十五夜―お月さまが明るいなと思っていたら、中秋の名月なのでした。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

十五夜―お月さまが明るいなと思っていたら、中秋の名月なのでした。

最近お気に入りの和菓子屋さんは、JR久留米駅から徒歩圏にある「和菓子処とらや」さん。

和菓子処とらや

お気に入りとはいえ、近所ではないので、久留米に行く用事があるときに寄る、という感じなのですが。定番の日常のおやつ的和菓子から、季節の上生菓子まで、種類もたくさん。初めてお店に行ったときには、朝一番にもかかわらず、地元の常連さんと思しきお客さまが次々にいらっしゃって、気がつけば行列が出来ており、びっくりしたのでした。

そして本日いただいたのが、こちら。

中秋の名月 久留米とらやの月見饅頭

写真がピンボケですが…^^;

紅白の兎さんは、あんこがたっぷりの上用饅頭、満月は栗が一粒入った外郎製の生菓子で、毎年人気の「十五夜セット」とのこと。その姿の可愛らしさに、すっかり嬉しくなってしまいました。味が美味しいのはもちろんです。

本日は快晴なので、この感じだと明るいお月さまを拝むことが出来そうです^^

ご近所秋祭りシーズン到来―例年通り「在自(あらじ)の金毘羅さん」でスタート。

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ご近所秋祭りシーズン到来―例年通り「在自(あらじ)の金毘羅さん」でスタート。

豊穣の秋を祝い感謝する「おくんち」。今年もその先陣を切ったのは、金毘羅さんの行列です。午後三時、出立を告げる花火の音が聞こえて、金毘羅さんの大名行列が無事歩きだしことがわかります。熱中症アラートの出た暑い午後でしたので、さまざまな装束をまとった皆さんはたいへんだろうな、と思いつつ。

あちらこちらの「接待所」に立ち寄りながら進む行列は、毎年のことながらゆっくりの歩みです。そろそろ来るかな、太鼓の音が聞こえてきたなと思うと、そわそわして外に出て待つのですが、そこから、我が町・津屋崎千軒の接待所に辿り着くまでが長い。行列の姿が見えてからも、手前の接待所で止まるので、なかなか待ち長いのです。

金毘羅さん

接待所ではビールやらジュースやらを用意して行列を待っています。ほんの十年前は、ここにたどり着くまでに、既に酔っぱらってふらふらしながら歩いてくる人も少なくありませんでした。が、時代でしょうね、今はアルコールよりもジュースやお茶をお飲みになる方が増えたので、酔っ払いの行列にはならないようです。

行列の中ほどを進むお賽銭箱にチャリンと投げ入れて低頭すれば、神主さんが頭の上でお祓いをしてくださいます。今年もミッションコンプリート。

お茶のお稽古も夏休み明け―「聖福寺開山忌前晩献茶式」のお手伝いに行って参りました。

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お茶のお稽古も夏休み明け―「聖福寺開山忌前晩献茶式」のお手伝いに行って参りました。

9月5日は栄西禅師の命日です。日本最初の禅寺と言われる聖福寺開祖の栄西禅師は、日本に「茶」をもたらした人物だと言われ、毎年、命日の前日9月4日に、聖福寺の開山忌・栄西禅師の供養が行われています。わたしが入門している茶道南方流・円覚寺は、聖福寺さんの塔頭であり、毎年円覚寺の和尚様が法要の献茶を差し上げています。

聖福寺開山忌前晩献茶式

早めに準備が整いましたので、写真など撮る余裕がありました。毎年のことながら、外の強い日差しと、本堂内の暗さ、はためく布の色彩が、なんとも言えず美しい空間です。「陰影礼賛」というのは、こういう空間に向けられる言葉なのだろうなぁと、一人満足に浸りました。

聖福寺開山忌前晩献茶式

お献茶とお坊様の読経による法要の儀式は、視覚的にも聴覚的にも、荘厳で素晴らしい体験となりました。ここ数年、毎年お世話になっていますが、何度味わっても特別です。

昨年の献茶の際に課題となった「お湯の加減」も、今年はばっちり良かったとのことで、炭起こしを担当なさる先生の、ご経験に基づくご判断と細やかな気配りに、深く感嘆いたしました。わたしは荷物を運んだり動かしたり、という、単純な仕事のお手伝いしかできませんが、それでも先生・先輩方の一番後ろでほんの少しでも役に立っているかと思うと、とても嬉しくなります。

