さしづめ「蕎麦猪口文様のデザイン帳」-藤吉憲典公式サイトを整備中。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

さしづめ「蕎麦猪口文様のデザイン帳」-藤吉憲典公式サイトを整備中。

藤吉憲典公式サイトのなかに、作品のアップを進めています。ようやくひと段落したのが蕎麦猪口の写真。オンラインショップのときも一覧で見ることができましたが、やはり「販売用」と「観覧用」とではページのつくりが異なります。期待していた以上に見え方が変わって雰囲気が良くなり、この意思決定をして良かったと思いました。さしづめ「蕎麦猪口のデザイン帳」とでも呼びたくなるような一覧が出来上がりつつあります。

藤吉憲典公式サイト 蕎麦猪口一覧のページ

器(VESSELS)の写真は、「懐石の器」「小皿豆皿」「蕎麦猪口」のジャンルに分けて、ご紹介しています。いずれも、作ったものすべてを掲載できるわけではなく、写真を撮るタイミングで在庫のあったものをボチボチ追加していく感じになります。ジャンルについては、ご覧になりたいというご要望の多いジャンルを優先しました。料理人さんからのお問い合わせが多いので、このような顔ぶれに。上記以外にも、たとえば珈琲碗皿やらマグカップやらご飯茶わんやらといろいろありますが、この辺りを追加していくかどうかは、今後要検討。その前にまず、「懐石の器」「小皿豆皿」はまだまだアップしていくべきものがありますし、蕎麦猪口も未掲載のものが残っていますので、そこからです。

ECカートによるオンラインショップサービスを終了いたしました、とご挨拶したのはつい先月のことでした。今後のご注文ご検討につきましては、藤吉憲典公式サイトをご参照のうえ、メールでお気軽にお問い合わせくださいませ。蕎麦猪口と小皿豆皿につきましては基本的に注文制作が可能ですし、懐石の器につきましても向付は注文制作に応じることができるものが少なくありません。また東京・南青山の百福さん大阪・阿倍野の暮らし用品さんでも、ご相談いただけると嬉しく思います。百福さんでは今年2026年11月、暮らし用品さんでは来年2027年10月に、藤吉憲典の個展開催が決定しています^^

今年も波折神社の茅の輪くぐりで、上半期のお祓い完了。

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今年も波折神社の茅の輪くぐりで、上半期のお祓い完了。

上半期の穢れを祓い、無事に感謝する夏越祭=茅の輪くぐり。ここ津屋崎の波折神社では例年7月末に行われています。山笠とこの夏越祭で「夏が来た!」の実感が沸き、今年も半年無事に過ごしてきたことに感謝をして、次の半年へと向かいます。

昨年も「ぞろぞろと」と書いていましたが、今年もまたたくさんの人出でした。いつもの顔、久しぶりの顔とあいさつしおしゃべりしつつ、ぞろぞろと輪をくぐりました。

波折神社の茅の輪くぐり

神事が終わり、解散のときにはいつも社務所でお土産をいただきます。今までずっと「紅白饅頭」だったのですが、ご近所さんと「この暑いなか饅頭を用意するのは大変よね~」と話をしていたら、お煎餅になっていました。うん、そうよね。みんな大好き直方のもち吉さんのお煎餅、ナイスセレクトです^^

波折神社で茅の輪くぐり 2023。

持って帰ってきた「茅」で輪を作るのは、ダンナの仕事。今年も美しく完成度の高い茅の輪ができました。これを玄関にかけてまた1年の無病息災を願います。

それにしても、仕事と生活のある場所(地域)に根付いた年中行事で季節を感じることのできる楽しさ、ありがたさ。継承していくために力を尽くしてくださる方々に、感謝です。

読書:図録『眼のごちそう 食器』サントリー美術館 発行

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書:図録『眼のごちそう 食器』サントリー美術館 発行

先日観に行ってまいりました、サントリー美術館での同タイトルの展示会図録です。わたしが展覧会を観た後に図録を購入するのは、まあまあ珍しいことです。図録を買わなくていいぐらいに、現地で実物を納得するまで見る、というのが、ふじゆり流の美術鑑賞。特に出先では、図録は重くて嵩張って持ち運ぶのがたいへんなので、よほどのことが無いと買いません。が、今回は「これは持って帰らねば!」と、現地購入しました。上の写真は、サントリー美術館での展覧会鑑賞前後に気兼ねなくゆっくりできる、お気に入りのスペース。

