大阪阿倍野の暮らし用品さんでの「茶器展」4月19日(土)スタートです。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

大阪阿倍野の暮らし用品さんでの「茶器展」4月19日(土)スタートです。

大阪阿倍野にあるギャラリー暮らし用品さんでの「茶器展」は、今週末4月19日オープンです。陶・磁・ガラス・木の作り手10名のお茶の器・道具が並びます。一つのテーマでいろいろな作家さんの作るものを見ることができる機会は、とても楽しいです。一昨年、やはり暮らし用品さんで開催された「酒器展」に続いて、今回は「茶器展」。

藤吉憲典も、急須・杯・菓子器など30点以上をお届け完了いたしました。昨年、中国北京の喜水ギャラリーさんで個展をしたご縁から、中国茶器を学ぶことができましたので、その成果も。急須、蓋碗、湯冷まし、杯、菓子皿などをお届けしています。今回の茶器展で、色絵(赤絵)を付ける作家は藤吉だけのようですので、会場に彩をお届けできると良いな、と思います。

通常の個展などより少し長めの会期で、ゴールデンウィーク最終日5月6日(火)までの開催です。大阪万博も始まりましたし、関西方面お越しの際に、お立ち寄りいただける方もあるかもしれませんね。ぜひご覧くださいませ。


茶器展

暮らし用品

場所:大阪市阿倍野区阪南町1-45-15
電話:06-6628-2606
会期:2025年4月19日(土)~5月6日(火)11時~18時
※水・木・金はお休み。
※初日4月19日は15時まで予約制、15時以降は予約不要。

※詳細は、暮らし用品さんのホームページでご確認ください)。

暮らし用品 茶器展

読書『強運の持ち主』(文春文庫) 『天国はまだ遠く』(新潮文庫)瀬尾まいこ著 の中編ふたつ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『強運の持ち主』(文春文庫) 『天国はまだ遠く』(新潮文庫)瀬尾まいこ著 の中編ふたつ。

いつものカメリアステージ図書館より。先日久しぶりに読んだ瀬尾まいこさんの文体が、とっても優しくて心にしみるような感じで嬉しかったので、目に入ってきた著者名に、迷わず手が伸びました。

『強運の持ち主』は、占い師になった主人公のもとに訪れる相談者の相談内容と、主人公自身の日々の生活とが淡々と描かれています。公式サイトに「“小さな世界”へのこだわり」というタイトルで書評が載っていますが、その「小さな世界=日々の生活」と結びついた喜怒哀楽が、どれだけ大切なものか、が、じんわりと伝わってきます。

『天国はまだ遠く』では、自殺未遂をした主人公が死にきれず、自然に囲まれた山奥で毎日を過ごしていくうちに、「自分の居場所」について気付いていく物語。こちらも、スタートは「自殺未遂」という、ある種事件でありながら、穏やかに毎日を積み重ねることで自分を取り戻していく様子は、事件とはかけ離れています。

両方とも、さもない日々の生活こそが人生なのだと思わせてくれる物語。読後感がとにかく「やさしい」の一言です。きっと著者の瀬尾まいこさんのお人柄が、書くものににじみ出るのだろうなぁと勝手に思いつつ。

『強運の持ち主』(文春文庫) 『天国はまだ遠く』(新潮文庫)瀬尾まいこ著

実は年初から「IT系のお困りごと」続発で修業を強いられておりました(笑)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

実は年初から「IT系のお困りごと」続発で修業を強いられておりました(笑)

金融サービスの管理画面にログインできなくなったり、突然PCが挙動不審になったと思ったら単にマザーボードの電池が切れていただけだったり、PCのデータ移行用に外付けのSSDを買ってきたら新品なのに「予期せぬエラー」でアクセスできなくなったり、旧PCから新PCへとデータを移したら勝手に上書きされて消えてしまったり、海外からの送金がうまくいかないとお客様に言われ散々調べてもらったら実はお客様のちょっとした勘違いだったり…。解決してみれば、どれも原因はさほど深刻なものではなく、ちゃんとわかることばかりでホッとしたのですけれど、「次はなにが来る!?」と戦々恐々でした。

修業を強いられておりました…と過去形で書いたものの、実はまだあと一つ問題が残っています。Windows11にしたら、プリンタのスキャナ機能が使えなくなったまま、という。ドライバをアンインストールしてはインストールし直し、と数回繰り返しているのですが、うまくいかず…。公式サイトによれば、同じエラーが出ているのはわたしだけではないようで、症状の当てはまるヘルプがありました。それを読んでやっているんですけど、その通りには回復しないという…ふぅ(笑)。おそらく、苦手でない方にしてみたら、「トラブル」とも言えない、ちょっとしたことばかりだと思います。でもね、パソコンとかインターネットとか、デジタル系が、不得手なのです。

