インプットツアー in 小倉-リバーウォーク北九州が素晴らしい―その1。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

インプットツアー in 小倉-リバーウォーク北九州が素晴らしい―その1。

1月の九響ニューイヤーコンサート、2月の日本フィル、5月の九響定期演奏会「オペラトスカ」のあと、しばらく間が空きましたが、九響の北九州定期演奏会に足を運んでまいりました。今回の会場は、北九州市小倉にあるJ:COM北九州芸術劇場大ホール。商業施設「リバーウォーク北九州」の中にあります。そういえば2月に日本フィルを聴いた北九州ソレイユホールはここから歩いて15分ほどのところ。北九州市内には、オーケストラの演奏会ができるホールがいくつもあって、市民の文化芸術活動への関心の高さ・培ってきた歴史を感じます。

今年3月までN響のコンサートマスターをお勤めだったという「まろ」こと篠崎史紀氏の指揮とヴァイオリンを初鑑賞できるとあって、ドキドキしながら出かけました。九響のミュージック・アドバイザーも務めておられる篠崎氏、そういえば氏が登場するのは、北九州での定演が多いなぁ、と思っていたら、北九州市のご出身なのですね。クラシック素人のわたし、ほんとうに知らないことばかりです(汗)いわばお膝元である会場は、ほぼ満席でした。驚いたのは、マイクを握った「まろ」氏の気さくさと、サービス精神の旺盛さ。大御所感を全身から放ちながら、ファンサービスをさらっとこなす大人の余裕。すごい人はやっぱりすごい!ですね。

北九州芸術劇場には初めて足を運んだのですが、3階の一番上の席を押さえたところ、これが大当たりでした。というのも、ソリストとしてピアノの谷昴登さんが登場したのですが、高い位置の席から、グランドピアノの蓋を開けた中がとても美しく見えたのです。そして、ピアノを弾く鍵盤の上の手の動きがまたよく見えました。高い位置の席=舞台から一番遠いので、もちろん細かいところは見えませんが、全体をすっぽりと俯瞰で拝見することができて、耳と目とで満喫する、至福の時間となりました。

ピアニスト・谷昴登氏の演奏をお聞きしたのも、初めてでした。ピアノを弾く姿と音の、優雅でありながら入り込んでいる様子に、力を感じました。その谷昴登氏も、北九州市のご出身だということです。北九州のポテンシャル、すごいですね。演奏に感動し、谷さんが出演なさる公演のチラシが目についたのをいいことに、帰りに劇場内のチケット販売窓口に寄ってさっそくゲット。次もまたわたしにとっては「初めまして」のホールになりますが、北九州市内での演奏会になります。今回の成功体験に味を占めて、一番高い位置にある席を取りました♪

これまで何回も足を運んだことのあるリバーウォークでしたが、そのほとんどは夕方から夜にかけてのビジネス系勉強会でしたので、文化施設としてのリバーウォークを楽しむ初体験となりました。「その2」に続きます^^

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その7。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その7。

藤吉憲典の作品を取り扱ってくださっているギャラリーさんを、藤吉憲典公式サイトに掲載しています。「どこに行ったら見れるの?買えるの?」の疑問をお持ちの皆さんに、ご参照いただけると嬉しいです。トップページの下方「GALLERY」でご覧いただけます。2025年8月現在の情報です。

藤吉憲典公式サイト 日本語版 https://fujiyoshikensuke.com/ja/

ブログでもあらためてご紹介をスタート。その7は、今年からお付き合いがスタートした京都の朝日堂さんです。


朝日堂

1870年創業。京焼をはじめ全国各地の工芸品を幅広く扱う老舗です。伝統工芸文化を守り・振興を図るべく、国内外へ日本の繊細で緻密なものづくりを発信しています。

京都市東山区清水1丁目280番地
TEL:075-531-2181
営業時間:9:30 – 18:00
年中無休

https://www.asahido.co.jp


1870年創業の朝日堂さん。現社長の淺井俊行さんは5代目でいらっしゃいます。お付き合いのきっかけは、その淺井さんからのお問い合わせで、藤吉憲典のオブジェクト(アート作品)を扱いたいとおっしゃってくださいました。これまで日本国内でアート作品をご覧いただける場所がほとんどありませんでしたので、とても嬉しいお話。ギャラリーさんとのお付き合いを検討する際は、国内外を問わず必ずお店に伺いし、オーナーさんと対面でお話したうえで決めるようにしています。これは藤吉憲典が作家活動をはじめた当初から続けていることで、お互いの信頼関係を築く基礎だと考えています。

