読書『日経おとなのOFF 絶対見逃せない2026年美術展』(日経BP社)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『日経おとなのOFF 絶対見逃せない2026年美術展』(日経BP社)

毎年恒例になりつつある、年初の美術展情報チェックです。この手の雑誌は何種類も出ているのですが、ここ数年は、本誌『日経おとなのOFF』の増刊号を手に取ることが続いています。全国の情報ですので、チェックしても足を運べないケースの方がほとんど。ですが「何かのついでに行けたらラッキー」ぐらいの気持ちで頭の片隅に入れておくと、いざというときに思い出すことができて、無駄ではありません。ちなみに昨年の記録を見てみると、見に行きたい展覧会ベスト5に入れていたうち、久留米市美術館で開催された「異端の鬼才-ビアズリー」に足を運ぶことができました。

また昨年は「行きたい美術館」として、泉屋博古館京都本館・大阪市立東洋陶磁美術館・大阪中之島美術館・大阪市美術館・福田美術館(京都嵐山)の名前を挙げていたのですが、これらはひとつも達成ならず。その代わりというわけではありませんが、リニューアルオープンした大阪の藤田美術館に足を運ぶことができ、ここがとてつもなく素晴らしかったです。上の写真は、その藤田美術館(大阪都島)。昨今の美術館のつくりは、「観る」だけでなく「滞在」を意識した空間がどんどん増えていて、嬉しいかぎりです。

ではさっそく、2026年版に掲載されている情報から、今年観に行きたい美術展ベスト5は、次の通りです。順不同。


原安三郎コレクション 北斎×広重(京都文化博物館)

北斎や広重の作品を観たい、というのももちろんあるのですが、それが個人コレクションであることに魅力を感じる展覧会です。個人コレクションは、集めた人の嗜好・偏りがにじみ出てくるのが、面白さのひとつ。コレクターがどんな美意識をもって集めていたのか、のぞき見る楽しさがあります。

密やかな美 小村雪岱のすべて(あべのハルカス美術館)

小村雪岱という人の名前を知りませんでした。が、本誌で紹介されていたいくつもの日本画の展覧会のなかで、目を引いたのがこの方の絵でした。線に(線のどこに、と問われると難しいのですが)魅力を感じ、これは生で見て観たいな、と。あべのハルカスも、行きたいと思いながら未だに足を踏み入れていませんので、機会を作りたいところです。

神仏の山 吉野・大峯-蔵王権現に捧げた祈りと美-(奈良国立博物館)

奈良国立博物館は、学芸員研修のときにお世話になった館のひとつです。すごい量のお宝の数々に、数時間でお腹いっぱいになったことを思い出します。仏像はもともとあった場所(寺社など)で観るのが一番だとは思いますが、まとめてたくさん拝見できるというのもまた贅沢。

ロン・ミシュク(森美術館)

インパクトのある彫刻作品群を生で観ることができる機会。わたしは、現代美術の展覧会で「これは行きたい!」となることは、これまであまりないのですが、これはぜひ観たい展覧会です。黒田陶苑さんでの個展がちょうど会期中にあたるので、そこに合わせて足を延ばそうと計画中。

ニコライ・アストルップ(東京ステーションギャラリー)

これまであまり馴染みのなかった北欧の画家の展覧会が、今年はいくつか開催されるようです。本誌で紹介されているなかで、眼に留まったのが、ノルウェーのニコライ・アストルップ氏の展覧会。誌上で見た感じで、色の使い方が面白いな、と思いました。版画作品の上に描画を重ねるアプローチにも興味津々です。


わたしの観に行きたい!は、上のような並びとなりました。今年もひとつでもたくさん、面白い展示を観に行くことができますように。そして一つでも多くの美術館に足を運ぶことができますように♪

『日経おとなのOFF 絶対見逃せない2026年美術展』(日経BP社)

『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』すごい教科書(DVD)を手に入れました!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』すごい教科書(DVD)を手に入れました!

