読書『蔦屋重三郎 江戸を編集した男』(文春新書)田中優子著―江戸文化の専門家による解説本。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『蔦屋重三郎 江戸を編集した男』(文春新書)田中優子著―江戸文化の専門家による解説本。

来る2025年のNHK大河ドラマの主役が「蔦屋重三郎」だということで、ここ1-2年で関連本が続々と刊行されている感があります。わたしがこれまでに読んだのは、小説二冊。いずれも「そんな人がいたんだ!」という驚きをもたらしてくれるものでした。

小説世界で面白さに浸ったあとは、実際のところどうだったの?の検証とまでは言いませんが、専門家のお話を聞きたくなりました。ということで、江戸の文化といえば、田中優子先生。2017年に、当時「法政大学総長」であった先生の講演会を聴きに行くことが出来たのは、思い返すほどにとてもラッキーなことでした。

本書は2024年10月20日刊行です。小説とはまた異なったアプローチでの「蔦屋重三郎の生きた時代」を読むことは、面白いばかりでなく学びになりました。「編集」の意味、「アバター」としての筆名や芸名など、現代のわたしたちの仕事につながるヒントがたくさんです。

『蔦屋重三郎 江戸を編集した男』(文春新書)田中優子著

久しぶりの京都巡り―よく食べ、よく歩き、よく学び―番外編・奈良。

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久しぶりの京都巡り―よく食べ、よく歩き、よく学び―番外編・奈良。

「タイミング」って、あるものですね。来週は京都だ!というある日、料理人さんから器に関するお問い合わせをいただきました。その内容がなかなか興味深く、お店の場所が奈良だとおっしゃるので、京都ついでにお伺いして直接お話を聞くことに。奈良もまた、わたしは博物館学芸員の実習で奈良国立博物館に行って以来でしたので、久しぶりでした。

というわけで、三日目は近鉄線で一路奈良へ。お約束の鹿を眺めつつ、まずは興福寺に向かいました。五重塔が「素屋根建設工事中」ということで、下の写真の通りの眺め。五重塔を拝めないのは残念でしたが、これはこれで滅多にない景色だと思えば面白く貴重です。国宝館内の宝物は、阿修羅像をはじめ相変わらずの素晴らしさで、嬉しくなります。京都の三十三間堂もそうでしたが、こちらも以前来た時(って、かなり前ですが^^;)より、ずいぶんと鑑賞しやすくなっていました。

奈良興福寺五重塔

↓こちらは中金堂。

奈良興福寺中金堂

奈良町を散策しつつ、目的地に向かいました。途中「奈良町情報館」なる観光案内書を発見。親切なスタッフの方にいろいろ伺いつつ、「奈良町おさんぽガイドMAP」をいただき、これがまた便利でした。それにしても奈良町にのこる古民家の数々。いいな、と思ったら文化財登録のプレートがついていて、なるほど、の繰り返し。その数の多さに感嘆しました。

入り組んだ路地の散歩を楽しみながら、目的地に辿り着きました。訪問先でも、イメージしていた通りのお話をお聞きすることが出来ましたので、直接お伺い出来てよかったです。このお話の続きを、いずれ皆さまにご紹介できる(はず!)のが楽しみです。時間に余裕を持ってミッションコンプリートで、京都駅へ。「奈良といえば中川政七商店の旗艦店=奈良本店に行くのだった!」と思いついたのは、津屋崎に到着してからのことでした。

大満足の三日間ながら、宿題というか、やり残しも多々の京都・奈良でした。次はできるだけ早いうちに行きたいな、と^^

久しぶりの京都巡り―よく食べ、よく歩き、よく学び―その2。

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久しぶりの京都巡り―よく食べ、よく歩き、よく学び―その2。

京都二日目。京都に着くまでは、嵐山に足を延ばして福田美術館へ、と考えていたのですが、京都市内で回るべき場所がいくつも出てきたため、嵐山方面は次回に持ち越すこととして、京都市内を歩き回ることになりました。

昼の目的地を目指して、まずは宿からほど近い京都御苑へ。以前はずっと、御所を含めたこのエリアを「御所」と呼んでいたように思うのですが「御苑」なのですね。このなかにある京都迎賓館が素晴らしいと京都在住のお友だちがおっしゃっていたので、ガイドツアーに参加しようかとも考えたのですが、他の予定との時間が読めず断念。御所内を散策し、ちょうど見頃の紅葉を満喫いたしました。

