津屋崎千軒の10月は、波折神社のおくんちと音楽散歩。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

津屋崎千軒の10月は、波折神社のおくんちと音楽散歩。

津屋崎千軒の10月恒例イベントは、波折神社のおくんちと音楽散歩。昔から続いている神事のおくんちは言うまでもありませんが、後発の音楽散歩もすっかり定着して、当たり前の風景になっています。三連休の間に開催されたイベントは、お天気に恵まれて、たくさんの人が集まり、穏やかな日和になりました。

まずは音楽散歩。オープニングは、地元の中学校吹奏楽部によるパレードです。吹奏楽の楽し気な演奏が、最初は少し遠くから、次第にすぐ近くで聴こえてきて、そういえば今日は音楽散歩だ!と気づかされました。花祭窯は音楽散歩のメイン会場から近いので、居ながらにして楽しむことができます。中学生の吹奏楽、良かったです♪そのあとは、リコーダーの音が聞こえてきたり、アカペラの歌声が聞こえてきたり、パーカッションメインの民俗的な音楽が聞こえてきたりと、今年も様々なジャンルでした。

毎年ちょっぴり心配になることなのですが、音楽に対する好みは人それぞれなので、なかには騒音に聞こえるケースもあるかもしれません。長年続いているということは、このイベントに対してご近所の皆さんが理解を示してくださっているということで、これは津屋崎千軒というエリアの美点だなぁ、と感じます。

続いてはおくんち。ここ数週間、おくんちの太鼓の練習が夜な夜な聞こえていました。その集大成の日です。波折神社を出発した行列は、けっこうな距離を歩くので、近所に戻ってくる頃には皆疲労が見えます(笑)。にもかかわらず、細い路地まで入ってきて練り歩いてくれるのがありがたいですね。太鼓の音がだんだんと近づいてくるのがわかったので、お賽銭をもって外に出ます。行列を見送っていると、何人もの知人友人が歩いていて、知っている顔を見つけるたびに手を振って応援するのも楽しく。

わざわざ出かけなくても、秋のイベントを愉しむことができる、ありがたい環境です^^

読書『燃えよ剣』(新潮社)司馬遼太郎著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『燃えよ剣』(新潮社)司馬遼太郎著

これまたいつものカメリアステージ図書館から、長期休館につき多めに借りてきたなかの一冊。ついに、司馬遼太郎さんに手を伸ばしてしまいました。わたしのなかで司馬遼太郎さんの棚と山崎豊子さんの棚が、図書館で手に取る際に「要注意!」な棚です。その理由は、ファンの方々なら察していただけると思いますが、冊数が多いこと。何年か前に、山崎豊子さんについては、3巻以内で完結するものを読む、ということをやりました。両氏とも、1~2冊で終わるものを探すのが難しい(笑)。

さて『燃えよ剣』は、上下巻二冊ですので比較的短めで、まずはここからです。司馬遼太郎作品はこれが初めてのはずなのに、読み始めて100ページほど進むうちに、既視感を感じました。そして200ページほど読み進めたころには、既視感の正体がわかりました。三谷幸喜脚本の『新選組!』はこれを底本としていたのですね。とっくにご存じの方々には「なにを今頃」かもしれませんが^^

そうと気が付いてからは(気付く前からかもしれませんが)、脳内イメージは、近藤勇は香取慎吾、土方歳三は山本耕史、沖田総司は藤原達也…と、すっかり三谷脚本の顔ぶれです。そういうこともいくらかは影響したのだと思いますが、まあ面白くて、ページの進むこと進むこと。先日京都御所を散策していたのも、思いがけずタイムリーでした。「蛤御門」って、この前通ってきたばっかりやん!的な。