一番の購入理由は、作品解説をはじめとした巻末の資料が欲しかったから。展覧会会場では、基本的に「キャプションをほとんど読まないで、見るに徹する」のを旨としています。が、今回の展覧会はテーマが「食器」ですから、自分の勉強のために解説資料も読みたいと思いました。実際に自分の目で見てきたインパクトを前提に作品解説を読むことで、さらに理解が深まります。解説を読んでは写真で器の姿を再確認し、そしてまた解説を読み、という繰り返しをするのに、図録はとっても便利です。

さて持ち帰って本書を開いてみると、まず巻頭のサントリー美術館副学芸部長・安河内幸絵氏による「所感 近世の陶磁器の食器」の文章が、簡潔にまとまっていながら、とても興味深くおもしろかったです。ふだん、ややもすると「肥前磁器」の括りのなかだけでものを考えがちになってしまうわたしに、「日本の近世の陶磁器の食器は、もっと多様なのだよ」と諭してくれる内容でした。しばらく仕事机の上に鎮座しそうな一冊です^^

サントリー美術館で開催中の「眼のごちそう 食器」展は、2026年8月30日(日)まで。

東京出張のお楽しみ―サントリー美術館『眼のごちそう 食器』展。

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東京出張のお楽しみ―サントリー美術館『眼のごちそう 食器』展

銀座黒田陶苑さんでの個展最終日に顔を出して参りました。藤吉憲典個展、今年も無事会期終了いたしました。ご来場、お買い上げくださいました皆さまに、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。翌日は仕事上顔を出すところがいくつか。そのほか一つ以上は美術展を観たい!というのが、毎回の出張の目的になります。何個か美術展の候補を挙げていましたが、時間的に一つしか行けないな、となると、やはりこれ!でした。

入ってまず最初に出迎えてくれた、黄瀬戸の蓋物向付の揃いに「おおお~!」です。一気に期待が高まりました。そしてそのあとに続く器の充実度合は、その期待をさらに上回るものでした。他所から借りてきていたものももちろんありましたが、サントリーさん、良いものをしっかり揃いでお持ちだなぁ、としみじみ。「食器」という括りでしたので、時代が桃山から江戸後期までと幅広く、さまざまな産地のものがあったのが魅力的でした。同じ器を展示するにも、切り口によって見え方も変わりますね。実際に食事の場面では、磁器も土ものも、いろいろなものを使いますから、今回の展示は、料理人さんの目線にとても近かったのではないかしらと思いました。

今回の展示のなかで個人的に特に目を見張ったものの多くは、景徳鎮と鍋島でした。鍋島、良いのがあるところにはあるんだなぁ…とつくづく。しゃがんで下から(裏から)見たり、背伸びして上から見たり、ケースの周りをぐるぐる回ったり、できる限りの角度から観て参りました。動きが多くて側から観たら少々(かなり?)挙動不審だったかもしれませんが、朝一番の入館でしたので来場者はさほど多くなく、納得いくまで観ることができました。ふと周りを見れば、料理人さんと思しき、一人でお越しの若い男性が何人も目に留まりました。実際に使うことを考えると、手に取って見ることができるギャラリーが勉強になりますが、歴史の流れのなかで器をとらえ基本を学ぶには、美術館が開催してくれるこのような展示機会は、とても貴重です。大満足でした。

東京出張時にサントリー美術館比率が高くなるのは、展示の魅力はもちろんのことですが、加えて立地の良さもあります。わたしが仕事で足を運ぶ範囲で考えたときに、比較的便利な場所にあるので、移動計画が立てやすいのは、大きな利点。今回も、銀座―六本木―大手町-広尾と、うまい具合に動くことができました。

サントリー美術館『眼のごちそう 食器』展

津屋崎祇園山笠2026シーズン到来!