京都御苑の紅葉

鳩居堂の京都本店がリニューアルオープンしたというニュースを聞いたのはいつだったでしょうか、ずっと気になっていたので、御苑から寺町を通って下本能寺前町へ。鳩居堂のショップは福岡にもありますし、銀座の東京鳩居堂は、仕事で銀座方面に行くたびに眺めていますが、京都鳩居堂という響きは魅力的なのです。個人的にツボだったのが、別館の「レターバイキング」コーナー。便箋と封筒がばら売りになっていて、一枚づつ選べるというのは、たまりません。気に入ったものをどんどん手にしていたらキリがないので、枚数上限を決めて選りすぐりを購入。大満足です。

お昼は瓢亭さんへ。15代の高橋義弘さんに器をお使いいただいていますので、今回の旅程を決めてすぐに予約状況を確認しましたが、本館・別館とも、朝の鶉がゆ、お昼の松花堂弁当、夜の懐石ともに満席でした。そりゃそうよねと思いつつ、出発ギリギリまで予約サイトを度々確認していたところ、別館の松花堂弁当に空席が出たので、そちらを予約。次回は本館を目指します^^

瓢亭別館

この日は「寺町」の通り沿いに並ぶ魅力的なお店の数々に、すっかり夢中になりました。100メートル進むのに何分かかるの!?という感じで足が止まります。古書店にはじまり、書道具やさん、文具屋さん、骨董やさん、お茶屋さん、干菓子やさん、ギャラリー…と、文化の底力を感じるお店の数々に頭が下がりっぱなしでした。想定外に仕事の道具・資料がいろいろと目の前に現れ、必要なものを手に入れることが出来たのは、とてもラッキーでした。

京都寺町で出会った古書店

この日の歩数は、スマホのアプリによると18000歩越え。自分の感覚的には、もっと歩いていたような気がするのですが…まあそれにしてもよく歩きました^^

久しぶりの京都巡り―よく食べ、よく歩き、よく学び―その1。

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久しぶりの京都巡り―よく食べ、よく歩き、よく学び―その1。

「久しぶりの京都」といいながら、前回はいつだったかしらとブログ検索したところ、2018年の春でしたので、8年以上ぶりだったようです。たまにはゆっくり「研修旅行」と考えて予定していたのですが、出発日が近づくにしたがって仕事関係のアポが増えて、よくあるパターンに。とはいえ、仕事と趣味と日常がほぼ重なっている身としては、嬉しく有難く、充実した旅となりました。

初日スタートは、京都京セラ美術館へ。特別展・企画展はさほど目を引くものが無かったものの、その建物を見たいとずっと思っていましたので、特別展のチケットを購入して中へ。1933年創建で、現存する公立美術館のなかで最も古い建築物だそうです。さんざん歩き回りました。素晴らしかったです。建築物の詳細については、京都京セラ美術館の公式サイトにも載っていますので、ご興味のある方は参照してみてくださいね。

京都京セラ美術館

続いては、京都国立博物館へ。ここへは、博物館学芸員課程の実習で行ったのが最後でしたので、10年以上ぶりとなりました。が、なんと「展示環境整備等のため、2024年12月3日(火)から12月28日(土)まで、展示室は閉室」ということで、残念ながらなかには入れず。ちゃんと調べてから行けばよかったのですが、うっかりでした。でも、道挟んで向かいに三十三間堂がありますので、無駄足ではありません。

三十三間堂

三十三間堂に入るのも久しぶりでしたが、まず鑑賞環境がものすごく整備されていたことに驚きました。足元は歩きやすく配慮され、暗くてよく見えない!という印象だった堂内は、灯りがすべてLEDに変更されたということで、明るすぎないのにちゃんと仏像の皆さんのお顔が見える素晴らしさ。背面に周れば、関連史料・資料が整然と展示され、展示内容を検索できるデジタルデバイスもあり、海外からお越しの方々が熱心に検索なさっている姿が印象的でした。

夜は、大阪と京都にお店がある、お鮨の「ふく吉」さんへ。ふく吉さんの大将は、独立なさる前の修業時代から藤吉憲典の器を買ってくださっています。独立なさるときに、なんとバイクで佐賀の花祭まで来てくださった料理人さんです。今回初めて京都のお店に伺うことが出来ましたが、久しぶりの再会は、ふく吉さんのお仕事の充実ぶりがしみじみと伝わってくるもので、とても嬉しくなりました。ユニークながらも落ち着く空間で、たくさん美味しいお料理をいただき、たくさんおしゃべりして、大満足。

初日から盛りだくさんでした^^

花祭窯の12月師走(しわす)の庭。

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花祭窯の12月師走(しわす)の庭。

先日ラジオを聞いていて、番組進行をしている若い女性のパーソナリティの「『しわす』って言葉、聞いたことありませんでした!」の発言に驚きました。そうか、そうなのか、と、ジェネレーションギャップにおののきつつ。

