こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
好い字だなぁ。
とダンナが言うので、なにかと思ったら、お友だちからいただいたプーアール茶の箱に入っていた説明書きでした。
中国語なので、なんと書いてあるのか、意味はわからないものの、ぱっと見た感じ、とてもいい感じ。と。これ自体はもちろん印刷物であるのだけれど。
見てみると、たしかに読みやすくて(中国語は読めないけれど)、やわらかさがあって、ビジュアル的にスーッと入ってくるような字。
こういう字を目指したいな、と思ったできごとでした。
お茶、お祭り、年中行事など、日本の文化に関係する話題いろいろ。
こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
とダンナが言うので、なにかと思ったら、お友だちからいただいたプーアール茶の箱に入っていた説明書きでした。
中国語なので、なんと書いてあるのか、意味はわからないものの、ぱっと見た感じ、とてもいい感じ。と。これ自体はもちろん印刷物であるのだけれど。
見てみると、たしかに読みやすくて(中国語は読めないけれど)、やわらかさがあって、ビジュアル的にスーッと入ってくるような字。
こういう字を目指したいな、と思ったできごとでした。
こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
あるところから「やきもの(磁器)の話をしてください」という宿題をいただきました。「わかりました!構成を考えてみます」とお返事して、考えているところですが、さてどういう話からスタートするのが良いものかと思案しています。
聴きに来る方は、どんなことを知りたいかしら。どんなことに興味があるかしら。聞いて面白いのはどんなエピソードかしら。話を聴いたあとに、もっとやきものを使うのが楽しくなるようなお話をしたいな…。
これまでに小学校などで子ども向けに「産業」「職業」としての話をしたことはありますが、一般の方々に向けて、やきもの(磁器)を知ってもらうための話をしたことはありませんでした。
いえ厳密には、花祭窯にいらっしゃるお客さまや、個展会場でお会いする方々に、個別にはたくさん話をしているのです。その場合は、先方からの質問がベースになっていることが主なので、自ら体系立てる必要が無かったのですね。
というわけで、ちょっと整理整頓。
まだまだあるような気がしますが、あらためて考えるとなかなか出てきません。これはもう、実際に「どんな話が聞きたいですか?」とおたずねするのが一番ですね(^^)
こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
これまた我が家の恒例行事・大相撲九州場所観戦。昨年に引き続き初日に行って参りました。年々チケットの売り切れが早くなっている大相撲。今年も気がつけば週末のチケットは完売で、当日発売の自由席チケットを獲得すべく、早朝から並んでまいりました!
写真は、3階の自由席に腰を落ち着けて見下ろしたところ。朝一番の土俵の景色です。この日は「満員御礼」が出ました。ここから時間が経つにつれて人が増えていったわけです(^^)
朝7時45分の当日券発売を目指して6時半に到着したところ、38番目。少し出遅れたかと心配していましたが、今場所は白鵬・鶴竜の二横綱の休場もあってか、心配なく席を確保できました。8時10分開場、8時20分取組開始。弓取式が終わる18時まで、10時間の相撲ワールドです。
ここ数年ファンサービスも種類が増えてきて、本場所に足を運ぶ魅力、楽しみ方はいろいろとありますが、わたしたちは基本的に「取組を観る」ことを楽しんでいます。特に、序の口~幕下の力士は毎年行っていても名前を知らない(忘れてしまう!?)力士も多く、その取組は本場所に足を運んでこそ楽しめると思います。そこで今回は「思わず二度見した四股名」をご紹介。
宇瑠寅(うるとら)、武士(ぶし)、光源氏(ひかるげんじ)、羅王(らおう)、舞蹴(まいける)…
宇瑠寅さん、どうしたって「ウルトラ」とイメージしてしまうわけで、どんな強そうな力士が出てくるのかと思いきや、細くて拍子抜け。けれど素晴らしい熱戦を見せてくれました。昨年その名を見つけてびっくりした「光源氏」さんは、今年も取組表に名前を見つけて思わずホッ。1年経って体がずいぶん大きくなっていました。舞蹴さん、どうしても「マイケル」と読めるわけで、どこ出身の方が出てくるのかと思いきや、日本の方…などなどなど。
昨今はネット上で各力士の情報がたくさん出ているとは思うのですが、そうした前情報を求めずに行っても、現地で驚きや発見があって面白いのです(^^)
こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
写真は、上海でお土産にいただいたプーアール茶を淹れたところ。美しく深い琥珀色とわたしの好きな香りと味わいで、至福の一杯でした。いえ、正確には三杯いただきました(笑)このお茶をいただきながら、上海の藤吉憲典個展でご来場のお客さまにお抹茶を点てて差し上げたときの、皆さんが喜んでくださったご様子を思い返しておりました。
仕事で海外に出るようになって(その海外が、ロンドンであったり台湾であったり上海であったりするからなおのことかもしれませんが)あらためて、日本の抹茶だけでなく、中国茶も、紅茶も、それぞれのお茶文化をそれぞれの国で大切に培ってきていることを感じています。「お茶を飲む」という行為は、その前後の時間・空間を含めて、字面のイメージをはるかに超える「ふくよかさ」を生み出すものであると思いました。
