりました。一方で、小説として出した方が、より多くの人に伝えられることもあるよな、とも思いました。フィクションの要素を足す必要があったと著者が感じた理由が、なんとなくうかがえました。

著者は美術史家でもあるということです。新潮社サイトにあった「歴史のベールをはぎ取る物語」という紹介文は、まさにその通りだと思いました。チェコを舞台とした小説は、初めて読んだかもしれません。プラハを中心に芸術の国のイメージが強く、行ってみたい国のひとつですが、その歴史的変遷は複雑であったことを、垣間見る一冊でした。

『ジートコヴァーの最後の女神たち』(新潮社)カテジナ・トゥチコヴァー著 、阿部賢一訳 、豊島美波訳

「海に沈む夕陽を眺めながら浜辺をお散歩」が、日常にある贅沢。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「海に沈む夕陽を眺めながら浜辺をお散歩」が、日常にある贅沢。

海に沈む夕陽は年中いつみても美しいものですが、なかでも秋のこの季節は人気が高く、17時を回る時間帯になると、わらわらと浜辺に人が増えてきます。皆さん、カメラかスマホを手に同じ方向を見つめ、期待にあふれたとても良い表情をなさっているのが印象的です。写真はおとといの夕陽。海面に映ったお日さまのそばに浮かぶ小さなふたつの影は(見えるかな?)、カモメでした。

↓クリックして拡大して見ると、わかると思います^^

津屋崎浜の夕陽

お日さまの位置がこの辺りになると、もう、姿を隠してしまうのはあっという間。目を離さないよう夕陽が沈むのを見届けて、家に向かいつつ東側の空に視線を移したところ、ちょうど上ってきたばかりのお月さまが大きく輝いており、おおー!となりました。昨日は「スーパームーン」ということでしたね。「月は東に日は西に」を満喫いたしました。

再び、英字新聞「The Japan Times Alpha」で英語学習♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

再び、英字新聞「The Japan Times Alpha」で英語学習♪

英字新聞「The Japan Times Alpha」に追い回されています。と、ブロブにアップしていたのは、2021年のことでした。その年末に「教材チェンジで気分一新!」のために解約したジャパンタイムズアルファを、再び教材として購読することにいたしました。前回から4年ほど経っていますので、また新たな気持ちで学習に取り組みます。

教材として活用する側の自分たちの現在の状況としては、まずコロナ禍下での自粛からすっかり国内引きこもりになっていたわたしが、そろそろ海外に行こうという機運になり、英語をもう少しレベルアップせねばと切迫してきていることがあります。そしてもう一つ、ダンナが英会話を習い始めてからもうすぐ2年が経ちますので、4年前に比べたら、だいぶ英文も読めるようになっているのではないだろうか!?という期待。

実際のところ、ビジネスの場面では通訳さんを伴うことがほとんどですので、わたし自身にもダンナにも「流暢な英語をしゃべることができる」状態は求めなくても大丈夫です。ただ、やはりまったく分からない、まったく伝えることができないというのは、あまりにも不便なので、下手なりに意思疎通を図る努力を、というところ。

あの手この手で、だらだらと(というのは変な言い方ですが)身の回りに「英語」の環境をつくることによって、めざましい英語力アップ!にはならなくても、なんとなく「英語を話す」ことに対する心理的ハードルを低い状態にキープすることができると感じています。「英語を発語する」を誘発しやすい状態をつくるのが、一番大事。ジャパンタイムズアルファが毎週届くのも、その一助になるのではないか、という目論見です。

で、久しぶりに開いたジャパンタイムズアルファ。いいですね。英文記事の下に、引っかかりそうな単語の意味がまとめられていたり、日本文で要約が載っていたりと、読みやすく工夫がされています。ダンナも「これなら少しは読めそう!」と。まずは興味のあるジャンルの記事から読み進めていくのが一番です。

そして前に購読していたときからそうだったのですが、オンラインでの教材提供がとても充実していますので、今回はこちらをもっと活用できるようになりたいと思っています。まずは「スマホにイヤホンをつける」ところからです(笑)。紙の新聞が届くタイミングで、オンラインコンテンツの活用を促すメールマガジンも到着。ここからスムーズにオンライン学習へとつながる習慣を定着させたいと思います。

The Japan Times Alpha

おかげさまで、藤吉憲典公式インスタグラムフォロワー2000名超え♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

おかげさまで、藤吉憲典公式インスタグラムフォロワー2000名超え♪

と、タイトルをつけたものの、フォロワー数は日々増減するものなので、ずっと2000以上をキープできているのか?という疑問は残りつつ。実は書き始めてからすぐにフォロワー数が2000を切りました…。というわけで、再度超えるまで待ってから続きを書き、ようやく投稿に至っています。とはいえこの記事を読んでインスタに飛んでくださった方がご覧になったときには数字が変わっている(減っている)可能性は残るわけで。その際は、悪しからずご了承ください(笑)。