先月までツボミだった花たちが、次々に開いてきた12月です。ツワブキの黄色はやっぱり明るくていいですね。

サザンカも、ひとつ咲いたら次々と。これから長く楽しめるはずです。

南天の実もしっかり色づいてきました。この景色を見ると、年内には佐賀に行って、少しは庭の手入れをせねば!と感じます。

津屋崎千軒・藍の家で開催中の「津屋崎人形今昔展 SINCE 1777」を見て参りました。

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津屋崎千軒・藍の家で開催中の「津屋崎人形今昔展 SINCE 1777」を見て参りました。

ご近所の国登録有形文化財・藍の家で開催中の「津屋崎人形今昔展 SINCE 1777 江戸時代から受け継がれた人形たちに会う日」を見に行ってきました。

津屋崎人形は江戸時代からここ津屋崎に伝わる工芸品。つくりとしては博多人形とほぼ同じで、この手の土人形は全国各地にあるようですが、受け継がれてくる中で、土地の風土やそれぞれの人形工房の個性が加わって、津屋崎人形ならではの面白さがにじみ出ている工芸品だと思います。

今では最後の一軒となってしまった「筑前津屋崎人形巧房」さん。当代=7代目の原田誠さんには、ご近所であることもあり、地域活動やら商工会活動やらでも、たいへんお世話になっています。

津屋崎人形今昔展 SINCE 1777

近年は、全国規模のショップとのコラボレーションで、一躍全国区のご活躍。この柔軟性が、継承の秘訣なのだろうなと思います。色を塗る作業はすべて手作業なので、とても時間がかかり、たくさん作るのはたいへんです。MUJI(無印良品)さんとのコラボでは「家族総出でやっても終わらない!」とおっしゃっていました。

津屋崎人形今昔展 SINCE 1777

個人的に一番今回目を引いたのは、このミニチュアドールハウス。素晴らしかったです。一代前は、このような店構えでなさっていたとのこと。

津屋崎人形今昔展 SINCE 1777

上からのぞくと、仕事場には絵具をはじめとした道具類が並んでいるのがわかります。

津屋崎人形今昔展 SINCE 1777

津屋崎千軒・藍の家で開催中の「津屋崎人形今昔展 SINCE 1777」は、2024年12月7日(土)まで。福津・津屋崎方面にお越しの際はぜひご覧くださいませ。

南青山・百福さんのオンラインショップで、藤吉憲典の器を掲載中です。

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南青山・百福さんのオンラインショップで、藤吉憲典の器を掲載中です。

南青山・百福さんでの藤吉憲典展は、11月15日(金)無事最終日を迎えました。

初日・二日目と在廊したダンナ・藤吉憲典。今回もたくさんのお客さまにお会いできたと、喜んでおりました。個展期間中ご来場・お買い上げくださいました皆さま、ほんとうにありがとうございました。

そして、個展終了後の現在、百福さんのオンラインショップでは、藤吉憲典の作品を一部ご紹介中です。11月末までの掲載予定です。

百福オンラインショップ

個展に足を運べなかった、という皆さま、ぜひこの機会にご覧くださいませ。

BASE GALLERY HAKATAがオープン―博多御供所町に素敵なアートギャラリーが登場。

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BASE GALLERY HAKATAがオープン―博多御供所町に素敵なアートギャラリーが登場。

博多御供所町は、最近は「博多旧市街地」と呼ばれて、毎年11月のライトアップイベントでも恒例の人気のエリアとなりつつあります。日本に茶をもたらした栄西禅師が開祖となる日本初の禅寺・聖福寺を中心に、周囲にはたくさんのお寺があります。わたしがお茶を習っている南方流の円覚寺は、聖福寺さんの塔頭であり、毎年九月に行われる栄西禅師の法要には、円覚寺の和尚様が献茶を差し上げています。上の写真は、聖福寺さん。

そのような、わたしにとって馴染みの深い場所に、この11月アートギャラリーがオープンしたと知り、さっそくお茶のお稽古帰りに寄ってみました。

BASE GALLERY HAKATAさん。タイミングよく、オーナーさんが在廊しておられ、お話を伺うことが出来ました。もともと東京で40年続くギャラリーで、二店目を出すのは必ずこの御供所町と決めておられたそうです。現在は、東京と博多を行ったり来たりしていらっしゃるとか。この地にギャラリーを開いた経緯や、ビル正面に入るお茶やさんとカフェについての情報など、気さくに教えてくださいました。落ち着いた物腰のなかに強い意志が感じられるお話に、ここから博多のアートシーンが動き出すかもしれないと期待が高まりました。

