10月は大阪です―阿倍野の暮らし用品さんで「藤吉憲典 陶展」。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

10月は大阪です―阿倍野の暮らし用品さんで「藤吉憲典 陶展」。

暮らし用品さんから、個展DMが届きました。これから宛名書きをして、ご希望のお客様にお送りいたします。

10月は大阪です―阿倍野の暮らし用品さんで「藤吉憲典 陶展」。

今年は春に「茶器展」でもお世話になった暮らし用品さん。10月は単独での個展です。暮らし用品さんでの個展は今回で二回目。前回はふだん使いの器を中心にお届けしていましたが、料理人さんからの問い合わせが多かったということで、今回はどちらも楽しんでいただけるような顔ぶれでお届けいたします。マグカップや蕎麦猪口から向付や豆皿(醤油皿)、珈琲碗皿まで、という感じ。もちろん藤吉憲典の代名詞「酒器」もたくさん作っています。


藤吉憲典 陶展

暮らし用品

場所:大阪市阿倍野区阪南町1-45-15
電話:06-6628-2606
会期:2025年10月25日(土)~11月5日(水)11時~18時
※木・金曜はお休み。


ご来店くださった皆様に楽しんでいただけるよう、色も形も様々な器をご用意いたします。ぜひご来場くださいませ。

芙蓉(フヨウ)の花を見ると、思い出すギャラリーオーナーさんがいます。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

芙蓉(フヨウ)の花を見ると、思い出すギャラリーオーナーさんがいます。

ご近所のあちらこちら、庭先にフヨウの花が咲いているのを見かけます。見た目にふわふわとしていて、優しさと柔らかさの象徴のような姿。

芙蓉の花

その方は、大阪梅田にある「工芸店ようび」オーナーの眞木啓子さん。初めてお伺いしたのは、藤吉憲典が肥前磁器作家として独立してから数年の頃でした。当時、器ギャラリーの名店と呼ばれるところに、作った器を持って伺い、見て(評価して)いただくということを繰り返していました。『家庭画報』『婦人画報』などに特集されていた、作家ものの器を扱うギャラリーさんは、ほとんどが東京都内や関西圏のギャラリーさん。インターネットが今ほど当たり前ではなかった時代です。ギャラリー情報を集め、実際に足を運んでお店の雰囲気を確認し、オーナーさんと対面でお話をしたうえで、双方納得してお取引がスタート、というのが藤吉のやり方でした。

肥前磁器に描かれる古典文様には「芙蓉手(ふようで)」という様式があります。下の写真の器の文様は「染付間取芙蓉手岩花鳥文(そめつけ まどりふようで いわかちょう もん)」。

染付芙蓉手輪花縁小鉢 藤吉憲典

作家として独立したての頃、藤吉憲典の描く線はとても細く几帳面でした。繊細といえばよく聞こえますが、その線は使う人に緊張を強いるものだったかもしれません。藤吉の作った芙蓉手(ふようで)の器を見ての眞木さんの第一声が「芙蓉手って、どういう文様か考えた?」ということでした。「芙蓉の花は知ってる?ちゃんと観察した?」と。「芙蓉手」は「フヨウの花のような雰囲気の文様様式」のことで、花のやさしくやわらかくおおらかな雰囲気こそが文様の魅力となります。

もう20年以上前のことですが、フヨウの花を見るたびにはっきりと蘇ってきます。この出来事が、わたし以上に藤吉本人に響いていたのは言うまでもありません。仕事を続けていると、折々に原点回帰を促される地点(あるいは出来事)が生まれてきますが、その重要な地点のひとつです。現在、藤吉憲典とようびさんとのお取引はありませんが、共通の知人から、眞木さんが「藤吉さん頑張ってるようね、元気かしら」とおっしゃってたと聞きました。ほんとうにありがたいことです。今ふりかえって考えると、ダンナが作家としてスタートした時代は、「作家ものの器」というジャンルを切り開いてきた、器や伝統工芸について造詣が深く確固たる信念を持つ、厳しくも愛情あふれるオーナーさんたちに出会うことができた良い時代でした。素晴らしいギャラリーオーナーさんたちに鍛えていただいて、今があります。

