福津市歴史資料館企画展「新原・奴山古墳群調査研究の現在」。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

福津市歴史資料館企画展「新原・奴山古墳群調査研究の現在」。

9月16日(水)から展示されている、最新の発掘調査結果を拝見してきました。「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群調査研究成果5館連携展覧会のひとつです。他の4館は、宗像大社神宝館・九州国立博物館・海の道むなかた館・九州歴史資料館。

福津市カメリアステージにある歴史資料館では、数は多くはないものの、鉄器・土器・ガラス玉などの副葬品のほか、古墳の建材となった石材も見ることができます。ガラス玉はいつ見ても嬉しくなりますね。また今回個人的に最も興味深かったのは、非破壊検査によるレーダー探査の成果についての説明。「地中レーダー解析画像」見てもよくわからない(笑)ながら、ワクワクしてしまいます。

この「展示資料を見ただけではよくわからない」点については、立派な解説パンフレットがあります。また、なんと!5館の展示担当者による調査研究成果報告会が、2020年10月11日(日)に開催されます。場所は福津市歴史資料館横にあるカメリアホール。定員200名ということですので、興味のある方は、ぜひ早めにお申し込みを。

詳しくは、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群調査研究成果5館連携展覧会の特設サイト https://www.okinoshima-heritage.jp/ でご確認くださいね。

それにしても、地域の古墳を日常的に身近に感じ、発掘調査の結果をその都度歴史資料館で拝見できる環境のありがたさ。あとは現地の発掘調査のお手伝いに行けたら最高ですね。調査はまだまだ続きそうなので、そのうち機会を作れたらいいな、と思いつつ。

カメリア図書館選書ツアー2020。

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カメリア図書館選書ツアー2020。

選書ツアー。ふだんお世話になっている図書館に並べたい本を書店で探し、図書館で購入する本の候補リストをつくるツアーです。例年は博多駅そばにある紀伊國屋書店に出向き、膨大な数の本のなかから1時間ほどかけて選んでいきますが、今年はコロナ対策で、カメリア図書館内での催行となりました。

2019年の選書ツアーのレポートはこちら

図書館カウンターで選書ツアーの受付をすませたら、バックヤードへ。館内開催とのご案内でしたので、ネットを使って探したりするのかしらと想像していましたが、そこにはなんと、ミニミニ紀伊國屋書店さんができていました!これはまったくイメージしていませんでしたので、驚くやら嬉しいやら。

細長いバックヤードスペースに、本屋さんのようにジャンル別に本が並んでいたのです。紀伊國屋さんからスタッフの方がお見えで、選書の方法も博多の書店で行うときとまったく同じ方法でした。当然ほかにお客さんはいないのに、首からかける「選書中」のカードまでも完備。思いがけない演出に、思わずにんまりしました。

カメリア図書館内に現れたミニミニ紀伊國屋書店。限られたスペースですから、本の数は博多の書店の何万分の一にも満たない数だったのではないかと思います。ですが、全体の冊数が限られていたからこそ、そのなかからカメリア図書館に置くべき本を選ぼうと、ふだんは立ち寄らないジャンルの本へも注意が向いて、かえって自分自身の視野は広がったように思いました。

実のところ、例年は「わたしが読みたい!」が先に立ち、「それに、皆にもおススメしたい」という「我」の強い選び方でした。でも今年は「この本は子どもたちに読んで欲しい」「これは息子世代におすすめしたい」と、他者への視点を優先的に取り入れることができたように思います。どんな環境で選ぶかによっても、こんなに選び方が変わってくるものなのですね。

それにしても、今年は開催は無理かなと思っていたところ、形を変えて継続してくださったカメリア図書館スタッフの方々の熱意と工夫に、頭が下がりました。今年に限らず、博多まで行くのは難しいけれど、図書館内で出来るのなら参加したい!という方もあると思います。館内の開催で、選者を小中学生に絞った選書ツアーがあってもいいかもしれませんね。

いつもと同じようにできなくても、新しい発想や可能性が広がるなぁと感じた選書ツアーでした。毎年2-3冊でも、自分の選んだ本が地元の図書館に並んでいくというのは、とても嬉しくありがたいことです。今回は、紀伊國屋さんからお土産に「紀伊國屋書店のブックカバー」(いつも紀伊國屋書店で本を買うとつけてくれる紙のやつ)が!「ブックカバーつけてもらう派」なので、とっても嬉しかったです^^