というわけで、京都清水寺の間近にある本店にお伺いしてまいりました。器から美術品まで、まず取り扱いの範囲の広さに驚きました。そして淺井さんの古今の陶芸界についての造詣の深さ、陶芸に限らず家具や工芸全般についての知識の広さに驚かされました。日本の工芸が生み出してきた「古き良きもの」を海外から買い戻すなど、文化を発信(販売)するだけでなく流出を防ぐ努力もなさっています。お話を聴き、所蔵品を拝見して、すっかりその心意気に打たれました。

朝日堂さんは、藤吉憲典のアート作品を国内でご覧いただくことができる場所になります。これから少しづつ作品をお届けしてまいりますので、ぜひご期待ください。


「藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025」。次回は、料理屋さんをご紹介いたします。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その1。(桃居さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その2。(百福さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その3。(銀座黒田陶苑さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その4。(ギャラリー栂さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その5。(暮らし用品さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025-その6。(SLADMORE GARRELY)

インプットツアー in 久留米-鳥類センターと久留米市美術館で大満足♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

インプットツアー in 久留米-鳥類センターと久留米市美術館で大満足♪

5月下旬から久留米市美術館中の「ビアズリー展」。これは絶対に観に行くぞ!と思いながら気が付いたら8月31日の会期末まで残り僅か…ということで、久留米ツアーを敢行しました。といっても、花祭窯から車で高速道路を使って約1時間ですので、さほど遠くはありません。上の写真は、久留米市美術館の公式サイトからお借りした、美術館正面入り口のビジュアル。

久留米市美術館のある石橋文化センターと、道路を挟んだ位置にある、久留米市鳥類センターを含む久留米市都市公園管理センターは、いわば久留米の文教エリア。市街地にかなりの面積を使ってこのような場所が維持されているのは、すごいことだなぁと思います。

まずは朝9時オープンの鳥類センターへ。藤吉憲典のアート作品の中でも「鳥」を主題にしたものは人気が高いです。野鳥もたくさんモデルになっていますが、なかなかじっとしてくれないのが難点です。12月のクリスマス・ショウに向けて新作を制作中の今日この頃、動物園に行こうと話していたところ、久留米に鳥類センターがあるじゃん!ということで。昔からあるのは知っていたのですが、実は今回が初訪問でした。

向かう道中、まぁまぁ激しいにわか雨に振られましたが、鳥類センターに到着したとたんにピタッと止み、程好く暑すぎない中で回ることができました。まずはキジの種類の多さにびっくり。ツルを間近で観ることができたのにもびっくり。そしてフラミンゴが隣に並んでも逃げて行かないのにびっくり。おかげさまで、じっくり観察&写真に撮ることができました。

園内をぐるっと回って、ちょうど1時間。10時オープンの久留米市美術館へと向かいます。石橋文化センター内にある久留米市美術館までのアプローチとなる庭園には、サルビアの花とバラの花がたくさん。暑さにも関わらず、色とりどりに、そしてほのかに甘い香りを漂わせて、出迎えてくれました。念願の「異端の鬼才 ビアズリー展」は、平日朝一番にもかかわらず、まぁまぁの人出。わたしたち同様、駆け込み観覧というところでしょう。

展示内容、素晴らしかったです。その多くは、英国のヴィクトリア&アルバート博物館の収蔵品でした。ロンドンに行ったときには、必ず足を運ぶ場所のひとつです。この展覧会が巡回するのは、東京にある三菱一号館美術館と高知県立美術館と、ここ久留米市美術館の3館のみ。よくぞ福岡・久留米にこれだけの資料を借りてきてくださったと、学芸員さんの熱意と力量に感謝しつつ、2周かけてじっくり鑑賞。鑑賞後はミュージアムショップへ。ビアズリーの作品集をゲットしました。

眼福で胸がいっぱいになったところで、ちょうどお昼時。久留米といえば「肉の中津留」ということで、ランチメニューをいただき、お腹もいっぱいになって帰途につきました。鳥類センターも、ビアズリー展も、素晴らしかったです。大満足の久留米ツアーとなりました^^

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その6。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その6。