「仕事でやりたいことをするために必要な手段」だからやっていますが、仕事をしていなければ、とっくに浦島太郎です。こういう事態に陥るたびに、いつも思い出すのは事業を始めてインターネットを使い始めた当時のこと。わたしが藤吉憲典の作品を販売するネットショップをスタートした2000年は、いわゆる「黎明期」で、それこそわからないことだらけでした。冷や汗をだらだらと流しながら、四苦八苦していました。でも「掲示板」その他、善意の人が集まり不得手な人を助けてくれる風土・場があり、親切な方々に頼りながら何とか乗り越えてきました。そのころのことを考えると、今はより「公式なフォロー」が行き届いた環境になってきているのは確かです。つまり、あとは、そうした情報をきちんと使いこなせるかどうか、ということになりますが。

「システム管理者」的な存在を確保して、その人に投げて解決してもらう、というようにできたら楽なのだと思います。そろそろそのような方法も、選択肢に入れていかねばならないのかもしれません。ひとつ解決するたびに大きくため息をつきながら「今回のこのトラブルを乗り越えて得たものはなんだ?」と自問します。トラブルが起きた時の解決に向けて取るべき方法の選択肢が少し増えて、トラブルに対する耐性(図太さ)が少しついて、現在自分たちがお世話になっているモノ・サービスの「仕組み」を、理解できたとは言えないまでも垣間見ることはできて、チャットによるサポートが格段に便利になっていることがわかって…と、自分でやるからこそわかること、学ぶことがたくさんあるのは確かです。

今回、続けざまにトラブルに見舞われて、一番感心したのは、チャット、メール、電話等で対応してくださった、様々なカスタマーサービスのスタッフの方々がとても親切で忍耐強いこと。すごいな、と思いました。パニック気味のこちらに対し、一つ一つ確認しながら、できることできないことを明確にして、解決に導こうとしてくださる姿勢に、何度も助けられました。そして、解決してしまえば「おかげで理解できることが少し増えた。もう少し自分で頑張ってみよう」と思ってしまいます。すべて他者に任せてしまって、自分がまったく理解できなくなってしまうことに対する怖さがあるというのも、実際のところ。結局は、その時間と労力をどう位置付けて考えるかですね。

なんてことを考えさせられたここ数か月でした^^

読書『「ひとり社長」の賢い節税』(明日香出版社)杉田健吾著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『「ひとり社長」の賢い節税』(明日香出版社)杉田健吾著

出版コンサルタント・土井英司氏が発行しているメールマガジン「ビジネスブックマラソン」略して「BBM」からの新着書籍の一冊です。平日ほぼ毎日届くこのメルマガ、要点を簡潔に伝えてくださるのでとっても便利です。すごい読書量だなぁと感嘆しながら、ビジネス書の選書に重宝に使わせていただいています。

タイトルは『元国税が教えるお金の残し方「ひとり社長」の賢い節税』です。近年のビジネス書あるあるの、長くてわかりやすいタイトルですね。節税関連の本は調べればたくさんヒットしますが、著者が「元国税職員」というのが響きました(笑)。法人化を検討しているわけではないものの、丸善で中身をパラパラと確認したところ、事業をする者として理解しておくべきことが多々載っていましたので、ゲット。個人事業主として仕事をするよりも、法人化したほうが良い!というのが、本書の一貫したスタンスです。もちろん「こういう人には法人化はおススメしない」という例外も載っていますが。