学芸員技術研修会2020「ユニバーサル・ミュージアム」

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学芸員技術研修会2020「ユニバーサル・ミュージアム」

今年度は開催が無理なのかもしれないな、と思っていた矢先、「学芸員技術研修会」の案内が届きました。研修を主催する事務局・先生方に心より感謝いたします。

今だから尚更お話を聞きたいと思い申し込んだのは、国立民族学博物館准教授の広瀬浩二郎先生による「ユニバーサル・ミュージアム」。ユニバーサル・ミュージアムとは「誰もが楽しめる博物館」のこと。「ハンズオン(さわる展示)」による博物館教育を積極的に取り入れる館が、ここ数年増えています。わたしもまた鑑賞法の一方法として「さわることによる鑑賞」について学びたいと思っていた研修会でした。

蓋を開けてみれば、単に鑑賞法として以上に「アートの意味」「触ることの意味」を深く考えさせられる研修となりました。接触、さわることが避けられるようになった今年、自称「濃厚接触のプロ」である全盲の広瀬先生のお話を聞くことができたのは、これ以上ないありがたいタイミングであったと思います。

「世界をつなぐユニバーサル・ミュージアム-“触”の大博覧会から2025大阪万博へ-」と題された広瀬浩二郎先生のお話より、以下備忘。


  • 触文化、見常者、触常者、拒触症、濃厚接触
  • 触覚とは、手だけではなく全身の感覚。身体感覚を総動員して体感すること。
  • 見てわかること、さわってわかること。
  • 気配=気配り
  • なぜハンズオン(さわる展示)?あらためてミュージアムにおける「触る」の意味、「さわるマナー」の意義を考える。
  • なぜさわるのか=作法、どうさわるのか=技法
  • さわろうとしない人たち=「見る場所」として刷り込まれている。「見ればわかる」という思い込み。
  • 見ただけでは(画面越しでは)伝えられない情報って何だ!?
  • 点字力=したたかな創造力、しなやかな発想力。点字には「さわる」の要素がすべて集約されている。
  • さわる展示の多様性=視覚優位・視覚偏重の価値観・人間観に対する異議申し立て。
  • 目が見える人も「触常者」になれる。
  • 今「万博」をやる意義=国や地域による違いではなく、個人の世界観の違いに注目する展覧会にできる(かも)。

さわることが奪われた今だからこそ、その意味、価値を深く考えるチャンスにしなければ、という広瀬先生の強い想いの伝わるお話でした。今回は時節柄座学による講座でしたが、来年度以降、ワークショップも含めた「ユニバーサル・ミュージアム」に必ず参加したいと思います。

ミュージアム周遊パス。

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ミュージアム周遊パス。

今年度も発行されました。九州・沖縄文化力推進会議が発行する「ミュージアム周遊パス」。九州山口沖縄エリアの美術館・博物館版クーポン付フリーペーパーです。クーポンの内容は、入場料の割引だったり、粗品の進呈だったり、図録の提供だったり。

何が嬉しいかって、九州沖縄エリアに、これほどたくさん文化施設があるとは知らなかった!ことに気づける冊子なのです。今年度の冊子には170施設の特典クーポン付き。ということは、規模の大小はあれど、170以上もの文化施設があるということです。福岡県内を見ただけでも、行ったことが無い場所がたくさんあることに気づきます。

巻頭には9ページにわたり、九州・沖縄の世界遺産の紹介記事がコンパクトにまとまっています。「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」「明治日本の産業革命遺産」「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の四つ。もう四つにもなっていたのですね。

まずは近場から、ということで、掲載されている市内の2施設へ参りましょう。花祭窯から徒歩1-2分で行ける津屋崎千軒民俗館「藍の家」と、いつも図書館とセットでお世話になっているカメリアステージ歴史資料館へ。今年は何ヵ所行けるかな。

クーポンの利用期限は2020年8月1日から2021年1月31日までとなっていますが、ハンディタイプの軽くて便利なガイド本として、ずっと使えます^^

復習『大きな羊の見つけ方 「使える」美術の話』(仙台文庫)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

復習『大きな羊の見つけ方 「使える」美術の話』(仙台文庫)齋正弘著

アートエデュケーション(美術教育)の原点確認に、本書を学びなおし。わたしが学芸員資格課程を修了したのが2013年の秋。その3年後、2016年の秋に参加した学芸員技術研修会で、自分にとって最も大切なテーマが「美術教育(アート教育)」であることに気づいたのでした。

わたしが持っている仙台文庫版は、たしか廃版になっていました。中古で手に入れるしかないのかな、あるいはどなたか復刊してくださるといいな、と思いつつ。

3年ぶりに読み返してみて、美術の役割を再認識しました。いわく「美術は、全ての人間が全部一人一人違うということを基礎に、人間全体の世界観を拡大してゆくということが存在の意義である」。少し言い換えると、「一人一人違う世界の見方」が肯定されていることが、わたしたちが生きている近代市民社会であり、美術はその基礎にある「ものの見方」を訓練するものである、ということです。