ともあれ著者の、土方歳三への愛情の強さがめちゃめちゃ伝わってきました。江戸末期からの流れを「新選組」から眺めることができたのは、わたしにとってこの時代を少しでも理解する手助けになりました。ところどころで、史料(資料)に遺っている注釈的な内容が、「○○にはこのように書いてある」というように本文に挟み込まれるのが、とても良かったです。物語の中に、著者自身の言葉が割り込んでくることになるので、書き方によっては、読み手がジャマに感じてしまうリスクもあると思うのですが、ジャマになるどころか臨場感を増す役割を担っていたと、わたしは思いました。これが作家の「腕」なのでしょうね。

司馬遼太郎初読み、大満足でした。次もできるだけ冊数の少ない本を探さなければ…。

京都弾丸出張その2-よく歩きました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

京都弾丸出張その2-よく歩きました。

京都弾丸出張その1はこちら。

さてJR山崎駅から京都へは各駅停車で向かいます。移動の間にアポを調整、京都御苑内の迎賓館ガイドツアーに時間を合わせて待ち合わせることとしました。近年の京都市内は、バス移動の時間見積りにリスクが伴うイメージがあるので、可能な限り私鉄や地下鉄を使うようにしています。京都駅からは地下鉄で丸太町駅へ。御苑に入った時点で、予約したガイドツアーのスタートまで1時間以上ありましたので、これは余裕♪のはずでした。

ちょうど京都御所の「秋の特別公開」がはじまっていましたので、アポの前にこちらをチェックすることに。ところがそこに向かう前に「閑院宮邸跡収納展示館」を見つけてしまい、吸い込まれるように中に入りました。

京都御苑 閑院宮邸跡収納展示館

1710年に創建された邸は1788年に大火で焼失したそうで、現在の建物は1883年に建てられたものを2003年度から全面改修・整備し、2006年から一般公開されているということでした。当時使われていたという、様々なパターンの菊の文様が入った器は、もちろん肥前磁器です。

菊文の入った食器は肥前磁器。

当日のお天気の良さも相まって、素晴らしい空間・居心地でした。

続いては、秋の特別公開中の京都御所。公開初日だったようで、ラッキーでした。入り口で荷物チェックを経て御所内へ。アポの時間までに30分ほどありましたので、ゆっくり見れるだろうと高をくくっておりましたが、間違っておりました。観て回れる範囲だけ(おそらく御所敷地全体の半分以下)でも、たいがいの広さです。そのうえ見どころも満載。途中から「これはまずいぞ…」と時計をにらみはじめ、ラスト10分はめちゃめちゃ速足で歩き、御所の出口が見えてきたときは、正直ホッとしました(笑)。あ、一番上の朱が美しい門構えの写真も、御所内で撮ったものです。

京都御所

息を整えながらも速足で京都迎賓館の受付へ。足元が玉砂利で、なかなか進まないんですよね(汗)。

さて京都迎賓館。無事Sさんと落ち合い、ツアーガイドで回りながら、近況報告です。京都迎賓館は2005年に開館したということで、まだ20年しか経っていないのですね。

京都迎賓館

「我が国屈指の伝統技能の粋が現代に結集した、他に類を見ない施設です」(京都迎賓館チラシより)とあるとおり、きっちりとしたみごとな仕事=「現代の伝統的技能」を拝見することができました。なるほど、このような場所で、海外からの重要なお客さまをもてなしているのですね。ここでの印象がそのまま日本のイメージになると思いますから、実際にその空間に入って知ることができたのは、とても勉強になりました。約90分というゆったりとしたガイドツアーで、解説も丁寧でした。

迎賓館ツアーが終了したら、今回の京都出張のメイン業務、お茶をしながらミーティングです。とはいえ、道中でほとんどのことは話をし終わっていましたが。おかげさまで、12月のロンドンもひとまず安心です。

すごくたくさん歩いた!と思いましたが、スマホの歩数カウンターによると、2万歩にも満たず。さてはちゃんとカウントできていないな、ということにして納得して、帰路につきました。実に盛りだくさんの京都でした^^