久しぶりのロンドン出張を終えて、あらためて「アート×英語」のスキルアップの必要性を切々と感じ、学ぶ意欲が再燃しています。海外の美術館はたくさんの動画コンテンツを公開していますので、それらを活用すれば、かなり深い「アート×英語」の勉強が可能です。しかも無料で。インスタグラムだけでもかなりの情報量ですから、ほんとうにスマホ一つあれば、いくらでも学べる時代ですね。

が、パソコン画面やスマホ画面をにらむ時間をできるだけ減らしたいと常々思っているわたしとしては、できれば何かほかの媒体がないかしらと贅沢なことを考えました。真っ先に頭に浮かんだのが、映画というか、DVD。で、こんな時は情報検索が得意なチャッピーさんの出番です。「英語学習に適した、美術・芸術関連のDVDを教えて!」と尋ねると、「初級向け」「中級向け」と分けて探してきてくれました。そのうちの一本がこれ『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』です。ドキュメンタリー。先日観てきたばかりのロンドンナショナル・ギャラリーですから、尚更ワクワクします。映画公開は2014年、10年以上前です。10年もこのDVDの存在を知らなかったことが悔やまれます。

スタートから圧倒されました。美術・芸術の根本、学芸員の仕事の根本を、自分の頭でしっかり考えることを促される感じで、「すごい!素晴らしい!」を連発しながら見ました。登場する学芸員さんたちのプロフェッショナルな姿が、とにかく格好良い。180分を超える長編でしたが、もっとずっと触れていたい世界観でした。ドキュメンタリーなので、一度通しで観たあとは、比較的短い時間で細切れに観ても大丈夫(わたし的には)。「英語学習」という意味でも「美術教育」という意味でも、何度でも繰り返し見たい作品です。映画館で観たら、さぞかし見応えあっただろうなぁと思いつつ、大当たりのお宝DVDをゲットして大満足です。

2026ブログ1本目♪本年もどうぞよろしくお願いいたします!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2026ブログ1本目♪本年もどうぞよろしくお願いいたします!

きちんとチェックしたわけではありませんが、昨年は週末を除いてほぼ毎日何なりとブログをアップしていました。だからでしょうか、お正月休み12月31日~1月4日の5日間も何も書かないと、あれを書こうこれも書こうと頭に浮かんで、禁断症状!?的にソワソワ(笑)。というわけで、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

上の写真は、干支の午にちなんで「染錦天啓群馬(てんけいぐんば)文盃」藤吉憲典の作です。ちなみにダンナ・藤吉憲典は年男=丙午(ひのえうま)生まれです^^

さて元旦は、例年通りの日帰り電車旅でスタート。車窓から、雲に隠れがちではありましたが、初日の出を拝むことができました。二日はこれまた恒例の書き初め大会。今年もご近所の友人たちが参加してくれました。書き初めの後は新年会。このタイミングで、おせちに準備した食材を食べ果たそうという魂胆です。三日はゆっくり、ご近所の波折神社へ歩いて初詣に。よく晴れて、お正月の寒気もやや緩み、気持ちの良いお散歩参拝となりました。

波折神社

通常なら4日から仕事を始めるところですが、日曜日はわたしのルールで「ノー・パソコン・デー」なので、4日まで正月休みということにして「パソコンに向かわずにできる仕事」をちょこちょこと。おかげさまで新年早々に初荷の出荷があるので、その出荷準備などを完了。本日5日、その初荷をご近所の郵便局から出し、顔なじみの郵便局員さんたちに新年のあいさつを済ませ、嬉々としてパソコンに向かっている、というわけです。

今年もブログ記録の基本スタンスは「わたしが読みたい文章」です。なので、きっと「一般的には役に立たない文章」多々となりますが、箸休め的に読んでくださる方がいらっしゃれば嬉しいです^^

雑感諸々-豊村酒造旧醸造施設活用事業「藤吉憲典個展 酒の器、祝の器」

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

雑感諸々-豊村酒造旧醸造施設活用事業「藤吉憲典個展 酒の器、祝の器」

国重要文化財指定・豊村酒造旧醸造施設での個展が無事に終わりました。蓋を開けてみれば、期待以上にたくさんの方がご来場くださいました。週末三日間だけの開催ではありましたが、主催ギャラリーさんにお任せの通常の個展と異なり、自ら「それまでに準備の必要なこと」がまぁまぁありましたので、まずは大きなトラブル無く終えることができて「ホッとした」というのが、正直なところです。

「藤吉憲典個展-酒の器、祝の器」ご来場、誠にありがとうございました!