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津屋崎祇園山笠2026シーズン到来!

ダンナの個展日程が重なっていたので、例年のようには「山笠!」という感じにならずにおりましたが、気がつけば直前になりました。7月に入ってお祭りのソワソワした感じが漂っていたご近所は、先週末からは明らかに高揚感が漂っています。ダンナも、個展初日・二日目の在廊から戻ってきて、遅ればせながらの山笠合流。夜になるといそいそと長法被に着替えて出かける姿は、これはもう仕方がありません(笑)。上の写真は、数年前の山笠当日の写真。

今年は、小学校やPTA、地域の自治会への働きかけなどで、参加人数を大きく増やすことが出来そうだということで、三つある「流」それぞれに張り切っている様子が伝わってきます。津屋崎の山笠、なかでも花祭窯の参加する「新町流」は、担い手不足による伝統継承の危機と隣り合わせでしたが、今年は「新人さん」が増えそうだということで、嬉しいニュース。福津市全体としては居住者数はずっと増え続けていましたので、ようやく行政主導で情報拡散と担い手のマッチングが進んできたという感じでしょうか。

新しい人たちが入ってくるときに一番大切なのが、怪我や事故を防ぐことです。お祭りがスタートすると、アドレナリンが出て、知らず知らずのうちに無理・無茶をすることがあります。山の担ぎ方や、交代の方法、身体にかかる負担を少なくするためのグッズなど、本番当日までにしっかり伝えるべきことはたくさんありそうですね。そういえばうちのダンナも、初めて参加した時は、約7キロほどを走る裸参りで膝をやられ、これにはエアクッション付きの地下足袋を履けばよかったのだと、あとからの情報でしったのでした。連日連夜の「新人研修」が開催されているという話を聞き、これもまた「受け継いでいく」の形だなぁ、と思いました。

今週末土曜日が、安全祈願の裸参り、翌日曜日が本番です。詳細情報は、下記の福津市の観光DMOウェブサイトでご覧いただくことができます。

津屋崎祇園山笠2026|勇壮な夏!津屋崎千軒を舞台に伝統の祭り

銀座黒田陶苑さんでの個展がスタート!

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銀座黒田陶苑さんでの個展がスタート!

銀座黒田陶苑さんが新ビルになってから2回目の個展です。この、美術館のような黒基調の会場に作品が並ぶと、見え方もまた異なります。作品を美しく見せることを第一に考えて作られた空間で、この空間にいかに応えるかもまた、作り手としての気概をごらんいただくところになるのだと思います。

初日・二日目と作家在廊で、たくさんのお客さまにご挨拶できたと喜んでおりました。暑いなか足を運んでくださいました皆さまに、心よりお礼申し上げます。ご来場、お買い上げくださいました皆さま、誠にありがとうございました。

今回は、久しぶりに「丸皿」をたくさん作っていました。基本的な形・サイズの、もっとも使われるベーシックなお皿。気がつけばここ数年は、形のユニークなものを作ることが増えていましたので、ある意味原点回帰的な顔ぶれが並びました。原点回帰的でありながら、いかに進化するかが、これまた腕の見せ所。長年お世話になっている黒田陶苑のスタッフさんから、個展作品の荷ほどきの段階で「素敵ですね。一段とパワーアップしていて圧倒されます!」とメッセージが入り、とっても嬉しくなりました。

銀座黒田陶苑 藤吉憲典個展2026
銀座黒田陶苑 藤吉憲典個展2026
銀座黒田陶苑 藤吉憲典個展2026

7月13日(月)は黒田陶苑さんの店休日。7月14日(火)~16日(木)と、後半に続きます。ぜひご来場くださいませ。


藤吉憲典個展

会期:2026年7月11日(土)-7月16日(木)※13日(月)は定休日

時間:午前11時-午後6時30分

場所:銀座黒田陶苑【本店】東京都中央区銀座7-8-17-5F 虎屋銀座ビル5階

TEL:03-3571-3223

案内状到着-2026年銀座黒田陶苑さんでの個展は7月11日(土)初日です。

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案内状到着-2026年銀座黒田陶苑さんでの個展は7月11日(土)初日です。