京都弾丸出張その1-よく歩きました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

京都弾丸出張その1-よく歩きました。

ロンドン出張時のアポやレセプションで毎回お世話になっている、アテンド通訳のSさんが一時的に日本に帰国しているとお聞きし、会いに行ってきました。今年の12月にもSLADMOREのクリスマス・ショウに参加するので、そのアテンドについてご相談するのが主な目的です。いつもお忙しくなさっているので、善は急げ。もちろん通常はメールで済むことではありますが、せっかくお会いできる距離にいらっしゃるのですから、足を運びました。

限られた日本滞在中、あちらこちらを飛び回っていらっしゃる時間をいただくので、午後に京都御所あたりでの待ち合わせ、というざっくりした事前予約のみで、その場その時のご都合に合わせることに。京都に行けば観たい場所だらけですから、願ってもない待ち合わせ場所です。というわけで、朝から新幹線に乗りました。

午前中は時間に余裕がありましたので、新大阪から京都へ向かう途中で下車して、大山崎山荘美術館へ。行ってみたいと思いながらようやく!の館のひとつです。建物を拝見して庭園を散策するだけでも素敵な場所だろうな、と思いながらの初訪問。タイミングよく、今年開館30周年を迎えたということで、ふたつの記念展を拝見することができました。ラッキー♪

まずはジョルジュ・ルオー展。大山崎山荘美術館所蔵の4点に、東京のパナソニック汐留美術館蔵から35点を招いての展示でした。この山荘を自ら設計したという実業家・加賀正太郎氏による建物は、イギリスのチューダー・ゴシック様式を基本としたということです。重厚な雰囲気の展示室は、ちょうどよい規模感でした。個人的には、ルオーの作品は道化師やピエロというイメージが強かったのですが、実は聖書に基づく主題を描いたものがとても多いのですね。展示されていた絵画も、キャプションを読めば、ほとんどがそういうものでした。でもわたしには、宗教画というよりは、市井の地べたの雰囲気が感じられました。黒い線の力強さと、全体として暗めの色調に「土」の匂いを感じました。

思いがけず良いものを見た~と思いながら次の展示室へ。廊下でつながる別館は、安藤忠雄氏による「地中の宝石箱」と名付けられた、地階の展示室です。こちらは「クロード・モネ展」でした。モネは没後100年だそうです。ワンルームの程好いサイズの展示室に、大きなモネ作品が6点。ぐるりとモネの世界に囲まれる、なかなかに贅沢な空間でした。モネが「睡蓮」を何枚も描いているのは有名ですが、今回初めて拝見した「睡蓮」のなかに、赤い花が咲いているのを見つけ、お気に入り認定^^ これは好きな人にはたまらないでしょうね。思わず結界ギリギリまで寄って絵を見ていましたら、監視員のお姉さんにニッコリと笑顔でけん制されました。

常設展では、美術館開館に際してコレクションを寄贈なさったという、アサヒビール初代社長・山本為三郎氏について、少し知ることができました。民藝運動の後援者でいらしたのですね。コレクションには、河井寛次郎、浜田庄司、バーナード・リーチらの作品をはじめ、国内外の工芸の名品が含まれているということです。「自然に囲まれた素敵な山荘で絵を観ることができる美術館」というイメージ以外に、まったく前情報を持たずに訪問しましたが、期待以上にお腹いっぱいになりました。

帰りは庭園をお散歩して、秋晴れの気持ち良い空気を存分に楽しみました。庭園のあちらこちらで絵筆をとっている人があり、これがまた嬉しい景色でした。館内の観覧料はかかりますが、庭園はフリーなのですね。素晴らしい。

と、気が付いたら結構な長文になってしまいましたので、続きはまた明日。

「英研究機関と協定」ですって!― 西日本新聞の記事から

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「英研究機関と協定」ですって! ― 西日本新聞の記事(2026/10/6)から