陶片ミュージアム@花祭窯、始動に向かってまずは展示資料陳列棚の検討から。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

陶片ミュージアム@花祭窯、始動に向かってまずは展示資料陳列棚の検討から。

そろそろ有言実行で、陶片ミュージアムを整備したいと思います。とはいっても、花祭窯のギャラリースペースの一角に「いつでもすぐにご覧いただけるよう、展示用の陳列棚を設置する」程度ですので、「ミュージアムを整備」という字面は少々大袈裟(笑)。畳一畳ほどの美術館からスタート!とでも言いましょうか。それでもわたしにとっては嬉しい一大事業の第一歩です^^

形から入る、というのは案外良いことなのかもしれません。容れ物が決まることが推進力になるのは確かです。花祭窯の什器でたびたびお世話になっている大川家具ドットコムさんに、今回もお世話になることは早々に決めました。どういうものを作っていただくのが良いか検討した結果、今回はオーダーメイドではなく、既存の「着物箪笥」を流用して陶片の展示棚として使うことを決定。アドバイスをいただいていくつかの候補を挙げたところ、大川家具ドットコムさんのアテンドで、メーカーさんのショールームを見学できることになりました。ありがたいことで、感謝感謝です。

いざ、福岡県大川市にあるメーカーさんのショールーム「カグハウス」さんへ。花祭窯のあるここ津屋崎からは高速道路を使って約1時間半のドライブです。足を運んで実物を拝見しに伺う理由は、頭のなかにある「陶片展示棚」のイメージがはっきりしているので、そこに当てはまるかどうか、というところです。事前のやり取りでほぼ間違いないだろうという確信はありましたので、念のための確認というところでしょうか。

大川家具ドットコムの代表堤さんのアテンドで、カグハウスさんの営業担当さんから説明をお聞きすることができました。現物は、やはりとっても素敵でした。嬉しくなって引き出しを何度も開け閉め。そしてなんと、既製品として紹介しているものの、メーカーさんだから箪笥の引き出しの数や深さを希望に合わせて作り変えるセミオーダーが可能!ということで、思いがけず活用イメージの幅が広がりました。もちろんオーダー分は有料でプラスですが、これはとても魅力的です。

というわけで、この箪笥にすることは、ショールームに入って5分もしないうちに即決。あとはどのようにアレンジしていただくか、あるいはアレンジなしでそのまま使ってみるのか、決めるだけとなりました。やはり現物を見ると早いですね。メーカーさんに直接お話を伺うことができたのも、良かったです。

おかげさまで、今年内にはまず陶片ミュージアムの第一弾展示ケースを完成させることができそうな道筋が見えてきました。嬉しいです。頑張ります♪

毎年恒例、南方流の秋のお茶行事―香椎宮で献茶式&報恩寺で野点茶会。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

毎年恒例、南方流の秋のお茶行事―香椎宮で献茶式&報恩寺で野点茶会。

毎年10月に行われている茶道南方流の香椎宮献茶式と野点茶会は、今年は9月末の開催となりました。南方流のお茶会は「稽古茶会」で、客側と亭主側の仕事の両方を学ぶことができる、貴重なお稽古の機会です。お茶会は、その前日の準備とセットであり、南方流では、お茶会前日と当日に生じる仕事に合わせて係があります。わたしはこれまでの「前日お弁当準備係」と「つくばい洗い係」を卒業し、今回から「席決め係」チームに入ることを仰せつかりました。今回はその初仕事となりました。

「席決め」は文字通りお茶席の正客、次客、末客を決める仕事です。お茶会ではこの3名の役割をどなたにお願いするか決めておくことが肝要。ここが決まれば、それ以外のお席のおおよその順番は決めますが、実際には席入りする方々にお任せです。あとは、たとえば今回がお茶会初参加の方があれば、前後にキャリアのある方に入っていただくなど、ちょっとした配慮をすること。そして、おもてなしする亭主側の水屋仕事をする、点て出し係、お運び係などを決めるのも、この仕事に含まれます。お茶会に参加する皆さんのことを把握することが必要で、細かい気配りが求められる仕事だとわかりました。慣れるまでは頭がグルグルなりそうですが、ご指導くださる先輩がいらっしゃいますので、安心して学んでまいります。