9月に入り、8月は夏休みだったお茶のお稽古もそろそろ再開です。

「いつ、どこに行けば(藤吉憲典の)作品を見ることが出来ますか?」へのお返事。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「いつ、どこに行けば(藤吉憲典の)作品を見ることが出来ますか?」へのお返事。

ここ津屋崎の花祭窯へのご来訪には「必ず事前にアポイントを取ってくださいね」とあちらこちらでお願いをしています。皆さんが電話で事前に確認をしてくださるようになり、おかげさまで「せっかく足を運んだのに、欲しいと思っていたものを見ることが出来なかった」という事態を、少しづつ防げるようになってきています。

藤吉憲典はすべて一人で制作しているため、制作数が他の作家さんや窯元さんに比べるとずっと少ないです。そのため、ご覧いただける機会も、比較的少ないと思います。花祭窯まで足を運べば、たくさん見ることができるだろうとお考えの方も少なからずいらっしゃるのですが、在庫がとても少ない(タイミングによってはほとんどないこともある)ので、ご覧いただけるとは限らないのが現状です。

お客さまの「いつ、どこに行けば(藤吉憲典の)作品を見ることが出来ますか?」に対する、現在の状況をまとめることにいたしました。


★作品をまとめてご覧いただけるのは、各地での個展の機会です。

作品制作のスケジュールは、個展・企画展などの展覧会に合わせています。そのため、展覧会機会に向かって制作数・在庫数も増えて参ります。出来上がったものはそのまま個展会場へ送ることがほとんどですので、数をまとめてご覧になりたい場合は、個展にお越しいただくのが一番です。

国内で継続的に個展を開催してくださっているギャラリーさんは次の通りです。ギャラリーさんに直接お尋ねくださっても大丈夫です。

桃居(東京西麻布)、百福(東京南青山)、銀座黒田陶苑(東京銀座)、ギャラリー栂(岡山和気)、暮らし用品(大阪阿倍野)

    ★個展・企画展によって、並ぶ作品が異なります。

    基本的には「そのときに自分の作りたいものを作る」のが藤吉憲典の大原則ですが、制作ジャンルが幅広いので、展覧会を開催してくださるギャラリーさんの意向や、その先におられるお客さまのことを考えながら、展覧会に出すもの(=その展覧会に合わせて制作するもの)の傾向を変えています。そのため、個展にいらっしゃったときに「目当てにしていたものが無かった!」ということもございます。

    ★欲しいもの、見たいものが決まっているときはお問い合せ下さい。

    作る側としては「今、力を入れて作ったものをご覧いただきたい」という気持ちで展覧会に作品を送りますので、そうしてご覧になったもののなかに気に入ったものが見つかると、「作品との出会い」の楽しさになるのではないかという気持ちもございます。ただ、明確に「蕎麦猪口が欲しい」「マグカップが欲しい」というようなご要望がある場合は、近々それらを見ることのできる機会があるかどうかを、お問い合わせいただくのが確実だと思います。花祭窯へお電話いただくか、花祭窯蕎麦猪口倶楽部のお問合せフォームをご利用ください。

    ★アート作品をまとめてご覧いただける機会は、現在のところ海外のみです。

    現在アート作品は、花祭窯のギャラリースペースに数点置いていることがございますが、制作後すぐにロンドンのSladmoreギャラリーに送ることが多いです。またSladmoreでは、展覧会の際に常連のお客さまに先に作品を紹介するため、ご覧いただくことが出来ても、売約済みになっていることも少なくありません。国内でもご覧になりたいとのお声をいただくようになっていますので、最近は個展の際に数点お持ちするようにしています。今後まとめてご覧いただける機会を持てるよう、検討中です。