今回の個展は、重文・豊村酒造を管理する津屋崎豊村喜三郎記念財団さんとの共催事業とあって、間に立ちコーディネートしてくださったひかりのみちDMO福津さん、実働的に積極的にサポートしてくださった豊村酒造の若旦那さんのご協力が、とても大きかったです。豊村さんで「展示による公開」という活用方法を取り入れたのは、今回が初めてということで、いわばテストケース。皆さんあからさまに言葉に出してはおっしゃいませんが、活用を検討するに際して「施設の文化的価値を損なわない」ことが重視されていたのは明白でした。

市の文化財課から、担当職員さんが連日足を運んでくださり、作家たるダンナとたくさん話ができていたことが、良かったです。肥前磁器もまた江戸時代からの歴史を持つ文化的資産のひとつ。文化財活用として、単純に人が集まるイベントを考えればよいというものではなく、歴史とか伝統とか文化とか、そういうものを大切にしていく土壌を培っていく場・方法として、重文施設の活用が生かされることが期待されていることが伝わってきました。

そのような意味では、手前味噌ではありますが、肥前磁器の伝統文化・技術を現代に生かした藤吉憲典の作品を展示することができたのは、とても理に適っていたように思いました。明治時代にできたという豊村さんの重厚な空間に、古い(大正から昭和初期ごろ)の漆器のお膳等を持ち込み、そこに和食器(今回は酒器と祝の器を中心に)をセッティングする方法は、このイベントのお話をいただいた時から頭のなかでイメージができていました。そして、たぶん、ぴったりうまくいったと思います。

と、少々堅苦しく書きましたが、どれもこれも、花祭窯が日ごろからお世話になっているこの津屋崎千軒エリアが、そういう文化的な素地を持っているからこその恩恵です。このように良い形で関わることができたことに、心より感謝です。ありがとうございました。

「陶片ミュージアム」の第一歩となる資料展示棚(箪笥)が到着!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「陶片ミュージアム」の第一歩となる資料展示棚(箪笥)が到着!

陶片ミュージアム@花祭窯始動に向けて…のブログをアップしていたのは、9月末のことでした。それから二カ月ほどたった十一月中旬、大川家具ドットコムさんにお願いしたセミオーダーの収納タンスが、花祭窯に到着いたしました!本来は、着物箪笥として開発された商品とのことで、桐材を用いています。着物=和、のイメージにとらわれず、洋間に置いても決まるデザインを考えたということでした。

陶片ミュージアムの第一歩となる資料展示棚

ショールームでサンプルを拝見した時も素敵だと思いましたが、シンプルながらスタイリッシュな佇まいに、注文してよかったとつくづく嬉しくなりました。あとは、中身を整えていくばかり。間仕切りをどうしようかというのを、ずっと考えていたのですが、頭で考えていても埒が明きませんので、とりあえずはどんな方法が考えられるか、探してみることに。

当初、引き出し整理用の仕切りに使えそうな、透明なプラスチック製品があるかな、と想定していたのですが、自分の考えているようなものはなかなか見つからないことが判明。単純に「仕切り板」と考えたら、プラスチックよりは木の方が合うかも…という考えに至りました。そもそも今回手に入れた箪笥は桐製なので、桐を使うのが一番合うかもしれません。

などと、あれこれ考えつつ決定打が無い状態でしたが、ロンドン出張で訪れたヴィクトリア&アルバート博物館で、いい感じの引き出し型の展示を発見!

ヴィクトリア&アルバート博物館

下地にクッションになる材質を敷き、その上に資料を並べ、資料に応じてテグスのような透明な紐や金具などを用いて、クッションに留めています。これなら、間仕切りは必要ありません。引き出しのなかで動かないように、と考えたときに、とても理に適っていると思いました。クッションとなる下地が滑り止めの役割も果たしますので、テグスで留めなくても、引き出しの開け閉めくらいでは資料が動き回ることはなさそうです。うちの場合は、資料を手に取って見てもらうことを前提としているので、留めずに配置するのが良さそうです。

というわけで、約一カ月ぼんやりと考えていたところに、光明が差しました。方法が決まりましたので、あとはクッション材を確保して、実際に並べていくばかりです。年内に、資料館(資料棚)をご紹介できるよう頑張ります^^