初日まで1カ月を切り、ダンナ・藤吉憲典はラストスパート中。黒田陶苑さんが作ってくださった個展案内状が届きました。第1回目の個展が2016年だったとあるのを見て、最初の個展から10年経つんだなぁとしみじみ。毎回、紹介文を書いてくださるのですが今回も過分な評価を記していただき、作家はますますモチベーションが上がっています。

藤吉憲典個展 銀座黒田陶苑

藤吉憲典個展

会期:2026年7月11日(土)-7月16日(木)※13日(月)は定休日

時間:午前11時-午後6時30分

場所:銀座黒田陶苑【本店】東京都中央区銀座7-8-17-5F 虎屋銀座ビル5階

TEL:03-3571-3223

このたび銀座 黒田陶苑では、藤吉憲典個展を開催いたします。
江戸時代に花開いた伊万里焼・有田焼の装飾デザインの研究を続け その美意識までも咀嚼して吸収し、作品に表現する藤吉さん。
色絵と染付を組み合わせた「染錦」、色絵のみで装飾する「錦」、そして藍色の「染付」の三種の技法を自在に操り、上質で美的、かつ実用的な仕上げる実力派の陶芸家です。
今回の個展では、余白の美を標榜する作品から、器面にびっしりと描きこまれたものまで、多彩な作品が会場に並びます。この機会にぜひお手に取られてご覧いただきたくご案内させていただきます。

(銀座黒田陶苑 藤吉憲典個展案内状より引用)

藤吉憲典個展 銀座黒田陶苑

個展案内状の郵送をご希望のお客さまには、順次発送手配いたします。楽しみにお待ちくださいませ。

初心にかえり「お薄」のお点前―お茶のお稽古2周目に入りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

初心にかえり「お薄」のお点前―お茶のお稽古2周目に入りました。

入門している茶道南方流では、基本のお棗(なつめ)での薄茶点前からお稽古をスタートし、平棗、中継ぎ、吹雪、弦付きなど、種類に合わせて微妙に扱いの異なるお点前に進みます。その後、濃茶手前、炭点前、懐石茶会、奥点前…と、次第に複雑になるお点前をお稽古し、最高位のお点前として天目台を用いた「お献茶」があります。ともあれ、薄茶が一番最初=基本ということです。

干支を一周する時間をかけて、わたしが「お献茶」まで辿り着き「天目」のお免状を拝受したのは、つい先月の事。お献茶までは、学ぶお点前の順番がきちんと決まっていますが、お献茶を経たのちは毎回のお稽古で何を習うかは、各人に任されます。どうしようかとさほど考えるまでもなく、一番最初に戻ることにいたしました。

なにせ習ったのが10年以上前のお薄点前。みごとに忘却の彼方です。先生に「すっかり忘れています。ご指導よろしくお願いします!」と言い訳しながら、臨みました。そうして実際にお点前を終えたときに感じたのは、なんとも言えない清々しい潔さ。先月までお稽古をしていた「天目」では、ひとつのお点前が完了するのに1時間近くかかっていましたが、30分もかかりません。とてもシンプルです。そしてシンプルだからこそ、たいせつな要素がぎゅっと詰まっているような感じがしました。

「薄茶の一番最初って、こんなふうだったのね!」と、なんだかとっても嬉しくなりました。初めて習ったときには必死過ぎて何も見えていなかったのが、少しは見えたような感じ。何が見えたのかは、いまだ定かではありませんが(笑)これからひとつひとつ復習していくのが、とても楽しみなっている2周目です。

再々読書『The Book of Tea 茶の本』(IBCパブリッシング)岡倉天心

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再々読書『The Book of Tea 茶の本』(IBCパブリッシング)岡倉天心

先日『禅と日本文化』を読みましたので、その流れで復習しようと、本書を引っ張り出してまいりました。再読書!と思いきや、どうやら3周目。最初は2015年、次は2022年。ブログの読書記録を見直すと、読むたびにどんなところに自分が引っかかっているのかがわかり、変わらないところと変わるところがあるのが面白いです。