さて当日はお天気が心配されましたが、次第に雲が晴れてきて、無事に野点の二席を行うことができました。ツクツクボウシが鳴き、枯れ葉が舞うなかでのお茶会は、陽射しのなかでもすがすがしく、気持ちの良い時間でした。今回わたしは、和尚さんと同じ席でしたので、長年続いている南方流の野点茶会について講釈を伺うことができて、嬉しくありがたいお茶会となりました。お世話になりました皆さま、ありがとうございました。

花祭窯の長月(九月)の庭-彼岸花がちゃんと伸びてきました^^

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花祭窯の長月(九月)の庭-彼岸花がちゃんと伸びてきました^^

今年の夏はひどい暑さでしたね。本日は秋分の日。「暑さ寒さも彼岸まで」が、今年は無理なのではないかと思っていましたら、先週あたりからちゃんと空気が変わってきたので、おお~!と思っている今日この頃。だいぶ過ごしやすくなりました。お彼岸といえばヒガンバナ、も、今年はついに無理かなぁと庭を眺めておりましたら、こちらもいつの間にかしっかりと茎が伸びてきているのを発見しました。これまた、おお~!!です。彼岸の入りには花は間に合いませんでしたが、お彼岸の期間中に花を拝むことはできるのではないかと思います。

ということで、今月もまだ花の少ない花祭窯の小さな露地ですが、秋冬の気配を感じさせる景色がちらほら。

南天の実

南天の実がたくさんついていました。これから冬に向かって赤く色づいていきます。

ヒガンバナ

生き生きとした黄緑色のヒガンバナの皆さん。これからさらに上に伸びて、花を咲かせてくれるはず。

ヒガンバナ

こちらもヒガンバナ。なにげに年々増えています^^

ヤツデの葉

秋の長雨。大きく育ったヤツデの葉に雨粒がたくさん。

再読書『蔦屋重三郎 江戸を編集した男』(文春新書)田中優子著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

再読書『蔦屋重三郎 江戸を編集した男』(文春新書)田中優子著

NHK大河のおかげで一躍有名人になりつつある、蔦屋重三郎。かくいうわたしは、こんな人がいるとは、数年前までまったく知りませんでした(笑)。急に関連本が目につくようになって、昨年までに何冊か読んだ関連本のなかで、個人的に一番「彼がやったこと=江戸文化の編集・キュレーション」を考える糸口になったのが、本書でした。江戸時代といえばこの方!な、田中優子先生の著書です。

もう今から8年も前のことになりますが、当時法政大学総長であった田中優子氏の講演会「グローバリゼーションと江戸時代」が福岡のオータニで開催されて、法政大学の公開講座で誰でも聴講できるとあって、そのテーマに惹かれてそそくさと出かけてきたのでした。1時間と、さほど長くない時間ではありましたが、お話の面白さと語りの格好良さにファンになりました。

今まさに、シルクスクリーン作品という「版画作品」に取り組むにあたり、「版画作品ならではの価値」を突き詰めるヒントを得るべく、読み直しです。


  • 集め、結合し、見立て、競わせ、俳諧化する
  • 絵画の媒体(メディア)が大きく変わったのだ。絵画は屏風や襖や掛け軸といったインテリアに使われるものから、本や一枚絵や組絵になった。
  • 大きな家に暮らしていなくとも、たとえ長屋住まいであっても、手元に置いて眺められる絵になった
  • 複製芸術であるから値段も安くなった。つまりは芸術が庶民のものになった
  • 技術(わざ)と編集
  • 極めて微細で微妙な線で描くので、高度な技術の絵師と彫師と摺師が必要になった。
  • 色を使わない空摺り
  • 絵画に引けを取らない上質の分野
  • 単に絵が繊細で上手いだけではなく、彫り、摺りという版画技術への限りない敬意
  • その経緯とは、自分の筆で描いたその極めて繊細な線を、必ず実現してくれるという信頼
  • 「編集」とは(中略)単に、売れることだけを計算して企画することでもない。
  • 「何を世に出したいか」
  • 編集者は自分が何を見たいか、何を読みたいか、の視線が明確でなければならない。
  • 蔦屋重三郎が江戸文化を編集する手際は、その知識に人々を導くことではなく、その核心に触れてもらい、楽しみ、それぞれの想像力に火をつけること
  • 編集の究極がディレクション、つまり方向を指し示し、ヴィジョンを見せることである