ロンドン出張備忘録 December 2025その4-諸々雑感。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ロンドン出張備忘録 December 2025その4-諸々雑感。

サポートしてくださった皆さまのおかげで、とても充実したロンドン滞在でした。以下、そのなかで気が付いたり、眼に留まったりしたことを。

寄付もキャッシュレス化。

ロンドンの美術館博物館は、入場料無料でドネーション(寄付)制のところが大きのですが、コロナ禍前まではいくつも設置されていた寄付金を入れるボックスが姿を消し、キャッシュレスで寄付をする方法が主流になっていました。寄付の方法の一つとして、美術館内MAPを購入する方法などがあるのですが、現金での購入は窓口がありはするのですが少なく、ここでもキャッシュレスが推奨されていることがわかりました。

スーパーマーケットのレジのところで募金活動。

日本でも年末は募金活動が活発になる時期ですが、週末にスーパーマーケットのレジのところに、スカウトと思しき子どもたちが、クリスマス装束を身に着けて募金箱を持って立っていました。ただ、スーパーマーケットでも現金で支払う人は少数派となっており、気持ちはあっても現金を持ちあわせていないので募金箱に入れることができない!的なシーンが。今後「募金箱」は無くなっていくのかもしれませんね。

ウェイトローズとセインズベリーはやっぱり強い味方。

ウェイトローズとセインズベリーは英国のスーパーマーケットです。毎回お世話になっているゲストハウスでは、キッチン付きのお部屋を借りて自炊できるようにしているのですが、徒歩3分以内に2つのスーパーマーケットがあるので、とても便利です。それぞれのスーパーのプライベートブランド商品などもあり、外食での物価の高さに比べて、かなりリーズナブル。ご近所さんや友人たちへのお土産も、お菓子・紅茶・調味料などなど、スーパーでばっちり揃いました^^

お昼休みは13時スタートらしい。

「ロンドンのお昼休みスタートは1時からのところが多いので」と、アテンド通訳さんが教えていただいたとおり、お昼12時半に開いていなかったインド料理レストランに、今日はお休みかとたずねると「あと30分ぐらいでオープンするよ」との答え。13時過ぎに再訪問して、美味しくいただくことができました。また、宿近くにあった、地元の方々に大人気の中華料理屋さんは12時オープン。混むかもと思ってきっちりに訪問したら、ほかにお客さんが誰もいなくて、ゆっくりご飯を食べることができ、わたしたちが帰るころにお客様が増えてきました。

物価のこと。

心配していた、ロンドンの物価。外食すると、やはり高かったです。ランチにサンドイッチとコーヒーで二人で5千円くらい!とか、これまたランチに町中華で二人で1万円ほど!とか(涙)。それに比べると、スーパーで買い物をする場合は、(わたしたちが利用したところでは)物価の高騰に目を剥く!という感じはありませんでした。そしてむしろ、外食にしてもスーパーにしても、ロンドンの物価云々というよりは、あまりにも円が安いので出費が膨らむ…という方がぴったりくる感じでした。

電車が楽しい。

ロンドン市内は地下鉄やバスが便利で、わたしたちもほとんどは地下鉄で動きましたが、電車をいくつか使う機会もあり、楽しかったです。時間をゆっくり取れるときがあったら、電車で少し郊外に行くのもおススメと言われました。バスも、路線図の見かたを覚えたら相当楽しくて便利だろうなと思います。どちらも次回以降の宿題。

地元の人も他所から来た人も、すぐに助け舟を出してくれる。

駅の路線図や、街中の地図や標識をダンナと二人で睨んでいると、必ず誰かが声をかけてくれました。「どこ行きたいの?」「なんか困ってる?」「○○ならあっちだよ」。この感じは、前回行った時から変わっていませんでした。一番「おお!」と思ったのは、大学生ぐらいと思しき数人の男子グループが、本人たちも旅行で来ていたようでしたが、路線図をにらんでいるわたしたちに声をかけてくれて、スマホ画面を見せてくれながら丁寧に教えてくれたこと。おかげで、とても温かい気持ちで、あちらこちらに足を運ぶことができました。

スマホのひったくりに注意!

