花祭窯の八月・葉月(はづき)の庭-お花の少ない季節ではありますが。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯の八月・葉月(はづき)の庭-お花の少ない季節ではありますが。

花が少ない季節と言いながら、小さな庭に出たら出たで、発見がたくさんあるのが嬉しいです。

ザクロの木

まずはすっかり夏の顔となったザクロ。そろそろ実が色づいてきています。

サルスベリ

サルスベリも今が満開かな、という感じ。我が家のサルスベリはいつも他所よりゆっくり目なので、これからしばらく楽しめると思います(期待!)。

ピーマンの花

こちらはプランタ栽培のピーマン(笑)

トマトの花

こちらはプランタ栽培のトマトの花。

ピーマンもトマトも、暑すぎて実がなりませんが、花がたくさんついているので、これから秋にかけて少し涼しくなったら実が付くのではないかと期待しているところです^^

読書『受難』(KADOKAWA)帚木蓬生著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『受難』(KADOKAWA)帚木蓬生著

帚木蓬生さんの追っかけ継続中。いつものカメリアステージより借りて参りました。1冊1冊のボリュームが、質・量ともにあるので、ついつい手が伸びそうになるところを我慢して1冊づつ借りています。2週間の貸出期間のうちに読める分、ということです^^

これまでわたしが読んできた「帚木蓬生著作」もほとんどがそうでしたが、実際に起こった事件・出来事や社会問題をもとにしてストーリーを展開している、という点で、フィクションながら現実的な引っ掛かりが大きくて、考えさせられます。本書は、2014年に韓国・珍島沖で起きた客船の沈没事故に対する、著者の憤りが感じられる一冊。テレビの報道などで見た記憶がよみがえってきますが、約10年前のことだったのですね。

一方で、3Dプリンターで人体の生きたレプリカをつくる、というストーリーでもあります。これがSFではなく実際にそこまで進んでいるのかもしれないと思わせられるのは、昨今広範な分野で3Dプリンターが活用されていることに加え、著者が医師であるという事実によるものだと思います。

社会問題に対する目線と、医師であるが故の知識や経験が、帚木蓬生さんの著書の深みになっているのだろうな、と思いつつ。次回は何を借りようか、まだまだ楽しみが続きます。

『受難』(KADOKAWA)帚木蓬生著

たまに取材が入ると、ダンナが頑張って掃除したり、わたしが久しぶりに花を生けたり^^

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

たまに取材が入ると、ダンナが頑張って掃除したり、わたしが久しぶりに花を生けたり^^

久しぶりに取材が入るというので、ちょっと頑張って(ダンナはかなり頑張って)お掃除。ふだんは手の回らないところ、ずっと気になりながら放置状態になっていたところを少し整えることができました。空間をきれいにすると花を生けたくなりますし、久しぶりに花を生けるとやっぱり楽しくて、汗だくになりつつも気分が上がります。

この暑さで花があまりありませんので、朝から自転車で買い出しに。まずはお魚センターうみがめへ。「お魚センター」ですが、農家さんから野菜やお花も入ります。いつも花が置いてあるところになかったので、もしやと店員さんにたずねると、「今日は来るかなぁ。花が今少ないんですよね~」とのこと。ですが、あきらめかけたところにちょうど入荷してきて、小菊が2種類入った小さな束をひとつゲットすることができました。ラッキー♪

ただ、まだ色合い的にもボリューム的にも少し寂しいので、続いては津屋崎千軒なごみへ向かいます。こちらは観光案内所ですが、こちらもご近所農家さんからときどきお野菜やお花が少し入荷します。あるといいな~、と思いつつ館内に入ると、ありました!名前は…わかりません(汗)が、かわいらしく色とりどりのものを、ゲットすることができました。実は福津市内には花き農家さんがたくさんあり、いろいろな種類のお花があるんです。あとから花の名前を確認したところ、千日紅(センニチコウ)でした^^

というわけで久しぶりに行けたお花たちがこちら。

花生け

床の間に

廊下の一輪挿しに

花生け

玄関先に。

暑さでお花が長持ちしにくい今日この頃ですが、カメラマンさんが喜んでカメラを向けてくださったので、良かったです^^

夏の恒例展示「想い出の宮地岳線展2025」@津屋崎千軒なごみ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

夏の恒例展示「想い出の宮地岳線展2025」@津屋崎千軒なごみ。

ここ数年、夏の恒例行事となりつつある、ご近所観光案内施設・津屋崎千軒なごみでの鉄道ミニチュアの展示。鉄道マニアであり市の職員さんでもあるF氏と、そのお友だちでやはり鉄道マニアのM氏による、ボランティア展示&運営です。展示は見るだけでなく、もちろん、走らせることもできます。