そういう意味において、美術と文学はとても似ていると思います。ビジュアルによるアプローチか、文字によるアプローチか、の違いはあれど。図書館を利用するように美術館を利用し、本を買うようにアートを買い、読書をするように美術鑑賞する。そんな生活スタイルが、日本でももっとあたりまえになるといいな、と思います。

読書『森美術館のSNSマーケティング戦略 シェアする美術』(翔泳社)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『森美術館のSNSマーケティング戦略 シェアする美術』(翔泳社)

著者は森美術館広報・プロモーション担当の洞田貫晋一朗氏。このブログでビジネス書の紹介は久しぶりのような気がします。お友だちがSNSマーケティング関連の書籍を何冊も紹介している中に「森美術館」の文字を見つけ、即購入。

2018年美術館展覧会入場者数で、「ルーブル」「ゴッホ」「印象派」「北斎」など美術的キラーワードを並べた国公立美術館の数々の展覧会を抑え、日本では特に道半ばにある現代アート分野の展覧会でみごと1-2位を占めた(『美術手帳』調べ)という森美術館。その集客を支えたのが無料のSNSツールと聞けば、読むしかありません。

以下、『森美術館のSNSマーケティング戦略 シェアする美術』(翔泳社)より、備忘。


  • インターネットで情報を得(62%)、SNSが来館動機(55.6%)※ただし来館者の約70%が10-30代。
  • 公式ハッシュタグ(長くても)正式名称で。
  • 「文化や芸術は、経済より上にあるべきもの」(森ビル2代目社長森稔氏)。
  • 「中の人」は接客の最前線。
  • 「『アート&ライフ』をモットーに生活の中のあらゆる場面でアートを楽しむことができる豊かな社会の実現」(森美術館ミッション)
  • アメリカの美術館では(中略)公正利用の範囲であれば著作権侵害にはあたらない(中略)それに対して日本は、著作権法に公正利用に関する規定が無い。
  • クリエイティブ・コモンズ。
  • 基本情報をきちんと伝えていくこと。
  • そのアカウントから伝えるべきこと、ユーザーが欲している情報。
  • タイムラインは流れるもの。
  • 必要なことは様々なタイミングで「同じ内容の短冊」を何度も流す。
  • 大事なお知らせや基本情報は、日本語と英語、バイリンガル投稿。
  • 「自分は何者なのか」をきちんと発信していく。
  • 最初のステップは、森美術館の名前を覚えてもらうことでした。
  • 長期的なブランディング。
  • アイコンとカバー写真を固定。
  • アカウント名も固定。
  • SNSは公式ウェブサイトに誘導するだけのものではない。
  • できるだけ情報はリンクに頼らず、SNS内で完結していることが望ましい。
  • 実際の行動につながるフックとなっているのは圧倒的にSNS。
  • SNSはプライベートな空間。
  • 値段を載せない。
  • その投稿で一番伝えたいこと、大事なことを、1行目で表現(中略)これはどんな投稿なのかという「タイトル」にする。
  • せっかくいい展示をしても、見る人がいなければ何の意味もありません。
  • 目指すゴール。
  • 「文化的な投稿」は突出してユーザーの心に届きやすい。
  • ユーザーの日常を少しだけ豊かにする「提案」。
  • その場の思いつきだけで投稿するのではなく、なるべく計画を立てること。
  • SNSの話題にあがっているトレンドを作品に紐づける。
  • 口コミで拡散したいならツイッター、ファンとのつながりを強めたいならインスタグラム、ピンポイントでファンに情報を届けるときにはフェイスブック。
  • インスタで重視される「統一感」と「リアリティ」。「美観」。
  • 動画を投稿したいなら「ストーリーズ」に。
  • コツコツ信頼を積み上げて、将来的にユーザーに来館してもらう道。
  • 企業アカウントは、最初にしっかり設計図をつくってから始めるべき。
  • 「自分たちが伝えたいこと」(目的)と「その先にあるもの」(志・理念)。

『森美術館のSNSマーケティング戦略 シェアする美術』(翔泳社)より抜粋要約。


「文化や芸術は、経済より上にあるべきもの」という森ビル2代目社長森稔氏の言葉を知ることができただけでも、この一冊を読んだ甲斐があったというものです。と言いつつ、ちょうどインスタグラム運用について考えていたタイミングでもあり、ずいぶんたくさん本文中から引っ張りました(笑)。おかげさまで一番大切にしたいことを思い出しました。

そういえば、インスタグラムで海外美術館のフォローはしていましたが、国内の美術館はほとんどフォローしていなかったことに気づき…。さっそく森美術館をフォローです。

行きたい場所(館)リスト。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

行きたい場所(館)リスト。

引き続きStay Creative、Enjoy Home続行中。3月4月のカード明細を見て、交通費の支出がほぼゼロだったことにあらためて驚いています。交通系カードの引き落としが無いのは、使いはじめてから初めてのこと。