ただ、法人化を検討していない身にとっても、税金の考え方、節税の考え方、経理の仕方の考え方、なるほどと勉強になること多々です。以下、備忘。


  • 経費として認められる2つの条件
    ・事業活動に「直接」関連していること
    ・事業活動に必要であること
  • 領収書の裏には、事業に関係する『誰』と『何の目的で』行ったのかを書いておきましょう
  • 実際に仕事で使用している証拠
  • 所得税、復興特別所得税、住民税、個人事業税、国民年金、国民健康保険
  • SNSへの投稿は(自身のブランディングのための)立派なマーケティング戦略
  • どんどん稼いでいくつもりなら、さっさと法人化すべき
  • ズボラ会計
  • 勘定科目をパターン化して簡単に
  • 貸方科目はすべて短期借入金(社長借入金)(個人事業主の場合は事業主借)を使用
    →現金勘定を使わないことにより、日々の現金管理が大変になるのを避ける。
  • 領収書をもらい忘れた場合は、メモ書き
  • (税務調査が入った場合)調査官は主として売上の計上漏れや給与の不当な操作など、より悪質な脱税に近い大きな項目を重点的にチェック
  • 自分で会計処理を行い、万が一の税務調査で認められない費用が見つかったときに修正するほうが、はるかに合理的
  • ビジネスを個人で行っても法人で行っても、日々の事務作業はほとんど変わらない
  • 法人化することで難しくなるのは、決算と申告だけ
  • 会計ソフトを使えば決算書は比較的簡単に作成できます。申告書の作成も、決算書さえできていれば(完璧でなくても)何とかなります。
  • 決算書を持って税務署に行けば、申告書の作成方法を無料で丁寧に教えてくれます。
  • 税務調査を恐れるよりも、積極的に税務署を利用する
  • 節税の本来の目的は、手元に資金を残すこと
  • その節税方法は本当に手元に金を残すものなのか
  • 自分で理解できないものには手を出さない
  • 賢い節税のための5つのポイント
    1.手元に資金を残す
    2.不要な支出を避ける
    3.事業の成長につなげる
    4.法令を遵守する
    5.長期的な視点を持つ
  • いかに経費を『賢く』増やすか
  • すでに発生している支出をいかに経費として認識するか
  • 日々の事業活動の中で、どのような支出が経費として認められるか、またどのようにすれば経費として認められるようになるかを常に考える習慣
  • 将来の売上(収入)を増やすために先に支出する費用を経費として計上する
  • 税金の発生するタイミングをコントロールする(例:減価償却費、経営セーフティ共済等)
  • 専門家を上手に活用できる経営者になる
  • 専門家に適切な質問をする
  • 自分の意見を論理的に説明できるよう準備しておく
  • 税法はつねに変化している
  • 節税脳を鍛えるのは、継続的なプロセス
  • レシートにメモを残す
  • 「なぜこの費用が会社の事業に必要なのか」をしっかりと説明できること
  • 利益が出てから慌てて対策を考えるのではなく、早い段階から適切な節税計画を立てておくこと
  • 事業の成長とブランディングに必要な支出を適切に経費計上する

『「ひとり社長」の賢い節税』(明日香出版社)杉田健吾著 より


今のタイミングでこの本を読むことができて、すごく良かった!勉強になった!内容でした。これから独立しようとしている方、すでに個人事業を立ち上げている方、知識として知っておくべきことがたくさん載っていると思います。おすすめです^^

『「ひとり社長」の賢い節税』(明日香出版社)杉田健吾著

2025年映画三本目は『ブリジットジョーンズの日記』-実は初めましてでした♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2025年映画三本目は『ブリジットジョーンズの日記』-実は初めましてでした♪

今作のタイトルは『ブリジットジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』。「ブリジットジョーンズの日記」のタイトルは、もちろんこれまでも知っていました。が、コメディは好きだけれど「ラブコメ」にあまり興味がなかったもので、スルーしていたのです。なぜか米国が舞台の恋愛ものだと思い込んでいたのですが、舞台&ロケは英国なのですね。そんな情報がじわじわと入ってきて、興味がわいてきました。

最初はいつだったのかしら?とググってみたら、2001年とでてきました。2作目の『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』が2016年。そして2025年の今作。現代女性の恋とキャリアをメインストーリーにした映画が、続編で四半世紀を超えようとしているって、すごいことだと思います。「初めて見るんだったら、これまでのやつを見てから行くのがおススメ!」と、ブリジットジョーンズファンの方からアドバイスいただきましたが、見る時間を作れませんでしたので、とりあえず映画館へ。

アラフィフ設定のブリジットジョーンズ。泣けて笑えて、また泣けて、な映画でした。初めてスクリーンで観たブリジットジョーンズその人の、なんと魅力的なこと。ブリジットを演じたレネー・ゼルウィガーさんは、米国の人なのですね。Wikipediaによれば、ブリジットジョーンズを演じるために、英国英語を完全にマスターしたとのこと。くるくる変わる表情が豊かで、かわいらしくて、とっても素敵でした。わたしが観たことのある映画では、『シカゴ』で主演をなさっていたのだとわかりましたが、その時の印象とはまったく違っていました。