わたしはふつうに電車が好きです。電車に乗るのはとにかく楽しく、この手の展示にはテンションが上がります。プラレールとかもずっと見ていて飽きません。なので、そんな展示がすぐ近所で毎年ある!というのは、とっても嬉しいもので^^

想い出の宮地岳線展2025

↑廃線により販売会に出されたという駅の表示看板。ちゃんと電気が付いた状態で展示してくれるのが、素晴らしいです。

想い出の宮地岳線展2025

わたしが観に行ったときは、先客の小学生がいて「運転席」に陣取っていましたので、大人なので、運転は遠慮しました。その代わり「あの電車走らせて!」とその少年に操作を任せ、走る様子を存分に楽しみました。

想い出の宮地岳線展2025

車庫や操車場の景色は、実物も壮観ですが、こうしてミニチュアで眺めるのもなかなか嬉しいものです。

そして一番上の写真の切符のサービス。ちゃんと駅員さんの改札鋏で切ってもらいました^^

毎年ありがとうございます!来年も楽しみにしてます♪

読書『水棲生物 水の底のアフリカ』(講談社)オズヴァルド・ルワット著/大林薫訳

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『水棲生物 水の底のアフリカ』(講談社)オズヴァルド・ルワット著/大林薫訳

いつものカメリアステージ図書館新刊棚より。アフリカ・カメルーン生まれの著者による物語。アフリカのどこかの国が舞台になっているのだろうな、と思いつつ、読了しても舞台となっている場所がよくわからなかったので、講談社の公式サイトを覗いたところ「家父長制と因習に縛られ、権力闘争が渦巻く国ザンブエナ」とありました。ところがアフリカの地図をさがしても「ザンブエナ」の国名を見つけられず…どうやら架空の国名のようです。

貧富の格差、階級差別、女性差別、家父長制と因習、性的マイノリティへの弾圧、その背景にある宗教の教え。様々な要因が「差別のもと」となって、人々をがんじがらめにしていく様子が、寒々しく伝わってきました。著者はジャーナリズムを学び、新聞社に勤めたのちに、ドキュメンタリーの監督や写真家として活動しているとのこと。このような本を書かなければと、著者をかきたてるものがあったと思うと、息苦しさを感じます。架空の国名であったのは、そうでなければ本書を世に出すことができなかったということかしらと、頭をよぎります。

最近、思いがけずアフリカテーマの本をたびたび手に取ります。図書館の司書さんが、アフリカ関連の良書を蔵書に選んでくれているから、ということですね。自分のもともとも興味の範囲外にあるものも、「新刊書」というくくりで選択肢として目の前に提示してもらえるおかげで、こうして手に取る機会が増えて視野を広げることができます。ありがたいことです。

『水棲生物 水の底のアフリカ』(講談社)オズヴァルド・ルワット著/大林薫訳

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その6。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その6。

藤吉憲典の作品を取り扱ってくださっているギャラリーさんを、藤吉憲典公式サイトに掲載しています。「どこに行ったら見れるの?買えるの?」の疑問をお持ちの皆さんに、ご参照いただけると嬉しいです。トップページの下方「GALLERY」でご覧いただけます。2025年8月現在の情報です。

藤吉憲典公式サイト 日本語版 https://fujiyoshikensuke.com/ja/

ブログでもあらためてご紹介をスタート、その6は、英国ロンドンのSLADMORE GALLERYです。


SLADMORE GALLERY

ロンドンを代表する、近現代の彫刻とオブジェのアートディーラーです。1960年代にエドワード・ホースウェルファミリーが創業し、1968年にスラドモアギャラリーをオープンしました。英国ロイヤルファミリーをはじめ、英国内外のアートコレクターからの信頼も厚いギャラリーです。

ロンドン セントジェームズ ジャルミンストリート 57
Tel. +44 (0)20 7499 0365
営業時間:月~木 10:00~18:00、金 10:00~17:00
定休日:土・日
https://sladmore.com


2013年からスタートした、藤吉憲典のアート作品での海外市場チャレンジ。ロンドンで実現したSLADMORE CONTEMPORARYのオーナー・Gerryとの出会いは、大きな転換点となりました。「作品そのものを見て評価する」=「審美眼」の意味を信じることができる出会いでした。アーティストとしての知名度も後ろ盾も無い「初めまして」の日本人が作った作品を、手にしたその日その場で「扱う」と決断できる凄さ。アートの世界市場ロンドンでオーナーを務めるギャラリストとしての自信と矜持を強く感じました。

