ロンドン出張備忘録 December 2025その2-お仕事いろいろ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ロンドン出張備忘録 December 2025その2-お仕事いろいろ。

海外出張に慣れていないので、予想外の事態が起こっても対処しやすいように、できるだけスケジュールに空白を入れるようにしています。時間にゆとりがあることで、流動的に対応できるかな、という、気持ち的な保険のようなものです。今回もそのつもりでいたところが、ありがたいことに打ち合わせや視察のお誘いが続けて入り、結果として「まあまあガッツリお仕事!」な感じになりました。

そもそも仕事と趣味の境界線があいまいなもので、どれもこれも嬉しく興味深いことばかり。とはいえ、ビジネス場面ではやはりちゃんと通訳さんをお願いしたいので、そこだけが気がかりな一点でした。いつもお世話になっている通訳・アテンドさんが、彼女は日本からの文化芸術分野のVIP対応を数多く任されている方でとても忙しい方なのですが、わたしたちの予定に合わせてスケジュールを組んでくださり、とっても心強く助かりました。

ロンドンでは既にSLADMOREがあるので、ギャラリーを増やすという考えはまったくありません。が、まったく別の観点から、ビジネスにつながるかもしれないご相談をひとついただきました。丁寧にコミュニケーションを続けて、お互いに嬉しい形を作れたら良いな、と思います。うまくいくかどうかは、わたしの企画力というかプレゼン力次第!?ありがたい宿題をひとついただきましたので、さっそく立案に取り掛かっています。

そして、視察先のひとつCOCKPITのオープンスタジオでは、「工芸」の立ち位置について、深く考えさせられました。もともと、生活が成り立たない若い工芸家をサポートするために発足したという慈善団体・社会的企業としてのCOCKPITは、今では「実践的なクリエイターを目指す人々(工芸職人)が集まる場所」とされているようです。わたしたちが訪問したデプトフォードにある拠点は、ブリティッシュミュージアムの近くにあるCOCKPITに続く2拠点目ということでした。実際に現地に足を運んで活動の様子を見て、説明を聞いて、ほんとうにいろいろと考えさせられました。

ロンドン・デプトフォードCOCKPITからの景色

写真はCOCKPITデプトフォードの建物から見える景色。ロンドンの中心部を歩くことが多かったので、電車に乗ったりバスに乗ったりして、少し離れたところの景色を見ることができたのも、今回の大きな収穫でした。