藤吉憲典の作品を取り扱ってくださっているギャラリーさんを、藤吉憲典公式サイトに掲載しています。「どこに行ったら見れるの?買えるの?」の疑問をお持ちの皆さんに、ご参照いただけると嬉しいです。トップページの下方「GALLERY」でご覧いただけます。2025年8月現在の情報です。

藤吉憲典公式サイト 日本語版 https://fujiyoshikensuke.com/ja/

ブログでもあらためてご紹介をスタート、その6は、英国ロンドンのSLADMORE GALLERYです。


SLADMORE GALLERY

ロンドンを代表する、近現代の彫刻とオブジェのアートディーラーです。1960年代にエドワード・ホースウェルファミリーが創業し、1968年にスラドモアギャラリーをオープンしました。英国ロイヤルファミリーをはじめ、英国内外のアートコレクターからの信頼も厚いギャラリーです。

ロンドン セントジェームズ ジャルミンストリート 57
Tel. +44 (0)20 7499 0365
営業時間:月~木 10:00~18:00、金 10:00~17:00
定休日:土・日
https://sladmore.com


2013年からスタートした、藤吉憲典のアート作品での海外市場チャレンジ。ロンドンで実現したSLADMORE CONTEMPORARYのオーナー・Gerryとの出会いは、大きな転換点となりました。「作品そのものを見て評価する」=「審美眼」の意味を信じることができる出会いでした。アーティストとしての知名度も後ろ盾も無い「初めまして」の日本人が作った作品を、手にしたその日その場で「扱う」と決断できる凄さ。アートの世界市場ロンドンでオーナーを務めるギャラリストとしての自信と矜持を強く感じました。

以来、2014年にロンドン・SAATCHI GALLERY で開催された国際アートフェア「COLLECT」での海外デビューを皮切りに、毎年SLADMOREで新作を発表しています。ギャラリーオープンからもうすぐ60年という経歴は、ロンドンのアート市場においても老舗といえるもの。現代アートを扱うContemporaryと、近代彫刻を扱うModernとで構成されるSLADMOREは、2020年末にContemporaryのオーナーGerryが第一線を退いたのを機に、SLADMORE GALLERYとして統合されました。現在は、Modern部門だったEdward氏が、両部門のオーナーとしてギャラリーを率いています。

統合を機に、作品が「近現代」という歴史の文脈のなかに同列で置かれることになったのは、数百年後も残る作品を作ることを使命としている作家にとって、とてもエキサイティングなことです。これからも、ロンドンから藤吉憲典のアートを発信してまいります。


「藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025」次回は、京都の朝日堂さんをご紹介いたします^^

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その1。(桃居さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その2。(百福さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その3。(銀座黒田陶苑さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その4。(ギャラリー栂さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その5。(暮らし用品さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その5。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その5。

藤吉憲典の作品を取り扱ってくださっているギャラリーさんを、藤吉憲典公式サイトに掲載しています。「どこに行ったら見れるの?買えるの?」の疑問をお持ちの皆さんに、ご参照いただけると嬉しいです。トップページの下方「GALLERY」でご覧いただけます。2025年8月現在の情報です。

藤吉憲典公式サイト 日本語版 https://fujiyoshikensuke.com/ja/

ブログでもあらためてご紹介をスタート、その5は、大阪阿倍野の暮らし用品さんです。


暮らし用品

2012年にオープンした器屋さん。オーナーの米田さんが、手のぬくもりが感じられるもの、長く愛着を持って使えるものを基準に選んだ、暮らしの道具が並びます。

大阪市阿倍野区阪南町1-45-15
Tel:06-6628-2606
営業時間:11:00-18:00
店休日:水・木・金

https://www.kurashi-yohin.com/


雰囲気ある長屋の一角にある暮らし用品さん。入り込んだら長居してしまいたくなる、心地好い空間です。オーナーの米田さんは、IT系ベンチャー企業でキャリアを築いてこられたところからのご転身。もともと好きだった分野に進んだらこうなった、とおっしゃる姿はとても自然体で、穏やかな語り口のなかに信念を感じます。

二年に一度、藤吉憲典の個展を開催してくださっているほか、その時々のテーマ展(複数作家の参加による企画展)にもお声掛けいただくことがあります。これまで藤吉は個展がメインで、ほかの作家さんとご一緒する企画展への参加機会がほとんどありませんでしたので、暮らし用品さんのおかげで新たな視点をいただいています。