この2026年10月から、このブログに「ニュースから考える」カテゴリーを追加することにしました。新しいカテゴリー(今日からカテゴリー名「気になったニュースから」にしました)で、記事数が少ないので、ちょっと頑張って連続で上げて行きたいな、と思っています。ニュースソースとしては、新聞・雑誌・ウェブコンテンツなど。記事に載っていた内容について思ったことをつらつら書くスタイルです。出典元を記載しますので、関心のある方はぜひ元ネタにあたってみてくださいね♪

福岡県のローカル紙・西日本新聞からの、めちゃめちゃ地元!な記事です―世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の保存活用協議会が、英国セインズベリー日本芸術研究所と学術交流の連携強化を目的とした協定を締結した―というもの。花祭窯のある福津市には、「新原奴山古墳群」があり、この「関連遺産群」に名前を連ねています。というわけで、新聞に載っていた協定締結の記念写真には、福岡県知事や宗像市長や宗像大社宮司と並んで、ご近所住人でもある福津市長の顔もあり。

「セインズベリー日本芸術研究所」の名前に目が留まりました。英国セインズベリーといえば、ロンドン市内あちらこちらで見かけるスーパーマーケットチェーンです。出張時にお世話になっている宿の最寄りスーパーがセインズベリーなので、毎回足繁く通う(!?)親しみのあるスーパーなのです。ヴィクトリア&アルバート博物館のなかに、セインズベリーギャラリーなるスペースがあり、コレクションを寄贈しているのを観ていますので、スーパーマーケットの事業で儲かったのを文化芸術方面での支援に回しているんだなぁ、こういう寄付文化が英国の美術館を支えているのだなぁ…と思っていました。

が、「日本芸術研究所」なるものがあるとは存じませんでした。まったく思いがけないところで「セインズベリー」の名前が聞こえてきて、驚くやら楽しくなるやら。とはいえ、ただわたしが知らなかっただけで、世界遺産に登録されてすぐのころから、つながりがあったようです。公式サイトを拝見すると「本研究所の使命は、過去から現在にわたる日本の芸術・文化の分野において、世界の最先端をいく最高水準の研究を推進し、日本芸術文化学のけん引役となることにあります」とありました。そのなかのひとつに、ご近所の世界遺産が入ったのですね。そうとも知らず、ただ「使い勝手の良いスーパーマーケット♪」と思っておりました。たいへん失礼いたしました…このニュースひとつで、認識がまた新たになりました。

毎年秋の恒例茶会、香椎宮での献茶式→野点、でした。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

毎年秋の恒例茶会、香椎宮での献茶式→野点、でした。

毎年秋に行われている茶道南方流の香椎宮献茶式と、報恩寺での野点茶会。南方流のお茶会は「稽古茶会」です。お茶会はその前日の準備とセットであり、お茶会前日と当日に生じる仕事に合わせて係があります。昨年の野点から「席決め係」チームの仕事を仰せつかったワタクシ、今回の野点で1年が経った=お茶会での勤めを1周経験したわけなのですが、いまだ慣れません。一緒に仕事をしてくださる皆さまがいらっしゃるから、なんとかなっている(!?)という感じです。

今回は参加者が50名以上とあって、1席の人数が25名を超える大所帯でのお茶会となりました。準備段階ではどうなるのかしらと思っていましたが、ちゃんとなんとかなるところが、和尚様はじめ先生方の采配の素晴らしさ。しなやかな判断力とリーダーシップで、人としてこんなふうになりたいと思うお手本を、目の前で拝見できるのはありがたいことです。

当日は雨予報も出ていて、一瞬パラパラとすることもありましたが、無事に野点茶会を終了することができました。ところで香椎宮での献茶式は、先代の師匠(和尚様)によって昭和22年からスタートしたということで、来年は80周年だとか。このように長く続く関係性の中に、参加させていただいていることの不思議を感じます。

