こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
実は年初から「IT系のお困りごと」続発で修業を強いられておりました(笑)
金融サービスの管理画面にログインできなくなったり、突然PCが挙動不審になったと思ったら単にマザーボードの電池が切れていただけだったり、PCのデータ移行用に外付けのSSDを買ってきたら新品なのに「予期せぬエラー」でアクセスできなくなったり、旧PCから新PCへとデータを移したら勝手に上書きされて消えてしまったり、海外からの送金がうまくいかないとお客様に言われ散々調べてもらったら実はお客様のちょっとした勘違いだったり…。解決してみれば、どれも原因はさほど深刻なものではなく、ちゃんとわかることばかりでホッとしたのですけれど、「次はなにが来る!?」と戦々恐々でした。
修業を強いられておりました…と過去形で書いたものの、実はまだあと一つ問題が残っています。Windows11にしたら、プリンタのスキャナ機能が使えなくなったまま、という。ドライバをアンインストールしてはインストールし直し、と数回繰り返しているのですが、うまくいかず…。公式サイトによれば、同じエラーが出ているのはわたしだけではないようで、症状の当てはまるヘルプがありました。それを読んでやっているんですけど、その通りには回復しないという…ふぅ(笑)。おそらく、苦手でない方にしてみたら、「トラブル」とも言えない、ちょっとしたことばかりだと思います。でもね、パソコンとかインターネットとか、デジタル系が、不得手なのです。
「仕事でやりたいことをするために必要な手段」だからやっていますが、仕事をしていなければ、とっくに浦島太郎です。こういう事態に陥るたびに、いつも思い出すのは事業を始めてインターネットを使い始めた当時のこと。わたしが藤吉憲典の作品を販売するネットショップをスタートした2000年は、いわゆる「黎明期」で、それこそわからないことだらけでした。冷や汗をだらだらと流しながら、四苦八苦していました。でも「掲示板」その他、善意の人が集まり不得手な人を助けてくれる風土・場があり、親切な方々に頼りながら何とか乗り越えてきました。そのころのことを考えると、今はより「公式なフォロー」が行き届いた環境になってきているのは確かです。つまり、あとは、そうした情報をきちんと使いこなせるかどうか、ということになりますが。
「システム管理者」的な存在を確保して、その人に投げて解決してもらう、というようにできたら楽なのだと思います。そろそろそのような方法も、選択肢に入れていかねばならないのかもしれません。ひとつ解決するたびに大きくため息をつきながら「今回のこのトラブルを乗り越えて得たものはなんだ?」と自問します。トラブルが起きた時の解決に向けて取るべき方法の選択肢が少し増えて、トラブルに対する耐性(図太さ)が少しついて、現在自分たちがお世話になっているモノ・サービスの「仕組み」を、理解できたとは言えないまでも垣間見ることはできて、チャットによるサポートが格段に便利になっていることがわかって…と、自分でやるからこそわかること、学ぶことがたくさんあるのは確かです。
今回、続けざまにトラブルに見舞われて、一番感心したのは、チャット、メール、電話等で対応してくださった、様々なカスタマーサービスのスタッフの方々がとても親切で忍耐強いこと。すごいな、と思いました。パニック気味のこちらに対し、一つ一つ確認しながら、できることできないことを明確にして、解決に導こうとしてくださる姿勢に、何度も助けられました。そして、解決してしまえば「おかげで理解できることが少し増えた。もう少し自分で頑張ってみよう」と思ってしまいます。すべて他者に任せてしまって、自分がまったく理解できなくなってしまうことに対する怖さがあるというのも、実際のところ。結局は、その時間と労力をどう位置付けて考えるかですね。
なんてことを考えさせられたここ数か月でした^^