店名の通り、日々の暮らしで活躍する手仕事のものをたくさん扱っておられますが、実は料理人さんなどプロからの信頼も厚いお店です。


「藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025」次回は、ロンドンのSLADMORE GALLERY をご紹介いたします^^

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その1。(桃居さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その2。(百福さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その3。(銀座黒田陶苑さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その4。(ギャラリー栂さん)

久しぶりに福岡市美術館をウロウロ―常設の「コレクション展」を楽しむ♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

久しぶりに福岡市美術館をウロウロ―常設の「コレクション展」を楽しむ♪

9月に開催する郷育カレッジの美術鑑賞講座の打ち合わせのため、福岡市美術館に行ってきました。打ち合わせは午後からでしたので、お昼前に美術館に入って、先にじっくり一周です。

現在、特別展示室では「Hello Kitty展」開催中の福岡市美術館。大濠公園に入ったとたんに、キティちゃんの紙袋を持った人がたくさんで、展覧会の盛況ぶりが伝わってきました。キティちゃんは好きですが、美術館でキティちゃんを見たいとは思わないので、今回は特別展はスルーして、常設展示のコレクション展示室へ。

2階にある近現代美術室のうち、毎年一回大幅な展示替えが行われるエリアがあり、前回訪問時から大きな変化が見られました。まずは展示室のつくり自体が変わっていたこと。これまでなかったところに壁が出現し、広い展示室のなかにいくつかのコーナーができていました。またキャプションボードだけでなく、作品を掲示している壁自体に文字や図を入れて、鑑賞方法をナビゲーションする仕組みも。学芸員さんたちが「鑑賞してもらうための工夫」をいろいろと検討しておられることが、伝わってきました。

その先に進むと、比較的短期でテーマ展示を入れ替えているコーナーです。「懐かしの風景~ニッポンの夏~」のタイトルで、絵画や版画作品が並んでいました。ここに並んでいた、伊藤深水の美人画シリーズの木版画が、見ごたえありました。

福岡市美術館 伊藤深水の美人画木版画
福岡市美術館 伊藤深水の美人画木版画

そして、ここで気が付いたのが、福岡市美術館の展示が、原則として写真OK(フラッシュNG)になっていたこと。監視員のお姉さんに「写真OKになったんですね!」と声をかけたら、ニッコリと「はい!ダメなところだけ、撮影禁止のピクトグラム表示が出ています」のお返事でした。ようやく福岡でもこの流れになってきたのですね、とっても嬉しいです。

昨年度リニューアル工事中で立ち入り禁止エリアになっていたところも、すべてオープンしていて、ホールにも新しい作品が設置されていました。ゆっくり横目に眺めつつ、続いては、1階の古美術のコレクション展示室へ。古美術のコレクション展示は、安定の素晴らしさで、ここに来ると気持ちが落ち着きます。企画展示室では、夏休みということもあり子ども向けに「音楽会」をテーマにした所蔵作品の展示でした。茶道具をメインとした松永記念館室も、夏の茶事をテーマにしており、学芸員さんたちの工夫の跡がうかがえます。このエリアは比較的展示替えが頻繁にあるので、次回訪問の9月には変わっているはずで、これまた楽しみです。

散々眺めた後に、福岡市美術館の教育普及担当学芸員さんと打ち合わせ。そのあとまた、一緒に常設展示室を2階から1階へと回りました。館の学芸員さんと一緒に回ると、展示の裏話などもお聞きできるのが楽しいです。役得で、ありがたいことです。福岡市美術館内をほぼ2周回って、歩数計は5000歩を超えていました。美術館博物館は、体を動かすのにも最適です^^

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その4。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その4。

藤吉憲典の作品を取り扱ってくださっているギャラリーさんを、藤吉憲典公式サイトに掲載しています。「どこに行ったら見れるの?買えるの?」の疑問をお持ちの皆さんに、ご参照いただけると嬉しいです。トップページの下方「GALLERY」でご覧いただけます。2025年8月現在の情報です。

藤吉憲典公式サイト 日本語版 https://fujiyoshikensuke.com/ja/

ブログでもあらためてご紹介をスタート、その4は、岡山のギャラリー栂さんです。


ギャラリー栂

岡山県といえば備前焼、の産地にほど近い、自然豊かな和気の里山に、2000年にオープンしたギャラリー栂さん。オーナー栂さんのお人柄と審美眼に、地元岡山を中心に根強いファンを持つギャラリーです。