インプットツアー in 佐賀県武雄市。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

インプットツアー in 佐賀県武雄市。

花祭窯の創業地は佐賀県江北町花祭。花祭に居たときは武雄市は生活圏でした。窯業産地である有田に、材料の仕入れや資料の勉強などに足を運ぶのに、通り道である武雄市は必ず通る場所。図書館や宇宙科学館などの公共施設があり、品質の良いものが集まる農産物直売所があり、泉質の良い日帰り温泉もあって、とってもお世話になった場所でもあります。そんな、馴染み深い武雄温泉エリアですが、津屋崎に移転してからは、「通過する場所」になってしまっていました。この連休中に、武雄に行く用事ができましたので、この機会にインプットツアー^^

まずは佐賀県立宇宙科学館へ。子どもが小さいころによく連れて行きました。連休中とあって、朝一番から、家族連れや子どもを主体とした団体がたくさんでした。まずは各フロアの展示を拝見。基本的なフロア構成は20年近く前から変わっていませんでしたが、相変わらず充実しているなぁ、これは子どもを連れてきたいと思うよなぁ、という感想です。参加型・体験型の設備がより充実していたり、展示の色使いに工夫が凝らされていたり、さりげない心遣いによる改善が、あちらこちらに見えました。今回は、今まで行ったことの無かったプラネタリウムも初体験。プラネタリウムの番組もいろいろありますね。久しぶりのプラネタリウムは、人気があるのかなぁと心配していましたが、なんとほぼ満席でした。

佐賀県在住時に武雄市内で一番よく通ったのは、図書館です。武雄市図書館といえば、蔦屋書店でお馴染みのCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)が指定管理者に入り、大きく変貌したのが2013年からのことでした。全国から図書館関係者が視察に押し寄せ、一躍有名になりましたので、覚えていらっしゃる方も多いかもしれません。花祭窯が津屋崎に移転した1年後のことでしたので、わたしたちが馴染んだ武雄市図書館は、変化する前の図書館でした。10数年を経て、ようやく訪問。わたしがよく知っていたあの同じ空間が、こんなふうに変わるなんて!とある種の感慨がありました。店舗設計の力を感じました。図書館エリアも本屋さんエリアもカフェも、地元民に愛されていることがよくわかる賑わいぶりで、楽しい視察となりました。

最後は、御船山エリアにある陽光美術館へ。「日中文化交流の懸け橋になることを願い、日本磁器発祥の地である佐賀において、そのルーツである中国陶磁器を展示しています」とある通り、中国磁器の名品を所蔵しておられます。ずっと気になっていましたが、今回が初めての訪問でした。ちょうど、陽光美術館開館30周年記念展ということで、所蔵名品展のうち『青と赤-鉄と銅と炎の世界-』と題したテーマ展を観ることができました。展示スペースはこじんまりとしていて、観ることのできる点数は決して多くはありませんが、良いものを拝見できて大満足。隣接する日本庭園「慧洲園」を、ゆっくり眺めることができたのも良かったです。上の写真は、陽光美術館の休憩エリアから眺めた庭園。

いずれも武雄温泉駅から車で5分以内にある施設。丸1日で、ゆっくりじっくり楽しむことができました。わたしは車で動きましたが、武雄温泉駅内にある武雄市観光協会で、電動自転車のレンタサイクルもあります。お天気にも恵まれ、大満足のインプットツアーになりました^^

来年の干支は「未」-藤吉憲典の書画「羊」の版画作品。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

来年の干支は「未」-藤吉憲典の書画「羊」の版画作品。

上海で日本料理店を営むお客さまから「未(ひつじ)のもの、何かありますか」とご質問をいただきました。藤吉憲典は、干支のものは盃をつくっていますが、毎年毎年、年末ギリギリ(あるいは年明け^^;)になってしまうことがあります。来年の中国の春節は2月の初めですので、日本でお正月が明けた後でも間に合うといえば間に合うのですが、タイミング的にギリギリになる可能性もあることをお伝えしたところ、「絵もありましたよね」と。