以来、2014年にロンドン・SAATCHI GALLERY で開催された国際アートフェア「COLLECT」での海外デビューを皮切りに、毎年SLADMOREで新作を発表しています。ギャラリーオープンからもうすぐ60年という経歴は、ロンドンのアート市場においても老舗といえるもの。現代アートを扱うContemporaryと、近代彫刻を扱うModernとで構成されるSLADMOREは、2020年末にContemporaryのオーナーGerryが第一線を退いたのを機に、SLADMORE GALLERYとして統合されました。現在は、Modern部門だったEdward氏が、両部門のオーナーとしてギャラリーを率いています。

統合を機に、作品が「近現代」という歴史の文脈のなかに同列で置かれることになったのは、数百年後も残る作品を作ることを使命としている作家にとって、とてもエキサイティングなことです。これからも、ロンドンから藤吉憲典のアートを発信してまいります。


「藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025」次回は、京都の朝日堂さんをご紹介いたします^^

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その1。(桃居さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その2。(百福さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その3。(銀座黒田陶苑さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その4。(ギャラリー栂さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その5。(暮らし用品さん)

チャンスをつかむことができるかどうかは、その準備ができているかどうかに依る。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

チャンスをつかむことができるかどうかは、その準備ができているかどうかに依る。

自己啓発本に出てきそうな文言ですね。おそらくわたしも、その手のもので読んだのだと思います。準備ができていないと、チャンスが近づいてきたことにそもそも気付かない、とも言われますね。ほんとうにそうだなぁと思うことが最近ありました。

小さなことではありながら、わたしにとっては貴重なチャンスが近づいてくる足音が聞こえてきて、一瞬躊躇したものの、いや、これまでにそれだけの準備はできているはずだからと、つかみに行くことにしました。つかめるかどうかは、もう少し先にならないとわかりませんが、とりあえず、チャンスらしきものに気が付くことはできましたので、あとはさらに準備を整えて天に任せるのみ。

これまでコツコツと積み上げてきたものを、世に問う機会が得られるかどうか。その機会が、積み上げてきたものに対してふさわしい場であるかどうか。機会に恵まれる人とそうでない人との境目がどこにあるのか。こういうことを突き詰めて考えていくと、機会を得るための「How to」に辿り着ける確率は上がるのかもしれません。が、そういうことに時間を費やすよりは、「コツコツ」に時間をかける方に走ってしまう性質なので、効率よくは参りません。これは一見「地道」という好意的な言い方もできますが、裏を返すと「面倒くさがり」ということもできるので、微妙なところです。

そういえば、古巣の創業者の宣った社訓は「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」でした。

ともあれ、自分のしてきたことを信じることができるか。信じることができるまでやろう!ということでもありますね^^

気が付くといろんな茶葉が…つまりは、お茶が好きということで。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

気が付くといろんな茶葉が…つまりは、お茶が好きということで。

茶道としてのお茶歴が、そろそろ通算で15年超えというところです。裏千家で3年、南方流で12年。その一方で、ふだんの生活のなかでいただくお茶があり、気が付けばいろいろな種類の茶葉が手元にあることに気が付く今日この頃。自分で購入しているのはもちろん、こうしてブログでお茶の話題を出すことが時々あるので、「お茶好き」と認知してくださっている方がいらっしゃって、何かの折に贈り物にいただく機会があるというのも大きい気がします。

お茶好きですが、とくに強いこだわりがあるわけではありません。自分で買うときも、選ぶ楽しさはあるものの、特別凝ったものを選ぶわけではなく、まさに、ふだんの飲み物。夏の今は麦茶を冷蔵庫に常備し、外出時には紅茶かハーブティーを入れた水筒を持ち歩き、仕事の合間や家事の合間には、そのときどきで気が向いたものをいただいています。そういえば最近、何かのオマケで200㏄の小さな水筒を手に入れ、これが重宝しています。これまではどこに行くにも500㏄の水筒でしたが、外出先に合わせてサイズを選べるようになりました。

お茶

さて上の写真は、現在手元にある茶葉いろいろ、の、一部。後ろの缶入りは中国茶で、今は夏なので、熱を逃がす効用があるといわれる、緑茶や白茶と呼ばれるものをいただいています。手前は左から、ブレンド麦茶、ハーブティー、粉末緑茶。わたしにとってお茶が楽しい理由のひとつは、効能です。そこに大きな期待をして、効果を目的に飲むというのではありませんが、美味しいだけではなく良い効能があると思うと、なんとなく嬉しくなるもので。