再読は「何に目を向けて読むか」によって、得られるものが変わってくることを認識する機会になります。欲しい答えや、欲しい答えにたどり着くためのヒントがたくさんの読書となりました。

今年は豊漁!?秋刀魚(サンマ)用のお皿がちゃんと活躍しております。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

今年は豊漁!?秋刀魚(サンマ)用のお皿がちゃんと活躍しております。

少し前のこと、料理屋さんをしているお友だちとのやり取りで、今年はサンマが大きくて脂がのっている、と聞き、そういえば去年はサンマを一尾も食べていなかった!と思い出したのでした。そうか、今年はどうやら豊漁なのね、と思いつつ出向いた地元のお魚センターうみがめで見つけたのは、福岡の魚市場「長浜市場」から届いた生サンマと、地元の干物やさんが仕込んだ新物の塩サンマ。この辺りではサンマは獲れませんので、いずれも北海道産です。

アジやイワシと同様、サンマも「いくらでも獲れる」時代ではなくなり、一尾100円で購入していた時代は遥か遠く。それでも食卓に届くまでのことを考えれば、旬を味わえることはとても嬉しいことです。さっそく地元の干物やさんが仕込んだ新物の塩サンマを購入しました。焼きながら、油のジュージューと落ちる音と、美味しそうな匂いに、『目黒のさんま』のお話を思い出し、ニヤニヤ。

久しぶりに出した「サンマ皿」に載せれば、ジャストサイズです。別にサンマ専用ではありませんから、他に使っても良いのですが(笑)。いやぁ、ご飯が進みました。こういうものが一番おいしいよね、と言いつつきれいに平らげ、魚が美味しい日本に住んでいる幸せを感じるひととき。この秋はあと何回いただくことができるかしら、楽しみです^^

今年も在自(あらじ)の金毘羅さんから、秋祭りシーズンスタート。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

今年も在自(あらじ)の金毘羅さんから、秋祭りシーズンスタート。

9月9日重陽の節句はおくんちの日でもあり。津屋崎近辺では秋祭りの先頭を切る「在自の金毘羅さん」が、今年も無事奉納されました。出立を告げる花火の音が聞こえて、金毘羅さんの大名行列が歩きだしことがわかると、あとは「何時ごろに、近くの接待所に到着するか」が気になってソワソワしだします。今年は「行程表」が配布され、ある程度の到着時刻予測ができましたが、それでも接待所周辺には、早々に集まったご近所さんたちがウロウロソワソワ^^

夕方17時半ごろの到着だろうということで、わたしも17時を回ったあたりで接待所隣にあるみんなの縁側 王丸屋さんへ。玄関先のベンチをお借りして腰掛けて、行列の到着を待ちます。待っている間は、井戸端会議タイム。笛や太鼓の音が聞こえてきて、道路の向こうに行列の先頭が見えてくると、にわかに接待所当番の皆さんが動き出します。大人にはビールやお茶、子どもたちにはサイダーやコーラなどを冷やして準備してあります。暑いなか大名行列の衣装を着けて歩くので、さぞかし喉が渇くことでしょう。接待所で、しばしの休憩です。

行列が到着すると拍手が上がります。行列の中ほどに賽銭箱が引かれていて、そこにお賽銭を入れて低頭すると、神主さんがお祓いをしてくださいます。大名行列を見るのも楽しみなら、お祓いをしてもらうのも楽しみ。無事頭上をさらさらと祓っていただき、大満足です。行列の後姿を見送って、帰途に就くときには皆笑顔になっています。姿が見えなくなってからも、お囃子の音は響いていて、それがまた嬉しい。お祭りの力は偉大ですね。