寒さに向かう季節、温かいお茶を入れてホッとする時間を楽しんでおります。
こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
2018年ラストの個展は町田のももふくさん。
個展案内状が届きましたので、本日より宛名書き&発送です。
今年は「食の器」で注目されることの多かった藤吉憲典。町田のももふくさんもまた「作家ものの器」をふだんの食卓に使うことの楽しさを一人でも多くの方に伝えたいという志をお持ちのオーナーさんです。
ぜひご来場くださいませ(^^)
2018.12.1(土)-12.7(金)
会期中無休
12:00-19:00(最終日は17:00まで)
ももふく
町田市原町田2-10-14#101
TEL042-727-7607
こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
あっという間にこの季節。今年は10月31日(水)から11月4日(日)までということで、ライトアップイベントは既にスタートしていますが、円覚寺での呈茶サービスがある3日(土)4日(日)が、わたしにとっての「博多ライトアップ」です。
入門している茶道南方流で、円覚寺での呈茶サービスをするのですが、年々人気が増しているようです。普段入ることのできない夜間のお寺、素晴らしい和庭のライトアップ、お抹茶とお菓子。この組み合わせですから、人気の程もうなずけます。
わたしは例年通りお抹茶を運ぶ係でがんばります(^^)
こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
特集「陶芸家が作る食の器」で、そのなかの一人に藤吉憲典が紹介されました。『炎芸術』といえば、陶芸業界の有名有力誌。藤吉的には久しぶりの掲載です。ずっと追いかけてくださっている編集部の担当者さんに感謝です。ありがとうございます(^^)
今回、藤吉憲典のおすすめの器として紹介しているのは「染付チューリップ文大皿」。ただ、今号で紹介されている作家ものの器のなかに、ちゃんとした赤絵のものが無かったので、赤絵の大皿もお送りしたらよかったな、と思いつつ。
実は編集の方から「写真用に器送ってください!」といわれたときには、ほとんど在庫が無い状態。テーマでいただいた「ご自分でつかうときにはどんな料理を盛りますか」という質問に対して、実際にいつも家で使っているものを新たにつくってお届けすることにしたのでした。
染付・赤絵のチューリップ大皿、12月1日からの町田ももふくさんでの個展にお持ちする予定です。ぜひ実物を見にいらしてくださいませ。
こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
上海での藤吉憲典の初展覧会。
上海に限らず、ここ数年、仕事がらみで中国に行って来た人が必ず「実際に現地に行かなきゃわからないことがたくさんあるよ!」ということを仰っていたのですが、それを体感してまいりました。
機会をコーディネイトしてくださったのは、上海で上質な和食を提供している南京路佐々さん。料理人としての修業時代から9年来のお付き合いです。独立なさる前から「僕がお店を持ったら、藤吉さんの個展を開かせてください」とおっしゃってくださっていたのが、実現したのでした。しかも、海外で。
展示の場所は、上海のなかでも特に人気が高いといわれるフランス租界エリア・安福路。大きな街路樹とモダン&シックな建物が、上海の歴史を感じさせるおしゃれな町並みのなかに位置するギャラリー「未在味在空間」さん。質感の良い白い壁と大きな窓からの採光が、素晴らしく魅力的な空間でした。
展覧会と食事会とで3日間のスケジュールでしたが、とても濃密な3日間でした。若い方々、カップルや親子連れなども多く足を運んでくださり、しかも皆さんとても熱心でした。上海の若い方々が、伝統文化や芸術にとても関心が高いことが伝わってきて、それはわたしたちにとって新鮮で嬉しい発見でした。
ご来場くださった皆さんが熱心に技術的なこと、文化的背景のことなど、深い質問をたくさん作家に投げかけてくださり、藤吉憲典としてもやりがいを感じる3日間だったようです。二日間ほぼ立ちっぱなしでしたが、通訳さんを介してたくさんお話ができたことを、とても喜んでいました。
海外での個展は、国内での開催に比べて手配すべきことがどうしても多くなります。今回も、佐々さんはじめ何人もの「その道のプロ」の方々が惜しみなくご協力してくださいました。おかげさまで、初めてにもかかわらず、たくさんの方々にご覧いただくことができました。
この場を借りて心より感謝申し上げます。ありがとうございました!
↓展示会場の様子は、こちらでも写真をご紹介しています↓
こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
古伊万里の古典文様からの「写し」文様が多い藤吉憲典のやきものですが、長く続いている人気のオリジナル文様がいくつかあります。今回ご紹介している野薔薇(野バラ)文様は、そんなロングセラー文様のなかのひとつで、つくり手もわたしも、とても気に入っているもののひとつです。
藤吉のオリジナル文様の一番の特徴は、それが「身の周りにある自然の風景」のなかから生まれていること。この「野バラ」も、佐賀に居たころ春になると山にたくさんつぼみがついて、花が開くのが楽しみだったものです。
野バラの花の小ささとマットな白色と、花が開いてから次第に現れてくる薄桃色に惹かれます。野性味を感じるトゲや蔓状の茎も魅力です。それらの魅力が詰まったのが、この香合。
香合と名前はついていますが、中にしまうものは何でもOKです。あなたなら、なにをしまいますか?