ロンドンの繁華街を歩きながら、アテンド通訳さんが「スマホ注意してくださいね」とおっしゃいました。なんでも、スマホで写真を撮ろうとして手を前に出しているところをひったくっていく、ということが増えているとのことでした。たしかに、写真を撮ろうとしているときの「スマホを持つ手」って、とても無防備ですよね。


という感じです。また追々思い出したことがあれば、追加していこうと思います^^

ロンドン出張備忘録 December 2025その3-美術館・博物館視察。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ロンドン出張備忘録 December 2025その3-美術館・博物館視察。

約1週間の滞在でしたが、今回はクリスマス・ショウのパーティー以外にもアポや視察がいくつかあったもので、美術館博物館にはあまり足を運べないかもしれないなぁ、と思っていたところでした。そこで、あらかじめ「ここに行きたい!」リストを作成し、順に足を運ぶことに。ダンナはわたしよりも回数来ているので、今回はわたしの希望を優先してもらいました^^

TATE BRITAIN

一番上の写真はTATEの入り口です。ずっと気になりながら、実はこれまでに一度も足を運んでいなかったテート・ブリテン。なので今回は絶対に行こうと思っていて、最初に行くことにしました。英国美術の歴史をたどることのできる美術館で、ターナーのコレクションと、ジョン・エヴァレット・ミレーの『オフィーリア』が有名です。

まず、ターナーの作品をこんなにまとめて観たのは初めてでした。たくさんの絵を見ていると、これまでに抱いていたターナーのイメージとはまったく異なった画家の印象が浮かんできて、新鮮でした。そして『オフィーリア』。やっと会うことができました。美しかったです。ちょうどガイドツアーのグループがオフィーリアの前で説明を聞いていたので、一緒に拝聴。グループが異動した後に、間近でじっくり観て参りました。

NATIONAL PORTLAIT GALLERY

こちらも、これまでに何度も行きそびれていた場所。ナショナルギャラリーに隣接しており、ついついナショナルギャラリーを先に観てしまうと、お腹いっぱいになって、ポートレートギャラリーまでたどり着かない!となっていました。そこで今回はナショナルギャラリーは後回しでこちらへ。

ロンドンNATIONAL PORTLAIT GALLERY

王室関係をはじめとした歴代主要人物の肖像画の数々。実に見ごたえありました。小学生と思しき集団があちこちにいて、自国の歴史を学ぶのにこういう場所があるのは素晴らしいなぁと、しみじみ感じました。

Victoria and Albert Museum

隙間時間ができたので、ダンナに「どこ行きたい?」と聞いたところ、即座に「ヴィクトリア&アルバート」との応え。ここは1度や2度では到底回り切れず、何度行っても新しい発見があり、時間が足りない場所です。

ヴィクトリアアンドアルバート博物館ロンドンにて

今回も眼福でお腹いっぱいになりました。展示物はもちろん、展示方法にも観るべきところがたくさんなのです。そんな大量のお宝のなかから、わたしにとって一番のお土産が、この写真。花祭窯で構想中の陶片ミュージアムの、お手本にできそうな展示をいくつも観ることができました^^

TATE MODERN

アポイントの待ち合わせ場所として、アテンド&通訳さんに指定されたのが、ここの1階にあるミュージアムショップでした。テートモダンは今回はリストに入れていませんでしたが、これ幸い、約束の時間より早めに到着してざっと観覧することができました。

テートモダン、ロンドン

元は火力発電所という、テートモダンのスケールの大きさに、毎回圧倒されます。そしてこの建物の外観に掲げられた「TATE MODERN - FREE AND OPEN TO ALL」の文字を見ると、胸が熱くなるのです。「OPEN TO ALL」すべての美術館博物館はかくあるべし、ですね。

NATIONAL GALLERY

ロンドン最終日の隙間時間に、ダンナに「どこ行きたい?」と尋ねたところ、「ナショナルギャラリーのダ・ヴィンチの部屋」と、ピンポイントの返事がありましたので、迷わずそちらへ。館内では迷いそうになりましたので(笑)、監視スタッフさんに聞いて目的の場所に辿り着きました。