岡山県和気郡和気町清水288−1
TEL 0869-92-9817
営業時間:11-17時
企画展・常設展 ※毎月変わって開催
定休日: 月曜日・第3日曜日

https://www.gallerytoga.com


栂さんでは、不定期に藤吉憲典の個展を開催してくださっています。器からアートまで、作家の作るあらゆるジャンルの作品を通して、紹介していきたいというのが、栂さんのスタイル。ですので、栂さんの個展では、実にバラエティ豊かな顔ぶれが並びます。初日には、参加人数限定にはなりますが、「アーティストトーク」を開催するのも定番。お客様からの質問にも答えられる形式で、作家・作品を知ってもらう機会となっています。熱心なお客様が多く、時間を延長することもしばしば。

オーナーの栂さんは、とてもパワフルで信念のある女性。お付き合いがスタートする前に、初めて津屋崎の花祭窯の工房までお越しになったときに、自らのギャラリーで何を発信したいのか、明確なビジョンを語ってくださった印象が鮮烈でした。ギャラリーに隣接して、栂さんのご子息が腕を振るうお蕎麦屋さんがあります。豊かな自然のなか、ギャラリーで眼福、お蕎麦で口福になれる場所。時間をかけて足を運ぶ価値のある場所、ゆっくり味わいたい空間です。


「藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025」次回は、大阪阿倍野の「暮らし用品」さんをご紹介いたします^^

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その1。(桃居さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その2。(百福さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その3。(銀座黒田陶苑さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その3。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その3。

藤吉憲典の作品を取り扱ってくださっているギャラリーさんを、藤吉憲典公式サイトに掲載しています。「どこに行ったら見れるの?買えるの?」の疑問をお持ちの皆さんに、ご参照いただけると嬉しいです。トップページの下方「GALLERY」でご覧いただけます。2025年8月現在の情報です。

藤吉憲典公式サイト 日本語版 https://fujiyoshikensuke.com/ja/

ブログでもあらためてご紹介をスタート、その3は、銀座の黒田陶苑さんです。


銀座 黒田陶苑

1935年の創業以来、厳選された日本の近現代陶芸作品や古陶磁を取り扱う、日本を代表するギャラリーです。北大路魯山人の鑑定ギャラリーとしても知られています。

東京都中央区銀座7丁目8-17虎屋銀座ビル5階
Tel:03-3571-3223
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜日
https://kurodatouen.com

別館:銀座 黒田陶苑アネックス

中央区銀座6-12-14 銀緑館2F
営業時間:12~18時
定休日: 月・火曜日


日本の近代陶芸の担い手たちと、美術工芸たる陶芸文化を支えてきた銀座の黒田陶苑さんは、多くの陶芸家が目指す場所です。公式サイトの「銀座黒田陶苑 社史」で、日本陶芸史上で黒田陶苑さんが果たしてきた役割を垣間見ることができます。

そんな黒田陶苑さんと藤吉憲典とのご縁は、三代目店主・黒田佳雄さんにより始まりました。黒田さんと藤吉の初見のエピソードは、思い返すにつけニヤリとなります。物故者含めそうそうたる陶芸家の作品を扱う黒田陶苑さんに対して、芸術学歴も師匠筋も所属も持たない藤吉がアポを取ったときのこと。はじめは会う時間が取れないとおっしゃっていた黒田さんが、作品をご覧になった途端に出てこられ、その場で最初のお仕事の打診を受けたのでした。

当時は(今もそうかもしれませんが)、名の売れた老舗ギャラリーほど、後ろ盾のない作家を門前払いすることが少なからず。作品を見る前に「どこの先生におつきですか?」「どなたからのご紹介ですか?」とご質問なさるオーナーさんはけっこうありました。そんななか、超ご多忙の黒田さんが、藤吉の器を見ただけで、作家の経歴などほとんど聞くことなく、その場で会い、扱うことを決められたことに、勝手に運命的なものを感じました。

おかげさまで、一年おきに個展の機会をいただいています。次回は来年2026年。とても楽しみです。


「藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025」次回は、岡山の「ギャラリー栂」さんをご紹介いたします^^

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その1。(桃居さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その2。(百福さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その2。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その2。

藤吉憲典の作品を取り扱ってくださっているギャラリーさんを、藤吉憲典公式サイトに掲載しています。「どこに行ったら見れるの?買えるの?」の疑問をお持ちの皆さんに、ご参照いただけると嬉しいです。トップページの下方「GALLERY」でご覧いただけます。2025年7月現在の情報です。