ストーリーそのものはありがちでしたが、登場する人たちの姿が魅力的で、とてもいい映画だなぁと思いました。ヒュー・グラントも良かったです♪壮大なドラマや事件がなくても、悩みながら懸命に生きていることが伝わってくるだけで、十分なのだと思えました。今作初めて見ただけでもこれだけ感情移入できるのですから、第一作目からぜんぶ見ている人には、たまらないだろうな、と。というわけで、過去作二本、遡って見ることにいたします。もし何年か後に続編ができたら、それもきっと、わたしは観に行くと思います^^

第1四半期経過-経営指針書の見直し。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

第1四半期経過-経営指針書の見直し。

2025年も第1四半期を過ぎました。毎年のことではありますが、1月1日が年度スタートの個人事業は、新年、春節、新年度、などと区切りを迎えているうちに「もう四分の一!」ということになります。この間は内外ともに変化が起こりやすい時期でもあるので、お正月に立てた経営指針書も、大きく変更点が出てくるのが例年のこと。毎年の「経営指針書」を振り返ってみると、ゴールデンウィークあたりに最初のアップデート版を出しています。

今年は例年より約ひと月早く、アップデート版を発行、発行といっても、単に紙に印刷して出すだけですが(笑)。日々、進捗状況のメモとチェック、計画変更の内容をリアルタイムで紙の上で書き直していますが、修正事項があまりに多くなってくると読みにくくなるので、アップデート版を出し直します。「そろそろ出し直したほうがいいな」と思うのは、漠然と自分の気分なので、定期的なものではありません。ですので、いつもより少し早くこのタイミングが来たということは、今年はこの最初の四半期で大きく状況の変わったことがいくつも出てきた、ということです。

昨年までに種まきをしていたものが、このタイミングで出てきた、というものや、まったく想定していなかった事案の発生など、いくつかの「嬉しいこと」がこの三か月の間に出てきました。これらを成果につなげるには、またやるべきことがありますので、必然的に新たな「To Do」リストが、経営指針書に加わります。計画立てるのが好きなわたしとしては、嬉しい作業。新たな事項は、テキストを赤文字や青文字にして一覧性を良くして、紙に印刷。はい、紙でないとダメなのです。アップデート版を手にしたら、あとは行動ですね。

写真は、花祭窯の小さな露地にあるザクロの木。この木は、ご近所さんが庭から掘り出して捨てようとしていたところを、いただいたのでした。根から掘り出してしばらく放置していたということで、根付くかどうかわからない状況でしたが、根付いたらラッキー!ということで。あれから10年ほど経ったでしょうか。植樹して数年後からは、花を咲かせ、実をつけてくれるようになりました。今年も美しい新芽が出てきています^^

ザクロの新芽

BASE GALLERY HAKATAで開催中の「西川勝人 ノクターン」展を観てまいりました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

BASE GALLERY HAKATAで開催中の「西川勝人 ノクターン」展を観てまいりました。

2024年11月に博多御供所町にオープンしたBASE GALLERY HAKATAさん。お茶のお稽古をしている円覚寺のすぐ近くなので、ついつい寄り道しています。展示内容を観に行くのが目的なのはもちろんですが、天井の高いホワイトキューブなスペースに、オーナーさんとスタッフさんの醸し出す雰囲気が心地良いというのも、足が向く大きな理由だと思います。

現在開催しているのは「西川勝人 ノクターン」展。今年3月末で休館となった、DIC川村記念美術館での個展「⻄川勝人 静寂の響き」でも展示されたアクリルガラス作品が、博多にもやってくる!というのが今回の展示の目玉です。DM写真をみて、どんな構造になっているのだろう?と興味のわく作品でしたので、ギャラリーに入るや、まずは作品の側面を拝見。作品の間近に寄って見ることができるのが、ガラスケース越しの美術館と異なり、ギャラリーの良いところです。

作品に触れないようにギリギリのところで横から見たり、底から見たり。スタッフさんに「さっきもそんなふうに見ていった方があって、聞いてみたら、やっぱり作る側の人でした」と笑われました。それぞれに色を付けられたアクリルガラスを層(たぶん4層)にしていて、その組み合わせによって、表面に見える色の見え方が変わっています。スタッフさんが「和菓子に見えてきて仕方がないんです」とおっしゃり、「わたしも夏の竿もの菓子みたいだと思っていました」と返し、大笑い。

聞けば、作品の設置位置、光の当たり方など、作家さんから直々に細かい指示があったそうで、展示にかなり神経を使ったとのこと。1949年生まれの御年75歳、現在はドイツのアトリエで制作をなさっているという作家さんの、これまでの作品図録なども出してきて見せてくださり、作るものがどのように変遷を遂げてきたのかを拝見することができました。