ロンドンナショナルギャラリー

ダンナが「この絵を見ると、毎回とても励まされる」という、ダ・ヴィンチの作品を観ることができました。美術館の周りはクリスマス・マーケットでお店が立ち並び、このシーズンならではの景色を楽しむこともできました。


上から訪問順です。上2館はしっかり時間を確保して行きましたが、あとの3館は、隙間時間での訪問でした。短時間でも足を運ぼうと思えるのは、その内容の素晴らしさと、「Free」の気軽さゆえ。いずれも公の美術館であり、入場料は無料でドネーション(寄付)方式です。広く市民に向けて敷居が低く開かれていて、いつ行っても、老若男女・多様な人たちの姿があります。幼稚園生と思しき子どもたちから高校生と思しき若者たちまで、授業の一環として来場している集団があちらこちらにいるのも、素敵な景色。わたしが「ロンドン素晴らしい!」と思う一番のポイントです。

というわけで振り返ってみれば、結局ヴィクトリア&アルバートにも、ナショナルギャラリーにも足を運ぶことができた充実度合い。大満足です^^

大丸福岡天神店に新たなアートフロアが誕生したというので、足を運んできました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

大丸福岡天神店に新たなアートフロアが誕生したというので、足を運んできました。

大丸福岡天神店の東館エルガーラ5階に、新たにアートフロアが誕生したと、話には聞いて気になっていました。ちょうど天神界隈に出る予定があり、ついでに足を運ぶことに。これまでは大丸福岡天神店の本館にあった美術画廊スペースが、東館5階に移動してアートギャラリーになり、その隣にあらたにgallery UGさんが入っていました。東京天王洲の寺田倉庫さんのエリアに本店を持つgallery UGさんは、2拠点目の大丸梅田店に続く3店目として九州初出店だそうです。

gallery UGさんの展示スペースに隣接してアート&コーヒーなカフェがあり、コーヒーを飲みながら作品を楽しむことができる空間になっていました。展示中の写真作品を見ていたら、ちょうどその作家さんが在廊中で、いろいろとお話を伺うことができました。もともとは東京本拠のギャラリーさんですが、福岡店では、在福岡・在九州の地元にゆかりのあるアーティストも積極的に扱うことを意識しておられるようです。ギャラリーに来たお客さんと、作家との距離が近いことを生かせそうな空間だなぁ、と感じました。

さて大丸さんのアートギャラリーでは、『アンティーク工芸展』として、ガレ、ルネ・ラリック、ドームなどのガラス作品が並んでいました。オールドバカラも数点、そして古いマイセンもありました。展示情報をまったくチェックせずに足を運んだのでしたが、アール・ヌーヴォー、アール・デコ期のアンティークを拝見することができて、ラッキーでした。1週間ごとの展示入れ替えということでしたので、グッドタイミングです。

ちなみに次回は10月8日(水)から1週間、『レオナール・フジタとエコール・ド・パリの作家たち』のタイトルで、藤田嗣治作品を中心に、ピカソやシャガールの作品も観ることができるようです。わたしが足を運んだのは平日の午後ということで、時間帯のせいもあるかもしれませんが、お客さまがとても少なく、せっかくの展示がもったいないなぁと思いました。新しいアートフロアは8月29日にオープンしたということで、まだあまり知られていないのかもしれませんね。

ギャラリーは美術館と違って基本的に入場料を取られませんし、展示作品との距離が近くじっくり見ることができますので、おススメです。展示イベントの予定をチェックして、興味のあるテーマのときには、気軽に足を運びたいですね。

陶片ミュージアム@花祭窯、始動に向かってまずは展示資料陳列棚の検討から。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

陶片ミュージアム@花祭窯、始動に向かってまずは展示資料陳列棚の検討から。

そろそろ有言実行で、陶片ミュージアムを整備したいと思います。とはいっても、花祭窯のギャラリースペースの一角に「いつでもすぐにご覧いただけるよう、展示用の陳列棚を設置する」程度ですので、「ミュージアムを整備」という字面は少々大袈裟(笑)。畳一畳ほどの美術館からスタート!とでも言いましょうか。それでもわたしにとっては嬉しい一大事業の第一歩です^^