まず最初にお断りとして、わたしはインスタもフェイスブックも、「藤吉憲典」の公式「中の人」をしています。インスタ、いつから始めたんだろう。で、遡ってみたところ、どうやら2015年頃のようでした。なんとなく、もっと以前からやっているような気がしていたのですが、まぁそれでも少なくとも10年ほどやっている、ということですね。ちゃんと調べたら、正確なところが出てくるはずですが。10年かかって2000名という数字を考えると、まぁなんと「コツコツ」なことかという気がします。が、実情を暴露しますと、たとえばNHKBSプレミアム『美の壺』に藤吉憲典が出演した際に大量に伸びた!というようなこともあり、各種メディアの影響を大きく受けての数字、というところです。こういう現実を目の当たりにすると、テレビってまだまだ瞬発的な影響力があるなぁ、と思います。

じわじわと増えたり減ったりしながらも、写真を撮るのが上手とは言えないわたしのユーザーフレンドリーとは言い難い投稿の数々をご覧くださり、ときにアクションを起こしてくださる皆さまがいらっしゃることのありがたさ。フォロワーの皆さま、ほんとうにありがとうございます。年に1回以上は、SNS運用関連のセミナーを受けたりして最新の動向を仕入れるようにはしているものの、なにせ進化・変化スピードが速い世界なので、なかなか追いつきません…と言い訳しつつ、少しでもご覧いただいて楽しいものを投稿できるよう、頑張ります。

昨今は偽アカウントが増産されているなどのトラブルをよく耳にします。そういうトラブルが増えると、インスタもフェイスブックも当初期待していた役割を担えなくなっていくよなぁ、と感じることも少なからず。ですが、現時点ではイベントの告知や、特に海外からのお問い合わせなどは、インスタはやはりとても便利です。というわけで、今のところ藤吉憲典の個展等最新情報をご覧いただくツールとしては、インスタが一番早いかもしれません。

藤吉憲典公式インスタグラム

毎年恒例&楽しみ、地域行事の「みかん狩り」に行ってまいりました♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

毎年恒例&楽しみ、地域行事の「みかん狩り」に行ってまいりました♪

ご近所の皆さまにはいつもとてもお世話になっています。小規模といえども事業を営んでいますので、気を配っているつもりでもご迷惑をおかけしていることもあるかと思います。ご近所さんが何か思うことがあったときに、遠慮なくおっしゃっていただけるかどうかは、日頃のコミュニケーション次第。だと思うので、地域行事には積極的に、できる限り参加するようにしています。

なんて格好つけて書きましたが、この毎年恒例の「みかん狩り」は、単純に、純粋に楽しいのです。だいいち大人になると、貸し切りの大型バスに皆で乗り込んでお出かけするなんて機会、なかなかありません。ミカン園までは車で10~15分ほどの道のり。まずこの近さがなんともGOODです。集合して、バスに乗り込んで、みかんを採って、またバスに乗って、帰着するまで約2時間。なんとも気楽に出かけることができる小旅行です。今日は一瞬雨がパラパラとしたものの、風はそれほど強くなくお日さまが暖かく、なかなかの「みかん狩り日和」でした。

ご近所さんといえども、しょっちゅう顔を見ている人もあれば、年に一回この機会にだけ顔を合わせる人もあり、現地に到着するまでの間にも、みかんを採っている間にも、おしゃべりに花が咲きます。みかん詰め放題の袋が年々小さくなっていると冗談めかして文句を言いながらも、まあ楽しくみかん狩り。みかん狩りが終わったら、これまた毎年楽しみな東筑軒のかしわ弁当。今年から、ミカン園現地でお弁当が食べられなくなって、お家にお持ち帰りになったのは少々残念でしたが、安定の東筑軒。このお弁当を食べるところまでがみかん狩りです。

地域の区長さんはじめ、取りまとめしてくださる皆様に感謝。来年も楽しみです^^

京都の老舗・朝日堂さんで、藤吉憲典のアート作品をご覧いただくことができます。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

京都の老舗・朝日堂さんで、藤吉憲典のアート作品をご覧いただくことができます。

「国内ではアート作品はどこで見ることができますか?」のお問い合わせに、ようやく安定的なお返事が出来そうです。京都・清水寺の門前にお店を構える朝日堂さんに、藤吉憲典の陶板シリーズや陶箱シリーズを、少しづつお届けしています。今回、ロンドンSLADMOREでのクリスマス・ショウで発表する作品制作と同時進行で、朝日堂さんからご希望のあった陶箱を、ようやく制作・納品することができました。

朝日堂さんは1870年創業。京焼の取り扱いからスタートし、現在は全国各地の工芸品を幅広く扱う老舗です。5代目である現社長・淺井さんは、日本の伝統工芸文化を守り振興していくことを使命として、国内外で幅広く活動しておられます。初めてお会いした時に、その造詣の深さ、見識の広さに頭が下がりました。「鳥が好き」とおっしゃる淺井さんのご期待に応えるべく、藤吉憲典渾身のカワセミ陶箱を京都にお届け。これを第一弾として、鳥シリーズはこれからじわじわと増えていきそうです。

国内でご覧いただけるところがなかなかありませんでしたので、こうしてご紹介できるのがとても嬉しいです。朝日堂さんは、京都本店をはじめ、関西・関東エリアにいくつものギャラリースペースをお持ちです。藤吉作品をご覧になりたいときは、今どこで何が展示されているかをお電話で確認してから訪問なさると確実です^^


朝日堂 https://www.asahido.co.jp

京都市東山区清水1丁目280番地
TEL:075-531-2181
営業時間:9:30 – 18:00
年中無休

京都 朝日堂さん