というわけで3回目の『茶の本』、以下備忘。


  • 西洋がもっぱら「物質」や「理性」を重視するのに対して、日本は「審美」や「内省」を重んじる(松岡正剛氏による前書き「生の芸術の響き」より)
  • 紛れもなく「生の術」である茶道(「死の術」である武士道に対して)
  • (道教の教義を多く受け入れていた南方の禅宗で禅僧らが1個の茶碗から茶を飲んだ)この禅の儀式が、やがて15世紀の日本の茶の湯へと発展
  • 宋の茶は1191年、南方禅の流派に学んでいた栄西禅師の帰国とともに日本に伝来
  • (南方禅の広がりとともに)宋の茶の儀式と茶の理想も伝わった。15世紀の将軍足利義政の時代までには、茶の湯は完成
  • あなたの美的感情を受け入れ、極限まで満たせるような虚
  • ありふれた日常の事が、精神的なことと同じくらい重要
  • (茶道の理想は)人生の些細な出来事の中に偉大なものを認識する(という禅の考えからきている)
  • 見渡せば 花ももみぢも なかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮れ(藤原定家)
  • 現在をより楽しむ
  • 過去の創造を無視するのではなく、それを自分たちの意識の中に取り込んで吸収しなくてはいけない
  • 芸術は普遍的な言語
  • 今日の芸術はまさしくわれわれのものであり、われわれの姿を映している
  • 現在こそが永遠である
  • 完璧なものは、見つけることさえできればいたるところにある

3回目の読書でまず「おお!」と思ったのは、岡倉天心の熱量でした。憤りの大きさがストレートに伝わってくる文章が随所に見られ、この方はすごく怒っていたというか、憂いていたんだなぁ、と、改めて思いました。本書の良いところは、日英の文章が見開きで両側にあるので、対応する箇所をすぐに確認できるところです。なるほど最初に英語で記述しているから、余計に直接的な言いようになっているのかもしれないな、などと思いつつ。次に読むときには、どんな読み方になるのか、我がことながら楽しみです^^

『The Book of Tea 茶の本』(IBCパブリッシング)岡倉天心

茶道の場で出会ったかけがえのない知己との時間を愉しむ座談会。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

茶道の場で出会ったかけがえのない知己との時間を愉しむ座談会。

お茶のお稽古は月に2回、博多の円覚寺へ。入門して10年以上になり、ご一緒する先輩・同輩の皆さんとも仲良く和やかな雰囲気で、毎回足を運ぶのが楽しみです。ある日、ご一緒にお稽古をしているお友だちから、「長くお顔を合わせているのに、ゆっくりおしゃべりしたことが無いね。皆さんでご飯でもご一緒したいね」と言われ、たしかに!と気が付いたのでした。

善は急げで、さっそく食事会を開催することに。お稽古の終わった後に、気の置けない数名でサクッと集まりました。美味しいものをいただきながら、おしゃべりは弾みます。話題はやはり、お茶のことに集中しました。各々の語る、自分にとっての茶道、先生方への敬意、前回のお茶会の反省、これからのことなどなど。これまでお茶室で顔を合わせたときにも、おしゃべりはしていましたが、深いお話ができたのは初めてで、とても嬉しい時間となりました。

素敵だなぁと思ったのは、皆さんがそれぞれに「あの先生のようになりたい!」という目標を持っておられたこと。南方流の先生方は、ご一緒させていただく時間が長くなるほどに、それぞれに信念をお持ちであることが伝わってくる、すごい方ばかりです。尊敬する先生方がたくさんいらっしゃって、倣い学ぶわたしたちが、自分はどのような在り方を理想とするのかを考えたときに、目指すべきお手本となる先生が目の前にいてくださるというのは、ほんとうにありがたいことです。なぜそのような在り方を目指したいのかを語る皆さんの、静かながらも熱い思いを知る機会となりました。

ところで今回ご一緒したのは、50代から70代までの面々。年齢性別関係無しに、学ぶ場所を同じくし、同じ方向を見ておしゃべりができるのは、とても嬉しいことですね。