はい、ございます。厳密には、藤吉憲典の水墨画を原画とした版画(シルクスクリーン)ですが、限定数のエディション作品群が、今年に入ってようやく出揃いました。さっそくご紹介したところ、気に入ってくださったようで、即決。こちらをお届けすることになりました。羊の第一号お買い上げ、誠にありがとうございます!ご覧いただいてお気づきになる方もあるかと思いますが、「羊」の漢字を象形文字から画に再解釈した作品です。

藤吉憲典シルクスクリーン 干支未(羊)

お客さまからのお問い合わせのおかげで、そうか!もうご紹介したほうが良い時期よね、と気が付きました。まだ9月、でももう9月ですね。うっかりしておりました。現在刷り上がっている作品は、紙漉思考室の紙漉き師・前田さんに作っていただいた特注和紙を台紙としたシルクスクリーンで、限定数8枚。どんな紙に写すかによっても、雰囲気が変わるのがシルクスクリーンの面白いところです。

ご興味のある方は、お問い合わせくださいませ^^

秋が来て、お茶のお稽古がはじまりました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

秋が来て、お茶のお稽古がはじまりました。

博多の禅寺・円覚寺で、南方流の茶道に入門しています。毎年八月の一カ月間はお稽古が夏休みで、九月から気持ちも新たにスタートします。お茶の世界では、風炉から炉に代わる十一月に、新茶の封を切る「口切の茶事」を行い、「お茶のお正月」と呼んでいますが、南方流ではそのような茶事は行っていません。なので、わたしの気分的にはこの夏休み明けの九月と、お正月一月の初釜茶会が、ひとつの区切りのような気がしています。

さて久しぶりのお茶のお稽古は、やっぱりいいですね♪お休みの間に作法をすっかり忘れているのはいつものことで、そうだった!と言いながらのお点前は、なんとも楽しく。この九月は、暑い時期にしかできないお点前を習うことにして、平茶碗(ひらじゃわん)と呼んでいる浅いお茶碗、それも片口型のものでお稽古をしました。形が変われば扱い方が変わるのは、お茶碗もお棗も同じこと。なぜそのように扱うのか、ちゃんと理由があるのですね。

年に一度のシーズンものなので、せっかく習ってもまた来年は忘れていますよね~と笑いながらのお稽古でした。今この季節だけ、というのもまた、お茶のおもてなしの楽しさです。来月は、これまた恒例の野点の茶会がありますので、楽しみです^^

今年も重陽の節句は、秋祭りのスタート「金比羅さん」。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

今年も重陽の節句は、秋祭りのスタート「金比羅さん」。

花祭窯のあるここ津屋崎エリアでは、8月も末頃になると、波折神社で子どもたちの太鼓の練習がはじまります。おくんちの行列で太鼓をたたきながら練り歩く、その練習です。うちの息子も、小学生の時からずいぶん長いことお世話になりました。夜、風に乗って太鼓の音が聞こえてくると、まだ暑さが厳しくても、ああもうそんな時期かぁ、と季節を感じます。

ご近所エリアで秋祭りシーズンの幕開けを告げるのは、毎年9月9日に行われる「金比羅さん」。昨年があまりにも暑かったので、今年はスタート時刻を少し遅く夕方にしたということでしたが、ここ数日涼しい日が続いていましたので、さまざまな装束に身を包んで練り歩くのも、そこまでたいへんではなかったのではないかしら、などと思いつつ、行列を待ちます。

行列をねぎらう「接待所」が設けられ、ダンナはそのお手伝い。わたしは気楽にただ行列の到着を待つばかりです。ここ津屋崎に移転してきて15年目。気がつけば、いつもおしゃべりしながら一緒に行列を待っていたおばちゃんたちは、お亡くなりになったり施設に入居なさったりと、年々少なくなってしまいました。路地で行列を眺めながら、ふと寂しさがこみ上げてきました。

お神輿にお賽銭を入れ、神主さんからお祓いをしてもらい、行列を見送って、ミッションコンプリート。このあとは宮地嶽神社の周期大祭に、波折神社のおくんちと続きます。