気軽におしゃべりしながら鑑賞できる場所が身近にあるというのは、ほんとうに贅沢なことです。本展覧会の会期は5月20日までですので、興味のある方はぜひ足を運んでみてくださいね。


【BASE GALLERY HAKATA】西川勝人 ノクターン

2025年03月28日(金)~2025年05月20日(火)
※休廊:水 / Closed on Wednesdays
12:00~18:00

BASE GALLERY HAKATA
福岡市博多区御供所町5-27 グラムビル御供所町1F

入場無料

「作らない人」にとって、表装選びは貴重で愉しい創造的機会。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「作らない人」にとって、表装選びは貴重で愉しい創造的機会。

「作らない人」であるわたしにとって、表装=額装や軸装を選ぶ仕事は、貴重かつ愉しみな美術的創造力発動の機会です。今回もお世話になったのは、博多中洲川端・大崎周水堂さん。額装にしても軸装にしても、毎回「一般的ではないオーダー」を繰り出すわたしに対して、スタッフの方々が我慢強く付き合ってくださいます。最近では、よくみかけるパターンでセレクトをすると「その組み合わせは、ふつうっぽいですよね」とご指摘いただくほどになりました(笑)。

額装選び@大崎周水堂さん

フレーム(枠)と、マットの組み合わせは果てしなく、まずは予算やテーマで絞り込むことが必須です。今回は「400×800mmの定型パターンのある、細めでシンプルなフレーム」を、スタッフの方に出していただきました。出てきたフレームは10種類以上。

額装選び

マットの種類もたくさんです。実際に作品を載せてみて、イメージを確認。この作業が面白くて、放っておくと延々と続けてしまいます。

額装選び

今回の表装テーマは、これまでに作ったことのあるパターンではない組み合わせを選ぶことでした。同じものに対して、表装を変えるとどのように見え方が変わるか、遊び心が試されます。これが気軽にできるもの、シルクスクリーン作品ならではですね。めちゃめちゃ楽しいです。

決まるまで、いろいろな素材を引っ張り出してきて、お付き合いくださるスタッフの方々に、心より感謝です。

4月8日はお釈迦様の誕生日でした-花祭窯の四月・卯月(うづき)の庭。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

4月8日はお釈迦様の誕生日でした-花祭窯の四月・卯月(うづき)の庭。

昨日は博多でお茶のお稽古。先生方とおしゃべりしていたら「今日は花祭(はなまつり)よね!」という話題になりました。そうそう!うっかりしていましたが4月8日でした。

花祭=お釈迦さまの誕生日。花祭窯(はなまつりがま)の屋号は、創業地である佐賀県江北町にある地域の通称「花祭(はなまつり)」からいただいたもので、当時は「花祭」がお釈迦さまの誕生日を意味するとは、実は知りませんでした。もし知っていたら創業日を「4月8日」で登録していたかもしれません。ともあれ、お釈迦様にあやかって、うきうきした気分になる日です。

さてそんな四月の花祭窯の小さな露地では、花や新芽が生き生きとしています。

花祭窯の庭 ザクロ

↑ザクロ。

タカサゴユリ

↑タカサゴユリ。

スノードロップ

↑スノードロップ。

シバザクラ

↑シバザクラ↓

シバザクラ

大阪市立東洋陶磁美術館の「陶磁入門」がわかりやすくて便利です。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

大阪市立東洋陶磁美術館の「陶磁入門」がわかりやすくて便利です。

大阪万博開催に向けて、関西方面の美術館がここ数年続々と改修工事に入り、昨年あたりから続々とリニューアルオープンしています。大阪市立東洋陶磁美術館もそんな「万博リニューアル組」の一つでしたので、足を運びたいなと思いつつ、サイトチェック。館のリニューアルに合わせて、ウェブサイトも大幅にリニューアルされていました。直感的にわかりやすく、ストレスフリーなつくりになっていると思います。

大阪市立東洋陶磁美術館

なかでも目に留まったのが「陶磁入門」のメニュー。「鑑賞の手引」「地図・年表」「陶磁史」の三分野で、簡潔にやさしくまとめられています。内容が難しすぎたりボリュームが多すぎたりすることなく、基礎的な知識を知ることができると感じました。「東洋陶磁」の専門館としての切り口が、とても勉強になります。入門者向けというだけでなく、概要を確認したいときの手引きとしても、参考になりそうです。

訪問前にサイトを覗くのは、昨今あたりまえの行動パターンになりつつあります。大阪市立東洋陶磁美術館さんのサイトは、訪問がより楽しみになる情報が満載でした。ますます足を運びたくなってきました。近々行けるといいな♪