    ★花祭窯にいらしても、作品がほとんどない場合がございますので、何卒ご承知ください。

    最初に書きましたように、藤吉憲典は手持ちの在庫数があまり多い方ではありません。花祭窯にいらっしゃるタイミングによって、ご覧いただける場合もございますが、例えば個展会期中などは、ほとんど在庫が無い状況になることもあります。「せっかく足を運んだのに、何もなかった!」という事態を防ぐためにも、お越しになる前に必ずお電話でご確認いただけると幸いです。


    今、思いつく限りのことを書いてみました。ご参考になれば幸いです。また状況が変わることがありましたら、このような記事でご紹介して参ります。

    今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

    読書『ビジネス小説 もしも徳川家康が総理大臣になったら』(サンマーク出版)眞邊明人著

    こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

    読書『ビジネス小説 もしも徳川家康が総理大臣になったら』(サンマーク出版)眞邊明人著

    先日映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』を観て、少々物足りませんでしたので、原作を読むべし!と手に取りました。

    本、良かったです。おかげで、映画のあとに感じた残念さが払拭されました。ありがちな感想ではありますが、これを映画化して、ああなったのは、まあ仕方がないのかなと。ただひとつ驚いたのが、映画のなかで個人的にヒットだった「聖徳太子」が原作にはおらず、映画用の登場人物だったということ。「紫式部」も映画のみの登場で、まあこれは時節柄の登用だと考えられます。こういうことがあるのが、面白さでもありますね。

    ラストに、徳川家康による演説シーンがあるのは、本も映画も同じなのですが、話している状況と内容はかなり異なります。そして、映画では説教臭くて鼻白む感じがあったそのシーンも原作本のなかでは、なるほどそれが言いたかったかとうなずける感じでした。映画だけを見てがっかりしていた方には、ぜひこの原作本を読んで欲しいです。

    ところで「ビジネス小説」とわざわざタイトルに書いてあるのがなんとなく気になっていたのですが、出版元のサンマークさんのサイトによると、それもまた意図したものだとか。歴史小説でもあり政治小説でもありミステリー要素もある、というところですが、どのジャンルにあてはまるのかは、読者に委ねられているようです。

    『ビジネス小説 もしも徳川家康が総理大臣になったら』(サンマーク出版)眞邊明人著

    花祭窯の葉月八月の庭―百日紅(サルスベリ)が満開です―

    こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

    花祭窯の葉月八月の庭―百日紅(サルスベリ)が満開です―

    猛暑日が続き、雨が降らず、植物にとっても過酷な夏です。花祭窯の小さな露地では、カノコユリのあとに続くはずのヤマユリやタカサゴユリが、今年は花をつけきれずにおります。水撒きが足りなかったのだろうな、と反省しつつ。

    そんななかでも頑張ってくれているのが、サルスベリ。

    百日紅サルスベリ

    ピンク色の花が青空に向かって伸びている様子は、見ていてなんだか晴れがましい気分になります。ご近所にも、白いのやら、もっと濃いピンク色やら、さまざまに百日紅が咲いていて、目を楽しませてくれています。花祭窯のサルスベリも、年々花が増えて見応えが増しています。

    ミニトマト

    この夏を楽しませてくれたミニトマトも、もうそろそろお終いです。おしまいかな、と思ってからついた実は、なんだか得した気分でありがたくお腹のなかへ。まだ黄色い小さな花がいくつか咲いたりもしていますので、もう少し楽しめるかもしれません。

    ザクロ

    そして、写真のピントが大幅にずれてしまいましたが、ザクロ。今年は早くからたくさんの花がついていましたが、途中で散ってしまったものが多く、実になっているのは、今のところ二つだけ。それでもその二つが、これまでになかったほど大きくなっているので、ワクワク楽しみです。

    ↓昨年の初月の様子はこちら↓そういえば昨年あれほどに栄えたフレンチマリーゴールドが、今年はひとつも咲いていません。暑さのせいかなぁと思いつつ。

    読書『世界で一番美しいマンダラ図鑑』(エクスナレッジ)正木晃著

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    読書『世界で一番美しいマンダラ図鑑』(エクスナレッジ)正木晃著