形から入る、というのは案外良いことなのかもしれません。容れ物が決まることが推進力になるのは確かです。花祭窯の什器でたびたびお世話になっている大川家具ドットコムさんに、今回もお世話になることは早々に決めました。どういうものを作っていただくのが良いか検討した結果、今回はオーダーメイドではなく、既存の「着物箪笥」を流用して陶片の展示棚として使うことを決定。アドバイスをいただいていくつかの候補を挙げたところ、大川家具ドットコムさんのアテンドで、メーカーさんのショールームを見学できることになりました。ありがたいことで、感謝感謝です。

いざ、福岡県大川市にあるメーカーさんのショールーム「カグハウス」さんへ。花祭窯のあるここ津屋崎からは高速道路を使って約1時間半のドライブです。足を運んで実物を拝見しに伺う理由は、頭のなかにある「陶片展示棚」のイメージがはっきりしているので、そこに当てはまるかどうか、というところです。事前のやり取りでほぼ間違いないだろうという確信はありましたので、念のための確認というところでしょうか。

大川家具ドットコムの代表堤さんのアテンドで、カグハウスさんの営業担当さんから説明をお聞きすることができました。現物は、やはりとっても素敵でした。嬉しくなって引き出しを何度も開け閉め。そしてなんと、既製品として紹介しているものの、メーカーさんだから箪笥の引き出しの数や深さを希望に合わせて作り変えるセミオーダーが可能!ということで、思いがけず活用イメージの幅が広がりました。もちろんオーダー分は有料でプラスですが、これはとても魅力的です。

というわけで、この箪笥にすることは、ショールームに入って5分もしないうちに即決。あとはどのようにアレンジしていただくか、あるいはアレンジなしでそのまま使ってみるのか、決めるだけとなりました。やはり現物を見ると早いですね。メーカーさんに直接お話を伺うことができたのも、良かったです。

おかげさまで、今年内にはまず陶片ミュージアムの第一弾展示ケースを完成させることができそうな道筋が見えてきました。嬉しいです。頑張ります♪

仕掛品ならぬ仕掛仕事が増えて混沌となりつつあるので、机の上を整理整頓。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

仕掛品ならぬ仕掛仕事が増えて混沌となりつつあるので、机の上を整理整頓。

ここ津屋崎も、先週ぐらいから秋っぽい空気を感じるようになっています。天気予報を見れば最高気温は30度前後だったりするので、冷静に考えたら「夏日」ということではあるのですが、それでも朝晩は涼しい日も多くなりましたし、連日35度前後であった日々を考えれば、かなり過ごしやすく。

涼しくなってくると、なにかと意欲が旺盛になるのは、動物としての本能なのでしょうか。読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋…「○○の秋」とは言い換えれば「○○」に対する欲求。個人的には、どうやら「仕事の秋」とでもいう状態に突入しているようで、「今手掛けていること」と「これから手掛けていきたいこと」に関する情報が、やたらと目につくようになっている今日この頃です。来年以降の話がちらほら増えてきたのも、季節を感じるひとつ。

こういう状態になると、同時並行的に複数事案についての情報が、目に耳に入ってきます。とりあえず、それぞれの情報やメモをクリアファイルに挟んで目の前の棚に立てたり、机の上に積んだりしているのですが、これらが増えてくると、当然混沌とした状態になってきます。同じテーマのファイルがいつのまにか複数できていたり、あるとわかっているのに「必要な時にサッと取り出す」ことが出来なかったり。

というわけで、本日はちゃんと時間をとって、整理整頓。情報をとった時系列でファイルを並べるようにしているのですが、まずは同じ事案についての情報を時系列の一番新しいファイルにまとめてひとつにしていきます。これだけでも、現状把握ができると同時に、「空いたクリアファイル」がいくつも出てきます。

「そんなのスマホ(オンライン)で管理したらいいのに」という声が聞こえてきそうですが、そういうことに関してはスマホをまったく使えていません(笑)。ただ、手を動かして「整理整頓」の物理的な作業を行うことが、わたしにとっては記憶の定着にもつながるので、それでよいと思っています。一緒に仕事をするスタッフがいたり、外注でお願いするパートナーさんと共有すべきことがあればまた別の話になりますが。

ともあれまずは整理整頓。仕事が思うようにはかどらないな、とか、何かを探している時間が増えたなと感じたら、立ち上がって手を動かして整理整頓です^^