こうしていろいろなお茶をいただいていることは、茶道を習っていることと同様に、ダンナの「器を作る」という仕事に、結果としてよい影響があります。食器や酒器と同様に、茶器のご希望をいただいたときに、やはり使い勝手というのは外せないものです。「実際に日常的に飲んでいる」から理解できることは少なからずあり、「使い勝手を研究する」というようなことよりも、ふだんの生活から出る声のほうが大切なように感じています。

などと言いつつ、けれども一番は、お茶を美味しく飲むこと、飲む時間こそがわたしにとって大切なのだろうな、と。酒呑みのダンナは常に「おいしいお酒を飲む、よりも、おいしくお酒を飲む」と言っていますが、お茶もまたしかり。ちなみに只今のお伴は、麦茶です^^

毎夏恒例、お盆の仕上げはエンドレスで難易度の高い津屋崎の盆踊り。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

毎夏恒例、お盆の仕上げはエンドレスで難易度の高い津屋崎の盆踊り。

まずは「盆踊りの練習」を楽しみにしていたのですが、大雨で中止になりましたので、盆踊り当日のぶっつけ本番です。櫓(やぐら)を見上げれば、今年も三味線、笛、太鼓の面々が勢ぞろい。生唄生演奏の贅沢な盆踊りは健在で、この景色を眺めるだけでも、とてもありがたい気持ちになります。

津屋崎の盆踊りには、「博多ヤナギマチ」と「スマノウラ」という2曲があります。津屋崎に住むようになってから、ほぼ毎年参加していますが、それでもなかなか覚えることができない、というツワモノな踊りが「スマノウラ」。自主練できるように、YouTubeで踊り方を紹介していたりもするのですが、一人でYouTube見ながら盆踊りの練習をするには至らず…。当日、上手に踊る人を見ながら、見よう見まねで体を動かす、という感じで、毎年繰り返しています。友人があまりにも華麗に踊っていたので「すごいね!完璧やね!」と声をかけると「マスターしましたよ!」のお返事。素晴らしいです。

どちらの踊りも、一度曲が始まると「まだ終わらない!?」と言いたくなるほど、延々と続きます。軽くトランス状態になります(笑)。盆踊りの時間は1時間半ほどですが、後半になるほどに、掛け声もにぎやかになり、疲労してくるとテンションが上がってくるのだな、という変化が面白いようにわかります。

盆踊りにただ参加するわたしたちは、時間が来たら会場に向かい、踊り、終わったら帰る、というだけですが、毎年準備をし、後片付けしてくださる方々は大変だろうなと思います。いつもありがとうございます^^

盆踊り

読書『水神』(新潮社)帚木蓬生著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『水神』(新潮社)帚木蓬生著

帚木蓬生さん追っかけ継続中。いつものカメリアステージ図書館の蔵書から借りて参りました。本書を開いてまず文体でおや?と思いました…時代ものもお書きになるのですね。上下巻にわたる、長編歴史小説です。新田次郎文学賞受賞作ということで、賞の説明を確認したところ「小説・伝記・エッセイなど形式を問わず、歴史、現代にわたり、ノンフィクション文学、または自然界(山岳、海洋、動植物等)に材をとったもの」ということでした。現在、上巻を読み終えたところ。

舞台は筑後川流域の村々。江戸時代の久留米藩、稲田の渇水に苦しむ百姓たちのために、治水事業に命を懸けた庄屋の物語です。今だけの対処療法ではなく、将来の子々孫々にも恵みをもたらす事業。そうわかってはいても、人手もお金もかかり、村々のなかには事業に反対するところもある困難のなか、これを貫くことは並大抵のことではありません。

静かな筆致のなかに、登場人物たちの事業に賭ける熱い思いがあふれていました。帚木蓬生さんの著書をよく読んでいる友人が「文章がとてもきれいな人」と評していましたが、ほんとうに、目線がやさしくて、慈愛にあふれているのを感じます。だからなのかわかりませんが、気が付いたら、登場人物に感情移入しています。

「暴れ川」の異名も持つ筑後川は、もちろん現在も福岡県民にとって大切な水源の一つ。花祭窯のあるここ福津市は、地理的に近いとは言えませんが、上水道の一部は筑後川水系の恩恵によるものです。本書内に登場する地域の名前には聞き覚えのある所が多く、他人ごとではなく読み進めました。下巻も楽しみです。

『水神』(新潮社)帚木蓬生著

追伸:8月17日、下巻読了。小説を読みながら涙が流れたのは久しぶりでした。