藤吉憲典公式サイト 日本語版 https://fujiyoshikensuke.com/ja/

さて「その1」は、東京西麻布の桃居さんでした。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その1。

「その2」は、南青山の百福(ももふく)さんです。


百福(ももふく)

2004年のオープン以来、オーナー田辺さんが工藝作家の器をセレクトし、「自分が好きだと思うもの、心が動くもの」を紹介しています。

東京都港区南青山2-11-6 1F
TEL:03-6447-0952
営業時間:12:00~18:00
不定休
https://www.momofuku.jp/


現在は南青山でお店を構えていらっしゃる百福さん、そのスタートは町田でした。オーナーの田辺さんが、お店をオープンする前に、佐賀・花祭の山奥まで足を運んできてくださったことをよく覚えています。それからもう20年以上のお付き合いになります。上の写真は、2022年の百福さんでの個展のDM。田辺さんがお撮りになる写真や動画は、作品の美しさ・魅力を雄弁に伝えてくださいます。技術的な面もさることながら、器への愛情あればこその写真で、ついつい「あの写真貸してください」とお願いすることも。

「作家ものの器」や「文化の継承」について、確固たる信念をお持ちの田辺さん。わたしは同世代の親しみやすさもあって、お伺いすると話題がはずみ、たくさんのことを教えていただいています。ふだん家庭で使う器はもちろん、お料理屋さんでも品良くカジュアルに使える器のセレクトが素晴らしいです。作家の個展だけでなく常設もなさっていますので、気軽に立ち寄って楽しんでいただけるお店です。


「藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025」次回は、銀座黒田陶苑さんをご紹介いたします^^

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その1。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その1。

少し前にもご紹介しましたが、今年の6月に、藤吉憲典公式サイトの日本語版が完成しました。

今回のリニューアルでは、藤吉憲典の作品を取り扱ってくださっているギャラリーさんを追加掲載するのも目的の一つでした。「どこに行ったら見れるの?買えるの?」の疑問をお持ちの皆さんに、ご参照いただけると嬉しいです。トップページの下方に「GALLERY」コンテンツを掲載しています。2025年7月現在の情報です。

藤吉憲典公式サイト 日本語版 https://fujiyoshikensuke.com/ja/

せっかくなので、あらためてこちらのブログでもご紹介していこうと思い立ちました。ギャラリーさんだけでなく、料理屋さんで使ってくださっているところも、ご紹介していけたらと思います。トップバッターは、5月に個展でお世話になったばかりの桃居さんです。


桃居(とうきょ)

※現在桃居さんは個展のみで常設展示はありませんので、お店に行かれても藤吉憲典の器をご覧いただくことはできませんが、お尋ねになりたいことがありましたら、桃居さんで取り次いでいただくことが可能です。

1987年のオープン以来、オーナー広瀬さんが、顔の見える作家の「美しい仕事」を探り出し、顔の見えるお客様へと橋渡しをしている名ギャラリーです。

東京都港区西麻布2-25-13
Tel:03-3797-4494
営業時間:11:00~18:00(最終日は17:00まで)
毎月、1日~6日・11日~16日・21日~26日
http://www.toukyo.com/


広瀬さんがお店を開いたのが1987年、花祭窯は1997年スタートです。いつからお付き合いが始まったか、正確には覚えていないのですが、2000年頃だと思います。土ものの作家さんを中心に扱っておられた桃居さんでしたが、その審美眼に適いたいと、作品を見ていただくためにアポイントをとったのが、一番最初でした。

藤吉憲典が磁器作家として活動をスタートしてから、いくつものギャラリーさんにお世話になっていますが、現在もお付き合いのあるギャラリーオーナーさんのなかでは、桃居の広瀬さんは一番長いお付き合いです。広瀬さんのすごいところは、いつも、ずっと、相手が誰でも、常に丁寧なスタンスが変わらないこと。人間的な度量の広さと常に謙虚な姿勢を貫かれる姿、ご自身の揺らがない価値観・美意識を示してくださいました。こんなふうな人物になれたらすごいけれど、ぜったいに自分には無理だと思うほどに、尊敬している人です。これからもずっと、広瀬さんから学び続けたいと思っています。


「藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025」次回は、南青山の百福(ももふく)さんをご紹介いたします^^