これから先ご近所では、宮地嶽神社のおくんち、波折神社のおくんちと続きます。楽しみです^^

藤吉憲典のシルクスクリーン作品事業、版画職人さんとの打ち合わせ♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典のシルクスクリーン作品事業、版画職人さんとの打ち合わせ♪

昨年末から動き出したシルクスクリーン制作企画。2025年度制作予定の、藤吉憲典の描く原画がすべて出来上がりました。版画を刷る和紙は、紙漉師の前田崇治さんが出してくださったいくつかのサンプルのなかから、制作を依頼することを決定。美しく強さのある紙を作ってくださいました。その和紙を持って、シルクスクリーン職人のオイルマウントプリンターズの日高さんのところに、版制作に先立つ打ち合わせに行ってまいりました。

新たな作品を実現するために、技術を持ったプロの方々と協業していく過程は新鮮で、とてもワクワクします。日高さんと顔を合わせて打ち合わせをするのは、これが三回目でしたが、まだたったの三回目だとは思えないほどに、藤吉憲典の意図をするりと汲み取ってくださいます。思えば一回目からそうでした。「表現」において、作り手の思うところを言葉で伝えようとするのは簡単ではないので(だからこそモノで表現しているので)、「阿・吽」で伝わるのは、とてもありがたいことです。

打ち合わせをしていて、ダンナ・藤吉憲典の社会人キャリアの一番最初がグラフィックデザインであったということを、あらためて認識しました。平面デザインの基礎、紙のこと、色のこと、版画技術・印刷技術のことなどなど…を、最初に叩き込まれていることが、何十年か後にこうして直接的に生かされているのですから、つくづくうまいことなっているなぁ、と思います。現在のデザインの世界はほぼデジタルで完結するのだと思いますが、ダンナが仕事をしていた時代は、例えば写植の文字からデザイナーが作る時代であり、そうしたアナログな技術やHow toを体験してきていることも、貴重な糧となっているのがわかります。

今回のシルクスクリーン作品では、12枚の連作が出来上がる予定です。ワクワクが止まりません^^

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―料理屋さん。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―料理屋さん。

藤吉憲典の作品を取り扱ってくださっているギャラリーさんを、藤吉憲典公式サイトに掲載しています。「どこに行ったら見れるの?買えるの?」の疑問をお持ちの皆さんに、ご参照いただけると嬉しいです。2025年9月現在の情報です。

藤吉憲典公式サイト 日本語版 https://fujiyoshikensuke.com/ja/

今回は番外編として、料理屋さんのご紹介。おかげさまで藤吉憲典の作る器は、素晴らしい料理人さんたちにも使っていただいています。残念ながらこちらで把握できているのは、そのほんの一部のお客さま。個展会場でちょうどお会いできたり、直接お問い合わせいただいたりすると、お使いくださっていることがわかるのですが、まだお会いできていない料理人さんの方が多く、把握しきれていないというのが正直なところです。

「うちも藤吉憲典の器、使ってるよ」という料理人の皆さま!ぜひご一報いただけると嬉しいです。ご挨拶かねて、向学のために食べに伺います^^

まずは、これまでに一番たくさん、藤吉憲典の器を使ってくださっているのが確実な、日本料理 佐々さんのご紹介から。


日本料理 佐々

場所:東京都渋谷区広尾5丁目13-6 ARISTO広尾1F

予約方法:日本料理 佐々インスタグラムのプロフィールリンクから、予約サイトに飛ぶことができます。

料理人・佐々悠樹さん。2016年上海での開業を皮切りに、上海で3店舗を営み、2024年に満を持して日本に凱旋帰国で開いたお店が、広尾の「日本料理 佐々」さんです。大阪・兵庫・東京の名店で修業なさった佐々さんと出会ったのは、大阪・心斎橋のギャラリー縄(しょう)さん。藤吉憲典の個展に足を運んでくださったのでした。それ以来20年以上のお付き合いになります。大切な方とのご会食に、おすすめしたいお店です。


「藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025」。次回も引き続き、料理屋さんをご紹介いたしますね。