ちまたでは、少しづつクローズドからオープンへと動き出した感じですね。制限付きながら「再開しました」の文字を見ると、そういえば、あそこにもここにも行きたかったのだった!と記憶がよみがえります(笑)

そこで本棚から引っ張り出しているのが、年の初めにブログにも書いた『日経おとなのOFF 絶対見逃せない2020美術展』(日経TRENDY)

カラヴァッジオ見たかったな、リヒテンシュタイン侯爵家の至宝行けるかな…と未練たらたらです。でも、ほんとうに見たいのなら、渡航できるようになってから所蔵館に足を運べばよいのだ!と頭を切り替え。そのためには旅費が必要で、旅費を稼ぐ!が、これからの仕事のモチベーションのひとつになりそうです。

そうしてあらためてリストアップしてみると、行きたい場所(館)の基準は、特別展のテーマ云々ではなく、その美術館・博物館自体への興味であり、魅力であることがわかってきました。立地、環境、建物、運営ポリシー、私設のものであれば創立者の想い、そして常設の所蔵品。

滋賀のMIHO MUSEUM、京都の福田美術館、京セラ美術館、大阪のあべのハルカス美術館、島根の足立美術館…

今、美術・芸術は絶対に必要なものだとの思いを強くしています。遠慮なく足を運べるようになって、たっぷりミュージアムを堪能できる日が楽しみです。

海外美術館の教育普及ツール、その8。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

海外美術館の教育普及ツール、その8。

世界中に「行ってみたい美術館・博物館」は沢山ありますが、なかでもここは必ず行かねば!と思っているのが、ゲティ財団が運営する美術館です。

ロサンゼルスにある、ゲティセンターとゲティヴィラ。
https://www.getty.edu/

サイトのアドレスを見ると「.edu」ドメイン。エデュケーションの「edu」です。収蔵作品や資料をいち早くネットでオープンにし、教育利用を促進したことでも知られています。オンラインで学ぶ仕組みの充実ぶりも有名。12歳以下の子ども向け、学校での利用向け、ファミリー向け、エデュケーター(指導者)向けと、さまざまなプログラムがあります。

『英語でアート』の宮本由紀先生がおススメする海外美術館サイトの紹介に「使いこなせるようになれば、かなりの情報量にアクセスできます」とあり、膨大なもののようです。

そして、すごいな!と思ったのが、こちらのブログ記事。今回の緊急閉館の期間中にオンラインでゲティミュージアムをどう使ったらよいかを、いち早くアナウンスしています。

https://blogs.getty.edu/iris/explore-getty-art-resources-closed-coronavirus/

このブログ記事に導かれていくだけでも、相当量の美術学習(そして英語学習にも)になるでしょう。わたしは、まずはここから、チャレンジしてみたいと思います。

ゲティ家と、藤吉憲典とのつながりについては、こちら。

「みんぱく」からのメルマガ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「みんぱく」からのメルマガ。

九州国立博物館からのメルマガ根津美術館からのメルマガ、に続いては、「みんぱく」からのメルマガをご紹介。みんぱく=国立民族学博物館。文化人類学・民族学とその関連分野の研究機関です。大阪府吹田市の万博公園内にあります。

5月号のメルマガでは、このご時世を反映して「おうちでみんぱく」が紹介されています。お家で遊べる民博ページに並ぶメニューは、次の通り。

 ◆バーチャルミュージアム紹介
 ◆ぬりえ(5種類)
 ◆飛び出す獅子舞 福ぬりえ
 ◆ペーパービーズ
 ◆読んでみよう!

おうちでみんぱく」のページでチェックしてみてくださいね。

民族博物館ならではの素材のマニアックさが楽しいです。子ども向けと位置付けられていますが、大人の知的好奇心にもばっちり応える情報展開ですので、家族で楽しめると思います。

海外美術館の教育普及ツール、その7。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

海外美術館の教育普及ツール、その7。

海外美術館。自分自身行ったことが無い場所、試してみたいものがたくさんあって、いくら時間があってもご紹介しきれないな、と思っていた矢先に思い出したのが、グーグルのアートプロジェクト。Google Arts & Culture サイトを覗くたびに、新しい発見があります。

最近のお気に入りは、Over 2,000 Museums at Your Finger Trip

Google Art&Culture

文字通り、指先で美術館への訪問旅行気分が味わえる素晴らしい仕組み。世界80か国以上、2000館以上の美術館・博物館のコレクションに、ワンクリックでひとっ飛び。自分で検索しなくても、館の名前を知らなくても、このページを出発ロビーに見立てて、簡単にアクセスできるのが便利です。すべてではなく、またざっくりとではあるものの、日本語訳されているテキストがついているのも嬉しいです。

このゴールデンウィークは、お家に居ながらフィンガートリップ。優雅に世界中の美術館訪問はいかがでしょうか。