    お盆休みの読書用に、仕事の資料としてまとめて借りてきた中の一冊です。

    やきもの(肥前磁器)の仕事をしていると、文様の存在が常に側にあり、そうした観点からもマンダラはとても興味深い存在です。やきものに描かれる伝統文様を見たり調べたりしていると、そこには仏教文化の影響や、シルクロード文化の影響が色濃く残っています。わたしは博物館学芸員資格課程を京都の佛教大学で学びました。ふだんの勉強は通信でしたが、資格取得には一週間以上の博物館現地での実習が必要であり、そのときは京都へ。そのなかでどっぷりと仏教文化のシャワーを浴びることができたのは、とても幸せなことでした。

    「曼荼羅(マンダラ)」は、ただ見るだけでも、やはりとても魅力的な題材です。そんな曼荼羅の魅力をカラー写真をたっぷり使って解説しているのが、本書です。見ているだけでも楽しい一冊ですが、曼荼羅の基本的な解説がわかりやすく、各章での視点が面白く、文字通り「図鑑」的に使えそうです。なかでも「第3章立体マンダラ・都市マンダラ」の観点は、わたしにとっては新鮮でした。これは手元に置いておきたい一冊です。

    『世界で一番美しいマンダラ図鑑』(エクスナレッジ)正木晃著

    かつてわたしは文様の面白さを皆さんに伝えたい一心で、『蕎麦猪口の文様小話』なる小冊子を自費出版で制作しました。今確認したら2004年に出していますので、ちょうど20年になります。本書を読んで、そろそろ改訂版を出しても良い頃かな、と思いました。

    ところでエクスナレッジさんからは、「世界で一番美しい図鑑」シリーズが出ているということがわかりました。「世界で一番」と言い切ってしまう強さが素晴らしい。

    エクスナレッジ「世界で一番美しい」を含む書籍一覧

    お盆前の三連休、掃除道具「古布でハタキを作る」にチャレンジ。

    こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

    お盆前の三連休、掃除道具「古布でハタキを作る」にチャレンジ。

    先日読んだ本に「ハタキ」の作り方が載っていて、興味深く比較的簡単に作れそうだったのと、

    日々の掃除が大切だということを考えたら、ハタキは必須だ!と思ったのとで、

    つくるぞ!と決意したものの、ようやく実際の作業をすることが出来たのは、本を最初に読んでからそろそろ二か月経とうかという今、なのですが…ともあれ、作りました!

    さて、用意した材料は古布と輪ゴムと麻紐と、はたきの柄になる棒。棒は、ちょうどトマトの鉢植えの支柱に切ってきていた細い竹が残っていましたので、それを活用。すべて「今、家にあるもの」で揃いました。これも嬉しいポイントです。道具としては、古布を切るのに「ギザギザハサミ(ピンキング鋏)」を使うと「ほつれ」を気にしなくて良いというので、裁縫箱からギザギザハサミを引っ張り出しました。

    なんの自慢にもならないのですが、わたしはほんとうに手先が不器用で、性格も大雑把なので、この手の「ものをつくる」仕事は自分用には良くても、人様に見せられるものではありません。が、作ったよ!の証拠を上げておくことにいたします(笑)。お世辞にも見栄えが良いとは言えません。ダンナに見せたところ「神主さんが持ってるやつみたいね」と。「祓いたまえ清めたまえ」のときにお持ちのあれですね。なるほど、ピンキング鋏のギザギザがそれっぽいかしら…ともあれそう見えるなら、ある意味成功かもしれません。

    自作のハタキ

    肝心の「使い勝手」は、いや、悪くないんじゃないかな、というところ。まあ、正直申しますと「改良の余地、おおいにあり」でもあるのですが。もっと布がワサワサしていた方が良かったかな、と思ったり、柄の長いタイプと短いタイプと両方あった方が使い分けできて良さそうだな、と思ったり。布のワサワサ感が物足りなく感じるのは、布の切り方が太かったからだと分かっているのですが…もう少し細く切れば良かったかな、と。ですが、それでもなんだか嬉しいのは、自分で作った道具だからという自己満足。まあ、しばらく使ってみることにいたします。

    このところ「実用書読書→実際に活用」が出来ていて、1冊から1つぐらいの頻度ではあるものの、なんだか嬉しいです。実用書を読んだときは「これいい!やろう!」と思っても、本を閉じるとその時の意欲というか情熱がしゅーっとしぼんでしまい、そのままになっている、ということがままありますので(汗)。ちょっとしたことでも、外からのアイデアを借りることで生活が楽しくなったり便利になったりするのは、嬉しいもの。先日上げた「雨水タンク」の話題もそのひとつです。

    単純に楽しいので、最近の図書館通いでは、アンテナに引っかかる実用書を1冊以上借りることにしています。そこからたま~にでも、実生活に役立つもの・ことを取り入れることが出来たなら、嬉しいな、と思いつつ。

    北京喜水ギャラリーさんでの「藤吉憲典 個人作品展」無事終了いたしました―ありがとうございました!

    こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

    北京喜水ギャラリーさんでの「藤吉憲典 個人作品展」無事終了いたしました―ありがとうございました!

    北京の喜水ギャラリーさんからe-DMが届きました!と言っていたのはつい先日のことのように思っておりましたが、

    おかげさまで初北京訪問のダンナも無事に帰って参りまして、9日間の会期が終了いたしました。中国渡航に際し、お世話になりました皆さまに心よりお礼申し上げます。

    北京喜水ギャラリー 藤吉憲典作品展

    初日は、中国茶の専門家がいらっしゃって、ギャラリーでお茶会を開いてくださいました。参加者は定員いっぱいで、お茶もお茶菓子もとても美味しかったと、ダンナも喜んでおりました。またコロナ前の上海での個展のときにも感じていたことですが、若いお客様が多く、やきものについて熱心に質問をしてこられる方が多かったとのこと。もともと藤吉憲典は、技法等についてもまったく秘密なく、聞かれたことは何でも教えますよ、というオープンな姿勢ですので、そんなところもご来場の皆さまに喜んでいただけたようです。

    北京喜水ギャラリー 藤吉憲典作品展

    今回は初めてだったこともあり「ミニ個展」という位置付けでしたが、来年は「本個展」を予定しています。その内容について、オーナーさんとしっかり打合せも出来たようで、とても充実した北京滞在となったようです。来年が楽しみです。

    北京喜水ギャラリー 藤吉憲典作品展

    北京喜水ギャラリー 藤吉憲典作品展

    北京喜水ギャラリー 藤吉憲典作品展

    映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』を見て参りました。

    こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

    映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』を見て参りました。

    2024年5本目の映画鑑賞は再び邦画です。原作本『もしも徳川家康が総理大臣になったら』眞邊明人著(サンマーク出版)にを読みたいと思い、いつものカメリアステージ図書館で貸出予約を入れていた一冊。ビジネス小説ですね。人気が高く、予約待ち数名で、順番が回ってくる前に映画を観ることになりました。

    まあ、キャストを見れば「濃い」演劇が繰り広げられるのであろうという予測はつくわけで、原作は「ビジネス小説」でも映画は「コメディ」以外の何物でもないだろうと。上の写真は映画の公式サイトからお借りしたものですが、まあ、濃いですよね。脚本は『翔んで埼玉』の脚本家さんですし、これはもう爆笑を期待して映画館に向かいました。

    結論としては、爆笑への期待値が高すぎて、ちょっと足りませんでした(笑)面白さのピークは前半にあって、ラストにかけてはひたすら説教臭い(笑)。今回、戦国武将マニアで映画鑑賞が趣味の息子と一緒に見に行ったのですが、彼に言わせると「ラストに向かって、雑過ぎて、残念」と手厳しい感じでした。

    それでも、それぞれの「偉人」の皆さんの濃い演技は、期待通りではあり、土方歳三役で山本耕史が出てくるなど、期待していなかったところでの嬉しいサプライズがあり、という感じではありました。個人的に大ヒットだったと思ったのは、「聖徳太子」役の長井短さん。その存在感が一番面白く、わたしは彼女のことを知りませんでしたので、映画館を出てすぐに「あの聖徳太子誰?」と息子に聞いたところ、「今売り出し中の女優さん。長い短い」で覚えてね、と。

    というわけで、少々残念ななかにも、まあまあ楽しめた映画でした。今月はもう一本観に行けるといいな、と思いつつ。まずはビジネス小説の『もしも徳川家康が総理大臣になったら』に期待したいと思います。