ギャラリーの入っている「グラムビル御供所町」は、道路に面してはお茶とお干菓子のお店「SABOE HAKATA」が入り、その脇を奥に進んでいくと、BASE GALLERY HAKATAの入り口があります。うなぎの寝床=町家の建っていた奥に深い立地を生かしたギャラリー空間は、半地下から一階部分を吹き抜けにした天井の高いつくりになっており、スペースはさほど広くはありませんが、縦に開放的な空間がとても贅沢です。静謐な空気に満ちていました。

自分の行動範囲のエリアに、このような素敵な場所が出来たことが、嬉しくてたまりません。聖福寺さんからすぐの場所=南方流円覚寺からもすぐなので、しょっちゅう足が向きそうです。福岡市内は、天神から向こうの赤坂・大名エリアにアートギャラリーが多いのですが、博多のこの場所に開いてくださったことが、ほんとうにありがたいです。「人間の価値の基礎(ベース)をつくるようなアート」を追及するというギャラリーコンセプトにも深く共感します。

現在、BASE GALLERY HAKATAでは、開廊記念展「静寂の形」を開催中。興味のある方は、ぜひ覗いてみてくださいね!

11月は実山忌の献茶式とお茶会―利休七則を読み直してみました。

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11月は実山忌の献茶式とお茶会―利休七則を読み直してみました。

明日が「南方流々祖実山居士献茶式」で、本日はその準備のお掃除でした。南方流を継承する円覚寺に伝承される『南方録』が南方流茶道の根本であり、千利休、南坊宗啓、立花実山の三名の存在があって、『南方録』が出来上がっているのだと解釈しています。その一人、立花実山を祀る茶会は毎秋十一月。

つい先日、来年の手帳を手に入れました。新年の手帳を手に入れてわたしが最初にする作業に、「決まり事」を書き込む作業があります。自分が大切にしていきたいと思うことなどを、手帳の後ろのページに書き込んでおくのです。ことあるごとに、あるいはふと気が向いたときに、読み直すことができるように、という存在です。ときどき役目がお終いになるものや、新たに追加されるものもありますが、内容の多くは長年変わりません。「利休七則」は、ここ10年以上変わらずに手帳に書きこんでいるもののひとつです。

  • 茶は服の良きように点て
  • 炭は湯の沸くように置き
  • 夏は涼しく冬は暖かに
  • 花は野にあるように生け
  • 刻限は早めに
  • 降らずとも雨の用意
  • 相客に心せよ

七則のひとつひとつは、実にシンプル。どれも「さすが利休!」と感嘆する内容というよりは、一見「あたりまえの心がけ」と言えそうです。が、その「あたりまえ」をあたりまえに貫くことが、いかに難しいかを示唆しているところが、さすが利休なのだろうなぁと思います。これらがお茶事に限らず、ふだんの生活や仕事のなかでも、同じように言い換えることができるのも、魅力です。

11月立冬はお茶のお正月―お茶室は風炉から炉へと変わります。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

11月立冬はお茶のお正月―お茶室は風炉から炉へと変わります。

昨日はお茶のお稽古でした。お茶室に入るや、ん?何か景色が違うぞ…と感じました。その正体は、釜の位置。11月はお茶のお正月とも言われ、風炉から炉へと変わります。今年は秋になっても気温の高い日が続きましたので、ああ、もうそんな季節かと思いつつ。設えが変わると、なんとなく背筋も伸びるので、不思議です。

引き続き、奥点前の「天目」をお稽古しています。釜の位置が変わり、棚の種類が変わり、また一からのお稽古です。基本的な動きは同じといわれても、やはり戸惑ってしまい、恐る恐るのお点前になるのが、我ながら滑稽で可笑しく。「自然と体が動く」の境地には程遠いことを、毎度突き付けられます。

14時からスタートしたお稽古、わたしと同じ天目の奥点前をなさる同門の友人のお稽古を拝見し、続いては自分のお稽古です。這う這うの体でお稽古をつけていただいた後は、先生がまた同じお点前を目の前で見せてくださいました。見て予習し、実践して学び、また見て復習し、という、贅沢なお稽古。三人のお点前が終わったときには、間もなく17時というところでした。一席に1時間近くをかけているということですね。

何年もお稽古を続けていて今更ではありますが、あらためて、一服のお茶を差し上げるのに、お片付けを含めてとはいえ一時間かけるというのは、なんと贅沢なことだろうと思いました。ふだんの生活や仕事のなかで、こんなにゆっくりと一つのことに時間をかける機会は、そうそう無いように思います。変化のスピードの速い現代だからこそ、このゆっくり流れる時間は貴重だなぁと、あらためて思ったお稽古でした。

花祭窯でお抹茶